出汁パックダイエットって本当に痩せる?日本人だから美味しく出汁!

「出汁パックダイエット」と聞いて、どんなダイエットを想像しますか?
イメージ的には、出汁でやたら食品を煮るとか?出汁パックの中身を薬みたいに飲んでしまうとか??
出汁パックでどうやってダイエットするのでしょう。
10㎏以上痩せられるという他に、リバウンドなしで、飽きずに続けていられるということで注目度が上がっています。
考案者にの「はんにゃ川島さん」についても含め、健康的でストレスフリーなダイエットを紐解きましょう!

出汁パックダイエットとは(考案者の紹介)


出汁パックダイエットを考案されたのは、料理研究家とか栄養士やダイエッターではなく、なんとお笑いの「はんにゃ」の川島章良(かわしま あきよし)さんです。

「お笑いの人が考案って、なぜ?」
実は川島さんは2014年11月に、もうすぐ結婚という32歳の若さで腎臓がんが見つかりました。
2015年1月に手術を受け闘病、この経験が健康に対する意識を変えて、食事を見直すきっかけになったそうです。

思い付きでダイエットをしているよりも、ずっと真剣に健康な身体のために食事を考えたダイエットですから、無理のない、リバウンドやストレスのない強いダイエットがうかがえます。

出汁といえば代表格は昆布や鰹節ですが、これを一回一回刻んだりガリガリ噛むわけではありません。
もちろん薬のように出汁パックの中身を飲むのでもありません。
出汁パックの中身で卵などを煮て食べるだけ!です。

川島さんはこの出汁パックダイエットを一年以上続け、82㎏もあった体重が64㎏まで減りました。
「そんなに減量したなら、他にも運動や食事制限をしたのでしょう?」
という声が聞こえて来そうですが、朝・昼は普通に食べて、夜の炭水化物を減らしておかずは出汁パックの中身で煮る。というだけなのです。

ポイントは、出汁と出汁パックの中身を一緒にいただくところですね。
『だしパックを入れるだけ! がまんなしでやせる はんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット』(別冊エッセ)
川島さんが詳しく書かれています。
はんにゃ川島の魔法のだしパックダイエット(別冊エッセ)

出汁パックの中身は?


「出汁パックの中身は、何でも良いの?」
最初に気になるのはここですね。出汁といっても色々です。特にパックとなると、出汁を粉末にした粒子の大きさもどのあたりか気になります。

出汁パックの中身公開!


出汁パックも色々ですが、何でもいいというわけではないですよね?
そこは著者の川島さんは入っていて欲しいものを書かれています。
「昆布」「椎茸」「カツオ節」この三点が入っていて粒子が細かめであれば、どこのメーカーという指定はないそうです。

三つの出汁の理由
1.シイタケ・昆布
食物繊維が豊富で、血糖値の上昇を抑え、腸内環境を整える作用がある。
2.鰹節
代謝を上げるビタミンB群が含まれている。

どのメーカーでも良いのですが、下記の2点は注意して購入しましょう。
1.出汁パックを開けて使うので、粉末はなるべく細かめで。
2.塩分・化学調味料は無添加のもの。

鰹節・ふりかけ・出汁 専門の削り節メーカー

出汁パックの中身を食べる?

「出汁パック」の本来の使い方は、鍋の中に入れて所定の時間煮だして出汁を取るものです。
中身はメーカーにより様々ですが、うま味調味料と出汁素材が入っていることが多く、短時間で効率よく出汁が抽出できるよう中身が細かく砕かれていたり、粉末状のものもあります。

出汁パックダイエットでは、この出汁パックの袋を破って中身を出し、本来の煮物の鍋の中に投入!
出汁がより一層効いて、かつ出汁パックの中身に含まれる食物繊維も摂取することができます。
味付けが濃い料理が好きな方は、醤油や塩をやたらと入れなくても、濃い出汁で味付けしてあるので美味しく食べることができます。
もちろん塩分控えめでむくみも軽減できて身体に良いですし、出汁で旨味が一層濃くなるので、それまで味気ないように思えた和食でも美味しく感じるでしょう。
ダイエット中はできれば和食中心が望ましいので、出汁パック料理はちょうど良いのです。

「えー!出汁を食べちゃうの?」
と、思う方もいらっしゃるでしょう。
袋を破って中身食べてもいいのか?とも思いますよね。
出汁の粉末だけでなくたまに大きめの破片が入っていることがあるので、注意が必要ですが基本食べても大丈夫です。
むしろ、日本人のDNAには出汁の文化が息づいているようで、違和感なく美味しく食べることができるでしょう。

おススメの出汁パック
〇かね七「料亭仕込み・天然だしの素パック」
〇マエカワテイスト「天然だしパックテイスト」
〇津乃鶴「津乃鶴だし」
美味しい料理の決め手に!【うま味あごだし】

出汁パックダイエットの基本


「無理な(我慢ばかりの)ダイエットは成功しない」というのは、ダイエットする本人の意思の弱さが原因ではありません。
ダイエットにはある程度の持続期間が必要で、ただ体重が一時的に減れば良いというのでなければ、「自分の身体」として確立するには時間が必要なのです。
つまり、不味いダイエット食を毎日飲食するとか、疲れている日もランニングに出かけるなどの持続しづらいダイエットをすると、ダイエットが続かず中途半端な身体が残るのです。

そこで!!
はんにゃ川島さんは「出汁パックダイエット」を思いついたのです。
すでに一年以上続けていて、18㎏も痩せているのですから大変なものです。
飽きっぽくて三日坊主になってしまうという川島さんが続けられたダイエットを見てみましょう。

毎食出汁パック料理ですか?

一番気になるのが、出汁パックで作った料理を三食食べなければいけないのか?というところです。
人によっては「三食出汁パックということは、三食自炊?」と困る方もいらっしゃるでしょう。

ところが、川島さんは朝・昼食も通常通り好きなものを食べていたと言います。
【夕食のみが炭水化物を控え、出汁パックで作った出汁の効いた料理を食べる】
これだけなのです。
炭水化物を控える人は多いですが、それだけではなかなか痩せません。
出汁パックの効果はすごい!
朝も昼も普通に食べているので、比較的ストレスフリーというところでしょう。
我慢ばかりしているダイエットは続きません。
「魔法の出汁パックダイエット」と川島さんは著書の表題にしていらっしゃいますが、決して出汁パックは魔法ではありません。

夜だけ出汁パック料理だったのを、昼にスープジャーなどでお弁当持参してみたりすると、体重はどんどん落ちていきます。
しかしそこで「三食出汁パックにすればもっと痩せる!」と欲張ってはいけません。
あまり極端に取り入れると、飽きたり無理が生じたりして続かなくなります。
出汁パックダイエットのコツは「継続する」ということなのです。
宅配健康食で有名なウェルネスダイニングから新提案!管理栄養士監修の『野菜を楽しむスープ食』

便利な出汁パック

毎度鰹節を削ったり、昆布を切ったり、椎茸を細かく切ったり・・・という作業が省略された「出汁パック」はとても便利です。
小分けになっているので、いちいち内容量を量る必要もありません。

出汁パックの中身が肝心で【カツオ節】【昆布】【シイタケ】が必ず入っていることが条件です。
塩分や化学調味料は不要です。

☆出汁パック料理は出汁を生かすので塩分をあまり入れません。
そこで高齢の方や離乳食の子どもなどもとりわけして夕食にできます。
自分だけ別メニューというのは、なかなか日々の料理上難しいものですから、助かる出汁パックですね。

血糖値の上昇が抑えられたり、便秘が解消したりと、少しずつ変化がでてきます。
そして、周囲からの「痩せたね」は最高の賛辞です。

美味しい出汁パックレシピ


出汁パックレシピ公開です! 出汁が抜群に効いているので、料理の腕前と言うよりは出汁の旨味で美味しさは確定ですね。

初級編【出汁煮卵】


【材料】
卵6個・出汁パック1個・調味料(醤油・みりん・各50㏄・酒40㏄)
【作り方】
1.茹で卵を作って、冷水で冷ましてから殻をむいておく。
2.小さめの鍋に出汁パックの中身を出して入れる。調味料を加えてひと煮立ちしてさましておく
3.保存用のポリ袋等に卵と②を入れ、空気を抜く。
4.冷蔵庫で3時間漬け込んで完成

1人前のカロリーは約270㎉程度で、塩分は2gくらい。
色が濃い煮卵ではありませんが、しっかり出汁がしみこむことで美味しいダイエット煮卵になります。
ダイエットしていなくても、普通に食べたい一品です。

中級編【出汁唐揚げ】


ダイエット中に油物の唐揚げは基本NGですが、出汁唐揚げは衣が違います。出汁粉末を入れることで、油を吸収する衣を軽減できます。同時に味も付いて一石二鳥です。
揚げ焼にするのでカロリーも抑えめですが、ダイエット中の「どうしても食べたい時の唐揚げ」という位置づけです。
【材料】
鶏むね肉1枚・出汁パック1パック・生姜(チューブ)・酒(少々)米粉20~30g・サラダ油(揚げ油)
【作り方】
1.鶏むね肉を唐揚げサイズに切り、火が通りやすいように切れ目を入れ、平らにする。
2.丈夫なビニール袋に①の肉と、出汁パックの中身を入れ、生姜・酒を入れて良く揉み込み、30分味をしみこませる。
3.米粉をまぶして、余分な粉を叩き落とし、フライパンに油をひいて揚げ焼きにする。

意外と簡単編【出汁ゆで鶏香味タレ付き】


一見難しそう面倒そうで実は簡単というのが出汁パックバージョンの「ゆで鶏」です。
胸肉を使うことによってカロリー&コスト減です。
罪悪感なく食べられる動物性たんぱく質です。
【材料】
鶏むね肉・出汁パック・生姜・酒・長ネギ・香味タレ(万能ねぎ・醤油・ラー油・生姜・ニンニク・カシューナッツ)
【作り方】
1.鍋にたっぷり水を入れて出汁パック投入。生姜・酒・長ネギも入れて沸騰させ、5分煮た後に鶏肉を入れる。
2.裏返しながら煮て、火を止めて出汁パックを除き、蓋をして余熱で蒸す。
3.香味タレは醤油・ラー油・生姜・ニンニク(チューブ)をボールで混ぜ、乾煎りしたカシューナッツを混ぜる。出汁パックの中身を味と触感を調整しながら入れ混ぜる。
4.鶏肉の水分を除いて、食べやすい大きさに切り、香味タレをかけて万能ねぎを散らしかける。
5.鶏肉を保存したい場合は、②の状態から容器に移し入れて冷蔵庫にいれます。

まとめ


出汁の文化は日本人のDNAの中に入っている・・・といっても、食生活を振り返ってみると意外に昆布や椎茸、鰹節もそれほど摂取していないことに気が付きます。

おそらく昔は「味」の主流だった出汁パックの中身。
味付けに塩味を多くすると、むくみや高血圧にも良くありませんから、出汁パックの中身を食べると言うのは素晴らしいアイデアです。

そして、川島さんは「我慢は続かない」とおっしゃっていますが、ダイエットに食のストレスは危険な壁なのです。
どこかでストレスが爆発して爆食いしてしまうくらいなら、ヘルシーなバージョンの唐揚げなどは食べてもOKではないでしょうか。

さらに、一日一食の出汁パックダイエットということで「やりすぎないダイエット」ということも着目点です。
出汁パックダイエットも食べすぎると痛風などの原因にある要因があります。
美味しく楽しくダイエットを続けましょう!

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