初心者でも楽痩せ!朝バナナダイエット

バナナダイエットという言葉は、耳にしたことがあるのではないでしょうか?
十年以上前にブームになり、単品ダイエットとしては有名どころです。
しかし、当時はバナナを正しい方法でダイエットに繋げることができず、ダイエット成功に至らなかった人も多かったようです。

今回ご紹介する『朝バナナダイエット』は、現在忙しくて朝食を食べていないなど、朝食を食べる習慣が無い方には特に発揮します。
朝バナナを食べられるようになったら、栄養を補足する他の食品にもトライしてみましょう。
現在朝食を摂っている人にも、ダイエットのヒントが隠されているバナナ。
バナナの栄養とダイエット効果、補足すべき栄養を含めた飽きないためのレシピなど、健康に痩せるコツなど満載です!

朝バナナダイエットとは


子供の頃からお馴染みの「バナナ」は、バショウ科の果物で、アジア~ラテンアメリカ熱帯地域で栽培されています。
バナナの実はは湾曲していますが、バナナの実は本来下へ向けて成長し、後半上に向かって成長していきます。下から上へ、成長の過程で湾曲していくのです。

キュートに湾曲したバナナは、炭水化物を中心に食物繊維やビタミン・ミネラル、タンパク質などを含んだ栄養豊富な食品です。

このバナナを使っての「朝バナナダイエット」とは!

人気の置き換え美容ダイエット「バナナスムージー」【FAST LIFE】

朝は空腹だから手早くバナナ

朝バナナダイエットは安価で手軽に始められます。
バナナは通年スーパーなどでリーズナブルな価格で手に入りますし、まずは朝食に取り入れることで空腹状態の身体にエネルギーを与えることができます。

1.朝、食欲がわかない・食べている時間が無いという方は、まずはバナナ一本を剥いてたべてみましょう。空腹状態が長く続いた状態で食事をすると、太りやすくなるので、起きたら30分~1時間以内に食べましょう。

2.ヨーグルトに入れたり、デザート系で食べるのもOK

3.食べる量は朝は1本程度、約80㎉です。通常の朝食メニューであれば約400㎉程度なので、2本までなら朝バナナダイエットは既にとてもヘルシーです。消化が良く、満腹感も得られるので、消化器官の負担になりません。ただし糖質が多いので、食べすぎに注意です。

朝はバナナ、昼食夕食は?

毎朝朝食にバナナを1~2本食べます。
冷蔵庫に入れない常温の水を飲みます。

朝バナナダイエットの基本はこの2点です。

昼食・夕食は食べすぎない程度の「和食系」が望ましいですね。
炭水化物ダイエットをしている方は「お米」を食べないと思いますが、朝バナナダイエットではご飯・パンOKです。

バナナは消化が良く、アスリートの朝食にも使われます。
しかし、消化が良く胃腸に優しいと同時に、お腹が空きやすいのです。
あまり腹持ちが悪い場合は、アーモンド油やヨーグルト、ナッツ系などを混ぜながら、自分にあった腹持ちに調整しましょう。

朝バナナダイエットとは

バナナは炭水化物から始まり、栄養バランスが良く、朝の忙しい時間でも食べやすいメリットがあります。

夜間に空腹になった身体は栄養を欲しているので、次の食事で栄養を過剰に摂取しようとします。朝食はダイエットにとって特別な意味を持つのです。
忙しい、朝は食欲がないなどで朝食を抜いて昼食を食べると、勢いガッツリ食べてしまい身体は脂肪分などを余計にため込もうとします。

まずは朝食にバナナを1本食べるところから始めましょう。
ご飯の代わりの炭水化物、サラダの代わりの食物繊維、腸内環境を良くするフラクトオリゴ糖、豊富なビタミンやミネラルが含まれています。
最初はバナナ一本でも満腹感があります。
同時にたっぷりの水分も補給しましょう。

しかし、バナナは全栄養を網羅するものではないので、バナナのみの食事にしてしまうと栄養の偏りが出てきます。
バナナにミルクを入れてバナナスムージーなども、夏は氷をいれてジューサーにかけても美味しいです。
組み合わせにフルーツ同士だと糖質オーバーになりやすいですが、キウイフルーツなど酸味のある果物と合わせると美味しいデザートにもなります。
野菜類も入れたい場合は、小松菜と豆乳をプラスするとさらに栄養価アップのスムージーになります。

朝は1~2本のバナナ+栄養補助する食品。
昼食・夕食は通常と変わりません。
ただし、夕食の時間は早めに、それに伴い朝食も早めに食べるのが理想です。

バナナの栄養について


バナナには炭水化物をはじめ、タンパク質やビタミン・ミネラルが多く含まれています。
しかし、バナナだけを毎日食べる生活は栄養に偏りがあり、健康を損なうおそれがあります。

そこで、バナナの全栄養を知った上で、足りない栄養素を補うものを自分の好みで選べるよう、栄養素を公開しました。
無糖のヨーグルトや、おから、豆乳、オートミールなどを使ったレシピも探してみましょう。

バナナの栄養一覧
・エネルギー=86kcal
・タンパク質=1.1g
・脂質=0.2g
・炭水化物=22.5g
・カリウム=360mg
・カルシウム=6mg
・マグネシウム=32mg
・鉄=0.3mg
・亜鉛=0.2mg
・銅=0.09mg
・ビタミンE=0.5mg
・ビタミンB1=0.05mg
・ビタミンB2=0.04mg
・ビタミンB6=0.38mg
・葉酸=26μg
・ビタミンC=16mg
・食物繊維=1.1g

バナナの栄養一覧の中の「食物繊維」・糖質「フラクトオリゴ糖」は、消化されにくく腸に届いて善玉菌のエサになり腸内環境を改善する力があります。

「ビタミンB群」「カリウム」は代謝促進やむくみ解消に役立ちます。
バナナはダイエットに向いている果物なのです。

バナナと合わせてフルーツをチョイスする場合を考えて、果物の「糖質量」を比較してみました。

1食分目安の果物糖質量一覧
バナナ(1房):34.2g
りんご(1/2個):16.4g
みかん(1個):11.1g
キウイフルーツ(1個):11.0g
いちご(5粒):5.3g
さくらんぼ(5粒):4.2g
ブドウ(大10粒):15.2g
もも(1個):17.8g
かき(1/2個):14.3g
なし(1/2個):15.6g
グレープフルーツ(1/4個):9.0g
オレンジ(1/2個):9.1g
マンゴー(小1個):21.0g
すいか(100g):12.9g
メロン(1/8切れ):14.7g
パイナップル(100g):12.5g
ブルーベリー(大10粒):1.4g

糖質がご飯やパンより多くならないよう配慮しましょう。

バナナが美味しい青果専門店「九州屋plus+」

バナナの美味しい扱い方


バナナを購入して冷蔵庫の野菜室に入れておいたら、あっという間に真っ黒に・・・。という経験をした人は多いのではないでしょうか。
涼しいところに入れておいたのに、なぜ熟すのが早くなってしまうのでしょう。
そこで、美味しいバナナの選び方から、保存方法までをご紹介します。

バナナはなぜ黒くなるのか?

日本に流通するフルーツの中でも、トップクラスのバナナ。
栄養価が高く、かつヘルシーという注目のダイエット食材です。
日本で売られているほとんどがフィリピン産で、品種は最近新しいものが増えています。

フィリピンという暖かい土地で栽培されているので、冷蔵庫の野菜室で保存しておけば長持ちしそうですが、現実は早い段階で真っ黒になってしまいます。
これは、早く熟してしまったのではなく、バナナが低温障害を起こしているのです。

バナナの選び方

バナナは大きな房で売っていることもありますが、スーパーなどではお手頃な本数で売られていることが多いですね。
とりあえず皮が黒ずんでいないものを選びますが、他に注意点はあるのでしょうか。

バナナを選ぶ際には、最初にバナナ一本一本が結合している部分がしっかりしているところを確認します。
次に皮に傷が無い事色が黒ずんでいなくて色が鮮やかであること。
そして、バナナ本体に弾力があるものを選びましょう。

バナナの保存方法

バナナは、どのような状態で保存していますか?
できれば皮も中身も黒くなく、鮮やかな色の状態で保存しておきたいですね。
しかし、熟すのを遅らそうと冷蔵庫の野菜室などに保存しても、すぐに黒くなってしまいます。

実はバナナは熱帯の果物なので、温度は13℃以上の場所で、吊るした風通しの良い保管が理想です。
バナナスタンドと呼ばれる吊るす道具は、今は100円ショップなどでもみかけます。

また、皮をむいてラップで巻き、冷凍保存も可能です。
夏は皮をむいて割り箸を刺して冷凍すれば、まるごとバナナアイスとして美味しく食べられます。

どうしても冷蔵庫の野菜室で保管したい場合は、新聞紙で包んで入れておきます。
皮は茶色くなりますが、中身は程よく熟した感じで一週間程度は美味しく食べることができます。

ダイエットの正しいやり方は


朝バナナダイエットで、正しく効果と成功を出すための方法をご紹介!
10余年前のバナナダイエットで成功しなかった人は、ただ「バナナだけ」を食べ続けるなど、正しくない方法が原因だったと言われています。
現在の朝バナナダイエットでは、正しいカロリーダウンや代謝向上、健康的に痩せるためのコツを元にダイエットしやすくまとめました。

バナナを食べる時間

ダイエット中の食事は内容も大切ですが、食べる時間も重要です。
朝バナナダイエットは、バナナの消化が良いため、胃内停滞時間を考えて食べる時間を逆算します。
バナナの胃内停滞時間は約一時間程度と考えます。

人により色々な生活時間があると思いますが、理想的には昼食の3~4時間前に朝バナナを食べましょう。
消化が良いので、あまり早い時間に食べてしまうとお腹が空いてしまい、昼食までに空腹のためにお菓子をつまんでしまうことも・・・。
もし、12時に昼食を食べるのであれば、朝8時頃の朝バナナになります。

また、夜は10時を過ぎて夕食を摂ると脂肪としてエネルギーを蓄える確率が高くなります。
寝る直前の夕食は避け、早めの夕食を摂りましょう。
夜間寝ている間の身体は空腹状態で、朝起きた時は冬眠後の熊のようです。
身体は栄養を欲して飢餓状態なので、朝食を抜いてしまったり遅くなると過剰に栄養を脂肪として溜め込もうとします。
人間の身体は、非常時に備えて栄養を蓄えようとするのですね。
朝食を抜くことがダイエットには良くないと言われる理由です。

朝バナナダイエットでは、朝起きたら、速やかに朝バナナを食べます。
朝食の支度は、バナナに何か加えるとしてもとても簡単なものなので、気持ちの上でも負担が少ないのがメリットです。

それでも、朝バナナダイエットを続けて空腹で辛いことがあった場合、食べる時間を調整したり、栄養内容を見直してみましょう。

継続期間は?

ダイエットをしていて気になるのが「いつ頃効果が出てくるのか」です。
そろそろ体重や体型に効果が見え始めて良いのではないのか? それとも、このダイエット方法では合わないのか?悩めるところです。

ダイエットは基本的に継続することが大切で、短期間で痩せたものほどリバウンドしやすいと言われています。
ダイエットは体重を減らすだけでなく、スリムで健康な身体を作っていくことなのです。

朝バナナを食べることによって、数日で便通が良くなり、1~2週間で身体のリズムがつかめてきます。
人間の身体のサイクルが1~3カ月と言われているので、1か月で効果の片鱗が見えたら2~3カ月頑張ってみましょう。

体質は人それぞれで、効果が見える期間も人によります。
しかし、1か月のうちに健康的に疑問を感じるようであれば、早めに変更を考えましょう。

プラスαの食品でより効果的に

バナナは栄養豊富な果物ですが、それでも栄養が網羅されているわけではありません。
そこで、バナナにプラスαを追加することで、さらに健康的な食生活が朝から望めます。

まずは、ダイエットに必要な「タンパク質」
代謝に必要な筋肉を作る大切な栄養素です。
良質なタンパク質といえば赤身の肉などですが、朝からバナナと一緒にというとヘビーな感じがします。
そこで、豆乳をプラスしてバナナジュースというのも、朝から取り込みやすいでしょう。

ダイエットとしては、咀嚼をなるべくしたいので、バナナをつぶしてオートミールや豆腐・卵・牛乳などを使った「焼きドーナッツ」というのもおススメ。
前日に作っておけば、朝は水分補給しながらドーナッツを食べるだけです。

他にもダイエット効果に役立つのは、「酸味のある食品」や「植物オイル」です。
バナナにちょっと足すだけなので手間いらず。
酸味のある食品」とは、レモン汁やオレンジ、キウイフルーツなどです。
バナナジュースを作る際にレモン汁を入れたり、朝バナナにキウイフルーツを盛りつけたりするのも美味しいですね。黒酢も効果が高いです。
なぜこれらの食品かというと、代謝を促したり、クエン酸などが疲労回復に役立ち、バナナに少ないビタミンCを補ってくれるからです。

「植物オイル」で健康に良いといったら、オリーブオイルや亜麻仁油が有名です。
オレイン酸が豊富で抗酸化作用があります。バナナに大さじ1程度をかけて食べるだけで、便秘解消に役立ちます。

朝昼夕食の内容と時間のポイント

朝バナナダイエットは、朝食にバナナを食べさえすれば痩せる!というものでもありません。
朝バナナをきっかけに、ぜひ一日の食事をトータルで見直してダイエットや健康に役立てていけたら最高です。

昼食の内容

朝食はバナナとプラスαだとしたら、昼食は何を食べたら良いのでしょうか。
朝バナナダイエットとしては「昼食は普通に食べられる」という定義になっています。
しかし「普通」とは?ちょっと気になりますね。

朝バナナダイエット期間の昼食は、「おかず」より「お米」の割合が多くてもOKなのです。
「お米などの炭水化物はダイエットにはNGでは!?」
とビックリなところですが、お米にはミネラル・繊維・酵素などが豊富に含まれているので、これが玄米食であればなお望ましいです。
お米大好きなのにダイエット中は我慢しなくては!という方には朗報です。
おかずはヘルシー傾向の和食がおススメですね。

オヤツは食べてもいい?

ダイエットの基本としては、間食はNGなのですが、朝バナナダイエットでは限定的にOKです。
昼食から夕食までの間に空腹に耐えられない場合、過剰な我慢はストレスになり、リバウンドの原因にもつながります。
そこで、オヤツの内容限定で自分にOKを出してあげましょう。

オヤツの内容は、一日一種類にすること。消化のよくない乳製品は避け、アイスなどの胃腸を冷やすものも避けておきましょう。
果物にする場合は、朝バナナで糖分をしっかり摂っているので、ビタミンCなどが豊富な果物にします。

夕食は食べる時間がポイント大

朝バナナに限らず、ダイエットで一番肝心なのは「夕食を食べる時間」です。
肥満の原因の大半が、遅い時間の夕食にあると言われています。
朝バナナダイエットで朝から好調な滑り出しをしても、深夜に夕食を食べ続ける毎日であれば痩せることができません。

深夜の食事は健康上も良くなく、食べ物が入った胃腸が消化活動のまま快眠はできず、疲れが取れないなど体調の悪化につながります。
睡眠の質が悪いと、老廃物排出がしづらく脂肪として定着。浮腫みの原因にもなります。

夕食は早めに食べ、早寝推奨です。
時間としては18時頃が夕食のベストですが、人により生活状況で無理がある場合もあるでしょう。遅くとも20時までには食べる習慣をつけましょう。

朝バナナダイエットに必要な基本的生活習慣

朝バナナダイエットを成功させる、基本的な生活習慣のコツがあります。
このコツを実践・心がけることで、痩せ体質へと向かうことができます。
つまり、過剰なダイエットへ心が向くこともなくなるわけです。

1.食後のデザートはNG
食後のデザートは果物だけでなくスイーツなど色々あると思いますが、「食後」ではなく、「3時のオヤツ」としてのスイーツにしましょう。
全くのスイーツ禁止というのは、ストレスが溜まりドカ食いの原因になるので、ほどほどの許容範囲を作っておきます。

2.夜型人間卒業!?

生活習慣として、基本的に日付が変わる前に眠りにつきましょう。
食と睡眠の関係は深く、早い時間の夕食とたっぷりの睡眠で疲労回復しておくことが代謝向上に繋がります
代謝が良くないと、カロリーダウンをしても美しく痩せない、やつれた感じになってしまいます。
仕事や勉強などで夜型人間になってしまっている方は、夜型人間卒業を目指してみましょう。

3.レコーディングダイエットを取り入れる
日々の食生活を記録するレコーディングダイエット。
公開することによって応援してもらったり、アドバイスをもらえたりもして励みになります。
何より後で見返して「この食事には、もっと合うものがあるのでは?」など、食生活改善や食事の内容のヒントがもらえたりします。
朝バナナダイエットがシンプルなダイエットだからこそ、取り入れがいがある方法です。

朝のバナナダイエット置き換え

朝バナナダイエットは、朝食のご飯やパンを「バナナ」と「水」に置き換えます
バナナ1~2本の範囲であれば、米やパンよりカロリーダウンが見込めます。
糖質制限をしていた方には、果糖が不安要素かもしれませんが、バナナの優しい甘味のおかげで他の糖分を欲しいと思わなくなるという方もいます。

また、基本的にバナナを食べるだけなので、パンを焼いたりサラダを作ったりと、朝の手間が省けて嬉しいという声もあります。
その分の時間を朝の心のゆとり時間や、メイクタイムに時間をかけたりしているようです。

朝バナナダイエットを支える生活習慣

朝バナナダイエット成功の秘訣は、一日を通した生活習慣です。
この生活習慣抜きに健康とダイエットの成功はないというほどです。
一覧表をチェックリスト代わりに、現在実践しているかどうかをチェックしてみましょう。

朝バナナダイエットの生活習慣の基本
・飲料水は常温の水で、こまめに飲む。
・昼食は、普通に食べます。
・夕食は早めの時間に食べるようにする。出来れば18時くらいに食べるのが理想です。遅くても20時までには食べ終わりましょう。
・スイーツは、夕食後よりも3時のおやつとして食べること。
・夜型生活習慣の人は、夜は早めに眠りましょう。日付が変わるまでには寝ます。

※夕食を早い時間に食べ、早寝早起き。スイーツは夕食後ではなく3時のオヤツに食べる。
という点を抑えておくと、痩せやすいと言われています。

バナナダイエットの注意点


朝バナナダイエットにも注意点があります。
例えば糖質が多いので、血糖値は上がりやすいのかが糖質制限してきた人には気になるところでしょう。
また、バナナジュースでもダイエット効果は発揮できるのか? 出来立てのバナナジュースで痩せられたら、美味しくて一石二鳥です。

バナナと血糖値

血糖値の上がり方とダイエットは密接な関係にあります。
食事をすると身体に吸収され血糖値があがります。
上がった血糖値を下げるために「膵臓」からインスリンが分泌されます。
そのインスリンの分泌は血糖値を下げ、血中の糖分を脂肪に変えて身体に蓄積していきます。
分泌が急ではなく、緩やかに上がるのであれば、インスリンは過剰分泌されません。
ところが、ご飯やパンなど糖質が多いものを一気に食べると、血糖値は急上昇、過剰なインスリン分泌により脂肪蓄積へと回っていきます。

では、バナナは糖質が多いのでインスリン分泌は急上昇するのでしょうか。
バナナに含まれている糖質は果糖で、パンなどのブドウ糖とは違い血糖値が急上昇するものではありません。
ただし、朝は空腹状態で起きるので、速やかにバナナを食べることを推奨します。

バナナをジュースにしても効果はあるのか

バナナの皮をむいて、そのままかぶりつくというのが、一番楽な食べ方です。
しかし、バナナジュースも美味しくて、ジューサーを使えばとても簡単。
豆乳やレモン汁を入れて作るバナナジュースは、栄養的にも優れています。

しかし、バナナをジュースにしてしまうと「咀嚼する」ということがなくなり「飲む」という食べ方になります。
人間の満腹感は、咀嚼することで満腹中枢を刺激します。
バナナジュースを飲んでもお腹が空いていて、もっと食べたい、まだ空腹という「食べすぎ」への道のりを進むことになります。
また、液体にすることで消化がさらに早くなり、身体には良いのですが、オヤツまでに空腹感に悩まされる可能性が。

これまで朝食を摂る習慣がなかったり、朝食欲がない場合などは、このバナナジュースは有効です。

昼食と夕食での注意点

朝バナナダイエットでは、朝にバナナを置き換えする方法です。
しかし、バナナを食べれば痩せるというわけではありません。
栄養バランスが崩れ体調が悪くなると、「痩せる」のではなく「やつれる」という外観になることも。
ただ、朝にあれもこれも盛り込むというのも難しいものです。

そこで、食生活を一日単位で考え、昼食と夕食で一日の栄養バランスをとることがポイントです。
炭水化物・脂質・ビタミン・ミネラルなど、バナナだけでは足りない栄養素を補給しましょう
特にタンパク質はバナナに含まれているものの量的に少ないので、肉・魚・卵・豆類などで補給し、筋肉維持に役立てましょう。
また、緑黄色野菜例えば人参などに含まれるビタミンAも重要で、免疫力が高まると言われています。サラダやニンジン入りの肉じゃがなど美味しい工夫をしてみましょう。

間食はどうしたらよいのか

「間食は絶対禁止」というと、余計に食べたくなっちゃうものです。
そこで「ここまでならOK、これなら沢山でなければ食べてもOK」というルールを決めておきましょう。

朝のバナナで糖質は摂取しているので、間食は糖質・脂質が多いものを避けておきます
オヤツ候補としては、乳製品・ナッツ類・カカオ含有が多いチョコ・酸味のあるフルーツなどです。

特にカカオはポリフェノールも入っていて、血管を広げ血流を良くする作用があったりと健康的!
板チョコタイプなら1/4枚程度であればカロリーオーバーに繋がりません。
カカオ70%などのハイカカオチョコであれば血糖値の上昇を抑える効果も期待でき、ダイエットに貢献してくれる間食になります。

運動はしなくて良いのか

「朝バナナダイエット」といっても、バナナを食べたり食事を抜いたりして、運動は要らない・・・というわけではありません。
朝食はしっかりバナナを食べ、昼食夕食にバランスの良いメニューを食べ、早い時間にたっぷりと睡眠をとります。

ここまでは摂取カロリー減が中心ですが、適度な運動を取り入れることで消費カロリー増や代謝促進が狙えます。
「適度な運動」というのは、ウォーキングやストレッチなど負担にならない程度で長続きするものを選びましょう。

朝はバナナ単品だけ?

朝バナナダイエットなので、バナナ単品だけを食べると思われがちですが、実はそうではありません。
もちろん元々朝食すら食べる習慣が無い方は、まずバナナを一本食べるところから始めます。

しかし慣れてくるとバナナは消化が良いので、お昼までにお腹が空いてきます。お腹が空くというのは健康的な身体の反応なのですが、空腹がストレスになったり、過剰な間食に走ってしまうと本末転倒です。
腹持ちを良くするためにバナナ単品にプラスして、ヨーグルトや牛乳など乳製品や、不足しがちな野菜などからビタミンCやビタミンAを摂取できるようにします。
プラスする食材は糖質とカロリーが控えめになるようにしましょう。

ダイエット中に控える果物

バナナにプラスして、腹持ちや栄養バランスアップ!
と、いきたいところですが、元々バナナは栄養が豊富で糖質も多いのです。
バナナと被らない栄養の食品をプラスすると同時に、バナナと被ってしまう食品はマークしておきましょう。

朝バナナダイエットでプラスできる果物や食品
〇柑橘類
〇いちご
〇ブルーベリー
〇キウイフルーツ
〇無糖ヨーグルト
〇卵
〇大豆製品
〇カカオ70%チョコレート
〇アーモンド
朝バナナダイエットで控える果物や食品
●りんご
●イモ類
●春雨(カロリーオフですが、糖質が多いです)
●夕食後のデザート類

ダイエットの効果


朝バナナダイエットの気になるダイエット効果をご紹介します。
魅力的な効果を、バナナが演出してくれるとは甘い物好きにはたまりません!

浮腫みの解消

立ち仕事やデスクワークが多い方に共通の悩みは「浮腫み」です。
身体の中に含まれる水分は多く、それが一日の時間経過と共に下へ下へと降りていきます。
この浮腫みを解消するには「カリウム」という栄養素が必要です。
カリウムには体内の余分な塩分を排出してくれ、浮腫み解消に役立ってくれます。

バナナには、このカリウムが100g中360㎎も含まれています。
同じく栄養豊富な果物のリンゴが100g中120㎎の含有量ですから、バナナはカリウムが多いことが分かります。

代謝の促進

ダイエットは摂取カロリー減と、消費カロリー増が足並みを揃えると早く痩せることができます。
しかしもっと重要なのは、ダイエットしなくても痩せ体質にしてくれる「代謝」の促進です。
ダイエットを始めると皮肉なことに代謝が落ちてしまうという現象がよくあります。
代謝向上に大切なタンパク質や、糖質をエネルギーに変えてくれるビタミンB1が不足しがちになるからです。
また、ビタミンB1が不足すると疲れやすく、だるくて夏バテのようになってしまいます。

その点、バナナにはビタミンB1が含有されています。
甘くて癒されるだけでなく、元気も提供してくれるのです。

便秘の解消

甘いバナナの中に、食物繊維が100gあたり1.1gも含まれています。
この食物繊維が不足したり、便の元になる食物の量が減ると、便のカサが減って便秘の原因になります。
バナナの食物繊維は不溶性なので腸まで届き、便の量をカサ増しし、毎日の朝バナナで排便リズムを回復してくれます。

ダイエットだけでなく、便秘がちで下腹部の不快感や腹痛がある方は、朝バナナをおススメです。

整腸作用&免疫力アップ

女性の場合ホルモンの影響もあり便秘になりやすく、言うに言えない辛さを抱えがちです。
バナナには「オリゴ糖」が多く含まれていて、このオリゴ糖が整腸作用があると言われています。
オリゴ糖は腸内細菌のエサとなり、腸内細菌を増やす働きがあるのです。
腸内を整えることで、便秘になりにくいお腹になっていきます。

また、腸内環境が整うと、免疫力もアップが期待できるので注目ですね。
オリゴ糖は糖ですが、虫歯になりにくい糖としても有名です。

デドックス効果

ダイエット中にあると嬉しいのが「デドックス効果」です。
体重を落とすことに集中して毒素を身体にため込んでしまい、肌などに吹き出物などが出やすくなってしまったりします
バナナに含まれる酵素作用は、体内の毒素を排出させる働きがあります。

デドックス効果をより効果的にするには、朝のバナナは「生」で、「常温の水」と共によく噛んで食べます。

時間帯的には、排せつに適した時間帯がAM4時~正午までなので、バナナはやっぱり「朝」が効果的なのです。
これが肉や魚だと、消化吸収に身体が集中してしまうので、身体の浄化活動が半端なものになってしまいます。
バナナは消化が良いのですが、そもそも熟す段階で既に消化がされているので、胃を10~20分で通過してエネルギーに変換補充してくれます。
アスリートが試合前の食べ物にバナナを選ぶのもこういった理由もあるのでしょう。

バナナダイエットをもっと効果的に-美味しいレシピ


朝だけといっても、毎日毎日バナナだとちょっと飽きてくるのが早いかもしれません。
そこで、他の栄養を補充しながら美味しく食べられるバナナレシピを公開です!

バナナ青汁ヨーグルト

バナナと牛乳のバナナジュースは一般的なので、青汁やヨーグルトを加味した栄養バランスを考えたレシピのご紹介です。

【材料】
バナナ・青汁の粉・無糖ヨーグルト・牛乳・ハチミツ
【作り方】
①ジューサーを用意します。
②バナナの皮を剥き、一口大に切ってジューサーに入れます。
③ジューサーに青汁の粉・ヨーグルト・牛乳・ハチミツ(少し控えめに)を入れます
④夏場は氷も入れてジューサースイッチオン!
⑤青汁の粉は、最初は抵抗がある方も少しずつ調整して入れてみましょう。

バナナと豆腐の焼きドーナッツ

ダイエットとしては満腹感を出すためにも咀嚼することも重要です。
しかし、バナナは元々柔らかいので、より咀嚼をできるよう焼きドーナッツにしてみました。豆腐を使うことで、大豆タンパク質も摂取できます。

【材料】
絹豆腐100g バナナ1本 卵1個 砂糖10g ココナッツオイル小さじ2 オートミール100g
アーモンドパウダー30g 牛乳10g ベーキングパウダー4g

【作り方】

①準備:ココナッツオイルは温めて溶かし、オーブンを180度に余熱する。
②豆腐・バナナをビニール袋に入れて麺棒などでつぶし、そこに材料をすべて入れて、混ぜながら揉む。
③袋の角をハサミで切り絞り袋にし、シリコン製ドーナッツ型に絞り入れる。トントンと軽くならす。
④オーブンで様子を見ながら20~25分程度焼く。

※前日に作っておけば、朝食はさらに手軽に!

きな粉バナナ

きな粉の減量は大豆なので、高たんぱく低脂肪です。
バナナにぴったりの栄養と、腹持ちが良くなります。
【材料】
バナナ1本に対して、きな粉大さじ1・三温糖(なければ白糖でも)小さじ1・塩少々)

【作り方】
①バナナ以外の材料を混ぜる
②バナナの皮をむき、1㎝程度の厚みに切り盛り付けます。
③きな粉をかけて出来上がりです。

※きな粉に砂糖を入れず、食べる前に黒蜜を少々かけるのも美味しいです

100%バナナエッグパンケーキ

小麦粉や牛乳を使わないカロリー低めで、卵を入れるのでタンパク質はしっかり摂ることができます。

【材料】
バナナ2本・卵2個・サラダ油大さじ1~2

【作り方】
①バナナの皮をむいて一口大程度に切ってボウルに入れます。
②バナナはフォークの背などで良くつぶし、卵を入れてよく混ぜます。
③フライパンに油をひき、②を小さ目の薄めに広げて両面薄く焦げ目がつくまで焼きます。
④お好みでバター少量を塗ると風味が増します。

※小麦粉なしの100%バナナと卵のパンケーキは栄養満点。コツは小さ目に作ると返しが楽です。

まとめ


朝バナナダイエットは痩せない、という説があります。
確かに、バナナだけ食べていると不健康でリバウンドしやすいですし、夕食を夜中に食べていると痩せません。

そこで、今回はバナナの性質や栄養を学ぶと共に、バナナ中心の朝食から、昼食・夕食・間食・運動の注意事項まで網羅しました。
さらに、よくある「バナナもう見たくないほど食べた・・・・」という「飽きて挫折」を防止するためにスムージー系からパンケーキまでレシピも搭載。

バナナの魅力と、バナナのレシピをもっと開発できるかもなんていうポジティブな気分にさせてくれる「朝バナナダイエット」。
朝食を食べる習慣がなかった方や、甘い物がお好きな方にはおススメのダイエットです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください