コーヒーダイエット、一度は耳にしたことがあるでしょうか。
ダイエット中は甘いものや脂肪の多いものを控えるなどしますが、意外に「飲み物はカロリーがない」とばかりにノーマークの人も多いのです。
そこで、ダイエット中に欲しい成分を含んだコーヒーに焦点をあてて、ダイエット成功へ進んでいきましょう。
コーヒー好きの人なら、もちろん必見です!
飲み物といえば、ビタミン豊富で美味しいフルーツジュースは糖分たっぷりですし、カフェオレは砂糖やミルクがいっぱい。
ミルクティーも同じくですが、タピオカ入りはもうちょっとカロリーがはりますね。
かといって、砂糖不使用としていても人工甘味料などが多々使われていると、お腹が緩くなってしまう人もいます。
コーヒーダイエットにおいてのコーヒーの有効活用方法と一緒に、健康的に美しく痩せる方法にもスポットをあてていきましょう!
コーヒーダイエットとは
コーヒーダイエットとは、コーヒーだけ飲んでカロリーダウンする方法ではありません。
コーヒーダイエットは、コーヒーに含まれているダイエット効果成分を摂取して、体重を落として痩せるだけでなく、健康的で美しくなるためのダイエットです。
コーヒーは、眠いところを目覚めさせるだけではないのです!
コーヒーダイエットはブラックで
コーヒーダイエットの最大の魅力は「脂肪燃焼効果」です。
しかし、コーヒーに脂肪分たっぷりのミルクなどを入れてしまうと、その効果は半減してしまうので「ブラックコーヒー」ということになります。
「コーヒーに脂肪燃焼効果?」
コーヒーに含まれる「カフェイン」は目覚まし効果だけでなく、脂肪燃焼効果があります。
このカフェインだけでも効果はあるのですが、「クロロゲン酸」というポリフェノールの一つである成分も活躍します。
クロロゲン酸は、食後の血糖値上昇を抑えてくれ、さらに体内ミトコンドリアを活性化して脂肪燃焼促進を促します。
ちなみに、コーヒーは「深煎り」「浅煎り」がありますが、浅煎りの方がクロロゲン酸含有量が高いので、選んで購入できる場合は意識して見てみましょう。
ホットコーヒー&アイスコーヒー
また、コーヒーはホットとアイスがありますが、氷ゴロゴロしているアイスコーヒーはそのままゴクゴク飲むと内臓を冷やしてしまいます。
脂肪燃焼に役立つ消化機能の観点からすると、ホットコーヒーを選択しましょう。
熱々のコーヒーが苦手という方もいますし、夏はアイスコーヒーが欲しいという方が多数でしょう。
もちろんアイスコーヒーも効果は期待できます。
アイスコーヒーに限らず、あまりキンキンに冷えた飲み物は内臓を冷やします。
「常温」とまでは言いませんが、少し冷たいなと感じるくらいが良いでしょう。
ホットもアイスコーヒーも、基本的に食後に飲む方法になります。
コーヒーアロマでリラックス効果も
コーヒーを焙煎したり、ミルでひいたり、ドリップしている時の蒸らした豆の香り。
そして、香りと一緒に飲むコーヒー。
コーヒー好きでなくても薫り高いアロマは最高です。
この胸いっぱいに吸い込んだコーヒーアロマは、リラックス効果があります。
コーヒーの香りには、挽いた時は「フレグランス」一番強い香りです。
挽いた粉をドリップしている時は「アロマ」。
コーヒーを口に含んで鼻から口へと広がるのは「フレーバー」です。
香り成分は400種類以上あると言われていて、豆の種類によっても香りや効果が違います。
リラックス効果はもちろん、頭の回転を速くする効果もあります。
特にブルーマウンテンとグァテマラの香りに多く人間の能は反応するとか研究がされています。
また、焙煎によっても効果が違い、リラックスしたい場合は「深煎り豆」を使用したり、仕事をこれからスピードアップ!という時には「中煎り豆」を使用すると良いそうです。
その他にも、新鮮なレギュラーコーヒーのアロマからは、抗酸化作用があるとも言われています。
アンチエイジング効果になります。
コーヒーなら何でもOK?
コーヒーダイエットの基本はブラックコーヒーです。
牛乳や生クリーム、砂糖などの糖分はダイエット向きではありません。
しかし、何も入れないブラックは苦くて飲めない人も多いです。
コーヒーも豆によっては酸味や苦みがマイルドなものもありますが、もっとまろやかな飲みやすいものが好みの場合もありますね。
ブラックコーヒーが飲めない場合は、まずは薄いアメリカン状態から少しずつ飲んで慣らすという方法もあります。
生クリームなどの高カロリーなものを入れるのではなく、無脂肪牛乳や小さじ1のグラスフェッドバターやココナッツオイルを入れるのも一手です。
グラスフェッドバターはバターコーヒーに使われます。
牧草のみをエサとして飼育した牛のミルクから作られたバターで希少性があります。
口当たりが軽く、あっさりとしつこくないカフェオレのようになります。
ココナッツオイルはダイエットにも使われる定番で、アンチエイジング効果で有名です。
ココナッツオイルをコーヒーに入れて、カプチーノのミルクをホイップするホイッパーでクリーミーにします。
ココナッツオイルの甘い風味もあって飲みやすくなります。
ちなみに、コンビニなどで購入できるMサイズのブラックコーヒーが9㎉なら、カフェラテは94㎉というように変わってきます。
【ダイエットコーヒー】SLIM COFFEE-スリムコーヒ-コーヒーのメリットはたくさん!
コーヒーは目覚めの一杯というだけでなく、メリットはたくさんあります。
ダイエット効果はもちろん、糖尿病予防やがん予防などの健康効果や、老化防止などの美容効果など多岐にわたっています。
コーヒーに含まれる成分とその効果についてみていきましょう!
また、デメリットがあるのなら知りたいところです。
カフェインが脂肪を燃やす
コーヒーに含まれているカフェイン。
このカフェインがダイエットに大きい効果をもたらします。
カフェインは体内で自律神経の交感神経を刺激して、血流を良くしたり、新陳代謝を活発にする役割を担っています。
これにより脂肪燃焼を促す遊離脂肪酸が増え、脂肪分解燃焼を加速させていきます。
とても健康的な、エネルギー消費を高めた脂肪燃焼といえます。
この効果を得るために、筋トレなどの前後にコーヒーを飲むという習慣を取り入れている人もいます。
ただし、最近はカフェインレスのデカフェコーヒーも販売されています。
就寝前などコーヒーを飲むと眠れないという人は、そのアロマ効果を得るのに好まれています。
カフェイン効果を狙う場合は、カフェインレスかどうかを確認しましょう。
ポリフェノール「クロロゲン酸」がすごい
ワインやチョコレートに入っているポリフェノールは、健康に良いということで摂取を心がけている人は多いですね。
このポリフェノールは様々あり、コーヒーにも「クロロゲン酸」という「コーヒーポリフェノール」が含まれています。
クロロゲン酸はアンチエイジング効果がある抗酸化作用が強く、カフェインと同じくダイエットに重要な脂肪蓄積を抑える働きもあります。
また、肌のシミ・そばかす防止効果があります。
シミの成分であるメラニン色素を抑制する効果があるとされているからです。
ダイエットで屋外でウォーキングなどをする人には、ぜひコーヒーをお供に頑張りたいところです。
さらに!
コーヒーの「香り」「味」ではクロロゲン酸が重要な役割を担っていると言われています。
コーヒーの香りでストレスを緩和したり、リラックス効果はダイエットでは重要です。
ストレスは身体の不調、過食やダイエットの中断を招くことがあります。
頭が重い、身体が怠くてやる気が起きないなどの際は、香り良いコーヒーを香りを楽しみながら飲んでみましょう。
コーヒーの香りは焙煎・挽きたてが際立ちますが、保管状況によっては時間が経っても楽しむことができます。
痩せやすい身体になる成分
ダイエットのテーマの一つである「脂肪蓄積」の解消。
コーヒーのカフェインに含まれる「リパーゼ」には「脂肪分解酵素」を活性する力があり、ポリフェノールであるクロロゲン酸には、脂肪分解促進力があります。
脂肪解消のための薬などを服用するのが不安な人でも、コーヒーなら日常的に安心して飲んで解消できますね。
ダイエット中は、血糖値が上昇する前に空腹のために食べすぎてしまう傾向があります。
そこで、カフェインは血糖値を上昇させて食欲抑制することができます。
もちろんコーヒーだけでなく、バランスよい食事は必要不可欠ですが、勢いで食べてしまって後悔することが少なくなります。
食事30分前にコーヒーを飲みましょう。
コーヒーダイエットの効果
コーヒーダイエットの期待の効果をみてみましょう!
カフェイン(リパーゼ)・ポリフェノール(クロロゲン酸)
〇血行促進・冷え性防止・血液サラサラ・デトックス効果
ポリフェノール(クロロゲン酸)
〇リラックス効果
コーヒーアロマ
〇美肌効果・シミ防止
ポリフェノール(クロロゲン酸)
〇二日酔いの頭痛解消
カフェイン(二日酔い時の頭痛でアセトアルデヒド物質が原因ですが、この物質を体外排除、脳の血液循環促進する効果がある)
●煎り方=浅煎り
●インスタントではなく、ドリップ式
●飲料目安=1日3~4杯 まとめて飲まずに小分けて飲む
●ミルク・砂糖等は控えてブラックで
特に食後のコーヒーはカフェインが胃腸の活動促進して代謝が高くなります。
●ダイエットに、有酸素運動を併せて行う場合には運動前の30分~1時間前にブラックで飲みます。
●脂肪燃焼には身体を温めることも大切なので、入浴前にコーヒーを飲むと効果が高くなります。
コーヒーダイエットのポイント
コーヒーダイエットのやり方や効果をみてきましたが、さらにポイントを押さえて有効なダイエットに仕上げていきましょう!
コーヒーを飲むタイミング
コーヒーを飲むタイミングは、通常の食事ですと食後ですね。
しかしコーヒーダイエット上では「食事中」を基本とします。
血糖値の上昇を抑えてくれます。
食前にコーヒーを飲むことも有効です。
脂肪燃焼促進としては、お風呂に入る前や運動前にコーヒーを飲みます。
ポリフェノールをより多く摂取するには
ポリフェノール「クロロゲン酸」を、より多く摂取するには、コーヒー豆を浅く煎り、入れ方はドリップコーヒーにします。
インスタントコーヒーですと、カフェインやクロロゲン酸が少なります。
インスタントコーヒーではダメ?
自宅でコーヒー豆を焙煎したりするのは、あまり慣れないと思います。
そこでコーヒー豆ではなく、インスタントコーヒーの購入なら身近です。
カフェインやポリフェノールの含有が少なくはなりますが、全くNGではありません。
砂糖やミルクを入れない代わり
ブラックコーヒーを飲めない人は結構います。
ダイエット上でも、砂糖やミルクをたっぷり入れることはNGなので、ブラックコーヒーになりますが、薄いものから少しずつ濃くして飲めるようになるという方法もあります。
もしくは、砂糖・ミルクの代替品で補うという方法もあります。
グラスフェッドバターやココナッツオイルを垂らすことでグッと飲みやすくなります。
双方、小さじ1杯くらいの使用になります。
夏でもホットコーヒー?
ダイエット中のコーヒーは、基本的にホットです。
身体全体を温め、血行促進したりより大きな効果を期待できるからです。
そもそもグツグツと沸騰したコーヒーというのも効果が弱まります。
しかし、夏でも熱々のコーヒーというのも、飲みづらいものです。
氷をザクザク入れて、頭がキーンとするくらい冷たいものはおススメできませんが、ぬるめのコーヒーくらいの温度であれば、ホットコーヒーでなくてもOKです。
コーヒーダイエットの注意点
コーヒー好きな人にはもちろん、身近で手軽なコーヒーダイエット。
有効かつ健康的に行うために、注意点がいくつかあります。
ダイエットを始める前に、心得ておきましょう。
飲みすぎ注意
コーヒーダイエットだから早く痩せるためにもたくさん飲まないと!
という方は多いですね。
確かにダイエットにも健康にも良い成分が入っているコーヒーはたくさん飲んでおきたくなります。
しかし、どんなに良いものでも、過剰摂取はデメリットに繋がります。
空腹時にコーヒーを飲みすぎると胃酸分泌促進され、胃が荒れることがあります。
●歯の着色
歯に色素が着色して汚く見えます。コーヒーの「タンニン」という成分が着色の原因です。
●貧血
タンニンという成分は鉄分の吸収を阻害する作用があります。貧血気味の人は飲みすぎ注意です。
●カフェイン大量摂取
ダイエット効果のあるカフェイン成分ですが、これも飲みすぎて大量摂取してしまうとデメリットが発生します。ストレスホルモンが増加し、血圧・心拍数が上がり、エネルギーを蓄えようと脳が糖分を必要とするので、筋肉の方を分解してしまい太りやすくなります。
コーヒーを控えた方が良い場合
健康面や身体の状態によっては、デメリットというよりコーヒーを控えた方が良い場合があります。
当てはまる場合は、コーヒーをたくさん飲んだりするのは見合わせ他のダイエットも検討してみましょう。
コーヒー成分タンニンが体内の鉄分と結合して溶かされてしまいます。
●脱水症状・カルシウム不足
コーヒーの利尿作用も、過度の摂取は健康面でも逆効果に。
●妊娠中・授乳中の女性
コーヒーに限らず、妊娠中・授乳中はカフェインを含むものを控えます。
カフェインレスコーヒーに置き換える場合もある
コーヒーダイエットにはカフェインは重要な要素です。
しかし、場合によってはカフェインレスコーヒーに置き換える場合もでてきます。
特に妊娠中・授乳中の女性には、コーヒーに限らずカフェインは極力控えます。
それは、妊婦がカフェインを摂りすぎると、低体重児になる可能性が高くなったり、子どもの発育に悪影響が出る可能性があります。
コーヒー好きの人に「その期間はコーヒー禁止」というのもストレスになるので、カフェインレスのコーヒー「デカフェ」に置き換えます。
ダイエットに必要なカフェインは無くても、ポリフェノールは入っているので、ダイエットの味方です。
寝る直前に飲むのを控える
コーヒーを一杯二杯飲んでも全然眠れる!という方もいますが、コーヒーのカフェインは眠りを浅くしてしまったり、寝つきが悪くなることがあります。
カフェインは交感神経を刺激して興奮状態にする作用があります。
目覚めの一杯はとてもすっきりとした朝を演出してくれますが、夜はカフェインに敏感な人には不眠に繋がる恐れがあるのです。
寝付けない、眠りが浅いことによって疲れが取れなかったりすると、ストレスの原因になってしまうこともあるので要注意です。
薬と一緒にコーヒーを飲まない
日常薬を服用している方は、水・白湯などで飲むことが基本です。
これを「面倒だからコーヒーと一緒に飲んじゃえ」とすると、薬の効果が半減してしまったり、逆に強くなったりと身体に悪影響を及ぼすこともあります。
服用する薬によって症状は変わりますが、薬とコーヒーを一緒に飲用するのは控えておきましょう。
まとめ
何気なく飲んでいるコーヒー。これが成分的にもダイエットに繋がるとはビックリです。
カフェインだけでなくポリフェノールも入っていて、健康なダイエットへ繋げることができます。
この際なので、美味しいコーヒーを焙煎した豆を購入して、ミルで挽くところから始めませんか?
ダイソーなどでミルは500円で販売しています。
カリカリガリガリと豆を挽きながら、その香りを楽しみ、フィルターを用意する。
トントントンと挽いた豆をならして、中心からそっとお湯を注ぎ入れる・・・・。
考えただけでコーヒーの香ばしい香りが漂ってきそうです。
脂肪燃焼しながら美味しくリラックスしましょう!
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