最近、『e-sports(イースポーツ)』という言葉をよく耳にするようになりましたよね?
ゲームの腕を競いあう大会のことで、最近ではe-sportsの大会の賞金だけで生活する『プロゲーマー』も増えてきました。
そのなかでも特に注目されている選手といえば、
『ときど』
さんではないでしょうか?
東大卒のプロゲーマーとして、テレビなどでも何度も取り上げられており、実力・知名度ともにトップレベルのプロゲーマーです!
今回は、そんなときどさんのプロフィールや、あの日本初のプロゲーマー『梅原大吾』さんとの関係を中心に、ときどさんにまつわる情報を余すところなくご紹介します!
目次
ときどの本名やプロフィールは?
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— ときど (@tokidoki77) 2018年8月24日
本名 谷口一(たにぐち・はじめ)
生年月日 1985年7月7日
出身地 沖縄県那覇市(育ったのは神奈川県横浜市)
学歴 東京大学大学院工学系研究科マテリアル工学専攻中退
プロゲーマーとしての主な戦績
〇Evolition 2017 優勝
〇Evolution 2018 準優勝
その他・国内外の大会で優勝多数。
ときど選手の本名は谷口一さんというそうです。
なぜ『ときど』というハンドルネームなのかというと、実はキングオブファイターズというゲームに出てくる八神庵というキャラクターに由来があります。
ときどさんが中学1年生のときに参加したキングオブファイターズ98年の戦いで、
ジャンプ(飛んで)して、キックして、闇払い(必殺技。叫び声は「どうしたぁ!」)しか使わなかったため、友人から、
『とんで、キックして、どうしたぁ! しかやってねーじゃん。もうお前ときどにしろよ(笑)』
と、言われたことがきっかけだそうです(笑)
私も若い頃キングオブファイターズの八神庵が好きだったので、このエピソードを知ったときはちょっと嬉しくなってしまいました。
東京大学・大学院を辞めてプロゲーマーになった理由
ところで、なぜときどさんは東京大学の大学院にまで進んでいたのに、プロゲーマーという道を選んだのでしょうか?
普通なら、将来をまったく保証されていないプロゲーマーへの道はなかなか選べないと思いますよね?
そのことについて、ときどさんはあるテレビ番組のなかで語っていました。
『大学院で大きなミスをしてしまって、自分がやりたい研究がもう続けられなくなってしまったんです。そのときに進路についてものすごく悩んで、「本当に自分がやりたいことはなんなんだろうって考えたら、大好きなゲームでプロになることだったんです』
と、語っていました。
『プロになってから、後悔したことはありましたか?』
という質問に対しては、
『僕はまったくしてませんね』
と、ハッキリ断言していました。
ときどさんは人一倍、プロゲーマーという生き方に情熱を燃やしていることで有名ですので、言葉に迷いがなくてかっこいいですね!
ちなみに、プロゲーマーになりたいという気持ちをお父さんに告げたところ、
『それならやった方がいいよ』
と、即OKしてくれたそうです。
ときどさんいわく、お父さんも昔はミュージシャンを目指していたのだそうですけど、夢叶わず、勉強の道に進んだ人だったそうです。
(ときどさんのお父様は超有名な病院の名誉教授です)
自分が夢を叶えられなかったからこそ、息子さんには自由に生きて欲しいと思ってのかもしれませんね。
梅原大吾との関係は?
ところで、プロゲーマーといえばやっぱり、日本で始めてプロゲーマーになった伝説のプレイヤー、
『梅原大吾』
さんのことを思い出すひとも多いと思います。
実は、この梅原さんとときどさんとの間にはなかなか深い関わりがあるみたいです。
というのも、そもそもときどさんが大学院をやめてプロゲーマーになることを考えたとき、
『この(プロゲーマー)の世界に1人、本当の意味のパイオニアがいたんですよ。で、そのひとがプロになったときに、ものすごく悔しかったんですよ。僕も当時、誰よりもゲームがうまいっていう自信があったので、「俺がなるべきだろ! 許せない」って思ったんです』
と、テレビで語っていました。
ハッキリと断言はしていませんが、誰がどう考えても、梅原さんのことですよね?
日本で始めて『ゲームのプロ』という道を選んだ梅原さんに対して、ときどさんは並々ならぬライバル心を燃やしていたようです。
しかし、ただ単にライバル心というだけではなく、プロになるべきかどうか、梅原さんにアドバイスをもらったりしていたそうです。
ライバルであり、尊敬する人であり、超えるべき存在、というところでしょうか?
そんなときどさんですが、EVO2017年で優勝した直後の2018年に、梅原さんに真っ向から戦いを挑んでいます。
もっとも得意とするストリートファイターVで、10本先に取った方の勝ちという形式で勝負を挑みました。
それも、ときどさんがわざわざ梅原さんを指名して、だそうです。
あとになって語ったところによると、
『俺がどれだけ成長したのか、梅原さんが本当に強いのか、確認したかった』
そうです。
そしてその結果は…
『梅原さんの勝ち』
でした。
それも、ときどさんいわく、完敗だそうです。
この戦いの直後、ときどさんがカメラの前で悔しそうに涙を流していたのがとても印象的でした。
それほどまでに、この一戦にかけていたのでしょう。
そのときの様子がこちらです。
試合後の動画配信でも、
『俺より(梅原さんの方が)上だなって思っちまったんだよな…』
と、そのときの心境を語っていました。
やっぱり、ときどさんにとって、梅原さんは『超えるべき存在』なのでしょうね。
ストイックな生活
ときどさんの生活は、本当にストイックです。
ゲームに勝つためにすべてを捧げている、といっても過言ではありません。
たとえば、ときどさんが暮らしている部屋は、本当にシンプルで何もありません。
『情熱大陸』で紹介されていた部屋のなかには、ふとんと、机だけ。
『家や寝るためだけに帰ってくる』
と、おっしゃていました。
また、ときどさんの家の家訓で、
『収入に応じて、生活のランクを上げてはならない』
という厳しい教えがあるらしく、プロゲーマーとしてかなりの賞金を稼げるようになった今も、あまり広くないアパートで一人暮らしを続けているようです。
また、もう何年も毎日ジムに通って筋トレをし、メンタルを鍛えていたり、空手を習って格闘ゲームのセンスを磨いたり、特殊な訓練施設に通って動体視力を上げるトレーニングをしたりしています。
まさにストイック。
まるでイチロー選手のような、プロフェッショナル魂を感じますね!
ちなみに、ゲーマー仲間のふーどさんからも、
『人格は梅原さんよりはるかに上(笑)』
と、冗談まじりに言われていました。
もちろん、梅原さんも格闘ゲームにかける情熱はときどさんに負けないぐらい熱いですけど(笑)
プロゲーマーの年収ってどれくらいなの?
ところで、プロゲーマーというお仕事はどれくらいの収入になるのでしょうか?
調べてみると、世界的にはプロゲーマーの年収は、
『450万円前後』
と、言われているそうです。
決して富裕層というわけではありませんが、子供一人ぐらいなら養える金額ですね。
ただ、これはもちろん『平均』の話なので、実際はもっと少ない人も多いのでしょう。
なにしろ賞金を取り合う職業なので、トッププレイヤーになれば数千万~数億というひともいるでしょうし、反対に200万円前後で、アルバイトをしながら暮らしているひともいるかもしれません。
もちろん、ときどさんレベルの選手になれば平均よりははるかに収入が高いと予想されます。
また、プロゲーマーと一口に言っても、収入は賞金以外にもたくさんあります。
〇スポンサー料
〇テレビなどの出演料
〇本の印税
〇動画配信の収入
という感じで、実力と知名度が高いプレーヤーほど収入が上がっていきます。
ただ、やはりトップの人たちは賞金のためというよりは、
『誰よりもうまくなりたい』
という情熱が原動力になっている人が多いのではないでしょうか?
とくにときどさんは、EVO2017年で優勝して世界一になってからも、自分を磨くことに人生をかけているほどの情熱家なので、これからますます腕を磨いて活躍していくに違いありません。
ときどさんの本
ときどさんは本も執筆されています。
タイトルはズバリ、
『東大卒プロゲーマー ~論理は結局、情熱にかなわない~』
です。
まさに、情熱の塊のようなときどさんの信念を表したサブタイトルですね(笑)
ときどさんの本はこちらです↓
この本のなかには、ときどさんがどういう気持ちでプロゲーマーになったのか、どんな苦労があり、どんな挫折があったのかなどが書かれていて、とても興味深いです。
とくに、後輩プロゲーマー『ももち』さんに負けたエピソードなどは、ときどさん自身も、
『俺は当時、ももちよりゲームがうまいと思ってたから。トラウマを植えつけられた』
と、語っていました。
そんな逆境にもめげず、見事にEVO2017で優勝を勝ち取ったときどさんは、まさに不屈の闘志と情熱の塊のような人と言えるかもしれませんね!
まとめ
いかがでしたか?
プロゲーマーときどさんのプロフィールと情報をまとめてみました。
ときどさんは今もトップレベルのプレーヤーとして活躍されています。
実力・知名度とともに最高レベルの日本人プロゲーマーの今後の活躍を、これからも注目していきたいですね!
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