いくらダイエットしても、思うような痩せ方をしない。
他の人がそのダイエット方法で成功しているのに、自分も真面目にダイエットしても何かが違う。
それは、骨格などが人によって皆同じではないからです。
一生懸命ダイエットしても骨格までは変えられない。
同じ体重を落としても、骨格が違うので理想の体型にならないのです。
まずは自分の骨格がどんなタイプにあてはまるのか、自分の骨格に合ったダイエットはどのような方法なのかを知っておきましょう!
目次
骨格別ダイエットとは
自分の骨格を知り、骨格に合ったダイエットをすることで無理無駄なくダイエットすることが「骨格別ダイエット」です。
骨につく筋肉や脂肪も大きく関係してきます。
骨格とは
骨格ダイエットで自分の骨格のタイプを知る前に、骨格について大雑把ですが知っておきましょう。
人間の身体は、思いのほかたくさんの骨で構成されています。
複数の骨や軟骨が関節で結合されて構成されています。骨の多さは約200個、680個の骨格筋が接続されています
骨格がベースになって筋肉・脂肪などがついているため、自分の身体を形作る大切なものだとわかります。
つまり、体脂肪を減らしたり、引き締まった筋肉をつけてモデルさんのような素敵なボディにしようとしても、自分の骨格に基づいた痩せ方でしかダイエットできないのです。
骨格診断してみよう!
骨格ダイエットは、まず自分の骨格がどのタイプかを知る必要があります。
つまり、骨格診断で大きく分けて3パターンのどれかを判断します。
全身が映る鏡を用意しましょう!
3パターンは「ストレート」「ウェーブ」「ナチュラル」になります。
年齢や身長、太っている・痩せているなどは関係がありません。
骨格診断-ストレートタイプ
ストレートタイプは筋肉質で身体に厚みがあります。
筋肉が付きやすいので、出るところが出て欲しいグラマーなボンキュッボンの体型になります。
鏡で横から見てみると、鎖骨・肩甲骨なども目立ちにくく、痩せている感じには見えないので、健康的に見えますね。
骨格診断-ウェーブタイプ
ウェーブタイプは、骨格が小さめで華奢な感じです。
肌の質感がフワッとした感じで、脂肪がほんのりと柔らかくのった印象です。
骨格ベースが細いので、全体的に平面的な体型に見えます。
鏡で横から見ると、上半身は特に胸やヒップが突起して見えずに細い感じ。
特徴的なのは、特に上半身が細く鎖骨や首も細いのでバレリーナのよう。
ただし、下半身は肉がつきやすいので、太りだしたら下半身に要注意です。
骨格診断-ナチュラルタイプ
ナチュラルタイプは骨格が比較的大きく筋張っています。
パッと見て「がっしりしてる」という印象です。
骨の太さ、関節の大きさなど、しっかりとしたフレーム感があります。
特別太っているわけでもないのに、骨格ベースが大きいので大柄な印象を与えてしまいます。
体脂肪などデータ的に少ないのに、本当は痩せているのに痩せて見えない。
頑張って痩せても、線が細い華奢な感じになりません。
鏡で見ると、肩幅が広く、鎖骨肩甲骨が大きく出ています。身長が高めに見え、首をひねってみると、筋がはっきりしています。身体のパーツの節々は大きく力強い男性っぽい感じですね。
脂肪がつきやすいタイプですが、太ってしまうと実際以上に大きく太って見えてしまうので要注意です。
骨格タイプ別ダイエット方法(ストレート・ウエーブ・ナチュラル)
自分がどの骨格タイプか把握できたら、次はタイプ別のダイエット方法を確認しましょう。
太りやすい部分や、痩せた場合の状態を加味してトレーニングやダイエットをします。
せっかく痩せても「痩せた感」がでなかったり、筋肉がついて華奢さが無くなってしまったりという「ダイエットしているのに何かが違う」という事態を回避します。
手間をかけてダイエットするのですから、効果がスムーズに見えるようにしましょう!
骨格診断結果別の太り方と痩せ方をご紹介します。
メリハリボディの「ストレート」タイプ
ストレートタイプは筋肉質タイプ。
ガッチリした筋肉質に近い身体は、女性だとコンプレックスになりがちです。
スポーツをすると筋肉が付きやすいので、もっと女性らしい柔らかい線の体型が欲しいと思ってしまいます。
しかし筋肉が付きやすいのは、ダイエット上では基礎代謝が高く、脂肪がつくよりずっと良いのです。
脂肪を落とそうと苦労して運動をする人が多い中、軽い運動でも繁栄してくれるストレートタイプの方はラッキーな体質といえるでしょう。
筋肉太りしやすいので、表面的な筋トレではなく、インナーマッスル(体幹トレーニング)を中心にします。
例えば体幹を鍛えるエクササイズや、バランスボールなどの道具を使い、座ってバランスをとって体幹を鍛えるなどは手軽で導入しやすいです。
華奢さを強調するより、ヒップの位置が高く足が長く見える骨格なので、引き締めるべきは引き締め女性らしい身体つきを目指してトレーニングしましょう。
トレーニングとしてはプランクやスクワットで、あまりハードにならないよう。ヨガやピラティスもおススメです。
普段は筋トレではなく、ランニングやウォーキングがおススメで「一駅歩いてみよう!」「ちょっと遠いスーパーに行ってみよう」という初めの一歩でもOKです。
●ストレートタイプの太り方
上半身に肉が付きやすい上重心の体型になります。
お腹周り・太ももの外側・二の腕・肩回りに脂肪がつきやすく、がっちり太ったという印象を与えてしまいます。
現在上半身が気になり、下半身はそうでもない場合はストレートタイプで太っていると見てよいでしょう。
筋肉があるので脂肪燃焼が見込めますが、痩せて華奢になろうというのは難しいでしょう。
女性らしく華奢な「ウェーブ」タイプ
着やせするタイプの人は、比較的このウェーブタイプになります。
上半身の骨格が華奢なため、実際よりも痩せて見えます。
下半身に脂肪がつきやすく、下っ腹やヒップなどが太いために着るものに密かに困っている、なんていうことも。
骨格の特徴は首が長めで、二の腕が細く関節が小さい、バランスの重心が下半身になります。
骨格タイプ別の中で、一番脂肪が柔らかく、華奢に痩せることができるので痩せがいがあります。
ただし、年齢を重ねてくるとハリが無くなってきがちなので、過度のダイエットは貧相に見えないよう注意が必要です。
筋肉はつきにくいタイプなので、もし「筋肉あまり無いかも?」と思ったら、しっかり筋トレして基礎的な筋肉をつけるところから始めましょう。
基礎的な筋トレから、太りやすい下半身に重点をおいていきます。
下半身が浮腫みやすいので、朝夜に太ももとふくらはぎを伸ばすストレッチなどをしてリンパの流れを良くします。
さらに寝る前などにマッサージをすると浮腫み防止になります。
このリンパの流れを良くすることで代謝がよくなり、脚痩せの効果に貢献していきます。
もちろん下半身の冷えも厳禁。半身浴やサウナなどもおすすめです。
食事制限をするなら、食物繊維が豊富な食材を取り入れます。例えばサツマイモを主食と置き換えするなど良いでしょう。
浮腫み防止に!シンデレラウォーク
●ウェーブタイプの太り方
「太ったからダイエットしないと」と言うと「全然痩せているじゃない!」と言われてしまいがちなウェーブタイプ。
華奢に見えますが、実は下っ腹やヒップが太りやすく、足の浮腫みも悩みの種です。
ベースになるはずの筋力が弱いので脂肪が燃焼しづらく、下半身の冷えもダイエットの敵です。
スタイリッシュなボディの「ナチュラル」タイプ
他の骨格タイプに比べて全体的にほっそり。しかも太りにくいタイプです。
骨太ですが太っても体が大きい印象がなく、太るときは全体的にジワジワと拡張していきます。
あまり過激なダイエットはしないほうが良いタイプになります。
太りにくいと言っても、全体的にふっくらしてきたなと思ったら、バランスの良いダイエットを心がけましょう。
過激なダイエットや、筋トレをしすぎたり、あまり目標を高くして痩せすぎると、骨や筋が気になるような男性的な印象になってしまいがちです。
太ると寸胴になりがちなので、あえて部分痩せをするとしたらウエスト周り。
くびれができると、見栄えのする体形になるのがナチュラルタイプです。
バランスよい適度な筋トレ・ランニングなどと共に、甘いものを控えたり、食物繊維を摂るなどバランスの良い食事制限を心がけましょう。
もしも固い筋肉質っぽくなってきたら、保湿クリームなどを使って毎日マッサージをしてみましょう。
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●ナチュラルタイプの太り方
骨格的に全体的にほっそりタイプで手足が長く太りにくいので、特に「ここ」という特徴ある太り方をしません。
太るとしたら徐々に全体的に太っていきます。
周囲にもあまり指摘されることなく、自覚症状もあまりなく太っていくので、自己管理はしておきたいところです。
骨格診断からの自分に合うダイエットと注意事項
とても効率がよいダイエット方法でも、自分の骨格以上の痩せ方はできません。
「なぜ思うような体形に痩せないのだろう?」
と、無理をし続けるよりも、自分の骨格を知り、自分のダイエット方法を見つけましょう。
また、骨格のタイプによって「トレーニングした方がよいこと」「しないほうが良いこと」が変わってきます。
まずは自分の骨格を把握することが大切なのです。
大柄に見えがちなので、想像する華奢な痩せ方をしなくても、それ以上頑張らないようにしましょう。
ハードな筋トレを続けると男性的な身体になりがちです。また、部分痩せも余計な筋肉を発達させやすいので、全身運動を様子を見ながら頑張ってみましょう。
●ウェーブタイプの人の注意事項
筋肉がつきにくいタイプですが、だからといって一生懸命バリバリと筋トレをしても徒労に。
下半身が冷えやすく脂肪がつきやすいので、ウェストを引き締める運動や、下半身を温め浮腫みを防止する方向性が正解です。
●ストレートタイプの人の注意事項
脂肪太りというより筋肉太りタイプなので「太った!」と思って筋トレを真面目にしていると「なんだか余計に体が大きくなったみたい」となりがちです。
通常の筋トレに励むより、インナーマッスル(体幹)を鍛えましょう。
例えばプランクやヒップリフトなどは自宅で気軽に行えます。
まとめ
頑張ってダイエットしているのに、なぜか痩せない。
または、自分の思っていたような体形にならない。
そんな時は骨格ダイエットです!
まずは自分の身体を知るところから始まります。
骨格ダイエットが必ず痩せるとは限りませんが、やたらと筋トレしてみたり、過激な食事制限をしたりして無駄に悩む場合は挑戦の意義があります。
例にすると、顔痩せをしようとして、自分の顔のエラが張っているのに骨ばった痩せ方をして、結果エラを強調することになってしまった・・・などです。
ダイエットで自分の骨を理想的に痩せさせることはできないのです。
友人とジムで一緒にダイエットを励むのと違い、自宅で自己管理でダイエットをするのは大変です。
しかし自宅ながらもスポーツウエアを可愛いものにしてみたり、少しでも楽しく無理なく頑張ってみましょう!
ちなみに、自分の骨格を知ることは、自分に似合う服の選定にも繋がるので、服選びも変わってくるかも!
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