「これなら痩せる!」「手軽に痩せられる!」というようなダイエット法はたくさん出ています。
成功した話を聞いて、色々なダイエット法を試してみたくなりますね。
ところが成功談は多々聞いたり読んだりするのに、なぜか自分がやっても痩せない。
「どうして自分はダイエット成功しないのだろう?」
どこかに、ダイエットを成功させるコツがあるはずです。
ダイエットを成功させて理想のボディを目指すために、何が必要でどうしたら成功に向かっていけるのかを見てみましょう。
目次
ダイエットを成功させるには継続すること!
「ダイエットを成功させる=体重を落とす」という認識の人が多いと思います。
しかし本当は「体重を落とす=綺麗になりたい」と繋がっているのです。
早く効率良く痩せたくて、断食や単品だけを食べて痩せるなどのダイエットは手を出しやすいのですが、身体と心に大きな負担がかかるのが実情です。
体重は少し減ったけど、肌がボロボロでストレスで笑顔も消えてイライラしている、そんな状態ではダイエットは続きづらいものになります。
かといって、バランスの良い食事や運動で行うダイエットは、すぐには大きな成果があらわれず効果が期待できるには工夫や精神力が要ります。
それでも、あえて言ってしまいます!本当の意味での「ダイエットを成功させる」ことは、
「継続すること!」
なのです。
なぜ「短期」ではダメなのか?
「短期ダイエット」ではダメというわけではありません。
例えばファスティングという断食は、一日のうちで「食べる時間」と「食べない時間」をハッキリと分ける「短期ダイエット」です。
いつも食べていると内臓が疲弊してしまうので、食べない時間を作って休ませてあげるという身体に良い面があります。
短期ダイエットは一週間や一か月など期間を区切って行うので、目標体重やダイエット方法などの計画も立てやすく、実行しやすいという面があるので有効といえるでしょう。
しかし、短期ダイエットは本当の意味での体脂肪の軽減とまでいかず、食べなかった分だけ体重に反映しているという面があります。
短期ダイエットが終わったら体重が戻ってしまった、というダイエット失敗例は経験した方いらっしゃると思います。
なぜ「継続」が必要なのか?
ダイエットの成功のコツは「継続」にあります。
継続することによって、落とした体重やスリムな四肢が「自分のもの」になるからです。
つまり、短期ダイエットでは「仮の体重軽減」というイメージです。
短期ダイエットで怖いのは「リバウンド」。
短期ダイエットの中心は「食事制限」なので、摂取カロリーを減らす、食事量を減らすことにあります。当然栄養素的にも不足するものが出てきます。
食べない分体重は減りますが、身体そのものはこの状況を「飢餓の危機」と捉えてしまうのです。
人間、特に女性は飢餓の危機的状況でも生き延びることができるよう、皮下脂肪を蓄えるような仕組みになっています。身体はダイエットしている栄養不足の状況に「皮下脂肪を蓄えないと!」と反応してしまうのです。
これが短期ダイエットの後にくるリバウンドで、繰り返すと「常に臨戦態勢」という身体で痩せづらくなっていきます。
しかも、痩せたいところが痩せず、痩せたくないところが痩せてしまうなど、理想の体型とはかけ離れた結果になったりするのが怖いところです。
身体に危機感を持たせず、栄養的に偏ることなくリバウンドしづらいダイエットするには、バランスの良い健康な身体を作り続ける「継続」が必要になっていくのです。
なかなか続かないのはなぜ?(停滞期)
継続的にダイエットをしている間に、どうしても体重が落ちない期間がやってきます。
2~4週間程度続くということなので、停滞期かな?ということが分かります。
この停滞期を乗り越えられるかどうかで、この先のダイエット継続と、自分が思い描く身体になれるかが掛かってきます。
体重を落とすことだけにこだわらない
停滞期にガッカリしてダイエットを中断してしまう人の心理に「体重が落ちることが遣り甲斐になってしまっている」という場合があります。
ダイエットは体重が落ちることだけが本当のゴールではありません。
スリムで健康で笑顔でいられる自分で、自信を持って生きていくためです。
体重だけを落とすことを目標にしていると、減量でしか自分を肯定できなくなり、拒食症などの可能性も出てきます。
なぜ停滞期が?ダイエットの見直し
なぜ停滞期が訪れるのでしょうか。これには大きく分けて二つ理由があります。
①ダイエットを始めて順調に体重が落ち「痩せたね」などと周囲に言われ始めて、自分に油断が生まれることです。
ちょっとだけ自分に甘くなってしまったり、これくらいはいいかな?という油断が出てしまったりします。
体重が増えないまでも、減っていくことが緩やかになります。
②順調に体重が落ちたと同時に、その現状に身体が順応しているということです。
これは身体が順調に作られているということなので、次のステップアップのために新たなダイエット計画をしましょう。
現状の睡眠や食事・運動などの基本から、過不足を探し出します。
身体は次のサイクルを回り始めることになります。
ダイエットを継続する秘訣とは
ダイエットを継続する秘訣!・・・という前に、継続するべくダイエットの基本をチェックしましょう。
まずはダイエットの2大柱の「食事」と「運動」の内容を確認します。
長期にわたって自分の生活になるので、無理な食事制限や運動を計画に入れてしまうと栄養不足や怪我につながります。
一日の摂取カロリーの見直しや、自分ができる運動の選定が必要です。
よく「ダイエットサプリ」や「痩せやすいダイエット食品」をダイエット始めてすぐ取り入れる場合がありますが、減量のためには基本的に口に入れるものは増やさず、減らしていく方針が良いでしょう。
あくまでサプリメントは、栄養を補佐する場合のみになります。
しっかりとしたダイエット計画の上に、ダイエットの苦しみや挫折、それを乗り越える努力と継続が成り立っています。
一言で「継続」といっても、継続する力というものは大変なものです。
「継続する力」を身に着け、理想の体形を維持し続けるための秘訣をみていきましょう。
公言して有言実行
「煙草をやめる!」と公言してから禁煙始めるとやめやすいそうです。
同じく「ダイエットして痩せる!」と公言してから始めると成功率があがるかもしれません。
友人家族恋人同僚・・・周囲に伝わることで「後に引けない」状態になるのです。
途中でリタイアしたら格好悪いし情けないですし、逆に痩せた折には「痩せたね!」と声を掛けてもらえやすく、モチベーションも上がります。
注意したいところは、公言したらそこで満足してしまう性格の人もいるということ。
「有言実行」
この意気込みで始めましょう!
スタートダッシュしない
計画的なダイエットには、最初からヘビーなダイエット法を入れないようにしましょう。
張り切ってスタートダッシュして、いきなり「毎食ダイエット食」「断食4日間」など取り入れてしまうと、短期間ダイエット同様リバウンドしやすく、続けづらいダイエットになってしまいます。
スタートダッシュでコケると、公言している場合は結構気持ちに痛手がきます。
一つひとつクリアでき、身に着けていくつもりで進めていきましょう。
それが簡単なダイエット法だとしても成功体験として心や体のモチベーションアップに繋がっていきます。
ダイエットのゴールを決めない
「いつまで」というダイエットのゴール期日を決めて、そこに向かって走る方が走りやすい、という人がいます。
気持ち的に「いつまで頑張ればいい」という区切りがあった方が楽でしょう。
継続し続けたい場合は、そこから新たにスタートを切っていけばいいわけです。
ところが、人間は楽な方向へ流れるようで「ゴールした!」と思うと、張りつめていたものが抜けて、それまで我慢していた分が暴飲暴食へと走らせてしまう場合があります。
「この日まで我慢、この日からフリー」という区切りはリバウンドの元です。
健康的なダイエットは、減量してスリム化し健康になり、それを維持し続けるものです。
本来ならゴールは設定しないほうが継続しやすいといえます。
完璧じゃなくていい
完璧主義とまでいかなくても、ダイエットで完璧を求める人は多いですね。
早く痩せたいという思いもあり、たった一度の失敗が許せない場合があります。
「頑張ってきたのに、ここでケーキ食べちゃったよ・・・もうダメだ」
そんなダメということはありません。
脱線したところは、修正して本来の路線に戻してあげれば良いだけです。
失敗したからあきらめる、というのは残念すぎます。
もう一つ。完璧を目指しすぎると、自分を追い込みすぎる傾向にあります。
ダイエットには理想は付きものですが、自分に合う合わないもあるので試行錯誤することもあるでしょう。
自分を追い込みすぎると、後で反動で過食に走るケースもあるので要注意です。
ストレスと上手に付き合っていこう
「ストレスに負けないでダイエットを頑張らないと!」
と力が入りすぎると、余計にストレスが溜まり、イライラしたりマイナス思考に陥ったりします。
こういう状態になると、食べることで発散しようとする心身の動きが出てきて、過食傾向になる恐れがあります。
また、せっかく痩せてきたのに、もう少しで軌道に乗せていけたはずなのに、リバウンドしてしまって心が折れてしまう場合があります。
これは悪いストレスです。
良いストレスは、目標を達成させようとする刺激になり、緊張感を生んでくれます。
目標を大きく掲げよう!
具体的な目標設定をすると、とりあえずのゴールが見えるので、そこへ向かって走ることは遣り甲斐にも繋がります。
しかし、ダイエット以前と同じ環境だと、何となくダイエット前の生活へ戻ろうとする自分がいませんか?
モチベーションをUPして、それを持続するには目標というシンボルが必要です。
小学生ではありませんが大きく「目標10キロ減!」など書いて貼っておく、目標とする女優さんやモデルさんのポスターを貼ってみたりするのも良い刺激になります。
貼る場所がない場合は、携帯の待受けや壁紙にしておくと目にとまりやすいでしょう。
応援しあう仲間と共に
某ダイエットアプリは、自分が食べたメニューやカロリーと一緒に画像をUPすることができます。UPしたものを相互フォローして観ることができる仕組みです。
その毎日の記録に「頑張れ!」のマークで他の人を応援することもできます。
ダイエットの悩みも、簡単なメッセージで質疑応答することができます。
友達とダイエットを始めて励まし合うことも頼もしいですが、SNSの匿名性で繋がるのも正直に相談できたり、本当の食事内容や体重を見せ合ったりできてダイエットストレスが軽減されます。
「応援してもらっている」
という意識は、長続きのコツです。
近隣の友人であれば、誘い合って一緒にジムやスポーツで汗を流すことも出来て、運動も長続きしそうです。
経験者は語るダイエットの継続のコツ
ダイエット方法はたくさんあり、一生懸命頑張っている方もたくさんいます。
でも時々ふと「この方法で本当に痩せるかな?継続していくことができるかな?」と思ったりします。
そこで経験者の方に、継続したコツを聞いてみました。
★ダイエット開始から1年継続・体重6.6キロ減・体脂肪率-5.4%
のんびりと痩せていくことにしました。続けることで少しずつ痩せるようであればいいです。でも、以前はダイエットは長く続いたことがなく、今回は焦らずじっくりという方針です。
1 体重管理は毎日(アプリに体脂肪とも入力)
2 極端な食事制限をしない(糖質カットなどはしない)
3 運動は無理しない(疲れが溜まって日常生活に支障がでたことがあるため)
4 ストレッチ・マッサージを毎日する
★それほどすごいことはしていないが、継続することで痩せた人たちの声
〇食事制限はせず、栄養バランスに気を使い、間食をやめた。18時には夕食も全て済ませて、それ以降は水分のみ。
〇友人とジムに通う。トレーナーがいない安いジムだけど、友人と一緒だから楽しく続けられた。友人と話し合って無理のないトレーニングをして、今もずっと続いている。
筋肉が付くと体重はどうかな?と思ったので、体重ではなく体脂肪率や見た目のスッキリ体型を目指して継続。
〇どうしても午前と午後に間食がしたくなります。そこで、高カカオチョコを食べることにしました。明治の「チョコレート効果」が72%・86%・95%とあります。カカオ含有が多いほど苦いようです。一日3~5枚というので、午前午後2枚ずつ。口にするだけで他のオヤツを食べたり、食事の時にバカ食いしたりしたくなくなります。チョコ食べるだけなので、手軽に継続。
〇すごく猫背です。内臓に圧がかかって良くないし、体型が崩れる原因になるということで、軽いダイエットと一緒に姿勢矯正をしました。
ダイエットは、ご飯をお替りしないとか、夜本を読みながらお菓子を食べたりしないとか。水分を良く取るようにしました。
姿勢は肩甲骨を動かせるように胸を張り、腹式呼吸、ストレッチを丁寧にしました。
体重計(体脂肪も測れる)に毎日ではなく乗りながら、気張らず1年続きました。
まとめ
細かいカロリー計算や、次の日疲れて起きれない筋トレ、食べることができないストレスなどは、ダイエットの秘訣である「継続」を邪魔してしまいます。
レコーディングダイエットで挫折する人は、最初からあれもこれも記載しようと初日から気合が入った記録付をしています。これは三日坊主になりやすいパターンです。
SNSでお互い応援し合うアプリでは「この人のご飯美味しそうなのにヘルシーなんだな」と料理に意欲がわいたり、応援マークがつくと後に引けなくなっていきます。
友人とジムに通っている人は「一週間行ってないけど、でも今日も疲れたし」と心の中で言い訳しながらも友人に「一緒に」と連れられていきます。
ダイエット継続の秘訣は様々で、コツと工夫に満ちています。
一つ言えることは「孤独なダイエットは続けづらい」ということ。
見回すとダイエット仲間がいるはずです。
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