「フォシーガダイエット」名前だけでもご存じの方いらっしゃるかと思います。
「糖質」に関係するダイエットで、メディカルダイエットになります。
昨今、炭水化物ダイエットや糖質制限ダイエットなど、糖質をカットしてダイエットするのは、ダイエット上ではもはや常識的な域にきています。
白飯一膳を食べないだけで、簡単にカロリーカットできますし、余剰糖分が脂肪に変えられる心配もありません。
しかし「食べないダイエット」には限界があります。
食に対するストレスも、爆発すると大変なリバウンドになることも。
そこで!「フォシーガダイエット」は医薬品での堅実な糖質カットダイエットになります。
「フォシーガ」は薬の名前です。
SGLT2阻害薬に分類される薬で、2型糖尿病の治療薬、つまり糖尿病の薬なのです。
「糖尿病の薬でダイエットができるの?そもそも、治療薬が手に入るの?」
糖尿病の患者さんにフォシーガを投薬したところ、実際に体重の減少がおきています。
摂取した糖分を全て自分の身体にとどめるのではなく、尿中に排出することで血糖値を下げるのがSGLT2阻害薬、つまりフォシーガです。
自らの意思で「食べない」選択をするのではなく、薬を飲むことで糖質カットできるのは、ダイエットストレスを大幅に軽減してくれます。
そのメカニズムや服用方法、副作用や注意点、飲むことによるメリット、処方・購入にいくらくらいかかるのかなど、気になるところを解説していきます。
目次
フォシーガダイエットとは
フォシーガダイエットは、糖の再吸収抑制剤(SGLT2阻害薬)の一種である「フォシーガ」という薬を使います。
数ある製薬会社の中でも、アストラゼネカ・小野薬品工業・ブリストル・マイヤーズの三社が製造販売しています。
健康体の人の尿には通常糖は含まれていませんが、SGLT2阻害薬を用いることで、尿中に糖を排泄することができます。
「でも、排出するといっても微々たるものだったりしないか?」
と思う人もいるでしょう。
SGLT2阻害薬を服用すると、1日になんと80g(320kcal相当)の糖が排出することができます。
320㎉といえば、ショートケーキ1個分相当。もしくは体重50㎏の人が約2時間ウォーキングしたカロリーですから、なかなかの排出量です。
つまり、カロリーダウンできてダイエットにつながるというわけです。
糖分は身体の重要なエネルギー源でありながら、余剰になってしまうと脂肪として身体に蓄えられてしまいます。
さらに糖は生命的にも重要であるために、血液中にありながら腎臓で再吸収されるという念の入りようです。
これでは糖質を摂ると痩せにくくなるはずです。
糖質制限ダイエットは、これを防止するために糖質を摂らないという選択をするのですが、ダイエットが進むにつれてストレスがかかってドカ食いの原因になったりします。
しかし食べてもSGLT2阻害薬を服用することで、尿中に排出されてしまうならば、ストレスは感じないということになります。
また、フォシーガは血中グルコース(ブドウ糖)の再吸収抑制もしてくれるので、実質糖質制限ダイエットになるわけです。
糖分を薬で排出してしまうと、身体はエネルギー源を脂肪に求めていくので、脂肪燃焼効果も期待できます。
ただし、完璧に感じるフォシーガ薬ですが、薬には副作用がつきものです。
また、持病や体質によっては使用できない場合もあります。
用法容量はもちろん、注意事項はきちんと把握して行わないと、身体を壊してしまう可能性があります。
費用としては、糖尿病などの病気ではなく薬を購入すると保険外になります。
容量にもよりますが、ちょっと費用がかさむことを念頭に入れておきましょう。
フォシーガとは
『フォシーガ』は糖尿病の病気の治療のために開発された医薬品になります。
SGLT2阻害薬の1つであり、尿中に糖分を排泄して血糖値を下げる作用があります。
体重減少、心疾患リスクの低減、腎臓保護の効果があり、同時に糖質制限のようなダイエット効果があるとも言われています。
「糖尿病の薬ならば、どうやって手にはいるのか?」
もちろん医薬品なので、必ず医療機関で医師の診察を受けて処方してもらいます。
持病や体質などによっては処方できない場合もあります。
ネット通販でも販売されていたりするようですが、品質や安全性が保障されず、たまに偽物も出回っているということから、医療機関での購入が安心でしょう。
保険外なのでちょっとお高めですが、自分の身体に入るものは安全が一番です。
多忙で病院に行けないという場合は、オンライン診療などをしている医療機関を利用してみるのも一手です。
SGLT2阻害薬ってどんなお薬?
フォシーガダイエットの『フォシーガ』薬は、SGLT2阻害薬の一つです。
では、SGLT2阻害薬とはどんな薬でしょうか。
SGLT2阻害薬は2型糖尿病の治療薬として研究開発された薬です。保険診療にも適応されています。
糖尿病の他にも、慢性心不全・慢性腎臓病の治療薬でもあります。
製造製薬会社は、ブリストル・マイヤーズ・アストラゼネカ・小野薬品工業の3企業です。
インスリン分泌能低下が原因ですが、遺伝的素因や環境的生活習慣悪化などから発症します。
SGLT2阻害薬のSGLT2は、腎臓にある膜タンパク質で、糖が尿へ流れていかないようにする働きをしています。
SGLT2の働きを抑制するということは、腎臓で糖を再吸収するのを防ぐことになります。
阻害薬は、吸収しなかった糖(グルコース)を尿中に排出されるよう促します。
糖尿病の方のための薬ですが、糖尿病でなくともSGLT2阻害薬としての働きをしてくれます。
内服することで尿から糖が排出され、結果体重減少効果を得られる可能性があります。
費用はどのくらいかかるのか?
病気で処方される薬には「保険」が適用されますが、病気外であると保険適用外になります。
就学時から70歳未満であれば、保険が適用されれば3割自己負担額で済むのです。
フォシーガは糖尿病・心不全・慢性腎臓病に対して保険適用されていますが、ダイエット目的のためには保険適用外になるので、全額負担になります。
・14日分:9,000円(税込)
・30日分:16,000円(税込)
<10mg>
・14日分:14,000円(税込)
・30日分:25,000円(税込)
※病院によって差がありますが、即効性がないので一カ月飲み続けることを考えると万単位の費用がかかることになります。
病院によって差があるのは、ほとんどが自由診療扱いになるからです。
受診前に確認するようにしましょう。
フォシーガダイエットの方法
フォシーガダイエットの方法は、とても簡単!
一日一回、SGLT2阻害薬である『フォシーガ』薬を飲むだけです。
もちろん薬なので、容量用法や注意事項、服用を中止する場合なども知っておく必要があります。
クリニックなどで医師から説明を聞いて「もっと早く聞いていたかった」とならないように、事前に知っておくことをお勧めします。
まずは、一日一回一錠を飲む時間を決めましょう。
意外に忘れてしまったりします。
その一回は、利尿作用があるため、夜寝る前は避けた方が良いでしょう。
夜中にトイレに何回も行くと、熟睡できませんね。
フォシーガの用量用法
食べた糖質を排出してくれる・・・となれば、たくさん糖質を摂ってもフォシーガが体外に排出してくれる!と思いがちです。
しかし、フォシーガ薬も医薬品なので、服用に際しては容量用法を守らなければいけません。
副作用がある薬なので、痩せようと大量に摂取すると健康を害する可能性があります。
5㎎(1/2錠)を水か白湯で服用します。
●通常の医薬品は食後服用が多いですが、フォシーガは食前・食後のどちらでもOKです。
●摂取した糖を尿中に排出し、腎臓での再吸収を防ぎます。
●血糖値の改善・心不全防止の他に、ダイエットでの活躍が期待されています。
ただし、保険外になります。
フォシーガダイエットを中止するとき
薬を使って理論上も堅実に痩せられそうなフォシーガダイエット。
でも、リスクや服用に注意しなくてはいけないこともあります。
最悪、せっかく処方してもらったのに中止しなければならないことも。
薬は安いものではないので、あらかじめ「中止しなければならない」という事態があることを知っておきましょう。
●口の渇き
●膀胱炎などの尿路感染症
●膣カンジダなどの性染症
●便秘
●体重減少
●腎機能の異常
●血中ケトン体の増加
これらの症状があった場合は、服用を中止し医師に相談しましょう。
副作用の中でも、重度になると低血糖・脱水症状・敗血症・腎盂腎炎・陰部壊疽・ケトアシドーシスなどになる可能性があります。
服用の注意事項
フォシーガは、普通の風邪薬などと注意事項も違います。
「こういう時は飲んでいいのかな?」という疑問がわいてくる場面もあるでしょう。
ただし、次の服用まで12時間を切っている時は、次の服用時間になります。
〇服用中に低血糖で「めまい」「ふらつき」などがおこる場合があるので、車の運転などの安全配慮が必要な作業は行わないようにしましょう。
〇低血糖の症状が現れた時は「絶対糖分を摂取しない!」とはせず、速やかな糖分補給をしましょう。
〇利尿作用があるのでトイレが近くなると同時に、水分補給を心がけましょう。
※フォシーガの成分に過敏症既往歴があったり、1型糖尿病治療の方、重い外傷がある方など、服用ができない人もいます。
医師に服用可能かを相談してから購入しましょう。
〇尿路、性器感染
〇排尿困難・尿量が少ない
〇脳下垂体機能不全
〇栄養不良、衰弱状態
〇アルコール過剰摂取
〇他の糖尿病治療薬を使用している
〇小児・高齢・妊娠中・授乳中の方
〇妊娠の可能性がある
〇激しい筋肉運動を行う場合
他の薬と併用できるのか?
副作用や用法容量などを確認したら、さぁフォシーガを購入!!
と、もう一点確認しましょう。
よくお医者さんで「現在飲んでいるお薬とかありますか?」と聞かれますが、これは薬にも飲み合わせがあるからです。
フォシーガにも併用して飲むことができない薬があります。
現在薬局などでもらう「お薬手帳」を持っている方は、医師や薬剤師に見てもらいましょう。
●インスリン注射薬
●スルホニルウレア薬
●速効型インスリン分泌促進薬
●GLP-1受容体作動薬
●β遮断薬
●フィブラート系高脂血症治療薬
●αグルコシダーゼ阻害薬
★血糖降下作用を弱める医薬品
●ステロイド薬(プレドニン等)
●甲状腺ホルモン薬(チラーヂン等)
※その他にも、さらに利尿作用が強くなるループ利尿薬や、薬でなくてもアルコールは低血糖発作を起こすおそれがあります。
フォシーガ服用でみられる気になる副作用
SGLT2阻害薬の一つである「フォシーガ」には、いくつかの副作用があるということをお話してきました。
しかし副作用の名称だけ聞いても、どんな症状がでるものなのか分からないものもありますね。
副作用が出てしまった時に迅速に対処するためにも、主な副作用とその症状をご紹介します。
自分で始めにできる対策としては、薬を飲む時は水をしっかり摂ることです。
低血糖
フォシーガ薬が体内のすべての糖質を排出してしまうわけではないので、通常であれば他の糖尿病治療薬などを使用していなければ低血糖は可能性が低いはずです。
しかし、体質や体調により想定外の事態を考えて、低血糖の症状は把握しておきましょう。
低血糖の症状としては、汗をかいたり、脈が速くなったりします。
そこに頭痛や目のかすみなども加わります。
すでにこの時点で自分で「不快だな。調子が悪い」と気が付くでしょう。
そこを超えると震えや顔が青白くなったり、最終的に痙攣や昏睡状態に陥ることもあります。
対処法としては、自覚症状が出始めた時点で糖質を含む食品を口に入れることです。
フォシーガを投薬している間は、少なくともブドウ糖を含むジュースの一本でも持ち歩きたいですね。
ケトアシドーシス
あまり聞きなれない単語ですが「ケトアシドーシス」は体内にケトン体が増えて、人間の体液が傾いてしまった状態です。
症状としては深刻で昏睡状態になることもあるので、倦怠感などの異常を感じた時点で服用中止して医療機関で受診しましょう。
ちなみに、大容量ペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたら、糖尿病性ケトアシドーシスに陥るという結構深刻な問題がありました。
別名ぺットボトル症候群とも言われています。
頻尿・喉が渇く・脱水
フォシーガを服用していて「口の中が乾くな」と感じることがあります。
これは、糖が尿中に排出されることで、同時に体内の水分も一緒に尿となって捨てられるという作用があるからです。
口の中が乾いたと感じる前に水分補給することで、脱水症状防止になります。
また、尿量が多くなることで頻尿にもなるので生活上注意が必要です。
夜中にやたらとトイレに行っていると、睡眠不足になりがちですね。
服用中は予防にカロリーのない水やお茶を大目に摂りましょう。
それでも脱水症状が疑われる時は、薬をお休みして医療機関で相談しましょう。
脱水症状は喉が渇くというだけでなく、だるくなってめまいなども起きます。
尿路感染症・腎盂腎炎
副作用の一つとして「膀胱炎」「腎盂腎炎」があります。
自覚症状としては、発熱・高熱、脇腹の痛み、背部痛などがあり、女性は尿をした時に痛いなどということもあります。
これは尿が多くなったことにより、排出した水分の補給が足りていなかったり、頻尿を我慢し過ぎたりということが原因でもあります。
特に女性は元々膀胱炎になりやすいので、尿路感染症には注意が必要です。
予防としては、水分補給を多めに、トイレは我慢しないが原則です。
性器感染症
糖を尿中に排出してくれるフォシーガの、意外な副作用が膣カンジダ症などの「性器感染症」です。
服用する人の体質にもよりますし、頻度としては5%くらいなのですが、便秘になりやすいだけでなく陰部のかゆみなどからカンジダ症になったりもします。
デリケートゾーンの副作用は女性にはメンタルにも響くので、気になる症状が出たら早めに医師に相談してみましょう。
その他の重大な副作用もチェック!
糖尿病治療薬であるフォシーガ。
飲むことでダイエットだけでなく健康に良さそうな感じがします。
しかし、あくまで薬なので副作用も重大なものがあることを知っておきましょう。
体調がいつもと違う、ちょっと具合が悪いなどありましたら、副作用を気にしてみて早めの対処が重大な副作用へ繋げないポイントになります。
●血圧低下
●脳梗塞
●血栓・塞栓症
●敗血症・敗血症性ショック
●糖尿病ケトアシドーシス
●外陰部壊死性筋膜炎・会陰部壊死性筋膜炎
食事制限なしで痩せる?フォシーガダイエットの効果
「フォシーガ薬で本当に痩せる?」これが一番知りたいですね!
個人差などはありますが、結論は「痩せる」です。
フォシーガを飲むと、毎日240~400㎉排出していくので、1カ月で脂肪0.8~1.3㎏相当にもなります。(糖質は1gあたり4㎉計算)
この効果は糖尿病ではない普通の人が投薬しても効果があるので、「痩せる」可能性が大なのです。
フォシーガの有効成分であるダパグリフロジンは、糖尿病の有無に関わらず血中糖分を尿として排出する効果を出すことができます。
糖質制限するために、コンビニでオニギリを買って食べるのもためらってしまったり。が!!このオニギリ1~2個分の糖質を毎日排出してくれるのですから優れものですね。
糖質はインシュリンにより「余剰」とみなされると脂肪として蓄積されてしまいます。
月に1㎏の脂肪を回避できるのでしたら、かなりのカロリ―カットにもなりますね。
ちなみに、脂質は1gあたり9㎉です。
むくみ改善効果と体重減少
ダイエットの悩みと同時進行になりがちなのが、女性には多い「むくみ」です。
せっかく体重を落として痩せても、むくみは美しくありません。
フォシーガは糖や水分だけでなく、塩分も一緒に排出してくれます。
結果、糖や水分を排出して体重減少するだけでなく、むくみ改善効果も見込めます。
むしろ、むくみを気にして水分を制限したりすると、脱水症状になってしまうので注意が必要です。
エネルギー源を脂肪へ
人間のエネルギー源は通常「糖質」になります。
糖質をエネルギーに変換して脳や身体を動かしているのです。
余剰の糖質は、インシュリン分泌によって内臓脂肪などへ蓄えられていきます。
フォシーガで糖を尿から排出することによって、カロリー制限になると同時に、
糖質不足状況を作り出すことによって、エネルギー減を糖から中性脂肪などへ身体が求めていきます。
つまり、体脂肪を落とす効果が期待できるということになります。
血糖値を下げてダイエット効果へ
フォシーガは腎臓保護などの健康効果がありますが、血液中の糖分排出だけでなく、腎臓で再吸収されるはずの糖も尿に排出してくれます。
血中の糖(血糖)が減ることで、糖質制限をしているような体重減少が実現するのです。
血糖値が上がるとインシュリンが分泌され、余剰と見なされた糖分はしっかりと脂肪へ変換していきます。
つまり、インシュリンが大量分泌されないよう血糖値を上げないようにすれば、カロリー減&脂肪変換防止ができるのです。
血糖値を下げる効果があるフォシーガは、まさに糖質制限のダイエット効果が期待増です。
食事量を変えなくても体重減少効果
食事量を変えたり、糖質カットしたりするダイエットは身体や心に無理や負担を強います。
満腹感という幸せな感じから遠ざかり、ストレスが発生し、なおさら食べたくなることでリバウンドの危険も出てきます。
フォシーガ薬を服用することで、通常のご飯や量を食べることができると同時に、糖質は尿として排出してくれるので体重減少効果があります。
「我慢をする」ということが和らいで、無理や負担が減るとストレスも軽減できます。
併用によりさらに効率的に痩せる薬
フォシーガは医薬品なので、安易にサプリメントや他の薬の併用は良くありません。
効果が減ってしまったり、逆に効果が強く出過ぎてしまったり。
副作用が強くなってしまうこともあるので、薬の併用は慎重に行いましょう。
しかし、実際には併用によって効率的なダイエットができるものもあります。
一部ご紹介しましょう。
併用すると脂肪燃焼促進が期待できます。
フォシーガとの相性も良好、単体よりフォシーガとの併用で発揮。
体重減少効果の他に脂肪燃焼促進、糖消費促進・糖吸収抑制・脂質排出・食欲抑制・コレステロール値を下げる・腸内環境改善
※健康面では、心血管リスクの低減・抗ガン作用などもあります。
フォシーガを服用の際の注意事項
様々なダイエットがありますが、特に薬を使ったダイエットの注意事項はよく理解しておきましょう。
フォシーガも副作用があったりするので、生活上注意したいことがあります。
また、使い方によっては効果が強すぎて健康を損ねてしまう場合もあります。
身体的なことだけでなく、薬だけど糖尿病などでなければ保険適用外で金額が髙くてビックリという展開もあります。
購入する前に、一読しておきましょう!
糖質制限ダイエットを同時進行はNG
フォシーガを服用しても、全ての糖質を排出することはできません。
およそ、1日につきオニギリ1~2個分の糖質です。
「では、糖質制限ダイエットと併用したら完璧?」
と、当然思いますよね。でもこれはNGです。
しかし、炭水化物を徹底して抜くなどのダイエットはNGですが、食事量をバランスよく減らしてのカロリー制限することは併用OKです。
フォシーガ服用中の糖質制限は、副作用のケトアシドーシスが起こる可能性があり危険なのです。
もちろん絶対炭水化物の量を調整してはいけないのではなく、食事のうち炭水化物比率が40~55%程度であれば問題ありません。
トイレが近くなるが我慢しない
フォシーガを服用すると尿から糖を排泄していきます。
水分も多めに摂るので、尿量が増えていきます。
当然トイレが近くなってしまうので、通勤中などでトイレに立ち寄れなくて困ったり、夜トイレに起きてばかりいて寝不足になってしまうという懸念もあります。
でも、トイレを我慢するのはNGです。
フォシーガの副作用として膀胱炎がありますが、この点は普段の生活に密接してくることなので注意が必要です。
フォシーガに保険適用はありますか?
フォシーガは糖尿病のためのお薬です。
糖尿病改善の薬として医師から処方される場合は、保険適用になるのでそれほど高くはつきません。
しかしダイエット目的として処方される場合は、病気ではないので保険適用外になります。
万単位の買い物になってしまうので、受診する前にお財布の中身を確認しておきましょう!
ジェネリックでお安くなりますか?
前項で、フォシーガのダイエット目的処方は保険適用外とお話しました。
「万単位⁉ちょっと高いから、ジェネリック医薬品で安くできない?」
そうです、新薬の特許が切れたものは、ジェネリック医薬品として製薬されれば安く手に入る可能性があります。
しかし残念ながら、フォシーガのジェネリック薬は現時点ではまだありません
これはフォシーガが糖尿病治療薬として承認されたのが2014年で、慢性腎不全の治療薬として承認されたのが2021年。
新薬の特許期間は20年なので、ジェネリック医薬品として作られることができるのが2041年以降ということになります。
長期間服用したい場合は、まだまだ費用がかさむのが難点ですね。
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「痩せる薬はない」などと、むか~しの人は言っていましたが、フォシーガは脂肪を溜め込む元になる糖分の摂取しすぎを防ぐ薬です。
でも、痩せる魔法の薬ではありません。
糖尿病治療薬なのです。
今回は医薬品であるフォシーガを使ったダイエットをご紹介しました。
もちろん医薬品なので、用法容量など守るべきこと、副作用などの注意事項も盛り込みました。
日本人は糖質を多く摂りすぎる傾向があるので、フォシーガを使ったダイエットは糖尿病予防にもなり、日本人にはマッチしたものですね。
大切な禁止事項などの情報もありますので、そのメリットデメリットを考えながらダイエットに組み込めるようにしましょう。
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