呼吸を整えると心も体も健康に!深呼吸のリラックス&ダイエット効果

 こんにちは、天田です。
 今日は
『呼吸を整えると心も体も健康になれる!』
 という情報をご紹介したいと思います。

「最近、なんだか疲れやすい……」
「すぐに疲れる……」
「すぐに落ち込む……」
「なんだか太りやすくなった」

 と悩んでいるひとは、ぜひ読んでみてください。
 その原因が、実は呼吸の乱れにあるのかもしれませんよ?

呼吸が悪いと心も体も不健康になる

 突然ですが、みなさんは正しい呼吸をしていますか?

「え? 呼吸に正しいも間違っているもあるの?」

 と、多くのひとは思われるかもしれませんが、
 あるんです。

 正しい呼吸とは、
『深く、ゆったりとした鼻呼吸』
 のことです。

 そして間違った呼吸とはその正反対で、
『浅く、短い口呼吸』
 のことです。

 
 そして困ったことに、
 現代人の多くは間違った呼吸をしています。

 運動不足により呼吸が浅いことはもちろん、
 気がつかない間に口呼吸が習慣になっているひとが非常に多いです。

 
 実は、浅い呼吸や口呼吸には以下のような様々なデメリットがあります。

 
 〇睡眠が浅くなる
 〇イライラしたり、怒りっぽくなる
 〇落ち込みやすくなる
 〇傷つきやすくなる
 〇集中力が下がる
 〇風邪を引きやすくなる
 〇顎の周りの筋肉がたるんで老け顔になる
 〇消化の効率が悪くなって、エネルギーを浪費する

 このように、
『浅い口呼吸によるデメリット』
 は実に多いのです。

浅い口呼吸が心に悪い理由

 なぜ呼吸が浅かったり、
 口呼吸がクセになっているとこんなにも悪いことが起きるのでしょうか。

 まず精神方面に悪影響を与える理由から説明します。

実は、呼吸というのは
『自律神経』
と密接に関わりあっているのです。

 自律神経というのは、人間が自分の意識では働かすことの出来ない末梢神経のことです。
 分かりやすく言うと、勝手に働いている神経のことです。

 そしてこの自律神経には二種類あります。

『交感神経』と
『副交感神経』

 のふたつです。

 交感神経は別名
『闘争と逃走の神経』
 と呼ばれていて、
 敵と戦うときや、敵から逃げるときに活発に働きます。
 つまり、
『興奮したり緊張したりしているときに働いている神経』
 というわけです。

 一方の
『副交感神経』
 はその正反対で、
『リラックスしているとき』
 に働きます。

分かりやすくまとめると

『交感神経  = 興奮と緊張を生み出す神経』
『副交感神経 = リラックスさせる神経』

 ということです。

 そしてこのふたつの神経は、
『呼吸の仕方によってどちらの神経が活発に働くのかが決まる』
 という性質を持っているのです。

『呼吸が浅くなる⇒交感神経が活発になる(興奮したり緊張したりする)』
『呼吸が深くなる⇒副交感神経が活発になる(リラックスした気分になる)』

 みなさんも、
 怒ったり不安になったり、緊張したりしているときに呼吸が浅くなった記憶はありませんか?
 それは交感神経が活発になっている証拠です。

 反対にリラックスしてくつろいでいるときは、
 ゆったりとした呼吸になっていますよね?
 副交感神経が働いている証拠です。

 このように、
『呼吸の仕方が直接、人間の心の状態に影響を与えるのです』

 そして現代人の多くは運動不足などによって呼吸が浅くなっているので、
 常に軽い興奮状態や緊張状態にあるのです。

 だから、私たち現代人は疲れやすく、
 悩みの多い人生になってしまっているのです。

風邪や病気にかかりやすくなる理由

 次に肉体方面のデメリットの理由ですが、
 口呼吸には病気のリスクを高めるというデメリットがあることはさきほど説明しましたね。

 なぜ口呼吸になると病気にかかりやすくなるかというと、
『口は本来、呼吸するための器官ではないから』
 というのがその理由です。

 その証拠に、人間以外の生物はすべて、鼻で呼吸しています。
 言いかえれば、口呼吸しているのは人間だけなのです。

「え? 犬なんてしょっちゅう口で呼吸してるじゃん?」

 と反論したくなった方もいるかもしれませんが、
 実はあれは体温調節のために息を吐いているだけで、
 吸ってはいないのです。
 少なくとも肺まで酸素は届いていません。

 つまり、呼吸しているわけではないのです。
 それは犬だけでなく動物全般、いいえ、他の生物も同じです。
 口で呼吸できる生物は人間だけです。

 というよりも、人間も本来は鼻呼吸する生き物なのです。
 呼吸器官はあくまでも鼻であり、口は緊急時(大量に酸素が必要なときや、鼻づまりなどで鼻呼吸ができなくなったときなど)に補助として呼吸機能がついているだけなのです。
 
 口呼吸をすると病気のリスクが高まる理由もそこに由来しています。
 本来は食べ物を取り入れる器官でしかない口から酸素を吸い込むことにより、

『細菌が直接肺のなかに入ってしまうのです』

 鼻の穴のなかには鼻毛が生えていますよね?
 あれは
『雑菌を吸着し、湿度を一定に保つフィルター』
 の役割をしているのです。

 だから鼻呼吸のひとは病気になりにくく、
 反対に口呼吸のひとは病気にかかりやすくなってしまうのです。

 空中にただよう風邪のウイルスやインフルエンザウイルスなどが、
 なんのフィルターも通さず直接、体に入ってくるのですから、
 病気になりやすくなるのも当然ですよね。

 また病気になるに至らなくても、
 体は、体内に入ってきた病原菌といつも戦っているため、
 知らない間に消耗し、免疫力が下がったりします。
 
 口呼吸が健康に与えるデメリットはこんなにも深刻なのです。

 

深呼吸のリラックス効果

 さきほども書いたように、
 深い、ゆったりとした鼻呼吸こそが人間本来の呼吸法です。

 鼻からゆっくりと大きく呼吸することによって副交感神経が働き、
 人間の心はリラックスします。

 さらに鼻を通すことで雑菌が体内に入ることも防げるので、
 病気にならない健康な体を手に入れることも出来ます。

 
 なかでも大事なのはやはりリラックス効果で、
 ストレスの多い現代人には最も大切なものかもしれません。

 浅い呼吸のために常に交感神経が働いていると、
 どれだけ

『リラックスしたい』
『落ち込みたくない』
『悩みたくない』
『傷つきたくない』

 と頭で思っても、出来ません。
 なぜなら人間の体の仕組みに反しているからです。

『健全な肉体に健全な精神は宿る』
 と昔の言葉にありますが、
 それは事実なのです。

 体の仕組みを無視して幸福な人生を手に入れることはほぼ不可能です。
 しかし反対に言えば、
 体の仕組みにしっかりと従って生きれば、
 今よりもずっと幸福で健康的な生活が送れるということでもあります。

深呼吸はダイエットにもなる!

 深い呼吸、
 特に、意識して行う深呼吸にはリラックス効果の他にも
『ダイエット効果』
 があります。

 少し前に
『ロングブレスダイエット』
 というものが大流行しましたね?
 
 あれは
『長く息を吐くことで代謝が上がり、脂肪が燃焼される』
 ということが根拠になっています。
 
 実際、長い呼吸や深呼吸を毎日繰り返すとダイエット効果があります。
 代謝が上がって脂肪が燃焼することもそうですが、
 深い呼吸をするために腹筋を使うので、
 お腹回りの引き締め効果も期待出来ます。

 実際、十分ほど深呼吸を繰り返すと、
 お腹がスッキリするのをすぐに実感することが出来ます。
 腹筋を使ったために、一時的におなかが引き締まった証拠です。

 最近では
『深呼吸ダイエット』
 というダイエット法も流行しているぐらいなので、
 キレイに健康的に痩せたいというひとはぜひ試してみてください。

 座りながらでも、寝ながらでもできる上に
 リラックス効果も期待できるので一石二鳥ですよ!


 

まとめ

 いかがでしたか?
『呼吸を整えると心も体も健康になれる!』
 というお話をしてみました。

 人間は一日に約20000回も深呼吸をしています。
 呼吸を止めればそれだけで人は生命活動を終えてしまいます。
 
 それくらい、呼吸というものは人間が生きる上で大切な行為なのです。
 この機会にぜひ、自分の呼吸を見直してみてください。

 それでは、また。

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