《拡散希望》
主人が新聞配達をしています。こんな台風が来ると騒がれていても配達は無くなりません。主人に「本当に行かなきゃいけないの?」と聞いても「当たり前じゃん」と麻痺しています。原付ではなく自転車です。
本当に死んでしまいます。
助けてください。まだ小さい子供もいます。— 新聞配達員を守ってください。固定ツイート (@aka_kenshou) October 10, 2019
2019念10月12日、日本に非常に大きな台風である『台風19号』が上陸し、猛威を奮っています。
そんななか、ネットで話題になったのが、
『こんな台風のなかでも新聞配達員は配達をさせられているのか?』
ということでした。
上記のtwitter投稿でも分かるとおり、新聞配達員さんの家族は気が気じゃないですよね?
ネットでは、
『新聞配達員の人命が軽んじられている!』
『人間の命より新聞の方が大事なわけがない!』
など、様々な非難の声が上がっています。
実は、私の小学生からの友人も現役の新聞配達をしているため、聞いてみたところ、
『普通に配達があるよ』
とのこと。
すでに市からは避難勧告が出ているというのに…
というか、私と彼の住む家の近くの川では『氾濫の危険性あり』なんて市から連絡が来ているというのに…信じられませんでした。
果たして、台風時でも新聞配達はするのが普通なのでしょうか?
台風時の新聞配達の実態を調べてみました。
台風でも新聞配達するの!?
結論から言うと、配達するそうです。
友人いわく、いつもより早めにトラックが来て新聞を下ろしたあと、いつもどおり普通に配達するのだそう。
時間帯にすると23時ごろに新聞がくるらしいので、30分前には家をでなければいけないそうです。
……というか、その時間帯って、思いっきり直撃している最中なのですが…。
友人の職場にはシンブルマザーで新聞を配っている女性や、六十歳を超えている方もいるそうで、さすがに危ないんじゃないかと思ったのですが…。
詳しく話を聞くと、さすがに配達員のみなさんも出勤するのを渋っているそうです。
そりゃそうですよね。
車で通おうにも、テレビでは風で車が横転している映像なんか流れているわけですから…。
ちなみに、私の娘の友達一家は、すでに小学校に避難済みです。
それくらいの規模の台風なのに、バイクを運転して配れというのは…いくらなんでも安全意識が薄いのでは?と感じました。
一部130円の新聞が、人の命よりも大事ということなのでしょうか…?
それに、そもそも台風の通過時間なんて分かっているのですから、トラックを早くしないで遅く到着させれば済む話では…?と思いました。
予想では、午前3時~4時ぐらいになれば台風はすぎるとのことなので、休刊にできないとしても遅らせて配れば済む話だと思うのですが…どうなっているのでしょうか?
ちなみに、友人と店長の会話はこんな感じだったそうです。
友『今日、台風なんですけど休みにはならないんですか?』
店『休みになんかなるわけないだろ』
友『でも、もう避難勧告も出ているし、警戒レベルも4ですよ?』
店『仕事なんだからやるのが当然だろ?』
友『……………』
こんな具合だったそうです。
いや、そりゃ仕事なんだから多少の雨風ならもちろんやるでしょう。
多少の熱が出ても、プロ根性で乗り切るでしょう。
でも、『避難勧告が出てるレベルの台風』となると、話は違うと思うのですが……。
もしも植木や看板などが直撃したら命に関わりますし、テレビのニュース映像を見ていると、植木どころか自動車までゴロゴロ転がっているようなレベルなのですが…。
台風19号で避難勧告が出てるのに新聞は必要なのか? ネットの声は?
『新聞配達員は避難勧告レベルの災害でも休ませてもらえない』という事実に、ネットでは様々な同情の声が上がっています。
新聞配達する人の危険を考えたら急遽休刊にしてもいいだろうに。
— 阿句田☆側麻呂🇯🇵 (@AKUTA_SOKUMARO) October 11, 2019
元新聞配達員です、台風の時も大雪の時も普通に配達やらされました、感覚は普通じゃないですよね、今回の台風は今までのと規模が違うので普通に休んでいいと個人的には思います、普通に死にますよ……
— B'zアラマ (@siruku_arama) October 11, 2019
新聞の配達は、お休みにして、台風が過ぎ去ってからまとめて配達する方がよいです。
新聞でもテレビでも「命を大切に」と呼びかけているのではないでしょうか?— みなとかおる@ディストピア小説「令和のUWASA」 (@minatokaoru) October 11, 2019
時代は変わり
地球温暖化により
台風が殺人級です。いくら消費者がお金を払っている
とはいえ こんな歴史に残りそうな
台風の日に呑気に新聞読んでる
場合でもなく。命かけて配らなくてもいい。
仕事の代わりはいるけど
親の役目、代わりはいません。命かけて配らなくていい。
— mitk (@mitk08883732) October 11, 2019
新聞店の独自の判断なのかもしれませんが「台風接近に伴い人命を優先して夕刊配達を中止させていただく場合がございます」というチラシが入ってました。人命優先なのだから当然でしょう。むしろ,ステキな新聞店と思いました。
— スマイル5スマ (@4Tk5sma) October 11, 2019
うちの売り場、新聞扱っているけど、事故や渋滞や台風とかで、入荷しないこと、しょっちゅうですよ。来なくて怒る人なんていないよ。毎日買いにくる常連さんだって、仕方ないなあって納得してくれるよ。人の命より大事なものなんて無いんだよ。
— kiitan_Kinuyo (@koide_kinuyo) October 11, 2019
やはり『人命優先』と考える人が多いですね。
私もそう思います。
が、なかにはこんな意見もありました。
岡山の読売新聞で働いてます、業界歴30年の専業社員です🙇
反論するようで申し訳ありませんが、余程の事がない限り、遅れても構わないので配達はするべきだと思います🙇
読者から購読料をいただいてる事もあるし、TVやラジオが無く、新聞だけの方もいらっしゃるので、そこは必要かと思います🙇— 黒島和明 (@mjMyfA9Y369TaxW) October 11, 2019
なるほど。確かに情報は大切ですし、お金をもらっている以上は可能な限り職務を全うすべきだとは思いますが…さすがに今回は『余程のこと』なのではないかと。
ちなみに、『遅れても良いので』とありますが、友人の店の店長さんは『トラックの積み下ろしがあるから時間どおりに来い』とのことで、台風がすぎてから出勤することも許されなかったそうです。
情報は大事だけど、やっぱり命の方が大事
『仕事だから』とか『プロだから』というのも分かりますが、それでもやっぱり今回ばかりは『人命優先』にした方が良いのでは?と私は思いました。
なにしろ、近所の家族が体育館に避難しているレベルなわけですし、ついさっき大雨警報レベルが最大の5になりましたし…。
『どうしても新聞を届けないといけない!』というなら、単純に数時間ほど待って台風が過ぎ去ってから配達すれば良いと思うのですが…なんでも信じられないことに、台風だろうが大雪だろうが配達が遅くなるとクレームを入れてくるお客さんがいるそうです。
一応、『休んだ方がいい』と伝えたのですが、彼いわく『他のみんなも配ってるし、前にも何度も配ってるから』とのこと。
今までのレベル以上の台風であることも伝えましたが、やはり配達する気は変わらないようです…。
どうか、業界の考えが変わって、配達員の安全が優先されるようになりますように。
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