人見知りを治す方法!対人恐怖症の原因は劣等感とプライドの高さ?

 こんにちは、天田です。
 今日は
『人見知りを治す方法』
 についてご紹介します!

 人見知りで悩んでいるひとはぜひ読んでみてください!

人見知りは治せる

「友達が欲しいけど人見知りだから話しかけられない……」
「人見知りだからクラスのみんなと仲良くなれない……」
「人見知りだから職場の仲間たちと打ち解けられない……」

 辛いですよね……
 人見知りをするひとの多くは、このような悩みを抱えているようです。
 私自身も二十代の始めぐらいまで人見知りだったので、
 同じような悩みを抱えていました。

 もちろんなかには
『人見知りで孤独だけど、別に気にならない』
 というひともいるでしょうけど、
 私は違いました。

『出来ることなら人見知りを治したい!』
『回りのひとたちと打ち解けたい』
『けど、治し方が分からない……』

 そんな風に思っていました。
 おそらく今このブログを読んでくれているあなたも同じことで悩んでいると思います。
 
『人見知りを治したいけど、治せない……』
『そもそも治せるのかどうかが分からない……』
『人見知りは生まれつきの性格だから、治せないんじゃないか……?』

 もしかしたらそんな風に考えて、悩んで、諦めてしまっているかもしれません。

 だけど、私の経験から断言します。

『人見知りは治せます!』

 自分が人見知りになった原因をキチンと知り、
 それを克服しさえすれば、必ず治るのです。

対人恐怖症の原因は劣等感

 では人見知りになる原因とはなんでしょうか?
 生まれつきなのでしょうか?
 
 実は、それも少しはあります。
 親になったひとは分かると思いますが、
 生まれたての子供にも、性格の違いというものは確かにあります。
 
 活発な子もいれば大人しい子もいるし、
 人見知りな子もいればそうでない子もいます。

 これは遺伝とも言われているし、
 お腹のなかにいるときのお母さんの精神状態が影響しているという説もあります。

 残念ながらその辺りのことはまだハッキリとは解明されていませんが、
 実を言うと、

『生まれ持った性格はあまり関係ありません』
 

 大事なのは乳児よりもあとの経験です。
 つまり子供時代の経験によって『あるもの』が心のなかに作られてしまったかどうかで、
 深刻な人見知りになるかどうかが決まるのです。

 
『あるもの』
 とはいったいなんだと思いますか?
 タイトルや見出しにすでに出ているのでバレバレですね(^ω^)
 そう、

『劣等感』
 です。
 これがあなたを人見知りにしている元凶なのです。


 

劣等感が人見知りを生み出す

 人見知りの原因は劣等感です。

 劣等感とは、読んで字のごとく
『自分は他人より劣っている』
 と感じてしまう感情のことです

『クラスのみんなは友達がいるのに、自分にはひとりもいない……』
『あのひとはあんなに勉強が出来るのに、自分は頭が悪い……』
『勉強も運動も外見も、私にはなにも取り柄がない……』

 このような考えや感情を劣等感と言います。

 劣等感は人間だれしも少しは持っているものです。
(劣等感のない人間なんて本当にごく少数だけです)
 
 
 そして人見知りをしてしまうひとというのは、
 この劣等感が一般のひとたちよりもずっと強いのです。
 だから他人が怖くなってしまい、人見知りになってしまうのです。

『自分は劣った人間だ。だからこのひとたちと仲良くしてもらえないかも……』
『自分は劣っているから、みんなに好かれるわけがない……』
『それどころか嫌われるに違いない……バカにされるに違いない……』

 
 このような考えが無意識のなかにあるから、人見知りになるのです。
 

対人恐怖症も劣等感が原因

 同じく対人恐怖症も劣等感が原因で生まれます。
 対人恐怖症と人見知りは厳密に言えば違いますが、
 簡単に言ってしまえば
『人見知りがさらにひどくなったものが対人恐怖症』
 だと言えるでしょう。

 人見知りにひとは他人が少し恐い程度ですが、
 対人恐怖症のひとはそれよりもずっと他人を恐れてしまいます。

 
 その原因はやはり劣等感で、
『自分は他人より劣っている』
 と思うからこそ、相手を恐れてしまうのです。

 また、人見知りや対人恐怖症のひとは
 他人を恐れると同時に、

『他人と話すと恥ずかしい』
『他人と目を合わすと恥ずかしい』

 という
『恥ずかしい』
 という感情も持っています。

 そのため、ひとと話すと顔が赤くなったり、緊張して声が上ずってしまったりします。
(人見知りのひとは心あたりがあると思います)

 実はこれも劣等感が原因で生まれる感情で、

『ダメな自分を見られたくない』
『ダメな自分の弱いところを知られたくない』

 という心理が働いているために、恥ずかしくなるのです。

 
 分かりやすく言うと、学校の運動会などで、
 自分ひとりだけがものすごく足が遅い場合、
 走っているところを観客の保護者のひとたちに見られるのは恥ずかしいですよね?

 それとまったく同じ感情が、人見知りのひとにはあるのです。
 
 だから人見知りのひとは他人と話すのが恐いし、恥ずかしいのです。
 そしてその結果、ボソボソと喋ったり下を向いてしまうのです。

 劣っている自分を見られたくないから。

プライドの高さは劣等感の裏返し

 さらに人見知りや対人恐怖症のひとに多く見受けられる特徴のひとつとして、
『プライドが高い』
 ということがよく挙げられます。

 これはクラスで孤立している子などが、
 クラスメイトたちが楽しそうに話してるのを見て、

『あんなくだらないことでバカ笑いして、あったまわりーな、こいつら』
『クラスの奴らは低レベルで話が合わない。オレはこんな奴らとは関わらないでいよう』

 という具合に、
『心のなかで他人を見下して悦に浸る』
 というひとが実は多いです。

 
 実はこれは人見知りだけでなく
『友達がいないひと』
 がおちいりがちな特徴で、

『誰にも相手されない自分を無意識でなぐさめている』

 という状態です。

 本人は
『クールなオレ(私)かっこいい』

 と思っていますが、
 残念ながらそれがただの負け惜しみであり
 強がりでしかないことは、
 周りの人間はとっくに見抜いてしまっています。

 この無意味なプライドの高さも実は劣等感が原因で、
『自分は誰にも相手してもらえないダメな人間だ』
 と思いたくないために、
『自分は誰にも相手してもらえないんじゃない。
 他の人間とは違う特別な人間なんだ』

 と、自分でも気づかないうちに自分に言い聞かせているのです。

 よく勉強できないひとが
『勉強なんて人生の役に立たねーよ』
 と聞いてもいないのに言ったりしているのは、
 これとまったく同じ心理作用によるものです

 同じく友達がいないひとが、
『群れてるのは弱いからだよ!』
 と言ったり、
 
 結婚できないことをコンプレックスに感じているひとが、
『結婚なんてしたって不幸になるだけ! 独身の方が賢い生き方よ!』
 などと、聞いてもいないのに主張してくるのも同じことです。

 ひとはコンプレックスがあると、それと逆のことを口にして
 自分を慰めるという習性があります。

 これを有名なイソップ童話にちなんで、
『すっぱいブドウの法則』
 などと言ったりします。

 
 人見知りの人間に妙にプライドが高いひとが多いのは、
 こういう理由からです。

 そして、そのプライドの高さが、
 よりあなたを孤立させてしまうのです。

劣等感の原因は?

 ではそもそも劣等感の原因とはなんでしょうか?

 それは子供のころの経験によるところが非常に大きいです。
 
 子供のころ親にしっかりと愛してもらえたか、
 兄弟や友達と比べられたり、仲間はずれにされたことがあるか、
 心の未熟な大人に理不尽に叱られ、自信をなくしていないか。

 こういうことが積み重なって、劣等感が生まれるのです。

 つまりは
『他人にどれだけ暖かく受け入れらたか、
 もしくは冷たく扱われたか』

 によって、劣等感が生まれるかどうかが決まるのです。

 もちろん、成長してからは勉強や仕事、恋愛経験などで劣等感が生まれますが、
 一番大きな劣等感は子供時代に作られます。

 
 想像してみてください。
 暖かな家庭で両親の愛情に恵まれ、
 たくさんの友達と仲良く遊んで育ってきた子供が、
 人見知りになると思いますか?

 反対に
 親に冷たく扱われ、
 同年代の子供たちにもいじめられて育った子供が、
 誰とでも気さくに話せる社交的な性格になると思いますか?

 答えはNOです。
 なるはずがありません。

 
 人間の性格の形成には必ず
『子供のころの環境や経験』
 が影響しているのです。

 つまり劣等感が強い人見知りのひとというのは、
 なにかしら、家庭環境や子供のころの環境に
 問題があったひとであると言えます。

人見知りを治す方法

 では劣等感はどうすればなくせるのでしょう?
 そして人見知りを治すにはどうすれば良いのでしょうか?

 それには以下のふたつの方法がとても有効です。

〇自分の良いところを日記に書く
〇失敗を覚悟で人の輪に入る

 ひとつめの
『自分の良いところを日記に書く』
 というのは、
 自分に自信をつける方法として昔から知られている方法です。

 人間は基本的にネガティブに物事を考えてしまう生き物です。
「自分の良いところは?」
 と聞かれてすぐに答えられるひとが少ないのがその証拠です。

 しかし日記をつけ、そのなかに繰り返し自分の良いところを書く事により、
 次第に
『自分にはこんな長所がある!』
 とハッキリと自覚することが出来ます。

 そうすれば劣等感は次第に弱くなっていき、
 やがては自分を好きになって自信をつけることが出来るようになります。

『失敗を覚悟でひとの輪に入る』
 というのは、文字通り
『とにかくひとと話してみる』
 という意味です。

 アドラー心理学では、
『劣等感を克服するには行動するしかない!』
 と言います。

 どんなに頭のなかで

『こうすればいいのか?』
『こう考えれば自分に自信がつくのか?』
『劣等感をなくすにはこうした方がいいのか?』

 と考えたところで、
 そんなものは結局、頭のなかだけのものでしかありません。
 実際に行動してみて、人の輪に入ってしまえば、
 人見知りなんて驚くほどあっさり治ってしまうこともあります。

『どうすれば彼女が出来るんだろう』
 と悩んでいたひとが、
 実際に彼女が出来てしまうと、
『なんだ。彼女がいないときに考えたことは、どれもこれも的外れだったな』
 と気づくのと同じことです。
(たとえば、イケメンじゃないと彼女ができない、とか)

 ですので、本気で人見知りを治したいと思うのなら、
 とにかく人の輪に入ってしまうことが大切です。

 そのさい、勇気を出すコツとしては、
『別に失敗してもいい』
 と最初から思ってみることです。

『ここで友達ができなかったとしても、別に失うものはないし』
 と開き直って肩の力を抜いてみると、
 案外、簡単に打ち解けられたりします。

 失敗を恐れるな、と昔からよく言いますが、
 正確には
『失敗したってどうでもいい』
 と気楽になれ、といった方がより分かりやすいかもしれません。

 友達がいたっていなくったって、
 人見知りが治ったって治らなくたって、
 命がなくなるわけではありません。

 そう気楽に思えるようになれば、
 意外とあっさり治ってしまうものなのです。

まとめ

 いかがでしたか?
 人見知りの治し方についてご紹介してみました。
 私もかつては人見知りで友達がほとんどいない状態でしたが、
 今では誰とでも仲良く話ができるし、友達も奥さんもいます。

 それらの経験からぜひ知っておいて欲しいことを、
 ここに書いてみました。
 あなたの悩みが少しでも解決したのなら幸いです。

 それでは、また。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください