最近、友達がいない社会人が急増しています。
会社内はおろか、会社の外にも友達がいなく、平日は家と会社の往復だけ。
休日は家でゲームしたり、DVDを観たりと、1日中ひとりで過ごして終わり。
恋人もおらず、結婚もしていない人も多く、
『休日は誰とも話さない』
というひとも少なくありません。
なぜ、このような社会人が急増しているのでしょうか?
また、『友達がいない社会人』にはどのような特徴があるのでしょうか?
そこで今回は、
『友達いない社会人の特徴と、コミュ力を上げる方法』
を、ご紹介してみたいと思います!
目次
友達いない社会人が増えている原因
そもそも、なぜ友達がいない社会人が急増しているのでしょうか?
その理由をご紹介してみます。
娯楽の発達
まず考えられるのが、娯楽の発達です。
現代ではゲームや映画、テレビや動画サイトなど、友達がいなくても個人で楽しめる娯楽が溢れています。
そういった個人で楽しめる娯楽が増えた結果、友達を作る必要性がなくなっていきました。
一昔前は、休日を家で過ごすなんて退屈で耐えられない…という意見が大半でしたが、今では家にいても暇をすることはまずありません。撮りためていたテレビ番組を消化するだけでも、1日を潰すことができます。
しかしその結果、気が付けば『友達ゼロ』となり、『たまには友達と遊びに行きたい』『恋人とデートしたい』と思ったときに、誘う相手がいない…なんてことになってしまうようです。
核家族化によるコミュニケーション能力の低下
今より数十年ほど前までは、家のなかに両親と祖父母が同居しているのが一般的でした。
そのため、家のなかにいても自然とコミュニケーションを取る機会があり、子供たちは自然と『他人とのコミュニケーション方法』を学びながら成長することができました。
しかし、今は核家族化が進み、祖父母と同居している家庭は少数です。また、両親が共働きなどで、ひとりで食事をする子供も増えています。
その結果、コミュニケーション能力が育ちにくく、高校生、大学生、ときには社会人になっても『友達の作り方が分からない』という大人が急増してきたのです。
ネットの普及
ネットの普及も、友達がいない社会人が増えている原因のひとつだと言われています。
メールやline、チャットなど、リアルではないコミュニケーションに慣れてしまった結果、顔を合わせて会話をする機会が減ってしまい、友達を作る能力や、友達を作る機会が減ってしまった、ということが考えられます。
実際、ネットでは饒舌(じょうぜつ)で強気なのに、実際には内気で会話が苦手…という内弁慶気質のひとが非常に増えています。いわゆるネット弁慶というやつで、本当の自分に自信がない人間ほど、ネットのなかでは強気に振る舞います。
ネットの普及は確かに便利ですが、そこでどれだけ誰かと繋がっていても、やはりそれは『表面的なコミュニケーション』でしかないので、実際の経験値はまったく変わりません。
仕事に追われている
学生時代は友達も普通にいたけれど、社会人になったらすっかり友達とも疎遠になってしまった…というひとも少なくありません。
時間が有り余っていた学生と違い、社会人になると仕事に追われてしまうため、友達と遊ぶことすら難しくなってしまいます。
そのため気が付くと気楽に連絡を取れる友達がいなくなってしまい、孤独な社会人に…というパターンもとても多いです。
それでも、同じ会社内で友人が出来れば問題ありませんが、仕事上の付き合いというのはなかなか学生時代のように
気軽に付き合えないことも多く、表面的な付き合いに終始してしまう事もしばしば。
『仕事が生きがい!』
というひとならば問題はありませんが、ブラック企業などで『やむを得ず仕事に忙殺されている…』という場合は、孤独な上に生活の余裕もなくなってしまうという二重苦になってしまいます。
(友達が欲しいのに)友達がいない社会人の特徴って?
本来、友達がいないこと自体は、良いことでも悪いことでもありません。
特に社会人になれば、友達は減っていくのが普通です。
また家族が出来れば、友達がいなくても孤独を感じることもありませんし、外出なども家族とすることがほとんどになりますので、友達を作る必要性も少なくなります。
あるデータでは、一般的な社交性を持った社会人でも、30歳を超えたころには友達が3人以下になるひとが大半だそうです。
『家族はいるけど、友達はひとりもいない』
というお父さんも珍しくありません。
ですので、友達がいないこと自体は決して悪いことでも、困ったことでもないのです。
しかし、なかには、『友達が欲しいのにできない社会人』も多く存在します。
特に二十代後半から三十代前半ぐらいの男性に、このような悩みを抱えているひとが多いようです。
では、『友達が欲しいのにできない社会人』にはどのような特徴があるのでしょうか?
次の章から説明してみます。
特徴1 コミュニケーション能力が低い
『友達が欲しいのにできない社会人』
にもっとも多い特徴は、コミュニケーション能力が低いということです。
これはさきほど説明した『核家族化』や『娯楽の普及』なども原因のひとつですが、家庭環境による影響も大きいです。
厳しい親に育てられたり、愛情をあまり与えられずに育てられたりしたせいで人見知りになり、小学校~大学とほとんど友達を作れないまま大人になってしまった人は、このようにコミュニケーション能力が低い大人になりやすいです。
コミュニケーション能力が低いひとには、会話をする際に以下のような特徴が見受けられます。
〇会話の間が取れない。
〇言葉のキャッチボールがうまくできない。
〇妙に早口になったり、声が甲高くなったりする。
〇急にテンションが上がったりする。
〇声がボソボソしている。
〇相手の目を見られない。
〇相手の感情や会話の意図を読み取れない。
いかがでしょうか?
コミュニケーション能力に自信がないひとは、いくつか心当たりがあるのではないかと思います。
私も二十代の前半ごろ、他人とあまり関わらない生活を続けてしまった結果、『他人とまともに会話ができない』という状態になってしまったことがありました。
そのときは、まさに上記のような特徴が現れていて、声がボソボソし、目が見られず、妙に早口になったり間がおかしくなったりと、まさに『会話下手』状態になってしまいました。
コミュニケーション能力というのは、生まれつきではなく『経験』や『慣れ』の方が大きいので、幼稚園や小学校など、自然と友達が作れる時期に友達がいなかった子は、コミュニケーション能力が育たないまま大人になってしまいます。
すると、社会人になってから『やっぱり友達が欲しい…』と思っても、作り方が分からないためなかなか作れず、いつまでも孤独と劣等感に苛まれてしまうという悪循環に陥ってしまいがちです。
特徴2 ネガティブ思考
友達ができない人は、ネガティブ思考のひとが多いです。
ほんのちょっとの言葉でも傷ついたり、悪く捉えてしまったりして、
『嫌われたかも…』
『笑われたかも…』
『変に思われたかも…』
と、ネガティブに物事を捉えてしまうひとは、なかなか新しい友達を作る勇気が出てきません。
たまに『勇気を出して、話しかけよう!』と思いチャレンジしてみても、相手の反応がほんの少し冷たく感じられただけで、
『変に思われた…』
『やらなきゃ良かった…!』
と、傷ついてしまい、挫折してしまいます。
でも、実は相手はまったく冷たくしたつもりもなく、普段話さないあなたが話しかけてきたことに驚いただけ…ということもしばしば。
このように、ネガティブ思考のひとは、実際は別に悪い印象なんて持たれていないのに、自分は嫌われている、笑われていると思ってしまったり、単純に自分に自信をなくしてしまっているので、いつまで経っても友達ができません。
そのうえ、ネガティブ思考のひとは性格も暗くなりがちなので、回りの人から話しかけられる機会も少なくなってしまいます。
ネガティブ性格のひと全てが友達ゼロというわけではありませんが、ポジティブな性格のひとはたいてい、友達がいます。
特徴3 面倒くさがり
最近、
『友達が欲しいけどできない…』
というひとのなかに増えてきているタイプがこちらです。
『面倒くさがり』
これは、友達作りだけではなく、
『恋人が欲しいけどできない』
『結婚願望はあるのに結婚できない』
というひとにも多く当てはまります。
『〇〇は欲しいけど、そのために何か行動を起こすのが面倒くさい』
と思ってしまい、結局、
『また今度、気が向いたら頑張ればいいか』
と、何もしないまま時だけが流れていってしまう…というものです。
こういうひとは、実際は今の生活に満足していることが多く、そのせいで行動できません。
居心地の良い生活を崩したくないのです。
でも、それでいて時にふと寂しさに襲われ、『友達欲しい…』『結婚したい…』と思い行動しようと思うものの、
『…面倒くさい』
と、やっぱりやめてしまいます。
二十代~三十代に特に多いタイプで、たまには孤独を感じつつも、本当は自由気ままな生活をエンジョイしている…という場合がほとんどです。
しかし、この状態のまま四十、五十に突入すると、とたんに大きな後悔に襲われる人も多いようです…。
(特に婚活関係)
最大の原因は『自分に自信がないこと』
以上、『友達は欲しいけどできない社会人の特徴』をご紹介しました。
面倒くさい、というパターンもありますが、もっとも多いのは単純に、
『自分に自信がないこと』
ではないでしょうか?
自分に自信があれば、他人と話すことに恐れや不安は感じませんし、ネガティブ思考にもなりません。
それどころか、自分に自信があるひとの周りには自然と人が集まってきて、友達も勝手に出来ます。
反対に自信がないひとは、人が集まってくるどころか『変に思われないかな…?』と恐れてしまい、回りのひとに話しかけることも出来ません。
このように、『(友達は欲しいけど)友達ができない社会人』の最大の原因は、『自分に自信がないこと』なのです。
コミュ力を上げ、自分に自信をつける方法
自分に自信をつける方法はたくさんあります。
今回は、そのなかでも比較的簡単に出来るものをご紹介します。
鏡の暗示
一流のセールスマンや経営者などがよく使っている方法です。
やり方は簡単。
鏡に映る自分の目を見つめ、
『私は〇〇だ!』
と、なりたい自分の状態を言葉にします。
友達が欲しい場合は、
『私は会話上手だ』
『私は人と話すのがが大好きだ』
『私は人気物だ』
あたりがオススメです。
暗示をかけるコツは、しっかりと鏡のなかの自分の目を見つめ、真剣な気持ちで言葉をかけること。
そして、それを寝る前と朝起きた直後に行うことです。
また、心がネガティブになったときなどにトイレにいき、こっそり呟くのも良いでしょう。
何十年も昔から成功者の間に伝わっている暗示のテクニックですので、ぜひ試してみてください。
アファメーション
鏡の暗示の簡易版とも言える暗示法です。
こちらは、鏡を使わず、独り言で暗示をかけます。
『私は明るい』
『私は人気物』
『私は会話上手』
などなど。
あたかも、理想の自分にすでになっているかのような言葉を呟きます。
すると、潜在意識がその言葉の影響を受けて、しだいにその通りの行動を取るようになっていきます。
年収数億レベルの超有名経営者も推薦している方法ですので、こちらもぜひ試してみてください。
コミュ力を上げる方法・鏡の法則
次はコミュ力を上げる方法です。
暗示で心を前向きにしたら、実際の会話のスキルも磨きましょう。
まず知っておいて欲しい心理テクニックは、
『鏡の法則』
です。
さきほどの鏡の暗示と似ていますが、まったく別物なので間違えないでください(笑)
これは、簡単に言えば、人間関係の法則を表したものです。
『あなたが相手のことを好きなら、相手もあなたのことが同じくらい好き』
『あなたが相手のことを嫌っていれば、相手もあなたのことが同じくらい嫌い』
というものです。
すべての人間関係に当てはまるわけではありませんが、7~8割の人間関係はこの法則に当てはまると思います。
なぜかというと、人間というのは、相手が自分を嫌っているか、好いているのかを、なんとなく無意識で読み取るものだからです。
なので、自分のことを嫌っている相手というのは、なんとなくこちらも気に食わないことが多いです。
反対に、自分に好意を持ってくれている人に対しては、同じようにこちらも相手を好きになりやすいです。
自分を受け入れてくれている人だと感じるからです。
ですので、誰かと友達になりたい場合は、まず自分が相手のことを好きになりましょう。
というよりも、好きになれる相手とだけ、友達になるために話しかけましょう。
友達が欲しいからと、特に好きでもない相手に話かけても、相手もあなたのことを特に好きでもなんでもないので、失敗に終わってしまいます。
(友達ができないひとの多くはこのミスを犯しています)
ミラーリング効果
有名な会話テクニックに、
『ミラーリング』
というものがあります。
なんだか鏡ばかりでてきますが、これもまた『鏡の暗示』などとは別物です。
これは、
『会話中に相手と同じ仕草や表情、動作をすると、相手から好かれやすい』
という心理テクニックです。
人間は好きな相手に対しては、ついつい同じような動きや表情をしてしまいますよね?
たとえば、相手が笑ったら自分も笑ってしまう、など。
この法則を利用して、『わざと』相手と同じ動作をすることにより、好感度を上げるというテクニックです。
一流のコンサルタントなども使っている方法ですので、興味のある方はぜひ試してみてください。
まとめ
いかがでしたか?
『友達いない社会人の特徴と原因』
というお話をしてみました。
本文でも書きましたが、友達がいないこと自体は別に悪いことでも何でもありません。
ただし、『友達が欲しいけど出来ない』という場合には、この辺りで友達を作る努力をしてみることをオススメします。
それでは、また!
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