こんばんは、天田です。
みなさんは、自分にイライラすることってありませんか?
『どうしてこんなことも出来ないんだ!』
『なんで私はいつもこうなの!』
という風に。
思い通りにならない自分にイライラしてしまい、
自己嫌悪に陥ってしまうひともいると思います。
特に、劣等感の強い人や、
自分の人生に満足していないひとほど、
こういう傾向が強いと思います。
そこで今回は、
『自分にイライラしてしまう原因と、怒りを抑える方法』について
お話してみたいと思います。
目次
自分にイライラする原因
自分にイライラしてしまう原因は簡単です。
『現在の自分が好きじゃないから』
です。
これは、考えてみれば
当たり前ですよね?
もしも現在の自分に満足していて、
自分のことが好きならば、
自分に対してイライラするはずがありません。
自分にイライラするのは、
なにかしら自分の行動や能力に対して、
不満があるからです。
でも、その不満とはいったい何なのでしょうか?
答えは、
『理想と現実のギャップ』
ではないかと思います。
たとえば、あなたは
『仕事をキチンとこなせる人間になりたい』
という理想を持っているとします。
でも、現実のあなたは、
『最低限の仕事』
しかできなかったり、
『ささいなミスを連発』
してしまったりしています。
すると、
あまりにも理想とかけ離れた自分に対して失望し、
イライラしてしまうのではないでしょうか
『なにやってんだよ…』
『また私はこんなミスを…』
『なんでこんなにちゃんと出来ないの!』
という感じに。
頭に思い描いている、
『こういう人間になりたい』
という理想が高ければ高いほど、
現実との落差にイライラしてしまうのです。
〇〇でなければいけない、という考えがイライラの元
しかし、
単に理想が高いことだけがイライラの原因ではありません。
理想が高いだけならば、それに向かって努力することもできるし、
単に憧れているだけで、イライラはしないことの方が多いです。
実は、
イライラしてしまう原因は
『〇〇になりたい』
という理想を持っていることではなく、
『〇〇にならなければいけない』
という、義務感を持っているせいなのです。
つまり、
こういうタイプの人の理想は、
『憧れ』ではなく『義務』であり、『ルール』なのです。
これは、責任感が強すぎる人や、
自立心が強すぎる人などに多く見られる特徴です。
そしてこういうひとは、
多くの場合、厳しい親に育てられてひとや、
自由にのびのびと子供時代を過ごせなかった人に多いです。
このタイプのひとは、向上心や自立心が人一倍強いのですが、
そのせいで焦りや不安も強くなってしまい、
結果、空回りしてしまって、むしろ普通の人よりも結果が出なくなる…
という悪循環に陥っていることが多いです。
『自分の人生は自分の力で生きなければいけない』
『甘えてはいけない』
『サボってはいけない』
というように、
自分で自分を厳しく律しようとしてはいるのですが、
結局、無理が出てしまったちっともうまくいかないのです。
そして、そんな自分にイライラしてしまうのです。
あまりにも高すぎるハードルが自分を苦しめることも。
こういった、
『自分に厳しすぎるタイプ』
の人間は、
強すぎる向上心や義務感、責任感のせいで、
自分の人生を必要以上に辛く、厳しいものにしてしまいがちです。
ですので、あまりにも自分にイライラしすぎる場合は、
一度、自分へのルールを見直した方がいいでしょう。
特に、このタイプのひとは
『理想を高くしすぎる』
『結果を出しているひとを過大評価しすぎる』
『自分を過小評価しすぎる』
ということをやりやすいので、
注意が必要です。
特に、
自分から見て憧れの人のことを脳内で理想化しやすいので、
『あのひとみたいに頑張ろう』
という風に思うのですが、実際は、
どんな偉人だって毎日、毎日、完璧にこなしていたわけではありません。
サボることだってあるし、休みたくなるときもあります。
ミスすることもあるし、挫折や失敗も数限りないでしょう。
しかし、『他人を理想化しすぎる人間』はついつい、
『ああいうひとは毎日を完璧に過ごしているに違いない』
と思い込んでしまい、
自分もその通りにしようと思って、失敗してしまいます。
こう考えると、自分にイライラするひとというのは
『思い込みが激しく、それゆえに理想が高すぎる人』
だと言えるかもしれません。
そして、理想が高すぎるがゆえに、
そうなれない自分に、イライラしてしまうのではないでしょうか?
自分を過小評価し、他人を過大評価するのをやめよう!
以上のことから考えて、
自分にイライラしているひとがイライラを抑えるためには、
『理想を下げ、現実的なものにする』
ということが大切だと言えます。
理想を下げるということは、
世の中や他人を過大評価しすぎないということです。
たとえば、あなたにとって憧れの人物がいたとしても、
そのひとを『完璧』だとは思わないようにしましょう。
完璧な人生を生きている人なんて、
この世にひとりもいません。
生まれたときから完全無欠、
才能や運に恵まれ、失敗をすることもなく、
常に人生が順風満帆で自信に満ち溢れている。
どんな困難にも怯むことなく立ち向かい、
次々と課題をクリアしていく…。
そんな人間は、存在しないのです。
はたから見ればどれほど順風満帆に見えようと、
自信満々に見えようと、
本人にしか分からない苦悩や、苦しみと戦っている場合がほとんどです。
ですので、そもそもの問題として、
『理想どおりの完璧な人生』
というものはないのです。
完璧な人生があると思っているから、
少しの欠点や、思い通りにならない自分の現実に、
イライラし、失望してしまうのです。
昔から、
『完璧主義者は、けっきょく何も出来ない。
なぜなら、ささいな欠点も許せないから、何事も続けられないからだ』
と言われています。
完璧主義になると、けっきょく、
『ほどほどに努力している人』
にさえ、負けてしまうのです。
ですので、自分のハードルを下げましょう。
現実をしっかりと冷静に観察して、現実に即した努力をすることが大切です。
たとえば、
『失敗してはいけない』
という、現実離れした考えをやめ、
『失敗してもいいから、ちょっとずつ成長して、
最終的に目標を達成できればいい』
と、自分のなかのルールを優しくし、ハードルを下げるのです。
結局は、こちらの方がはるかに成長することができます。
もちろん、イライラすることも減りますし、
自分への怒りを抑えることもできるようになります。
ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
『自分にイライラしてしまう原因と、イライラを抑える方法』
というお話をしてみました。
本文でも触れましたが、
自分にイライラしてしまうひとは、
他人を過大評価し、理想を高くしすぎていることが本当に多いです。
つまりは、完璧主義者です。
完璧主義者は、たいてい、物事がうまくできません。
ですので、『完璧』を目指すのは今すぐにやめましょう。
完璧を求めてしまうと、
ずっと空回りするだけの人生になってしまう可能性が高いのですから。
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