中学生の子供に友達がいない!娘(息子)のために親が出来ること!

 こんにちは、天田です。
 今日は
『中学生の子供に友達がいない!娘(息子)のために親が出来ること!』
 というお話をしてみたいと思います。

友達がいない事に親は気づけない

 突然ですが、あなたのお子さんは友達がいますか?
『いる』
 と即答できた方はたぶん問題ありません。

 しかし、もしも、

『いると思うけど……紹介されたことがない』

 と答えた方は、要注意です。
 
 実は今、友達がいない子供が急増しているのです。
 
 学校に行っても誰とも話さず、休み時間はひとりで本を読んでいるか、ひたすら寝たフリをして過ごす……

 修学旅行で一緒の班に入れてもらうことも出来ず、担任の教師から無理やりどこかの班に入れてもらって嫌な顔をされる……体育の授業すら一緒にペアを組む相手がいない。
 
 そんな子供が急増しているのです。

 理由は、インターネットやSNSなどが普及しコミュ二ケーションの機会が減ったことと、共働きなどで両親と十分なコミュ二ケーションが取れず、他人との接し方が分からない子が増えたことなどが考えられます。

 学校で孤立しているだけでも悲惨なのに、なお困ったことに、そういった子供の多くは自分が孤独であることを親に隠していることが多いです。

 なかには『架空の友達』の話をでっちあげて、さも自分には友達がいるかのように見せかけ、ひとり孤独に耐えている子供さえいます。

 なかでも中学生くらいになると、心は未熟なのに知識だけはそれなりに発達していますから、『友達がいないことは恥ずかしいこと』と思い、必死になって自分が孤独であることを隠そうとしたりします。

 つまり、自分の子供が孤独で苦しんでいるのに、そのことにまったく気づけない親が急増しているのです。

友達がいない=イジメとは限らない

『友達がひとりもいないなんて、もしかしてイジメに遭ってるんじゃないの?』
 と思うかもしれませんが、必ずしもそうとは限りません。

 むしろ、イジメに遭っていないケースの方が多いくらいです。

 友達がいなくて苦しんでいる子というのは、単にコミュ二ケーションが苦手で周囲に馴染めないだけのケースが多いです。

 別にイジメられているわけでも、仲間はずれにされているわけでもないのに、いつの間にかひとりぼっちになってしまったのです。

 もちろん、クラスのなかには

『暗い奴』
『気持ち悪い奴』

 と陰口を叩く子もいるでしょうが、それはあくまでも『孤立してからバカにされた』のであって、それが原因で孤立したわけではありません。
 あくまでも、本人のコミュ二ケーション能力が原因です。

 そして、だからこそ深刻に悩んでいる場合が多いのです。

子供のために親が出来ること

 まずは子供が本当に孤独なのか、友達がいなくて苦しんでいるのかを確かめなければなりません。

 以下のチェックポイントに当てはまるかどうか試してみてください。

〇一度も友達を家に連れてきたことがない
〇友達らしき相手と電話している所を見たことがない
〇休日はいつも家にいる
〇学校の話をまったくしてこない
〇表情が暗い
〇学校を休みがちになってきた

 どれかひとつでも当てはまったら要注意です。
 学校に友達がひとりもおらず、孤独に苦しんでいる可能性があります。
 すぐに確認してみましょう。

 しかし、ここで注意すべきことがあります。
 それは、『本人に訊いても正直に答えてくれない可能性が高い』ということです。

 中学生とは多感な時期です。
 すぐに悩んだり、傷ついたりする年頃であり、それでいて自意識過剰になったり、反対に極端に自信をなくしたりする年齢です。

 そのため、さきほども言ったように『友達がいないなんて親に知られたら恥ずかしい』などと思っていたり、もっと単純に、『親に心配かけたくない』『親を頼るのは情けない』などの心理的ブレーキが働いているため、素直に本当のことを教えてはくれません。

 ではどうすれば良いのか?
 それは『担任の先生に訊くこと』です。

 うちの子供がクラスで孤立していないかどうか、学校に電話をかけて聞いてみてください。(もちろん、礼節をわきまえた尋ね方で)

 担任の先生が必ずしも生徒全員の交友関係を把握しているとは限りませんが、友達がいるかどうかくらいは何となく把握しているはずです。

 もし把握していなくても、親御さんから『心配だから、確認して欲しい』と言われれば、それとなく休み時間の様子などをチェックしてくれます。

 友達がいないかどうかは一目でわかるので、孤立していた場合はすぐに教えてくれるでしょう。

 

転校も視野に入れて子供と話してみる

 担任の先生からの報告などで子供が孤立していると分かった場合、親御さんとしてはかなりのショックでしょう。
 
 しかし、ここでいきなりお子さんに『あなた、友達がいないの? イジメにあってるの?』
 などと問い詰めてはいけません。
 
 思春期の子供、特に男の子はプライドが高いので、
『どうでもいいだろ!』
 などといって、心を閉ざしてしまう可能性があります。

 そうならないためにも、優しく尋ねてください。
『〇〇くん(ちゃん)、もしかして、学校にお友達がいないの? 大丈夫? 辛いようだったらお母さんやお父さんに相談して』
 といった具合に、お子さんの心を刺激しないように聞いてあげるのがベストです。

 ここで、もしもお子さんが
『辛い』
 と助けを求めてきた場合は、転校も視野にいれなくれてなりません。
 人間は環境によって変わる生き物なので、今の学校で友達が出来なくても、別の学校に行けばあっさりと友達が出来る場合があるからです。

 ただ、お子さんが転校を望まない場合はそうもいきません。学校に言ってカウンターを紹介してもらうなり、担任の先生と話して対策を練ってもらいましょう。

 ただ、なかには
『友達はいないけど、別に辛くない』
 という場合もあるので、そのときはあえて現状維持のまま様子を見守りましょう。
 本当にひとりが好きな場合もありますし、イジメにあっていないのであれば、絶対に今すぐなんとかしなければいけないという問題でもありません。
 
 あくまで子供の意思を尊重しましょう。

子供とのコミュ二ケーションが大切

 最後に、一番大切なことをお伝えします。
 これはもしかしたら、子供のいない親御さんにとっては大変にショッキングな内容かもしれませんが、孤独な子供を助けるためにも心を鬼にして伝えなければならないと思い、書きます。

『あなたの子供に友達がいない原因は、あなたかもしれません』

 あなた、つまり親に原因がある場合があります。
 というよりも、かなり多くの場合、親御さんや家庭環境に原因があります。

 不思議に思ったことはないでしょうか?
 なぜ世の中には、性格の明るい子供もいれば暗い子供もいるのでしょうか?
 友達がいっぱいいる子供もいれば、ひとりも友達ができない子供もいるのでしょうか?

 その答えは、
『子供時代の家庭環境にあります』
 
 考えてみてください。
 暖かく、思いやりのある家庭で育った子供が、人見知りになるでしょうか?
 人見知りというのは他人を恐れている証拠です。

 暖かい家庭、暖かい両親の愛情をいっぱいに受けて育った子供が、他人を恐れる人間に育つはずがありません。

 人見知りになる原因の大半は、両親や家庭環境にあるのです。
 
 もちろん、あなたは親として一生懸命に愛情を注いで育ててきたことでしょう。
 しかし、残念ながら一生懸命ならば必ず子供に伝わるかと言えば、そうではないのが現実です。

 一生懸命、子供のために働いたけど、家では疲れてしまってほとんど会話をしなかった、などというのは日本の父親にはよくある話です。

 子供のためを思って習い事や塾通いを強制させた結果、自分の意見を言えない子供になってしまうということだってあります。
 
 つまり、子供に友達ができないということは、あなたの家庭になにかしらの問題があるということなのです。

 よく、
『モンスターペアレンツほど、うちはちゃんとした家庭だと主張してくる』
 と言いますが、まさにその通りです。
 
 ある心理学者の先生は、
『イジメられて自ら命を絶つ子供は、その家族に原因がある場合が多い。だけど、そのことを家族に言っても絶対に理解されない』
 と本で書いていました。

『うちはちゃんとしてる! 悪いのは学校だ! クラスメイトたちだ!』
 と、もしもあなたが本気でそう思ったのならば、
 そのような『責任逃れをする親』に育てられた子供が健全に成長できるかどうか、考えてみてください。
 
『自分の人生に起きることは、すべて自分の行動の結果である』
 という言葉があります。
 お子さんを孤独から助けたいと本気で思うのならば、
 今までも家庭のあり方にどこか間違いがなかったか、この機会に考え直してみるのはどうでしょうか?

人生相談のラジオで解決策を学ぶ

こちらは『中学生の娘に友達がいない』母親がラジオで人生相談をしたときの動画です。

こちらのお母さんは、母子家庭ゆえに『子供を厳しくしつけすぎてしまった』せいで子供の社交性が育たなかった、と後悔しているようです。

やはり『家庭環境や、親との関係こそが、子供の性格を決める最大の原因である』といえるのではないでしょうか?
お子さんを孤独から助けてあげたいと考えている親御さんは、ぜひ一度、真剣な気持ちで視聴してみてください。

まとめ

 いかがでしたか?
『友達がいない中学生の子供を持つ親へ』
 というお話をしてみました。

 少し厳しいことも書きましたが、私は
『孤独な子供を作る原因は家庭環境』
 だと確信している人間ですので、あえてストレートに私の考えを書いてみました。
 少しでもお役に立てたのなら幸いです。
 

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