夫婦が仲良しだと子供が幸せに育つ!家庭環境が子供に与える影響は?

『夫婦仲が悪いと子供の性格に影響が出るのでしょうか?』

先日、このような質問をいただきました。
確かに、夫婦仲の悪さが子供の人格形成に影響が出るのかというのは気になる問題ですね。

答えを先に行ってしまうと、『影響はあります』
というよりも、親の夫婦仲が子供の人生を決めるといっても良いぐらいです。
というわけで、今回は『夫婦仲が子供の人格形成に与える影響』を説明します。

夫婦が仲良しだと子供が幸せに育つ?

みなさんは、人間の性格が何によって作られるかご存知でしょうか?

友人関係や人生経験など、たくさんの要因はもちろんありますが、もっとも大きい要因は実は『両親の夫婦仲』です。

なぜなら、子供にとって家庭環境こそが世界のすべてだからであり、その家庭環境が『安心できるもの』『不安が多いもの』であるかは両親の夫婦仲が良いか悪いかによるところが非常に大きいからです。

このブログでは何度も何度も口が酸っぱくなるほど説明していますが、

『子供の性格は親の愛情や家庭環境でほぼすべてが決まるのです』

考えてもみてください。
暖かい愛情にあふれた家庭で育った子と、荒んだ家庭で育った子が同じ性格に育つでしょうか?

笑顔が絶えない明るい家庭で育った子と、夫婦ケンカが絶えない家庭で育った子供が同じような性格になるでしょうか?

なるわけがありません。

子供にとって、『家庭が明るい場所か、そうではないか』というのは非常に大きな問題なのです。

そして家庭が明るいか、愛情に包まれているかどうかの多くは、突き詰めれば夫婦仲が良好かどうかで決まるのです。

子供の人生は9割が夫婦仲で決まる?

子供の人生の9割は親で決まる。
このような意見をネットで見たことがありますが、私はこの意見に賛成です。

ただし、付け加えるならば『子供の人生は9割が夫婦仲の良さで決まる』といったところでしょうか。

確かに、親の経済力が子供の学力や能力に影響を与えることは否定できません。お金があれば高い教育を受けられますし、スポーツや音楽などの習い事もさせてもらえます。

しかし、それらはあくまでも知識や能力の話です。性格ではありません。
どれだけ良い大学に行き、スポーツや芸術の分野で活躍して成功しても、『人生があまり面白くない』と思って生きているひとは山ほどいます。
むしろ、『人生がとても楽しい!』と思っている人のほうが少ないくらいです。

なぜなら、お金で得られるのはしょせん、知識や能力でしかないからです。
幸せになるためにもっとも必要な『前向きな性格』『自信』『充実感』『安心』といったものはどうやったって手に入れることはできません。

では、それらはどのようにして手に入れられるのでしょうか?

それが、『暖かい家庭』『仲のよい両親』なのです。

夫婦仲の良い両親のもとで育つと、子供は自分自身を肯定できるようになる

仲の良い両親のもとで育った子供は、自分自身をキチンと愛せるようになります。

「自分は必要とされている人間なんだ」
「自分は生きていていいんだ」
「生きることは素晴らしいことなんだ」
「自分はみんなに愛されているんだ」

このような考えを自然と持つようになります。
結果、たとえお金持ちになったり有名人にならなくても、いつも生き生きとして幸福な大人になります。子供時代もいつもニコニコと笑顔の絶えない、表情豊かな子供になります。

反対に、荒んだ家庭、特に夫婦仲の悪い家庭で育った子は、ひねくれます。

「人生なんてくだらない」
「生きることに意味なんてない」
「金(学歴)のないやつはクズ」
「友達なんて必要ない」

極端に言えば、このような考えを持つ大人になります。表情はいつも冷めていて、つまらなさそうにしています。後ろ姿は寂しげで、常に孤独になります。

もちろんこれは極端な例で、夫婦仲が悪いにしろ『どのていど悪かったのか』によってもだいぶ変わってきます。それでも、『夫婦ゲンカが多い』『夫婦仲が冷め切っている』というだけで、間違いなく子供は人生の希望を失います。

なぜか?
簡単です。その子供たちは、不安で不安で仕方ない子供時代を過ごしたからです。親の不機嫌そうな表情、ピリピリした家庭の空気、会話のない日常…そのような家庭のなかに長年身を置くことにより、『常に不安を抱えた性格』になってしまったのです。

結果、人間を信じられなくなり、自分の価値を感じられなくなってしまったのです。
自分の価値を感じられない人間は、なにをやってもむなしくなります。

『なんで生きてるんだろう?』

と思うようになるのです。

関連記事『自分が嫌いでイライラする!原因は幼少期の親のせい?劣等感の克服法』

夫婦仲が子供に与える影響の恐ろしさ

このように、夫婦仲が良いか悪いかということは子供の人生に非常に大きな影響を与えるのです。
というよりも、子供の人生そのものを左右してしまうといっても過言ではありません。

以前なにかの本で読んだのですが、『犯罪や非行に走る少年少女のほぼすべては、両親の夫婦関係が破綻していた』と書かれていました。
つまり、夫婦の関係が極めて悪かったということです。
特に、『お互いがお互いを非難することが多かった』と書かれていますた。

子供時代に、両親がお互いの悪口を言い合っているような家庭で育てば、非行に走るのも当然です。家に帰りたくなくなるのも当たり前でしょう。そして家に帰らなければ食事やおこづかいが得られないので、犯罪に手を染めてそれらを手に入れようとするのも自然な流れです。両親と同じ『大人』が作った社会への憎悪も抱いているに違いありません。

このように、夫婦仲、ひいては家庭環境が子供の人生に与える影響は非常に大きいのです。子供の人生そのものを決定してしまうと断言してもよいほどです。

ちなみに、私はかつて保育士として働いていましたので、『暖かい家庭で育っている子か、そうでないか』は、初めて会う子でもひと目で分かりました。表情の明るさがまったく違うからです。

暖かい家庭で育った子はみな、いつも天使のように微笑んでいて人見知りをしませんでした。

反対に問題のある家庭で育った子は、どこか怯えたような顔で、こちらの顔色や反応をうかがっているような目をしていました。のちに話を聞くとやっぱりこういう子は複雑な家庭で育っていたり、両親が離婚寸前でした。

夫婦仲が良いか悪いかの違いが、子供の性格と人生に影響を与えるという証拠ではないでしょうか?

まとめ

子供の人生の9割は親で決まります。
これは、あながち間違いではありません。

そして、子供の人格を決めるもっとも大きな要素は夫婦仲の良さです。
明るい子、暗い子、まっすぐな子、ひねくれている子…三つ子の魂百までという言葉があるように、子供のころの性格というのは死ぬまで続きます。

『運命は性格の中にある』
これは芥川龍之介の言葉です。
『どんな人生を生きるかは、結局はそのひとの性格がすべてを決める』という意味です。

どれだけ理論武装しても、やっぱり、幸福な人生を生きられるのは性格の明るいまっすぐな人間だけだと私は思います。
両親の夫婦仲が悪いと、子供が幸福に生きられる可能性は限りなく低くなってしまうのです。

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