性格が暗い子供の原因は親と家庭環境?愛情不足で育つ影響とは?

『どうしてうちの子はこんなに暗いんだろう?』
『あの家の子はどうしてあんなに暗いのかしら?』
『なぜ、性格が明るい子と暗い子がいるの?』

このようなことに疑問を持ったことの親御さんは多いと思います。
確かに、同じ子供でも活発で明るい子もいれば、人見知りで暗い子もいますよね?
同じ兄弟のなかでも、お兄ちゃんは明るくて元気なのに、弟は引っ込み思案で暗い、ということもあります。

この違いはどうして生まれるのでしょうか?
今回は、『性格が暗い子供の原因』というお話をしてみたいと思います。

子供の性格が暗くなる原因

『性格が暗くても悪いわけじゃないけど、出来ることなら自分の子供は明るく育ってほしい』

多くの親御さんはこのように考えていると思います。
けど、そうはいっても子供の性格なんて生まれ持ったものだし、どうなるかなんて分かりようがないから、どうしようもない…

そのように思っていませんか?
実は、その考えは大間違いです。
子供の性格というのは、生まれつきですべてが決まるわけではありません。

もちろん、多少は生まれ持った性格というものがありますが、少なくとも『明るい・暗い』というのは後から決まるものなのです。

では、子供の性格が明るくなったり、暗くなったりする原因はなんなのでしょうか?

答えは『両親からの愛情をたくさん受け取れたか』と、『家庭環境が明るかったか』、『幼少期以降どれだけ周囲に受け入れられたか』の三つです。
今回は『両親からの愛情』と『家庭環境』に焦点を当ててご説明します。

親と家庭環境が子供の基本的な性格を決める

あなたの子供のころを思い出してみてください。
ご両親はあなたに対して優しかったですか?
いつも笑顔で、いつでもあなたが望むだけ抱きしめてくれましたか?

この問いに『はい!』と自信をもって答えられるひとは、明るい性格の持ち主でしょう。
いつもニコニコしていて、友達も多く、自信があって、周りの人にも好かれる性格だと思います。

反対に、両親が優しくなかったひとはどうでしょうか?
いつも親はイライラしていて、抱きしめてくれるどころか『うるさい!』『静かにしてろ!』など理不尽に怒られたりはしませんでしたか?
親同士がケンカしていて、いつ離婚するか分からないピリピリした空気のなかで育ってきませんでしたか?

この質問に『はい…』と答えるひとは、まず間違いなく性格が暗いひとでしょう。
他人とうまく馴染めず、すぐに傷ついて、落ち込み、おまけに友達も少ない。
そんな性格の大人になってしまったと思います。

このように、子供の性格が『明るい・暗い』というのは『子供のころの親や家庭環境』で大部分が決まるのです。
暖かい親と愛情にあふれた家庭で育った子は明るくなり、そうでない子供は暗くなるのです。

ちなみに、それ以外の普通の家庭で育ったひと(ときどき理不尽に怒られたり、そこそこ愛されてはいたけど特に暖かいというほどではない家庭で育ったひと)は、そのままズバリ普通の性格になります。

ときに傷つき、そこそこ人見知りだったり、落ち込んだり…でも友達がいないわけでもなく、暗いといわれるわけでもない…いわゆる『ごく一般的な性格』になるのです。

愛情不足のまま大人になると…

さきほど、親の愛情が足らず、温かみの欠けた家庭で育った子は性格が暗くなると書きました。

では、そのような子はその後、どのように成長していくのでしょうか?
様々なパターンがありますが、基本的にはこのようになります。

『男の子の場合』

〇オタク、ひきこもり
〇ヤンキー、暴走族
〇DV夫
〇ギャンブル好き
〇お金や権力を求める

『女の子の場合』

〇オタク、ひきこもり
〇援助交際をしたり、夜中まで遊び歩くギャル
〇ブランド物を欲しがる。
〇浪費家
〇恋愛依存症

暗い子がヤンキーや暴走族になりやすいというのは意外に思われるかもしれませんが、実は『性格が暗い子供』『不良になる子供』はまったく同じなのです。

どちらも本当は周りの人間に怯えています。
しかし、その怯えの隠し方が違うだけなのです。
性格が暗い子(たとえばオタク、ひきこもり)などは、自分の心の弱さを『他人から逃げる・目立たなくする』ことで隠そうとします。

反対に不良というのは、『他人を威嚇する』『自分を強く見せかける』『群れる』ことで隠そうとします。
一見正反対のように見えて、実は同じなのです。
中学校まではいじめられっ子だった男の子が、高校に入ったとたん不良デビューして手の付けられない不良になった、などというのはよく聞く話です。どちらも根が同じなので、ちょっとしたきっかけでモードチェンジするのです。

また、女の子の場合は恋愛依存症になりやすいです。
自分のなかにある不安や寂しさを、恋愛の刺激で埋めようとするからです。
しかし、本当は自分に自信がないのでちょっとすれ違っただけで嫌われたと思い込み、別れてしまったり、ケンカしたりしてしまいます。

これらをみて分かるように、親の愛情不足で育った子はみな、心に大きな寂しさや不安を抱えたまま成長していきます。その結果、ある子はひきこもりになり、ある子は不良になり、またある子は恋愛依存症やギャンブル中毒になります。

自分のなかにある不安を隠そうとしたり、ギャンブルや恋愛などの強い刺激でごまかそうとするからです。

愛情を注げば絶対に暗くならない

このような大人にさせないためにも、子供のころから愛情を注いであげることは本当に大切です。

極論すれば、親がたくさん愛情を注ぎ、暖かい家庭を築きさえすれば、子供の性格が暗くなるということはほとんどありません。

『子供が、安心して子供時代を過ごせる家庭』

これこそが、子供にとって最高の環境なのです。
どれだけお金があっても、父親がいつもイライラしていて怒鳴りつけたり、母親が気分で叱ったり可愛がったりするような環境では、子供は健全に成長しません。

また、兄弟の兄だけをかわいがったり、弟だけに冷たく接したりしても同じです。
弟の方はコンプレックスの強い暗い性格に育ってしまいます。
(兄弟で性格が違うというのは、だいたいこのパターンです。兄(姉)だけが優秀でかわいがられた結果、弟や妹がコンプレックスを抱いてしまうのです)

子供に安心して成長できる環境を用意することこそ、明るい性格と幸せな大人に育つための大切な条件なのです。

追記 親の愛情不足以外にも子供が暗くなる原因がある

『私は子供にたっぷり愛情を注ぎましたが、うちの子供は生まれつき周囲の子供と少しだけ違う点があり、そのことが原因で自信をなくし、暗くなってしまいました。親の愛情不足が子供の性格を決めるすべてではないと思います』

このようなご指摘をいただきました。

確かに、この意見は正しく、私の説明不足でした。
今回は、

『親の愛情不足と暗い性格の関係』

に焦点を当てていたので、子供の性格が暗くなる別の原因はあえてあまり触れなかったです。

ご指摘にもあるように、親が愛情を注いでも、周囲の環境(たとえば仲間はずれにされた、イジメにあった)などの理由で子供の性格が暗くなることがあります。
これこそが、『親の愛情不足』『子供のころに安心できる環境にいなかった』に続く3つめの理由である、

『子供のころ、周囲の環境(仲間たち)や社会に受け入れてもらえなかった』

というものです。
これはわかりやすく言えば、ちょうど小学校入学~社会に出るまでの間に、『どれだけ周りの人間に受け入れてもらえたか?』ということです。

人間には『所属感』というものがあります。
たとえば親や家族に対しては、『自分はこの人達と同じ家族なんだ』と思います。

クラスメイトたちに対しては、『自分は同じクラスの仲間なんだ』と思い、
やがて『同じ学校の仲間なんだ』『同じ街の人間なんだ』『同じ日本人なんだ』と、所属意識が広がっていきます。

この、『自分は〇〇に所属しているんだ』『〇〇の仲間のひとりなんだ!』という実感こそが、人間の心の安心感を与え、性格を明るくします。
なぜなら、人間は本来、群れで生きる生き物だからです。

しかし、親から冷たい仕打ちを受けたり、クラスメイトから拒絶されたりすると、『自分はこの人たちに受け入れてもらえないんだ…』となってしまい、所属感を失ってしまいます。

『自分はどこの群れにも所属していない』

と感じるようになっていきます。

すると、『他人に受け入れてもらえない』という寂しさや孤独感から、性格が暗くなっていきます。
周囲の人間に受け入れてもらえない人間は、極論すれば「自分以外の人間はすべて敵」のような感覚なので、常にビクビクしています。
だから、目立たないように下を向き、肩をすぼめ、ひっそりと生活するようになるのです。

もしくは、自分を受け入れてくれない社会に恨みを抱き、グレたり皮肉屋な性格になったりします。

引きこもりの人は所属感が薄い、とよく言われるのはそのためです。

そして、小学生~高校生くらいまでの間にクラスメイトなどから受け入れてもらえなくなる最大の理由は、『周りのみんなと違うこと』です。
子供は残酷です。
親のしつけがなっていないこともありますが、自分と違う人間をすぐに攻撃したり、仲間はずれにしようとします。

そしてなにより、子供自信が、自分が周りのみんなと違うことを気にしてしまいやすいのです。

所属感を失う原因…仲間はずれにされる原因は?

では、周りのみんなと違うというのは具体的にどのようなことを指すのでしょうか?

たとえば、太り過ぎや顔がブサイク、先天性の病気で頭が禿げている…などです。
大人になればそのようなことで笑ったり仲間はずれにするのは『常識がない』『人間として恥ずかしい』とむしろ批判されるところですが、子供どうしだとなかなかそうはいきません。
このような『他の大多数の子と違う特質』を持ってる子供は、すぐに笑いものにされたり、仲間はずれにされやすくなってしまいます。
その結果、笑われたり仲間はずれにされた子は傷つき、所属感を失って、暗くなってしまうのです。

これは日本の子供だけに限ったことではなく、世界中どこの子供も同じです。
この間、テレビで北欧の小学校の特集をやっていましたが、やはりイジメが深刻な社会問題になっているとのことでした。
イジメられる子の大半は、アジア系やアフリカ系など、白人が主流のその国では『少数派』に属する子供たちだそうです。
ここでも、『自分たちと違う子供を笑いものにし、仲間はずれにする』という子供の残酷な一面が垣間見えます。

そして、イジメられた子は暗くなったり、グレたりするのです。

よく、『移民は二世が問題を起こす』と言われるのはこのためです。

たとえば、ドイツなどに移民がきた場合、移民してきた親は自分がよその国の人間だということは当然、知っています。
ですので、周りと違うからといってショックを受けたりはしません。所属感がなくても問題ありません。

しかし、移民の子供はその国で生まれたにも関わらず、周りの子供たちとは目の色や肌の色、親の国籍、文化が違います。
すると、仲間はずれにされたり、からかわれたりすることが多くなります。なにより自分自身が気にしてしまいます。
その結果、『自分はこのひとたちとは違うんだ』『仲間に入れてもらえないんだ』と思いやすくなってしまい、暗くなったり、ときには二世同士でつるんで荒れたりします。

子供にとって、『周りの人間に受け入れられること』というのはそれほど重要なことなのです。
そして、周囲の人間に受け入れられない、自分はこの子たちと違うと感じてしまったとき、性格が暗くなってしまうのです。

親の愛情不足、家庭の愛情不足が子供の性格が暗くなる最大の原因ではありますが、そこをクリアしても、このように子供時代の経験によって暗くなってしまうのです。

もちろん、たとえクラスの大多数に仲間はずれにされても、自分を受け入れてくれる少数の親友などがいたりすれば、所属感を得ることができるので暗くなりません。

『生まれつきコンプレックスがあったけど、受け入れてくれた友達がいたからくじけなかった』

というエピソードを語る人を見たことがあると思います。

自分を受け入れてくれる人がいるかどうかということは、それほどに大切なのです。

まとめ

いかがでしたか?
今回の内容をまとめると次のようになります。

〇子供が暗い性格になる最大の原因は親の愛情不足と家庭環境。
〇暗い性格のまま成長するとひきこもりや恋愛依存症になりやすい。
〇子供が安心して生きられる環境を与えてあげることが大切

〇親が愛情を注いでも、所属感を失うと暗くなる。
〇自分を受け入れてもらった経験の有無で人生は大きく変わる

もちろん、愛情の少ない環境で育った子が必ずしも不良やひきこもり、恋愛依存症になるわけではありません。出会った友人や恩師、本などによっては、コンプレックスをバネに大成功するひともたくさんいます。

ただ、『悪い人生になりやすい』というのは紛れもない事実です。
ちゃんと仕事をし、結婚をしても、『なんかつまらない』『なにか満たされない』『寂しい』と感じながら生きる人生になってしまいます。

そうならないためにも、子供に愛情を注いであげましょう。
そしてもしも学校や社会で孤立してしまったら、『あなたは決して間違っていない』『あなたにも良いところはたくさんある』『あなたを受け入れてくれる人は世の中にたくさんいる』と声をかけてあげましょう。
子供は10歳にもなれば親の嘘を見抜くので、親御さんが本心でそう確信していることが大切です。

ときには、思い切って環境を変えてあげることも必要かもしれません。

※もっともっと具体的に劣等感の克服法を知りたい方は、ぜひこちらの記事もご覧下さい。劣等感の塊だった私が自力でコンプレックスを克服した体験記です。
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7 件のコメント

  • 軽度の発達障害の子どもを持つ親です。愛情はたっぷり注いできました。ですが、発達障害の起因で自信を喪失し、暗い表情です。
    暗い子って言うイメージです。
    愛情不足だから暗くなるとは一概に言えません。

    • ゆうちょ様

      コメントありがとうございます。管理人の天田と申します。

      <愛情はたっぷり注いできました。ですが、発達障害の起因で自信を喪失し、暗い表情です。
      愛情不足だから暗くなるとは一概に言えません。>

      これは、まさにゆうちょ様のおっしゃる通りです。
      私の説明が不足していました。親の愛情と子供の性格の関係に焦点を当てた結果なのですが、誤解を与えてしまい大変申し訳ありません。

      記事に追記をしましたので、一読していただければ幸いです。

  • 愛情を注ぐのと、甘やかし・溺愛は違ったりします。
    子供の言いなりになったり、モノ・コトで釣るのは愛情ではありませんね。
    大事なのはスキンシップや、気持ちに寄り添うコミュニケーションです。
    何でも先回りすると、自立心・積極性が失われてしまいます。
    自分でチャレンジして、失敗しながら乗り越えていくことで強くなっていきます。
    親という字のごとく、「立って木の上で見る」のが大事です。

    親が一方的に話していたら、子供が自分の気持ちを言えませんね。
    自分で伝えることで、コミュニケーション力が磨かれます。
    それによってクラスで人気者になり、リーダーシップ力も身に付きます。
    そういった自信が、社会に出てから役立ってきます。

  • こんにちは。私は正に、親同士がケンカしていて、いつ離婚するか分からないピリピリした空気のなかで育ち、他人とうまく馴染めず、すぐに傷ついて、落ち込み、おまけに友達も少ない。
    そんな性格の大人になってしまった人間です。
    自分の娘にはそうなってもらいたくなくて、愛情を注ぐということをいつもいつも考えて来ました。赤ちゃんの頃から沢山抱っこし、スキンシップを取ったり関心を持ち話を正面から聞く無視せず出来るだけ要求に応えるなど気をつけてきたつもりだったんです、だけど今五歳になり、表情が暗いことが多いんです。幼稚園などで他人との付き合いで傷ついたり傷つけられたりして泣いていることもあり、後述されているような所属感を喪失しているのかもなどと非常に心配になります。
    もしかして、暗い性格は私の遺伝でどうしようもないことなのか?と落ち込んでいたところに、こちらの愛情不足との記事…正直どうしていいのかわかりません。
    愛情を注ぐとは、具体的にどういうことなんでしょう?
    夫婦の仲が悪く貧乏で余裕のない家庭に育ったので、私にはよくわからないのです。
    もしよければ、具体的な愛情の注ぎ方について、記事を書いてもらえませんか??
    娘に、私のようなつらい人生を歩んで欲しくないんです。
    ちなみに夫は両親に愛され自己肯定感の強い人間です。夫婦仲も良いです。家事には協力的ですが子供の世話は苦手で、思い通りにならない子供に苛々したり、怒ったり、一緒に遊ばないといった所があります。今は単身赴任していて月に数回しか会えません。

    • こゆきさん

      コメントありがとうございます。
      自分が辛い家庭環境で育ったから、子供には愛情を注いで明るく育ってほしい…という考えは、
      とてもすばらしいですね!

      ですが、それにもかかわらずお子さんが暗い表情…というのは、
      心配ですね。

      コメントを拝見している限り、2つの問題が考えられます。

      まず1つは、旦那さまの子供への接し方。

      思い通りにならないとイライラしたり、怒ったりというのは、
      絶対に良くないです。

      子供の性格が暗くなる典型的なパターンです。

      なぜかというと、子供が『他人に怯える』ようになるからです。
      つまり、人見知り、暗いといった、性格になり、
      大人になってからも、常に他人の顔色をうかがうようになってしまいます。

      怒りっぽいお父さんに育てられた子供の多くは、そうなってしまいます。

      私は昔、保育士として働いていたこともありますが、
      子供を見ると親の性格が分かることがよくありました。

      特に、人見知り、暗いという性格の子供は、
      たいてい親が怒りっぽいです。

      叱ることと、怒ることは違います。
      叱るというのは相手のために正しいことを強く教える行為ですが、
      怒るというのは自分の感情をぶつけているだけです。

      ですので、怒りっぽいというのは、子供に八つ当たりをしたり、
      力で従わせようとしているだけなので、
      子供に恐怖心を植え付けるだけの結果になってしまいます。

      それと、もうひとつの原因は、もしかしたらこゆきさんにもあるのかもしれません。

      愛情を注いだつもりが、過保護になっていたりはしないでしょうか?
      ほどよく愛情を注いでいるのならば良いのですが、もし過保護になってしまっているとすれば、
      お子さんの健全な成長には逆効果です。

      『子育てをしっかりしなきゃ!』
      『子育てを失敗しちゃいけない!』

      と、必要以上に考えてしまう母親が、このような過保護な子育てをしてしまいがちです。
      (そしてそういう人の多くは、辛い家庭で育っていることが多いです)

      正しい子育てというものは誰にもわかりませんが、

      僕の考える子供にとっての理想の家庭のあり方というのは、

      『子供が安心できて、のびのびと過ごせる場所』

      だと思います。

      ですので、愛情を注ぐというのは単に
      『スキンシップが多い』
      とか
      『たくさん話しかけた』
      という表面的なことではなく、

      『子供が安心して、のびのび過ごせるできる環境を作れているか』

      ということの方が大事だと思います。
      (もちろん、悪いことをしたら適度に叱ります)

      私は子育ての専門家ではありませんが、
      それでも良いのでしたら、
      近日中に具体的な愛情の注ぎ方についての記事を書いてみます。

      参考になったのなら幸いです。

      • ありがとうございます!
        仰る通りです。
        こちらのサイトを拝見して、おすすめの加藤諦三さんの本を読み始めたところですが、自分自身が甘えの欲求を抑圧しているという大問題を解決できないまま子育てをしてしまっているということがよくわかりました。まだ最後まで読めていませんが…子育てが苦しくて、それが娘の甘えを受け入れられなかったせいだということも、その原因もわかりました。
        本音は子供に迷惑をかけられるのが嫌で、いつも我慢していて…頻繁にではないですが、これまでに、子供の前で何度か大爆発してしまい叫んだことがあります。そのせいで娘が萎縮しているのかも…そして子育てに失敗してしまった!取り返しがつかない!と感じショックを受けたと同時に天田さんからのコメントちゃんとしなくちゃと過剰に思っている私…その通りです。自分が過保護になっているのか?わかりません……
        安心してのびのびと過ごせる家庭…どうしたらそのような家庭になるのかまるでわかりません。
        記事お待ちしています!ありがとうございます。

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