こんにちは、天田です。
今日は、
『友達いない中学生におすすめの本』
というお話をしてみたいと思います。
友達がいない、いわゆる『ぼっち』で悩んでいるひとはぜひ読んでみてください!
友達いない中学生におすすめの本
私がオススメする本は、ズバリ
『自分に気づく心理学』(加藤諦三 著 PHP出版)
です。
他にも面白い心理学の本やオススメの自己啓発書はたくさんありますが、
今回はあえて
『私が最も役に立つと思う心理学の本』
を一冊だけ、厳選してオススメしようと思います。
この本は、早稲田大学名誉教授であり心理学の大家である加藤諦三先生が書かれた本です。
加藤諦三先生は心理学者であるだけでなく、ラジオの人生相談のパーソナリティを何十年も務めてこられた方です。
そのため、他の多くの心理学者のように、
『〇〇という説があるから、あなたの症状はコレだ!』
『〇〇すれば治る!(と思う)』
というような机上の空論、頭のなかだけの知識ではなく、
『極めてリアルで説得力のある内容』
になっています。
嘘だと思うなら、この本を読んだあとで他の心理学の本を読んでみてください。
『それができれば苦労はしないよ』
と思わずツッコミたくなるようなことが平気で書いてあります。
もっと言えば、
『作者のあなたがそんなに立派なひととは思えないんだけど』
と言いたくなるような内容のものばかりです。
たとえるなら、恋愛が下手でちっとも結婚できない女性が、
『こうすれば簡単に男にモテるんですよ!』
『男を落とす100のテクニック!』
『モテ女になる恋愛講座』
みたいな本を書いているような感じです。
分かりやすく言うと、
『口で言うだけなら誰でも出来る』
というやつです。
『出来もしない机上の空論や小難しい心理学の説明はどうでもいいから、私の今の悩みを解決できる方法や知識を教えてくれ!』
と言いたくなるような本ばかりです。
しかし、加藤諦三さんの本は違います。
何十年にも渡って人生相談に乗ってきた経験から書かれているため、
本の内容はどれも非常に説得力があり、納得できるものばかりです。
自分の劣等感の正体が分かる!
たとえばこの本には、
『どうして自分はこんなにも劣等感に苦しんでいるのか』
という、
『あなたの人生が上手くいかない理由』
がハッキリと紹介されています。
答えをここで言ってしまうと、それは
『あなたの親のせいです』
あなたの親が人間として未熟だったから、
あなたは自分に自信がなく、
人見知りで、友達も出来ず劣等感に苦しんで生きているのです。
すぐにひとの顔色をうかがってしまうのもそう。
親が未熟だったから、
親の機嫌を損ねないように常に親の顔色をうかがって生きてきたために、
クラスメイトや学校の先生と話すときでさえ、
相手の顔色をうかがってしまうのです。
たとえばこんな風に、
クラスメイト「ねえ、昨日のあのテレビ観た?」
あなた 「え? う、うん、観たよ……」
クラスメイト「マジで! あの〇〇って芸人、面白いよね!」
あなた 「え? あ、うん……面白いよね……(本当は好きじゃないけど)
というように、
『常に相手に嫌われないような返事をしてしまいます』
相手の顔色をうかがって生きている証拠です。
よく、友達がいないひとで、
『他人といると面倒くさいだけ。一人の方が気楽でいい』
と強がりを言っているひとがいますが、
『他人といると面倒くさい』
と言っている時点で、そのひとが他人に心を開けていないことが証明されてしまっています。
『他人といると面倒くさい』
というのは、
『他人と会話すると、人見知りで自分に自信がないのですぐに相手の意見に合わせてしまうから疲れる』
ということであり、その結果、
『気を使って疲れるくらいならまだひとりの方が良い』
という結論になっているだけなのです。
しかし、本当に打ち解け会える友達がいれば、疲れるなんてことはありません。
他人とのコミュ二ケーションが疲れるというのは、その時点で他人を恐れている証拠です。
嫌われることが怖いから、
バカにされたり笑われることが怖いから、
相手の顔色をうかがって、相手に合わせた返事をしてしまう。
自分の意見を言えず、おどおどと下を向いたりボソボソと小声でしゃべってしまう。
その結果、『暗い奴』と思われてクラスで孤立してしまう。
友達がいないひとというのは、このような負のループにおちいっているのです。
そしてあなたがそのような暗い人間になってしまった原因が、
実は生みの親にあるのだということをこの本は教えてくれるのです。
心理学を学べば劣等感は克服できる!
私はこの本を読んで、人生が変わりました。
このブログでも紹介していますが、私は学生時代、
『クラスに友達がひとりもいない』
という悲しい状態になったことがありました。
一応、他のクラスに話が出来る程度の知り合いはいたのですが、
それでもいつも一緒に過ごすほどのなかではなく、
休み時間はひとり、教室のなかで寝たふりをしたりしていました。
そんな私を、クラスの連中が笑ったりしていました。
ときには寝たふりをしている私にいたずらをしてくることもありました。
私はそんな生活が嫌で、友達を作りたい、人見知りを直したいと何度も思いましたが、
直せませんでした。
なぜなら、原因が分からなかったからです。
なぜ自分は人見知りなのか。
どうして自分はこんなに傷つきやすいのか。
どうしてこんなにも劣等感が強いのか。
その理由を、誰も教えてはくれませんでした。
原因が分からなければ改善することなど出来ません。
結局、私は孤独なまま高校を卒業しました。
転機が訪れたのは、その数年後。
ふらりと立ち寄ったコンビニで、この『自分に気づく心理学』と出会ったのです。
なんとなく手に取って読んでみると、自分と同じような人間の心理が説明されているじゃありませんか!
私は迷わずレジに持っていき、家に帰ってからむさぼるように読みました。
そのときの感動と衝撃は今でも覚えています。
『そういうことだったのか!』
と、目からウロコが落ちたような気持ちになりました。
自分がどうしてこんな性格なのか、その理由がすべて分かったからです。
自分を知ることが友達作りの第一歩
さきほども書いたように、人見知りや劣等感の強い性格というのは生まれつきではありません。
それはあなたの親や、あるいは祖父や兄弟が人間として未熟だったせいです。
あなたはそのことに気づかず、まるで
『こんな性格になってしまった自分が悪い』
かのように自分を責めてしまっているかもしれません。
しかし、それは間違いなのです。
あなたがそのような人見知り、劣等感の強い性格になってしまったのは、
あなたの責任ではないのです。
あなたの周囲の人間の責任なのです。
あなたがただ、それに気付かなかっただけです。
『自分に気づく心理学』のなかの、私が最も好きな部分を紹介します。
もし今あなたが信じているように、あなたが育つ家庭であなたの近くにいた人が心の暖かい人だったら、どうしてあなたは生きることの不安と恐怖に今怯えているのだ。なぜあなたにとって夜がやすらぎではなく恐怖なのだ。
なぜ多くの人々が昼は活動的に働き、夜はぐっすりと眠っているのに、あなたは昼は何かに追われているように焦り、夜は暗さに怯えているのか。
なぜ多くの人々が仲間と生きることの苦楽を共に味わっているのに、あなたは一人も親しいひとができないのだ。
同じ人間なのに、どうして違ってしまっているのだ。(加藤諦三 著 『自分に気づく心理学』 106P PHP出版)
どうでしょうか?
胸に突き刺さってくるものがあると思います。
少なくとも、私はこのくだりに感動しました。
本当にその通りだと思ったからです。
世の中には、明るいひともいれば暗いひともいます。
友達がたくさんいて毎日楽しそうに遊んでいるひともいれば、
ひとりも友達がいなくて孤独に苦しんでいるひともいます。
クラスのなかでもそれは同じです。
休み時間、わいわい楽しそうに話しているひとたちがいる一方で、
かつての私のように、必死に寝たふりをして時間が過ぎるのをじっと待っている人間もいます。。
同じ人間なのに、どうしてこんなに違ってしまったのでしょうか?
その答えが、この本には書かれているのです。
そして、そんな性格の直し方も。
私はこの本のおかげで人生が変わりました。
今では心の通いあった親友もいますし、気軽に遊びに誘える友達も、恋人もいます。
自分の劣等感の正体と、克服する方法や考え方をこの本から学んだからです。
今、かつての私のように孤独と劣等感で苦しんでいるひとはぜひこの本を読んでみてください。
私と同じように、その地獄から脱出できるかもしれません。
友達がいる人生というのは、本当に良いものです。
私もかつては『ひとりが好き』と強がっていた時期がありましたが、
今ではまったく思いません。
あんなものはただの強がりでしかなかったと、今はハッキリと思っています。
たとえば、なにか面白い映画や本と出会ったとき、
「あれ面白いよ!」
とすすめて、
「面白かった!」
「オレもあれ好きだよ!」
と言ってもらえれば感動はさらに増します。
喜びや感動を共有することが出来るのです。
この一体感、幸福感は、ひとりでは絶対に味わうことが出来ません。
心の通じ合う友達がいるからこそ、です。
ぜひあなたも、そんな喜びを経験してみてください。
ちなみに、活字が難しい場合はマンガ版もあります。
私としては活字で読むことをオススメしますが、
本が苦手なひとはまずこちらから入ってみるのも良いかもしれませんね。
(ただし必ず活字版も読んでください)
まとめ
いかがでしたか?
『友達がいない中学生にオススメの本』
というお話をしてみました。
『知るは出来るの始まり』
というように、知識を手に入れることは行動するための第一歩です。
ぜひ、この本を読んで
『孤独を抜け出すための第一歩』
を踏み出してください。
それでは、また。
(ちなみに、私のどん底時代を知りたい方はこちらの記事をご覧下さい)
コメントを残す