こんにちは、天田です。
今日は『傷つきやすい性格の治し方』をご紹介しますね。
今現在、
『自分は傷つきやすくて生きるのが辛い……』
と悩んでいるひとはぜひ読んでみてください。
悩みを解決する手段が見つかるかもしれませんよ!
傷つきやすいひとは人生が辛い
ささいなことですぐに傷つく、
相手に悪気がないことは分かっているのに、落ち込む……
辛いですよね。
傷つきやすいひとというのはそれだけで人生が生きづらいのです。
傷つきやすいひとというのは普通のひとなら笑って流せるようなことでも傷ついてしまい、
家に帰ってからも人知れず落ち込んだり悩んだりしてしまいます。
今、このような繊細すぎるひとが若者を中心に増えています。
その理由は様々ですが、一般に言われているのは子供時代の両親からの愛情不足と、インターネットやSNSなどの発達によるコミュ二ケーション不足が原因とされています。
SNSは簡単に大勢のひとと繋がれるので便利ですが、
反面、表面的な付き合いしか出来ないことが多く、
リアルな友達づきあいのように深い関係になれないことが多いです。
そのため、若者を中心に『ひとの気持ちを察することが下手』だったり、『自分が他人にどう思われているのか分からず、過剰に気にしてしまう』ひとが続出しているようです。
アニメなどでも友達がひとりもいない人間が主人公だったり、
コミュ二ケーション能力の低さに悩む若者が主人公の物語が増えてきています。
他人と触れ合うのが恐い、どう接していいか分からない若者が増えてきた結果、そういう物語が好まれるようになったのでしょう。
そして、そういうひとは大抵の場合、傷つきやすいのです。
なぜなら『傷つく』という現象は、
他人との関わりのなかでしか生まれないからです。
(すぐに他人と比べてしまう、特に『男性』はコチラの記事が役に立つかもしれません
『傷つきやすい(打たれ弱い)男の特徴と心理!攻撃的になる理由と対処法』)
傷つきやすい性格の原因は自己肯定感の低さ
でもどうして世の中には傷つきやすい人と傷つきにくい人の二種類がいるのでしょうか?
同じインターネット時代を生きているのに、コミュ二ケーションが上手でいつも楽しそうにしているひともいれば、
すぐに傷ついてしまい、他人と深く関われずに孤立してしまうひともいるのはなぜなのでしょうか?
その答えは『自己肯定感の低さ』にあります。
自己肯定感とは、読んで字のごとく自分を肯定する感覚のことです。
肯定とはつまり支持する、認めるということです。
ようするに『自分に自信がある』ということです。
傷つきやすいひとというのは例外なく、自分に自信がありません。
自分を肯定することが出来ないので、他人から少しでも『ここがダメだ』『ここが劣っている』と指摘されてしまうと、それを過剰に受け止めてしまって、
『私はダメなんだ……』
『劣っているんだ……』
と考えてしまうのです。
もしも自分に自信があれば、たとえ他人に『あなたのここがダメだ』と指摘されても、
『そんなことない。私はダメじゃない』
と跳ね返すことが出来ますし、
または指摘されたことがそのとおりだったとしても、
『なら、今度からはここを直していこう』
と前向きになれます。
つまり同じことを言われても、自己肯定感の高いひとと低いひとでは受け取り方がまるで違ってしまうのです。
自己肯定感の低いひとは少しの注意や批判、悪口ですぐに傷ついてしまいます。
ときには悪口でも批判でもない言葉でも、悪口と受け取って傷ついてしまうことすらあります。
自分で自分に自信を持っていないので、すべてを悪く受け取ってしまうのです。
これが傷つきやすい性格の正体です。
傷つきやすい性格の治しかた
ではどうすれば自分に自信を持てるのでしょうか?
実は、これは簡単なようで難しいことです。
なぜなら自信というのはそれまでの人生の積み重ねで生まれるものであり、
一日や二日で身につけられるものではないからです。
特に自分に自信がないひとというのは幼いころから辛い経験を重ねて劣等感を抱えている場合が多いので、
今日、明日すぐに自信をつけるなどということは絶対に出来ません。
しかし、逆に言えば時間さえかければ自身は確実につけられます。
それは日記をつけることです。
特に、自分の達成記録や行動記録など、自分がなにかを成し遂げたり行動した記録はとても効果があります。
なぜなら、人間というものはすぐに忘れてしまう生き物なので、たとえ自分に自信がつくようなことをしたとしても数日後にはほとんど忘れてしまうからです。
しかし日記をつけてそれを記録し、たまに読み返すことを習慣にすれば、忘れることはありません。
〇月〇日にこれをやり遂げた! 〇月〇日にはこれをやった! などの記録を書きためれば書きためるほど、
『自分はこんなにいろんなことをやり遂げたんだ!』
と客観的に見て自分を肯定することが出来るようになります。
かのアインシュタインは、
『私が知る限りにおいて、なにかをやり遂げた人間の共通は日誌だった!』
という言葉を残しています。
それぐらい、日記をつけることは人生に良い効果があるのです。
日記をつけることでくじけそうな心を立て直し、さらには読み返すことで自分に自信をつけることが出来るので、偉人や成功者は困難に立ち向かうことが出来たのでしょう。
同じような方法として、
『自分の良いところを書き出す』
というものもあります。
これは日記と同じく自分の良いところを書き出して読むことで自分を客観視し、
マイナス思考から抜け出す方法です。
「自分には何も良いところがない……」
と思っているひとは、最初は無理やりでも良いので書き出してみてください。
たとえば、
『人見知りで友達がいない……』
ならば、
『他人を傷つけないように気を遣う優しさを持ちすぎている』
でも構いません。
他人を傷つけないように気遣いすぎているから話しかけられないだけであり、それは短所ではなく長所であると捉えるのです。
実際、短所と長所は裏と表の関係にあるので、百パーセントのこじつけというわけではありません。
こうして『自分の良いところ』を毎日十個ずつ寝る前にでも書き出していけば、半年後、一年後にはわざわざ書き出さなくても自分の良いところを理解しているはずです。
そうなれば、いつの間にか傷つきやすい性格は直っているはずですよ。
傷つきやすいひとの良い所
最後に、ちょっと蛇足になりますが、傷つきやすい性格のひとの良いところをご紹介しておきます。
それは『感受性が強い』ということです。
感受性が強いというのは、歌や映画、物語などに共感する力が強いという意味です。
実際、傷つきやすいひとは映画好き、マンガ好きなひとが実に多いです、
なぜなら傷つきやすいひとは人間の感情の動きに敏感だからです。
その証拠に、
大昔の文豪や詩人、音楽家などは傷つきやすいひとばかりです。
いわゆる芸術家と呼ばれるひとたちの多くが繊細で、普通の生活を送るのが苦手であるのは、
彼らが普通のひとたちよりもずっと傷つきやすい性格だったからではないでしょうか。
つまり傷つきやすいひと=芸術家に向いているのです。
もしもあなたが傷つきやすい性格に悩んでいるのならば、それを悲観的にとらえるのではなく、むしろその豊かな感受性を強みにして芸術の方面に生きてみるのも良いかもしれません。
マンガ家や小説家、映画監督やミュージシャンなど、普通のひとたちよりもはるかに多くのひとに喜ばれる仕事に就ける可能性が高いです。
それは一般に『才能』と呼ばれる資質です。
ですからもしもあなたが悩んでいるのなら、傷つきやすい自分を責めることはやめて『私には芸術家の才能がある』と肯定的に捉えてみてください。
それもまたひとつの自己肯定の方法です。
まとめ
いかがでしたか?
傷つきやすい性格の原因と、その直し方について紹介してみました。
あなたの悩みが少しでも解決すれば幸いです。
(なお、傷つきやすいよりも深刻な『自分が嫌い』を直したいひとは、
『自分が嫌い…でも愛されたい、認められたい。無価値感の克服法』
をご覧ください)
コメントを残す