こんにちは、天田です。
今日は
『自己暗示で人見知りを治す』
というお話をしてみたいと思います。
人見知りで悩んでいるひとはぜひ読んでみてください!
自己暗示とは?
自己暗示とは読んで字のごとく『自分にかける暗示』のことです。
暗示というのは、わかりやすく言えば催眠術師が『あなたは眠くなる、あなたは眠くなる』などと言って相手を眠らせるように、相手になにかを『思い込ませる』言葉やメッセージのことです。
というと、なんだかうさんくさく感じてしまいそうですが、
よくよく考えてみれば私たちの心というのはこの暗示の積み重ねで出来ていることが分かります。
たとえば、女の子が「かわいい」と言われて喜ぶのも、
男の子が「かっこいい」と言われて喜ぶのも、
「かわいい」「かっこいい」という言葉は良い事、嬉しいことという暗示を受けているからです。
だから、この言葉を言われると嬉しくなるのです。
逆に、日本語が分からない外国人がこれらの言葉を言われても「?」となるだけで何も反応しないでしょう。
『かわいい』『かっこいい』という言葉による暗示を受けていないからです。
このように、人間の感情というのは『言葉』によって嬉しくなったり、腹立たしくなったりと、コントロールされています。
人間の心は暗示の集まりで出来ているといっても過言ではありません。
良い方向の暗示をたくさん与えることを『教育』と呼んでいるのかもしれません。
そして、自己暗示とは、これを『自分で自分に行う』ことを指します。
自分で自分に良い暗示を与え、良い感情を引き上げたり、自信をつけたりすることが自己暗示です。
(もちろん、悪い暗示を自分にかけることもあります。そういうことがクセになっているひとをネガティブな性格と呼びます)
自己暗示で人見知りが治せる?
自己暗示は成功者ならまずほとんどのひとがやっています。
その証拠に、自己啓発書などを読むと必ずといってよいほど自己暗示の重要性が説かれています。
『アファメーション』や『インカンテーション』などの言葉の違いはありますが、やり方が違うだけで根底は同じことです。
『自分に良い暗示をかけて、人生を良くする』
さきほども書いたように、人間の心は暗示の塊です。
これをしたら嬉しい。
これをされたら悲しい。
これが出来る自分は優れている。
これが出来ない自分は劣っている。
このように、日常のあらゆることに意味づけをし、私たちはそこから受ける印象で自らに暗示をかけています。
たとえば、『勉強が出来ないから自分は劣っている』という考えも、『勉強ができない=ダメなこと』という暗示を受けているからこそ、浮かんでくる考えです。
アフリカの原始的な部族のひとたちにとっては、『勉強ができないこと』なんてダメなことでも何でもありません。そのような暗示を受けていないからです。
彼らにとっては、たとえば狩りが上手いかどうか、男らしいかどうかが人生で重要視されたりします。
このように、人間が物事を解釈する基準は、どのような暗示を受けているか。どのように物事を意味付しているかでまったく変わってしまうのです。
では、それを良い方向に塗り替えてしまったらどうでしょうか?
『勉強ができない=ダメなこと』という意味付を、『誰だって勉強したことがなければ出来ない。やれば出来る』と意味付けや考えを変えられたら、どうなるでしょうか?
きっとそのひとの劣等感はなくなってしまうでしょう。
それどころか『やれば誰でも出来る』と本気で信じることが出来れば、誰だって出来るようになるのではないでしょうか?
このように、自分にかけられた社会からの暗示(解釈や意味づけ)を変えるだけで、人生はそれまでとはまったく変わってしまうのです。
人見知りもそうです。
『自分は人見知りだから他人と話すのが苦手。友達が出来ない』
という自己断定による悪い暗示を塗り替え、
『自分はひとに好かれる』
と本気で思えるようになれば、間違いなく人見知りは治ります。
当然、友達も恋人も出来ます。
成功者たちの多くが朝起きたときや夜寝る前に、
『私は出来る!』
と自分に自己暗示をかけているのは、このためなのです。
『私は出来る!』
と思っていれば、ちょっとやそっとの困難がやってきても心が折れるはずはありません。
『出来る!』
と思っていれば、どんな逆境のなかでも『乗り越える方法』を考えるはずです。
このように、自己暗示によって心を作り変えると、人生そのものが変わっていくのです。
自分に自信をつける鏡の暗示
それではさっそく自己暗示の方法をご説明しましょう。
自己暗示のやり方は色々ありますが、基本は
『声に出して、自分がなりたいと思う自分を宣言する』
というものです。
簡単に言えば、お金持ちになりたいのなら
『私はお金持ちになる!』
と言えば良いのです。
結婚をしたいのなら
『私は結婚する!』
と言えば良いのです。
もちろん人見知りを治したいのであれば
『私は人見知りを治す!』
もしくは
『人見知りがどんどん治っている』
といえば良いのです。
そして、これを毎日、毎日繰り返せば、次第にその言葉は心と脳に植えつけられ、実際にそう思えるようになってきます。
『人見知りが治った』と思えるようになったということは、実際に治り始めているということなので、ほどなくして本当に治ってしまいます。
これはうつ病の治療などでも使われる方法で、『私は幸せだ』と患者さんに毎日15分間、言い続けさせたら、劇的に症状が改善されたという報告もあります。
これだけでも効果は十分にありますが、より効果を大きくしたいのならば
『鏡の暗示』
を試すことをおすすめします。
これは、元々はフランスのリンドラーという心理学者が発明した方法で、これまた数多くの成功者が実践している有名な方法です。
やり方は簡単で、さきほどのような自己暗示の宣言を、鏡に映った自分を見つめながらするというものです。
鏡に映った自分の目を見つめながら、大きな声で
『私は人見知りが治った!』
と言い続けると、鏡を使わないアファメーションよりもさらに心に響きやすくなります。
なぜかというと、鏡に映った自分に向かって大きな声でいうと、心のブロックが効きにくくなるからです。
普段、私たちが自分に対して『人見知りが治った』とつぶやいても、心のなかでは(こんなの効くのかなあ……)とか(まだ治ってないけど……)などと、防御が働いてしまいます。
これは簡単に他人の言葉に騙されたりしないように心の備わった防御機能なので、それ自体は大切なものですが、自己暗示をかけるときには邪魔になってしまいます。
そのブロックを外すためにも、鏡に映った自分の目を見つめながら行うのが良いのです。
さらに、『寝る前と起きた直後』にやると効果はさらに増します。
なぜなら、眠くなっているときこそこのブロックが完全に外れて、暗示をそのまま受け入れる状態になっているからです。
催眠術師が相手を半分眠ったような状態にさせてから暗示をかけるのはこのためです。
継続しなければ効果は出ない
ただし、ひとつだけ注意があります。
それは、
『継続しなければ効果は出ない』
ということです。
一日や二日、ちょっとやってみたくらいで効果は出ません。
もしもそれで効果が出るのであれば、この世に人見知りで悩んでいるひとなどいないし、自分の性格を変えたいと悩んでいるひとなど存在しているわけがありません。
効果が出るには数週間、ときには数ヶ月ほどかかります。
しかしそれでも、たとえ毎日数分でも続けていけば、必ず効果は出てきます。
私の経験でいうと、時間よりも真剣さによって効果の現れ方が違います。
私の場合、毎日、寝る前と起きた直後に
『オレは〇〇だ!』
とアファメーションをかけていたら、
一週間ほどしたころから、ふとした瞬間に、
『そういえばオレは〇〇だよな』
と、自己暗示が頭に浮かぶようになり、
三ヶ月もしたころには、常に
『オレは〇〇だ』
と思えるようになりました。
つまり、自己暗示が自分の潜在意識を作り替えたのです。
すると、本当にその自己像通りの行動が出来るようになりました。
人間は自分をどう思っているかで、どのような行動を取るかが決まります。
自分はひとに嫌われると思えば、ひとを避けるようになり本当に嫌われます。
自分はひとに好かれると思えば、ひとの輪の中に入っていき本当に好かれます。
ようするに、セルフイメージが自分の人生を作るのです。
人見知りのひとというのはまず大抵、悪いセルフイメージを持っている場合が多いので、それを書き換える『鏡の暗示』は効果的です。
まずは一ヶ月、試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
『自己暗示で人見知りを治す!』
というお話をしてみました。
世の中には『自己暗示なんて意味ねーよW』と否定するひとも多いですが、
否定するひとに限ってちっとも継続していなかったり、成功や幸せとは程遠い人生を歩んでいるという事実があります。
反対に、自己暗示の素晴らしさを説いているひとほど成功してます。
このことを覚えておけば、モチベーションを下げることなく継続できるはずです。
ぜひ、自己暗示を使いこなして人見知りを治してみてください。
それでは、また。
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