『自分はなんて打たれ弱いんだろう…』
『傷つきやすいこの性格を変えたい…』
こんなふうに悩んだことはありませんか?
私も、二十代の半ばまでは打たれ弱かったので、その気持ちは分かります。
でも、打たれ弱さ、傷つきやすさというのは克服できます。
その方法をご紹介する前に、まずは打たれ弱くなる原因をご説明します。
打たれ弱い男の原因
打たれ弱くなる原因は3つあります。
〇幼いころの家庭環境。
〇コンプレックスの深さ
〇自分に自信がない。
まずひとつめの理由として、幼いころの家庭環境が考えられます。
人間の性格の90%はこどものころの家庭環境によって決まります。
明るい性格になるのも、社交的な性格になるのも、暗い性格になるのも、自信満々な性格になるのも、打たれ弱くなるのも…そのほとんどが幼いころの家庭環境で決まります。
特に、親があまり愛情を注いでくれなかった、家が貧乏でいつも親に遠慮していた、両親が不仲で家のなかがつねにギスギスしていた、などという家庭で育った子は、大きな不安を抱えたまま育つため、自信のない人間になります。
つまり、打たれ弱い人間になります。
ふたつめは、コンプレックスが強いことです。
たとえば、友達にイジメられた、好きな子に拒絶された、などの経験があると、他人の怯えてしまいます。
その結果、ちょっとの悪口や批判の言葉で傷ついてしまうようになります。
三つ目は、自分に自信がないことです。
男性は本能的に、他の男性と競争をしようとします。
競争が好きではない、というひとですら、無意識のなかでは他の男と比べているのです。
そして、比べた結果、他人に優っているものがまったくなかったりすると、自信をなくします。
学歴も容姿も年収も、なにも勝てるものがない。自分は劣った人間だ…このように心のなかで感じるようになります。
なので、他人から批判されたり注意されたりすると、すぐに傷ついてしまいます。
『やっぱり自分は思っている人間なんだ…』
と思ってしまうからです。
打たれ弱い(傷つきやすい)理由は自信のなさ?
これら3つの理由を見て、気づいたことはありませんか?
そう、結局のところ、打たれ弱い(傷つきやすい)男性というのは、自信がない人間だということです。
自信がないから、他人のちょっとした悪口でも深く傷つき、落ち込んでしまうのです。
人間は、他人の言葉を、自分の経験に照らして受け取ります。
たとえばある女性があなたに対して、
『あなたは口先ばっかりね』
と言ったとします。
このとき、あなたが例えば、東大を主席で卒業した経歴の持ち主だとしましょう。
すると、この『口先ばかりね』という言葉に対し、こう解釈します。
『そんなことはない。オレは東大を主席で卒業した。これは大変な努力と能力がいることで、ほとんどの人間は出来ないことだ。だからオレは口先ばかりの人間じゃない。ということは、この女性の方がオレという人間を何か勘違いしているんだ』
と、このように受け止めます。傷つかないのです。
しかし、仮にあなたが大学受験に3度失敗し、結局どこの大学にもいけずいやいや三流企業で下っ端の仕事をしていたとしたらどうでしょうか?
『やっぱり、他人から見てもオレは口先ばっかりの男なのか。そりゃそうだよな。大学受験にも失敗して、こんな安月給でこき使われてるんだから…』
このように解釈します。当然、非常に傷つきます。
このように、打たれ弱い男というのはつまるところ、自分に自信がない男なのです。
自分に自信を持てるような経歴や実績がないために、他人の軽い悪口や少しのミスでも、自分の劣等感を刺激されてしまい、傷つくのです。
打たれ弱い心を克服する方法
ではどうすれば打たれ弱い心を克服することが出来るのでしょうか?
もっとも確実なのは、何かに対して努力することです。
努力し、なにかを達成すれば、それがあなたに自信を与えてくれます。
それほど難しいことをする必要はありません。
仕事をがんばる、資格を取るために勉強する、でも良いのです。
その努力の結果、ひとつの成果を手に入れれば、それがあなたにとって自信の源になります。
『口先ばっかりね』
と言われても、無意識が瞬時に『いや、オレはあれをやりとげた。決して口先だけの男じゃない』と判断してくれるので、傷つかなくなるのです。
何度も言いますが、人間は自分の経験や知識に照らし合わせて、出来事や他人の言葉を解釈し、受け止めるのです。
あなたのなかに『自分はすごい』と思える経験が積み重なれば積み重なるほど、他人の言葉に傷つかなくなるのです。悪口を言われてもまったく動じず、笑って受け流せる余裕さえ生まれてくるのです。
そしてこういう男性を『頼りがいがある』とか『頼もしい』と呼び、こういう男性に女性は惹かれるのです。
もちろん、本人の人生も楽しくなります。傷つくことが少なくなるからです。
それでもダメなら体を鍛えよう
とはいえ、なにかを成し遂げるのはそれなりに時間もかかります。
さらに自分に自信がない男性の場合、劣等感が邪魔して何かに挑戦する気力すら湧かないこともあります。
でも、大丈夫です。
そんな人でも簡単に心を強くする方法があります。
それは筋トレをすることです。
筋トレをすると、テストステロンという男性ホルモンが分泌されます。
すると、心はどんどん男らしくなり、前向きで挑戦的になっていきます。
他人に怯えることも、失敗を恐れることもなくなっていきます。
不思議に思うでしょうが、これは当然のことなのです。
なぜなら、人間の心と体は直結しているからです。
ある直木賞作家の先生は、
『心とは体の状態の現れだ』
とおっしゃっていましたが、まさにその通りです。
たとえばうつ病のひとは、脳内にセロトニンという神経伝達物質が不足していると言われています。
このセロトニンは、感情のコントロールや幸福感を作り出す物質です。
これが少ないがために気分は沈み、行動できないのです。
心ではなく体の問題なのです。
なので、いくら根性論で諭したってムダです。体の問題なのですから。
打たれ弱い男性も同じです。
確かに幼いころの家庭環境やコンプレックスになるような体験が原因かもしれませんが、だからといっていたずらに自己嫌悪したところで治ったりはしません。
それどころか、余計に自信をなくすだけです。
でも、体を鍛えてテストステロンを増やせば、それだけで心を強くすることができるのです。
『無駄に悩むのはもうやめましょう』
今は科学の時代です。根性論も精神論も古臭いです。
体を鍛えれば心も強くなる。
なぜなら、心と体は繋がっているから。
これだけ覚えていれば良いのです。
まとめ
いかがでしたか?
今回の内容をまとめると以下のようになります。
打たれ弱い原因は以下の3つ。
〇幼いころの家庭環境。
〇コンプレックスが強い。
〇自分に自信がない。
克服する方法は以下の2つです。
〇なにかを努力して自信をつける。
〇筋トレしてテストステロンを増やす。
一番よいのは、筋トレしてテストステロンを増やし、心がある程度、強くなったところで、さらに自信をつけるために仕事や勉強に努力する、という方法です。
くれぐれも言いますが、自己嫌悪にひたっていても何の意味もありません。時間の無駄です。
さっさと体を鍛えて、自信をつけてしまった方が早いです。
『小学生のころイジメられていたけど、筋トレしたら自信がついてイジメられなくなった』
という体験談もあるくらいなのですから、効果はお墨付きです。
ぜひ試してみてください。
ちなみに、その他の心の鍛え方はこちらの記事に書いてあります。↓
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