ワンオペ育児が離婚の原因!子育てしない夫にイライラする妻たち!

最近、ワンオペ育児が原因で離婚する夫婦が非常に増えてきました。
ワンオペ育児というのは、ワン・オペレーション育児、つまり何もかもすべて母親ひとりで育児をしている状態のことを指します。

元々はすき屋などの深夜営業の飲食店の過酷な労働環境を指した言葉だったのですが、これとまったく同じ状況で育児させられている母親が多いことから、ネットなどでこの言葉が広がりました。

実は、このワンオペ育児こそが離婚の原因となっていることをご存知ですか?

私の周りでも、離婚した夫婦はみな、突き詰めるとワンオペ育児が原因でした。

では、なぜワンオペ育児が離婚につながるのでしょうか?
そして、ワンオペ育児をさせられている母親たちは夫に大してどのような不満を抱いているのでしょうか?
さらに、ワンオペ育児をさせる男性の心理とはどんなものなのか?

『ワンオペ育児離婚』の原因を徹底的に説明してみたいと思います!

ワンオペ育児=離婚の始まり

日本では現在、3組に1組の夫婦が離婚しています。
ほんの数十年前までは離婚する夫婦などごく少数でしかなかったのに、今では3人に1人が離婚しているのです。

その原因は貧困や結婚観の変化など色々あるでしょうが、大きな原因は『夫が妻にワンオペ育児をさせたこと』ではないでしょうか?

男尊女卑が当たり前だった昭和ならともかく、男女平等の世の中の今、妻に育児を丸投げすれば妻の不満が溜まって当然です。

私はワンオペ育児=離婚の始まりだと考えています。

はっきりとしたらデータがあるわけではありませんのが、少なくとも私が今までに見てきた『離婚した夫婦』の特徴は、夫が妻にワンオペ育児をさせていたケースが極めて多かったです。

というより、ほとんどすべての夫婦がワンオペ育児で離婚したと言ってもよいほどでした。

でも、なぜワンオペ育児が離婚につながるのでしょうか?

その理由は、きわめて簡単です。

子育てしない夫にイライラする妻たち

私が考えるワンオペ育児が離婚につながる理由は以下の三つです。

〇育児の負担が大きく、仕事しかしない夫にイライラする。
〇育児をしない夫に愛想を尽かす。
〇生活がすれ違い、さらに夫への愛情が薄れる。
〇溜まり込んでいたストレスが爆発する。

ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

育児の負担が大きく、仕事しかしない夫にイライラする。

ます、育児というのは極めて重労働です。
私もかつて保育士として働いていたり、妻の仕事の関係で週に三日ほど育児をすべてひとりでこなしていた時期があったので断言できますが、育児ほど大変な労働は世の中にほとんどありません。

とくに子供が新生児のときは数時間おきに授乳したり、夜泣きで起こされたりするので、まとまった睡眠を取ることすら不可能です。

以前、ネットで、

『夫に、育児は仕事より辛いと言ったら、どんな楽な仕事してたんだよって笑われた』

と、とある主婦が書き込んだら、途端に仕事と育児経験のある母親たちから、

『育児の方が何倍も辛い!』
『その夫はなにも分かってない!』

と共感と怒りの書き込みが殺到したそうです。

このような重労働をひとりでこなしていると、しだいに『仕事しかやらない夫』に対してイライラがつのっていきます。
そのうえ、家事もせずに土日は家でゴロゴロしていたりしたら…憎たらしくなって当然です。

『いつまでも独身気分引きずってんじゃねーよ!』

と、文句のひとつも言いたくなるでしょう。

育児をしない夫に愛想を尽かす

しかし、溜まっていくのは夫へのイライラだけではありません。
夫への不信感も一緒に溜まっていくのです。

わかりやすく言えば、愛想が尽きていくのです。
愛情が薄れていくと言っても良いかもしれません。

これも、考えてみれば当たり前です。
子供が生まれるまでは確かに優しかったかもしれません。
『オレがきみを守るよ』
『幸せにするよ』
『大切にするよ』

みたいなことを言われて、頼もしく感じたかもしれません。

しかし、子供が生まれたあとの夫は現実的に見てどうでしょうか?
独身時代と同じ程度だけ働き、家事も育児も奥さんに押し付けて自分は家でダラダラ。

自分ではキチンと子供の面倒を見ている気になっていますが、実際は気まぐれでごくたまにおむつを替えたりするだけ。ひどいときにはちょこっと子供と遊んで終わりです。
そのくせ、イクメン面して『オレはちゃんと育児も手伝ってる』なんて顔をされたら…妻からしたら、

『なんだこいつ』

と思ってしまって当然です。

夫への愛情など、日に日に冷めていくことでしょう。

夫からの愛情が感じられないのですから当たり前です。

口先だけで『幸せにするよ』『愛してるよ』『大切にするよ』と言うだけならば、誰でも出来ます。詐欺師だって言えます。本当に奥さんや子供を愛しているかどうかは行動によってのみ証明されるのです。

奥さんが疲れていても育児も家事もしないでダラダラゴロゴロしている夫から、愛情を感じ取れというのが無理な話です。
こうして、世の母親たちはしだいに、

『なんでこんな人と結婚しちゃったんだろ…』

と後悔し、離婚を意識し始めるのです。

ちなみに、世の中にはたまにちょこっと育児を手伝っただけでイクメン面していい気になっている夫がいますが、その手の男性も結局は離婚することが多いです。詳しくはこちらをどうぞ。
関連記事『イクメン離婚が急増中!原因は妻の不満?勘違い自己満子育ての末路』

生活がすれ違い、さらに夫への愛情が薄れる

ワンオペ育児で離婚する理由は他にもあります。

『生活のすれ違い』

です。

人間というのは顔を合わせる回数が多いほど、言葉を交わす回数が多いほどに親しみや愛情が深まっていきます。

しかしそれは逆を言えば、顔を合わせる回数が減ったり、会話をする時間が減れば減るほどに愛情や親しみが薄れていくということです。

遠距離恋愛は別れやすいと言われるのは、そのためです。

同じく、ワンオペ育児をしていると、夫婦の会話はどうしても減っていきます。
赤ちゃんが夜泣きをするので昼夜の生活が逆転しますし、家事に育児にと追われていれば夫の相手をしている暇も、そんな気も起きません。

そんなすれ違い生活が続くほど、お互いの愛情が薄れていくのです。

疲れているのでケンカも多くなっていきます。

溜まり込んでいたストレスが爆発する

最後は、妻のストレスが爆発して大ケンカになります。

『なんで私ばっかり育児しなきゃいけないの?』
『あなたもちょっとは手伝ってよ!』
『仕事が大変って言ってるけど、あなたは休日があるでしょ! 私は一日も休みがないのよ!?』
『ゴロゴロしてないで、家にいるときぐらい手伝ってよ!』

といった感じに。

しかし、困ったことにワンオペ育児をさせる夫というのは、『自分はちゃんとしてる』『自分にはひとつも落ち度がない』と本気で思っていたりするので、言い返してきます。

『オレはちゃんと仕事してるだろ!』
『家事だってしょっちゅう手伝ってるだろ!』
『お前こそ家にいるんだから家事と育児くらいひとりでやれよ!』

あげくの果てには、

『育児は女の仕事だろ!』
『お前が子供欲しいって言い出したんだろ!』

などと、救いようのない差別発言や責任逃れの発言をして言い返してきたりします。

『家事や育児の大変さを理解しようとしない夫』
にイライラする妻と、
『自分はちゃんとやっている』
と思い込んでいる夫。

これでは、うまくいくはずがありません。
話し合おうとしても、夫はあくまでも自分はちゃんとやっていると思い込んでいるのですから、改善の見込みはありません。

結局、妻はそんな夫にほとほと愛想が尽きて、

『こんな人とこの先も一緒に暮らしていくのはムリ』

と考え、離婚するのです。

ワンオペ育児させる男の心理

なぜこの手の夫は妻にワンオペ育児をさせるのでしょうか?
その理由は、とても簡単に言ってしまえばこれだけです。

『甘ったれているから』

少なくとも、私はそう思います。
奥さんに育児や家事をすべて任せる男というのは、ようするに、

『面倒くさいことはしたくない』
『最低限の仕事だけして、あとはダラダラしていたい』
『奥さんに甘えたり、子供と遊んだりしたいから家庭は欲しいけど、辛いことや面倒くさいことまではしたくない』

と、心の底で考えているのです。
ようするに、『独身時代と変わらない生活のまま』、『家庭の喜びだけ手に入れたい』と思っているのです。

わかりやすく言えば、いいとこ取りがしたいのです。
独身時代と同じ分だけしか働かないまま、家庭の暖かさや楽しさを満喫したいのです。

『育児は女の仕事だ』

などと時代遅れなことをいう夫も、本当は心からそう思っているというよりも、ダラダラしたいから自分に都合の良い理屈を持ってきているだけなのです。

その証拠に、本当に『育児が女の仕事』ならば、その夫は『家族をしっかり食わせるだけの仕事』をしているでしょうか?
将来になんの不安もなく、子供にしっかりと教育費や病気になったときの治療費を稼げるだけの給料を稼いできているでしょうか?

いませんよね?

それこそが、その手の夫の本音なのです。
ただ単に家事や育児がしたくないから、『女の仕事』などと言っているだけなのです。

夫に育児させるには?

では、どうすれば夫に育児をさせることが出来るのでしょうか?
これは、正直言って非常に難しい問題です。

というよりも、正直に私の本音を言ってしまえば、

『やらない奴はなにを言ってもやらない』

としか言えません。

私が見てきた『ワンオペ育児をさせる男たち』は、どれも『何を言ってもムダそうな男たち』でした。
仕事は最低限しかせず、奥さんは便利な家政婦ぐらいに考えているような連中ばかりでした。
ですので、家事や育児をさせることは非常に難しいと思います。

ですが、もしも効果があるとすれば、

『育児を手伝わないなら離婚する。あなたのことがもう信用できない』

と、素直に伝えることです。
ワンオペ育児をさせる夫というのは、奥さんの不満に気づいていないケースがほとんどです。離婚も考えるほど不満を募らせているのだとわかれば、危機感を覚えて行動を改めてくれる可能性はあります。

もちろん、言い方やタイミングは相手に合わせて慎重に選ばなければいけませんが、とにかく大事なのは、

『ガマンしてても相手は気づいてくれない』

ということを理解することではないでしょうか?

まとめ ワンオペ育児が離婚の原因

いかがでしたか?
『ワンオペ育児が離婚の原因』
というお話をしてみました。

もちろん、ワンオペ育児状態にある夫婦がすべて離婚するわけではありませんが、離婚の原因になりやすいことは事実だと思います。

また、ワンオペ育児をさせる夫といってもそれぞれなので、必ずしも今回ご紹介したような夫ばかりだというわけではないでしょうが、ひとつの参考にしていただければ幸いです。

ちなみに、夫に育児をさせる方法は他にもありますので、興味のある方はぜひこちらの記事も読んでみてください!

関連記事『ワンオペ育児させる夫の特徴!年収や性格は?子育てをさせるコツも!』

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