中学生の反抗期で女子の特徴は?ひどい言葉や態度への正しい対応は?

『中学生の娘が反抗期に入って、反抗ばかりする…』
『いつもイライラしてて手に負えない』

このような悩みを抱えている親御さんはいませんか?

昔は素直で可愛い娘だったのに、反抗期になった途端に乱暴な言葉遣いになったり、屁理屈を言って逆らってきたり、勉強もせずスマホばかり触っていたりと、まるで別人のように変わってしまうことはよくあります。

変わり果ててしまった娘に手を焼いてしまい、『どう接すればいいかわからない…』と悩んでしまう親御さんは多いでしょう。

しかし、『反抗期の娘の心理』を知れば、もう悩むことはありません。

反抗期の子供の心とはどういう状態なのか?
自分の娘だけが荒れているのか?それともみんな同じなのか?
どう接するのが正しいのか?

こういった事が分かれば、悩みは簡単に解決します。

そこで今回は、

『中学生で反抗期に入った女子の特徴と正しい対応方法』

をご紹介します!

娘とのコミュニケーションで手を焼いている方は、ぜひ参考にしてみてください!

中学生の反抗期で女子の特徴は?

それではまず、反抗期に入った中学生女子の特徴をご紹介します。

代表的なものをいくつかご紹介しますので、おそらく、ご自身の娘さんに当てはまるものも見つかるでしょう。

言葉遣いが荒れる

まずもっともわかりやすいのがこちらです。

『言葉遣いが荒れる』

親に対して、

『うっさいなー!』
『分かってるよ!』
『うざい!』

などなど、攻撃的な言葉を多く使うようになります。

女子の前は少ないですが、男子の場合は母親に対して『ババア』なんていうことも少なくありません。

逆に女子の場合は、父親に対して『キモい』『うざい』などの言葉を使うことが多いです。

言葉の乱れは心の乱れというように、言葉遣いが荒れるというのはまさに心が荒れている証拠です。反抗期になると多くの子供が攻撃的になり、荒れた言葉を使うようになるのは、心のイライラが表に現れていると思っていいでしょう。

父親を毛嫌いする

さきほども少し触れましたが、反抗期になった女子は父親を毛嫌いすることが非常に多いです。

男子が母親を毛嫌いするのと同じように、もっとも身近にいる異性を避けようとしているのです。

裏を返せば、それは自分が『男である』『女である』と気づき始めているという証拠でもあります。

反抗期(思春期)は自我が確立する時期ですので、

『自分は女性であり、父親は男性である』

ということに気づき、戸惑いを感じ始めているのです。

親の言葉を無視する

母親が声をかけても無視することをも非常に多いです。

聞こえないふりをしたり、話しかけられてもそっけない態度でさっさと自分の部屋に入ってしまったりなど、親の存在を無視するかのような反応を見せます。

マンガ、ゲーム、音楽、スマホに夢中

漫画やゲームや音楽、もしくはスマホばかりいじって夢中になってしまうのもこの時期です。

勉強もろくにせず、漫画やアニメの世界に没頭したり、大好きな芸能人やユーチューバーなどに熱中したりします。

なぜこのようなことになるかと言うと、一言でいえば『心の不安を紛らわす為』です。

反抗期は大人になるために体が急激な速度で成長しているため、ホルモンのバランスが崩れ、常にメンタルが不安定になっています。

さらに精神面も大人になりかけ、周りの目が気になり、自分が美人じゃないことや、男子にどう見られているかなども気になるようになってきます。

すると、当然心は乱れ、不安が強くなってしまいます。

その不安をかき消してくれるのが『娯楽などの刺激』です。

漫画のイケメンキャラに夢中になったり、大人気ユーチューバーに夢中になったりしていれば、不安を紛らわすことができます。

大人でも、ストレスが溜まるとカラオケに入って大声を出すことで発散したりしてますよね?

それと同じで、人間はふ不安やストレスが強くなると娯楽を求めるようになるのです。

反抗期の女子はまさに『常にストレスがMAX』な状態ですので、刺激のある漫画やゲームや音楽やユーチューブなどに逃げ込むのです。

……とはいえ、ストレスが溜まった時にカラオケに行ったり映画を見るととても楽しめるのと同じように、実はこの時期こそ『最も感受性が高まる時期』ですので、一概に悪いとも言えません。

中学生の頃に聴いた音楽や、読んだ小説などは、一生の思い出になるほどの感動を与えてくれたりもします。

また、この時期にすばらしい小説と出会い、小説家を目指すようになったり、素晴らしい音楽と出会ってミュージシャンを目指すようになったりなど、将来の方向性が定まるきっかけになることも非常に多いです。

『夢は中2で見つかる』

と言われることが多いのはこのためです。

ひどい言葉や態度への正しい対応は?

では、このような態度をする反抗期の娘にはどのような対応をすればよいのでしょうか?

これは一言で言ってしまえば、

『人に迷惑をかけない限り、放っておく』

というのが、最も正しい対応です。

なぜかと言うと、この反抗期というのは、『親から自立するための準備期間』であり、精神の成長のためには絶対に必要な時間だからです。

今までは親に保護されてぬくぬくと育ってきた子供が、『自分の力だけでも生きていけるように』と、半歩だけ自立し始めたという証拠なのです。

ですので、わざと親を怒らせるような発言をして親を遠ざけようとしたり、自分の世界にこもって自我を確立しようとしたりなどの行為を無意識にしているのです。

また、あえて親に攻撃的な言動や批判や屁理屈を言うことで怒らせ、『どこまで言ったら怒られるのか』など、『自分と他者の距離感』を図ろうとしているのです。

ですので、別に性格が悪くなったわけでも、不良になったわけでもありません。

誰もが通る、成長への第一歩なのです。

むしろこの反抗期がないまま大人になってしまうと、親離れできず、『共依存』と呼ばれる大人になってしまう可能性も高いです。

何をするにも親がいなければできず、困ったことが起きると親に頼り、結婚相手も親に選んでもらっ…なんて娘になってしまう可能性さえあります。

そうなると当然、結婚相手と衝突することも多くなり、結婚生活が上手くいかないことも多いです。もちろん仕事でも同様の結果になりがちです。自分で判断し、自分の責任で行動することができない大人になってしまうのです。

だからこそ今、『親に反抗すること』を通して自分と他人との距離感をつかみ、自分の好きなものや興味があるものをはっきりさせることで、『自我』というものを確立させているのです。

いつもイライラしているのだって、体の反応なので、自分でもどうしようもないのです。

子供自身も自分自身の感情に戸惑い、持て余しているのだと理解すれば、反抗的な態度を取られてもそれほど腹は立たなくなります。

また反抗期は一過性のものなので、二十歳ぐらいまでには必ず治ります。

『この時期は仕方がない。もう子供ではないのだ』

と割り切って、自由にさせてあげるのが一番です。

ただし、人に迷惑をかけたり、勉強を全くせずに遊びほうけてばかりいるような場合は、叱ることも大切です。

たとえ聞き入れられなかったとしても、 『それはやってはいけないことだ』というのは、絶対に言わなければなりません。

反抗期の子供への接し方で一番大事だと言われる、

『感情的にならず、それでいてへりくだることもせず、態度を一貫させること』です。

反抗期だからと必要以上に甘やかして、他人に迷惑かけても見て見ぬふり…などはよくありません。

たとえ一時期は子供に毛嫌いされようと、毅然とした態度で叱ることが大事です。

反抗期っていつ終わるの? 反抗期が終わらないケースは?

『反抗期は無理に干渉せず、そっとしておくことが大切』

と言われても、やはりいつまでもこの状態が続くのは辛いものがありますよね?

では、反抗期というのはどれぐらいで終わるのでしょうか?

これは個人差はありますが、早い人なら高校を卒業するぐらい、遅くても二十歳ぐらいには終わるのが一般的です。

もちろんある日突然ピタッと止まるわけではなく、徐々に徐々に反抗的な態度が自然となくなっていき、気がついたら反抗期が終わっているのです。

また、反抗期は中学生の頃がもっとも強く、高校生ぐらいになるとそれほど反抗的な態度はとらなくなっていくので、辛いのは中学生の頃のほんの1、2年ぐらいだと思ってよいでしょう。

ちなみに、大人になっても反抗期が終わらず、親を嫌い続ける人がいますが、その場合は反抗期ではなく、単にそれまで親にひどい扱いを受けていたり、勉強などを無理矢理させられてストレスを溜めていたのが、反抗期をきっかけに表に出てきただけなので、反抗期が続いているわけではありません。

単に、それまで積りつもっていた親への恨みや怒りが表に出てきただけです。

こういうケースはまれですので、ごく普通に愛情をもって育てていたのならば、心配はないでしょう。先ほども書いたように、反抗期の親への反抗は高校を卒業する頃には終わることが多く、またその反抗期も、中学の頃がピークで、それ以降はほとんど目に見えないぐらいに弱まっていきます。

『反抗期=中学生特有のもの』

という認識もあながち間違いではありません。

ですので、中学校時代さえ乗り切ってしまえば、子供の反抗期も終わったも同然ですので、安心してください。

まとめ

いかがでしたか?

『中学生の娘の反抗期の特徴と正しい対応法』

をご紹介しました。

本文でも書いたように、人に迷惑をかけたり、極端に勉強しなくなったりしなければ、放置しておくのが一番です。

娘はもう自分の足で歩き始めたのだと理解してあげて、大きな心で見守ってあげましょう。

子供が攻撃的な言葉を使ってきても、間に受ける必要は全くありません。『反抗期ってこういうものだよね』ぐらいの気持ちで軽く受け流してあげるのがベストです。

ぜひ参考にしてみてください。

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