親の愛情不足は恋愛に影響する?束縛や依存する理由は?治し方も!

恋人をついつい束縛してしまったり、甘えすぎて依存してしまう人っていますよね?
相手に嫌われると分かっていても、やめられない。
そして結局、嫌われて別れることになってしまう…

彼らはなぜこのようなことをしてしまうのでしょう?
実は、それは『子供のころの、親からの愛情不足』が原因かもしれません。

そこで今回は、親の愛情不足が恋愛に影響する理由と、束縛や依存をしてしまうメカニズムについて説明します!

親の愛情不足は恋愛に影響する?

子供のころ、両親に十分な愛情を注いでもらないまま大人になった人は、恋愛にどのような影響があるのでしょうか?

実を言うと、深刻な影響があるんです。
親の愛情不足による悪い影響は以下のようなものがあります。

〇自分に自信がもてなくなる。
〇過剰に愛情を欲しがってしまう。
〇恋人に対して父や母のような愛情を求めてしまう。
〇愛情を欲しがりすぎるあまり、失うことを異常に恐れてしまう。

実際はもっともっとたくさんあるのですが、恋愛に限って上げればざっとこんな感じです。

子供のころ、両親から十分な愛情を与えられなかった子供は、まずなんといっても不安の多い子になります。自分を守ってくれるはずの親があまり守ってくれなかったせいです。

次に、満たされない愛情欲求を抱えたまま大人になってしまったので、恋人にその愛情を求めます。恋人としての愛情だけでなく、親の愛のような母性愛、父性愛を求めてしまいます。
(当然ながら、いくら恋人でもそのような無制限の愛情は与えられないので、結局うまくいかなくなります)

また、ようやく出会えた『自分に愛情を与えてくれる相手』ですので、絶対に手放したくないと強く思ってしまいます。
その結果、束縛したり依存したりしてしまいます。

このように、親の愛情不足で育った大人は、自分に自信がなかったり、恋人に父性や母性を求めたり、別れることを必要以上に恐れてしまったりするのです。

当然、健全な恋愛はできません。

恋人を束縛する理由とは?

恋人を束縛する理由は簡単です。
まず、恋人を束縛する人は本当は自分に自信がありません。

表向きは自信満々な風に見せかけているひともいますが(とくに男性に多い)、本当は自分に自信がないのです。
だから、いつ恋人に捨てられるかと、ビクビクしています。

そこで、恋人が自分の元から逃げないように、常に監視・管理していないと気が済みません。
ケータイの中身をチェックしたり、異性と近づかないように飲み会などへの参加を禁止したり…、

ひどい場合になると、異性と会話をすることさえ禁止したりします。

これらはすべて、『捨てられたくない』という恐怖心によるものです。
そしてそれは結局のところ、自分に自信がないがための行動なのです。

束縛なんてすれば嫌われるのはわかりきっていることなのに、捨てられることが怖くて、どうしてもそうしてしまうのです。

このように、束縛するひとというのは、自分に自信がない人なのです。

依存する理由は?

依存は束縛とは違うもののようですが、非常に似た部分もあります。
まず、どちらの場合も依存する人間・束縛する人間は精神的に不安定である人が多いということ。
というよりも、不安が多く自分に自信がないひとが多いです。

そして、恋人に対する依存度が高いということです。

ただし、束縛する人間は恋人を自分の管理下に置くことで相手を支配しようとしますが、依存する人間は従属することで相手を支配しようとします。

簡単に言えば、『あなたのことが好き。心から愛している。なんでも言うことを聞く。だから私のことをもっともっと愛して』という状態です。

これは一見、相手のいいなりになっているようですが、実は支配しようとしているのは言いなりになっている方、つまり依存している人間の方です。

私は100%あなたを愛しています。だからあなたも100%私を愛してください。いいえ、200%愛してください』と要求しているわけです。

なぜこのようなことをするのかというと、依存する人間は愛情に飢えているからです。
誰でも恋人に愛して欲しいと思うのは当然ですが、依存する人間はその気持ちが異常に強いのです。

では、なぜそこまで愛情に飢えているのでしょうか?
それは、子供のころに両親から愛情を与えられなかったからです。

束縛する大人、依存する大人の多くは、子供のころに十分な愛情を注がれなかったがために、それを恋人に求めてしまうのです。

治し方は?

もしもあなたの恋人が親からの愛情不足で束縛もしくは依存する人間だった場合、どうすれば治せるのでしょうか?

まず大切なのは、『相手の愛情欲求に100%答えることは絶対に不可能』だということをハッキリと理解することです。

このことを勘違いしてしまうと、お互いにとって不幸な結果になってしまいかねません。

いくら恋人でも、親のような無償の愛情はなかなか与えられません。
それなのに、がんばって恋人の求める愛情を与えようとしても、結局相手は不満になるだけであり、あなたも疲れてしまうだけです。

ですので、まずはハッキリと『親のような愛情を与えることは不可能』であることを理解しましょう。

また、恋人にもそのことを告げる必要があります。

『私はあなたのことを大切に想っているけど、あなたのお父さんやお母さんにはなれない』

と、きちんと告げるべきです。

そのうえで、恋人として愛情を注いであげましょう。

くれぐれも、親代わりになろうとしないことが大切なのです。

まとめ

親の愛情不足は恋愛に深刻な影響を与えます。
とくに、束縛や依存などは、子供時代の不安や愛情欲求が満たされなかったことが原因であることが非常に多いです。

依存や束縛をすると、相手も本人も不幸になってしまいます。
また、相手の愛情不足を埋めてあげようと、無理をしてまで両親の代わりを演じてしまうと、それもまた不幸な結果になってしまいます。

そうならないためにも、親の代わりになることは出来ない、とハッキリと理解することが大切です。

そのうえで、恋人としての深い信頼関係を築いていけば、相手の愛情欲求を満たすこともできるかもしれませんよ。

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