こんにちは、天田です。
今日は
『いらいらを治して怒りや不安をコントロールする方法』
をご紹介します。
すぐにイライラしてしまってストレスを抱えている方は
ぜひ読んでみてください!
目次
イライラの原因その1 感情的な要因
イライラを治す方法を知る前に、
まずはそもそも
『イライラする原因は何か?』
ということをキチンと理解しておかなければなりません。
原因をしっかりと理解せずにやり方だけを学んでしまうと、
原因とはまるで関係ない方法でイライラを消そうとしてしまいます。
それではどんなに効果のある方法でもイライラを鎮めることは出来ません。
ではイライラの原因とはなんでしょうか?
一つ目が
『感情的な要因』
です。
これは読んで字のごとく、
『感情が原因でイライラしている』
という意味です。
もっと分かりやすく言うと、
『嫌なこと、腹の立つことがあったからイライラしている』
という意味です。
ようするにごく一般的な原因です。
誰だって嫌なことがあったり腹の立つことを言われれば、
心穏やかではいられません。
ときには何日も何週間も引きずるほどのイライラを抱えてしまうこともあります。
これらは感情的な出来事が原因なので、
同じく
『感情を操作する』
ことでかなりの程度、苛々を抑えたり治したりすることが出来ます。
イライラの原因その2 体調不良
もうひとつのイライラの原因は
『体調不良』
です。
多くのひとはさきほどの感情的要因だけが原因でイライラするものと思っていますので、
体調不良がイライラの原因と聞くと意外に感じるかもしれません。
しかし、これはイライラの原因として
『実はかなり大きなモノ』
なのです。
考えてみてください。
みなさんも睡眠不足で眠いときや、頭が痛いときなどに
イライラしたことがあるはずです。
反対に体調が良くて元気いっぱいのときは朝から妙に機嫌が良かったり、
風邪を引いて寝込んでいるときに気分が落ち込んだりしたことがあると思います。
このように、人間の感情というものは体と密接にリンクしているのです。
『心は体の状態の現れだ』
と断言する専門家もいるくらいです。
こういった
『体調不良によるイライラ』
があることを理解せずに、
頭のなかだけで
『イライラしちゃいけない、イライラしちゃいけない』
とどれだけ自分に言い聞かせてなだめようとしたところで、
イライラがおさまることは決してありません。
なぜなら、自分に言い聞かせたくらいでは体調は変わらないからです。
気合で風邪が治らないのと同じです。
イライラの原因を見分ける方法
ではイライラを鎮めるにはどうすれば良いのでしょうか?
まずはさきほども言ったとおり、
そのイライラが
『感情的なものが原因なのか』
『体調不良が原因なのか』
をキチンと見極めなければいけません。
見分けるコツは簡単で、
たとえば誰かに嫌なことを言われたときに、
『これはいつどんなときに言われてもイライラすること』か
『いつもならガマンできることがなぜか今日はガマンできなかった』か、
ということで見分けが出来ます。
いつ怒っても明らかにイライラするような出来事だったのなら
感情的なイライラですし、
いつもならガマンできるはずのことでイライラしているのなら
体調不良が原因のイライラです。
体調不良によるイライラは他にも、
『なんだか分からないけどイライラする』
というのもあります。
思春期や更年期、女性なら生理期間などがそれに当たりますね。
こういった見極めをキチンとして、
自分は今どういう理由でイライラしているのかを冷静に分析することが、
イライラを解消して感情をコントロールするコツです
イライラを治す方法・感情編
では具体的にイライラを治す方法をご紹介します。
まずは感情的なイライラの場合ですが、
これには代表的なイライラ解消法が三つあります。
〇深呼吸する
〇紙にイライラする気持ちを全部書き出す
〇掃除をする
まずは深呼吸から。
人間は呼吸が荒くなると心が傷つくやすく、また乱れやすくなります。
ようするに不安になりやすくなったり、反対に怒りっぽくなったりします。
このように、呼吸は人間の感情と密接に関係しているのです。
そしてイライラしているとき、不安になっているときというのは
必ず呼吸が浅くなっています。
その証拠がため息です。
人間は不安になるとため息をつきますが、
あれは呼吸が浅くなりすぎたために吐ききれなくなった二酸化炭素を出そうとして、
無意識に行っているものなのです。
つまり、体が深い呼吸を求めている証拠です。
反対に深い呼吸をすれば心はリラックスしてきて、
イライラや不安を和らげることが出来ます。
『不安になったらまず深呼吸』
という言葉があるくらい、呼吸には感情をコントロールする直接的な力があるのです。
紙にイライラした気持ちを書き出す
次に有効なのが紙にイライラをぶつけることです。
これは自分の怒りを外に吐き出し、なおかつ客観的に自分を見るのにとても
友好的な方法です。
人間というのは常に頭のなかでさまざなま思考がグルグル回転しています。
嫌なことがあったら、
その嫌なことを何度も何度も何度も思い出し、
そのたびにイライラしたり悲しみを思い出したりします。
それを止めることができるのが、
『紙に書き出すこと』
なのです。
これは不安や怒りを鎮める方法として古くから知られる有名な方法です。
以前、とある心理学の本でこんな話を読みました。
ある姑が、性格の悪い嫁に毎日のように冷たい扱いをされ、
彼女を呪ってやろうかというくらいに憎しみを胸に抱いていました。
姑は怒りがガマン出来ず、
『ひとを呪ってくれる』
という神社に行ってわら人形の呪いを行ってくれるように
神主さんに頼みました。
すると神主さんから、
『その前に、その嫌なお嫁さんにあなたの恨みをすべてぶつけるつもりで、手紙を書いてみてください』
と言われ、仕方なく家に帰って手紙を書いたそうです。
何枚も何枚も嫁への恨み事を書き、ついに完成さえた姑はふたたび神社に行きました。
しかし、姑が神社に来たのは呪いをかけてもらうためではありませんでした。
神主「どうですか? まだ呪いをかけて欲しいと思っていますか?」
姑 「いえ、なんだか手紙を書いているうちに、憎い気持ちがなくなってしまいました」
そうして姑は、神主さんにお礼を言って帰って言ったそうです。
怒りや憎しみは紙に書けば消し去ることができる、
そのことを、神主さんはきっと最初から知っていたんでしょうね。
掃除をする
三つ目の方法が掃除をすることです。
なぜ掃除? と思われるかもしれませんが、
汚れた環境は人間にものすごいストレスを与えるのです。
あるベテランの中学校教師は、
荒れた生徒の家は必ず家が散らかっていると言っていました。
同じくベテランの刑事は、
凶悪犯罪が発生した家はひとつの例外もなく水回りが汚いと言っていました。
これは汚れた環境が人間にストレスを与え、イライラさせる証拠です。
他にも
『汚い部屋に住むと太る』
や、
『掃除をしていない部屋に住むと運気が下がる』
などと言われるのも、
汚れた部屋から受けるストレスで心がイライラし、
人生が不幸になっていくことを昔のひとがなんとなく気づいていた証拠だと思います。
他にもゴミだらけの学校を掃除したら不良ばかりだった生徒たちが
どんどん更生していった話や、
犯罪都市だったニューヨークが清掃を徹底したら犯罪率が激減したという
記録もあります。
(汚れた環境によるメンタルへの悪影響はコチラの記事で詳しく説明しています)
このようにイライラしない心を作るためには、
環境がとても大切なのです。
イライラを治す方法・体調不良編
感情によるイライラの解決方の次は、
『体調不良によるイライラ』
の解消法です。
これは食事と睡眠に気をつけることが有効です。
特に食事は、驚くほど感情に影響を与えます。
なぜなら食事ほど直接的に体調に影響する行為はないからです。
よく、
『塩分が多い食事が好きなひとは怒りっぽい』
とか、
『砂糖を食べ過ぎると情緒不安定になる』
などと言われるように、
塩、砂糖、油や科学調味料をたくさん使った食べ物を胃の中に入れると、
それだけで人間は知らず知らずの間に体調を崩します。
たとえば、砂糖をふんだんに使ったチョコレートを食べた場合、
一気に血糖値が上がり、その上がりすぎた血糖値を下げようとして
インシュリンと呼ばれる物質が分泌され、
これがこんどは血糖値を下げすぎてしまいます。
その結果、低血糖状態となり、
『無気力、不安、イライラ』
などの症状を呼び起こしてしまいます。
このように、不健康な食事というのはそれだけでイライラの原因となるのです。
そうならないためにも、
豆腐や納豆、サラダなどのヘルシーな食事を心がけましょう。
特に和食は、古くから日本人の体質に合った食べ物だったからこそ
受け継がれてきたわけなので、
和食こそが日本人にもっとも適した食事です。
積極的に食べるようにしましょう。
怒りや不安をコントロールする方法
怒りや不安をコントロールするには、
『運動』
がもっとも効果的です。
なぜなら運動をすると
『セロトニン』
と呼ばれる脳内物質が分泌されるからです。
セロトニンは『ドーパミン』『ノルアドレナリン』と並んで
『三大神経伝達物質』
と呼ばれるほど大事な物質で、別名
『幸せホルモン』
とも呼ばれる、
人間の精神安定(幸せ)のためには非常に重要な物質なのです。
このセロトニンが不足するとイライラして攻撃的になったり、
または不安になりやすくなったりします。
よく、うつ病のひとや引きこもりのひとなどはこのセロトニンが慢性的に不足していることが指摘されています。
ようするに、
『セロトニン=幸せの素』
というわけです。
言いかえれば、セロトニンが不足していたら
どんなにがんばってもイライラは治らないし、
楽しい毎日も送れないということです。
ではそんな重要なセロトニンはどうやれば増やせるのでしょうか?
医学的に判明しているのは、
『日光を浴びること』
『運動をすること』
のふたつです。
つまりセロトニンは
『太陽の光を浴びて体を動かせば増える』
のです。
日の当たらない部屋のなかに引きこもっているひとの性格が暗いのは、
この真逆を行っているからだということがよく分かりますね。
反対にスポーツマンに明るく朗らかな性格のひとが多い理由もこれで納得できます。
このように、
イライラを解消し感情をコントロールするには運動が何よりも有効なのです。
精神論や根性論では、どんなにがんばっても脳内物質は増えませんからね(^ω^)
まとめ
いかがでしたか?
『イライラを治し、不安や怒りをコントロールする方法』
をご紹介してみました。
「自分はどうしてこんなに怒りっぽいんだろう……」
「もっと心穏やかな毎日を過ごしたい……」
と悩んでいるひとは、ぜひこの記事で紹介した方法を試してみてください。
それでは、また。
(なお、子供のころのトラウマなどから自信をなくし、不安やイライラがなくならない方はぜひこちらの記事をご覧下さい)
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