褒められるのが嫌い(苦手)な心理!褒められたくない3つの理由とは?


『私は、人から褒められることが嫌いです』
『誰かから褒められると嫌な気持ちになります』

このようなことを言う人がいます。
これを聞いて、おそらく世の中8割くらいの人が、

『え? なんで? 意味が分からない…』
と、首をかしげるでしょう。

しかし残りの2割のひとは、

『分かる!』
『私もそう!』

とうなづいてくれるでしょう。

一体、この違いはなんなのでしょうか?
その理由を説明してみたいと思います。

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褒められるのが嫌い=親や他人から褒められなかった人生

実は、他人から褒められるのが好きか、嫌いかで、その人がどのような人生を歩んできたのかがある程度わかってしまいます。

どういうことかと言うと、簡単に言えば、

『褒められると嬉しくなるひと=親や周囲の人間から褒められた経験が多い人』

『褒められると嫌な気分になる人=親や周囲の人間から褒められた経験が少ない人』

ということです。
これをもっともっと分かりやすくまとめてしまえば、

『褒められることが苦手なひとは、褒められなれていない人。そういう環境で育ってきた人』

ということです。

親が冷たかったり、友達にいじめられてきたり、誰とも深くかかわらずに生きてきたり…

そのような人生を生きてきたひとが、『褒められるのが嫌いな人』になるのです。

では、具体的に褒められるのが嫌いな理由を説明していきましょう。

褒められるのが嫌いな理由はその1、劣等感を刺激される

褒められることが嫌いな人というのは、まず間違いなく『自己肯定感』が低いです。

自己肯定感が低いというのは、ようするに『自分はダメだ』『なんの取り柄もない』『みんなから必要とされない人間だ』という意識で生きている人のことです。

簡単に言えば、劣等感が強いということです。
褒められることが嫌いな人は劣等感が強い人であると言えます。

子供のころから親にあまり優しくしてもらえなかったり、友達が出来なかったりすると、劣等感は強くなります。

でも、なぜ劣等感が強い人は褒められることが嫌いになるのでしょうか?

理由の一つとして考えられるのが、『自分自身のイメージと合わないから』というものがあります。

劣等感の強い人は、『私はダメな人間だ』『なんの取り柄もない人間だ』と思っています。
心の表面では思っていなくても、心の底、潜在意識と呼ばれる本心ではそう思っています。

なので、他人から褒められると『自分で思う自分』とのギャップに戸惑い、疑ってしまうのです。

『そんな訳ない』
『このひとは嘘をついている』
『私を騙そうとしている』

などのように、相手の言葉を否定しようとします。

ただし、こういった気持ちは心の働きは心の奥で起こっているので、本人は分からないことが多いです。

だから、ただなんとなく、嫌な気持ちになるのです。

そしてなにより、褒められることにより間接的に『本当はダメな自分』を意識させられるので、劣等感が刺激されてしまうから褒められたくないのです。

理由その2、他人を警戒している

もうひとつ、同じような理由として、

『他人を警戒している』

というものがあります。

褒められるのが嫌いな人というのは、基本的に自分以外の人間に対して警戒感を持っています。

これは幼いころに両親から必要以上に厳しくしつけられたり、冷たくされて育った人がこのような大人になります。

親というのは、人間が生まれて初めて接触する「自分以外の人間」です。
その人間が、自分に対して優しくしてくれるか、冷たく接してくるかで、『他人』に対するイメージが決まってしまうのです。

劣等感を抱えた人の多くは、このように他人に警戒心を持っているのです。
ですので、いつも表面的な付き合いだけをして、深く踏み入らないようにしているのです。
また、自分の世界に踏み入れられないように防御しています。

劣等感が強い人の多くが『表面的な礼儀正しい人』『良い人』を演じるのは、良い人という仮面をつけて他人を牽制しているからです。

ずっと敬語で話していれば、友達になることはまずありませんからね。

しかし、そんな彼らにも困った相手がいます。
自分のことを褒めてくる人です。
褒めてくるということは、人間として好意を持っているということですよね?
もっと仲良くなりたいという気持ちの現れだと言えます。

『私はあなたを褒めたよ。だから、あなたももっと私に対して心を開いてください』

このように言われている気がしてしまうから、劣等感の強い人は褒められることが嫌いなのです。

心を開くことが怖いからです。

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理由その3 ハードルが上がってしまう

褒められることが嫌いな理由の3つめは、ハードルが上がってしまうことです。

褒められるということは、『あなたは出来る人だと私は思っている』と言われたようなものです。

普通ならば、『やった、認めてもらえた!』と素直に喜べますが、劣等感の強いひとはそうはいきません。

なにしろ自分は劣っていると思っているので、『今回はたまたまうまくいっただけで、次はうまくいかないに違いない』と、期待された分だけ『いつか必ず失望される』と思い、それが怖くなるのです。

これは劣等感が強い人の一部がおちいるパターンですが、自分に自信がないひとほど相手の期待に答えようとしてしまいます。

真面目な好青年タイプに多い特徴です。
このタイプは、相手の期待に答えられないとすぐに『嫌われる』『馬鹿にされる』『がっかりされる』と思ってしまい、傷ついてしまいます。

ですので、褒められるとついつい『次もうまくやれるよね?』『もっと私を喜ばせてくれるよね?』と要求されているように感じ、そのプレッシャーに押しつぶされそうになってしまうのです。

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「褒められるのが嫌い』は克服すべき?

褒められることが苦手な人は心に劣等感を抱えている、ということが理解していただけたと思います。

ここで問題なのは、この劣等感は克服すべきなのか?ということです。

結論から言うと、出来るならば克服した方が良いでしょう。

劣等感というのは、言うなれば肥満と同じようなものです。
太っているからといってすぐに病気になったり、生きていく上でものすごい不都合があるわけではありませんが、やはり適度にやせていた方が健康には良いです。

劣等感も同じで、劣等感のない人などあまりいません。多少の劣等感ならばそれほど人生を悪くすることもないでしょう。

しかし、『褒められることが嫌い』というレベルになると、色々とデメリットが多くなります。

孤独、幸せそうな人への嫉妬、批判的、自信喪失、自己嫌悪…などなど、人によって現れ方は様々ですが、人生に暗い影を落とします。

なにより、他人を警戒して生きる人生はやはりむなしいです。私も友達がまったくいない時期がありましたが、そのときは『自由で楽しい』と自分では思っていましたが、ふとした瞬間に寂しさを感じていました。

あとになって振り返ってみれば、やはり孤独に苦しんでいたのだと分かります。
その証拠に、『孤独が好き』『ひとりが好き』と言う人間のなかで(かつての私も含めて)幸せそうにニコニコしている人を私はひとりも見たことありません。

みんな、口を開けば『ひとりの方が楽しい』と言いますが、その顔はいつもつまらなさそうで、寂しそうです。

強い劣等感がある限り、ひとは幸せにはなれないのだと私は思っています。
ですので、可能ならば劣等感を克服する努力をしましょう。

このブログでは劣等感の克服方法をいくつも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

関連記事『『自分が嫌いな原因と治し方!自己嫌悪を克服した私の体験談!』』

まとめ

いかがでしたか?
今回の記事をまとめると次のようになります。

『褒められのが嫌いな理由』

1、劣等感が強く、自分のイメージと食い違っていて不安になる
2、他人を警戒している。
3、ハードルが上がってしまう。

劣等感は必ずしも悪いものではありません。
社会で大成功しているひとはほぼ全員、劣等感をバネにのし上がった人たちです。

しかし、多くのひとは劣等感によって人生を辛いものにしてしまっているのも事実です。
そろそろ、自分の劣等感の原因をしっかりと見極めて、克服する努力をしてみてはいかがでしょうか?

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4 件のコメント

  • 全部当てはまっているので、さすが心理学分析者!と思いました。でも、大抵の人は本当に人のことを褒めたりしないものです。お世辞や社交辞令か円滑なコミュニケーションのツールとして褒めるだけで、人からほめられることなんて、それほどの価値があることではありません。本当に大切なのは、他人からどう評価されようが、自分が為したいことを為す力であって、それを為したときに、自分自身が自分を評価できることです。それに比べたら、他人の評価など屁の足しにもなりません。暇潰しにはなるかな。

  • これはオープンマインドか否かというテーマですね。
    オープンマインドの人がそうでない人たちがどのように考えているか?
    ということに気づきました。
    わかりやすく分析頂きありがとうございます。
    私も先ほどこれを再現するやりとりをしました。
    こういう人たちとどのようにコミュニケーションを取るのが最適かを検証します。
    コミュニケーション力の更なる向上に努めます。
    ありがとうございます。

    • Ichiroさん

      コメントありがとうございます1
      オープンマインドというのは様々な定義がありますが、私は単純に『自分に自信があり心がポジティブな人間』と捉えています。
      心がポジティブで自分に自信があれば、他人にも心を開けるしコミュニケーションも開放的になります。
      反対に自信がなく劣等感が強いひとは、コミュニケーションは閉鎖的になり他人に心を開けず、なおかつ、他人の意見を受け入れられなくなります。

      自分をさらけ出すのが怖いからです。

      すべては自分を守るため、ではないかと私は考えています。

      ご参考までにどうぞ。

  • 自分に自信がないから褒められても信じられないという方もいらっしゃるのでしょうが、自分に自信があり過ぎて褒められるのが嫌いな人もいると思います。現に私がそうなので。
    自分はもっとやれると思っているので、よく知りもせず安易に褒められると腹がたつのです。
    自分が尊敬する方や上手くいった!と思った時にそこを褒められるのは嬉しいので、天田さんのおっしゃる褒められ嫌いでは無いのかも知れませんが……
    どうしても気になったのでコメントさせて頂きました。

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