『私はちょっとしたことですぐに傷つく…』
『傷つきやすい自分の性格が嫌い…』
そんな風に悩んでいる中学生の方も多いのではないでしょうか?
今日は、そんな悩める中学生のために、傷つきやすくなる原因とコンプレックスの克服方法をご紹介してみたいと思います!
中学生は傷つきやすい?
中学生といえば思春期とも呼ばれるように、人生でもっとも多感になるときです。
ほんのちょっとの悪口でも深く傷ついたり、悩んだりします。
また、自分が周りの友達と違うとか、周りの友達よりも成績や容姿が劣っているなどということでも深く傷つき、悩んでしまいます。
なぜこれほどまでに心が繊細になるのかというと、成長ホルモンがその原因です。
中学生といえば第二次成長期にあたり、体が急激に大人に向かって作り替えられていきます。
男性であれば背が伸び、声変わりをします。
女性であれば体つきが女性らしくなっていきます。
また出産も可能になるように体の内部も作り替えられていきます。
このように、思春期と呼ばれる年齢のときは体の内部で凄まじい変化が起こっているのです。
その結果、体内のホルモンバランスが崩れたりして、心が不安定になります。
昔から『健全な精神は健全な肉体に宿る』と言われているように、心と体というものは直接的にかかわりあっているのです。
誰でも、お腹が減っていればイライラするし、睡眠不足ならばやる気や元気も出ませんよね?
このように、体の状態がそのまま心の状態に影響を与えるのです。
だから、成長期の子供は心が不安定になり、ちょっとしたことで傷ついたり、または漫画やアニメ・映画や音楽などにのめり込みやすくなるのです。
俗に中二病と呼ばれる症状(?)が生まれるのも、この『成長ホルモンによる心の乱れ』が原因です。
(中二病の原因や直し方について詳しく知りたい方は、ぜひこちらの記事もごらん下さい。周りからバカにされたり黒歴史を造らないためにも、読んでおいて損はありませんよ!
『中二病の意味を簡単に説明!原因や治し方は?痛い人間と付き合う方法』 )
コンプレックスが強いとさらに傷つきやすくなる
しかし、いくら思春期は傷つきやすくなるといっても、実際には同じ思春期でも『すごく傷つきやすい人』もいれば『それほど傷つきやすくはない人』がいるのも事実です。
彼らの違いは一体なんなのでしょうか?
結論を先に言うと、
『元々のコンプレックスが強いかどうか』
の違いによるものです。
たとえば思春期になる前から人より心が弱かったり、強い劣等感を抱えている場合は、思春期に入ると一気に傷つきやすくなります。
つまり、思春期になるとコンプレックスが強くなるのです。
これは誰しもが思春期のころに経験したことがあると思います。
小学生のころはまったく気にしていなかったニキビが、中学生になるとどうしようもないほど気になり始めたり。
天然パーマや顔のホクロが気になったり、体型や容姿の欠点に悩んだりなど、それまでは『ちょっと気になる』程度だったものが『深刻な悩み』に変わってしまった、という経験は誰にでもあります。
このように思春期というのは、体の調子がおかしくなるせいで心も弱くなり、『コンプレックスを気にする度合い』も強くなります。
つまり、元々のコンプレックスが強いひとほど、思春期に入ると傷つきやすくなる度合いが強くなるのです。
自分に自信があってみんなに好かれていて、暖かい家庭で育っているひとは思春期に入ってもほとんど傷つくことがないのです。悩むことも落ち込むこともほとんどありません。
不公平なようですが、残念ながら世の中というのは不公平に出来ているのです。
コンプレックス克服法
ではどうすればコンプレックスを克服できるのでしょうか?
傷つきにくい心を鍛えて悩まない人生を生きることができるのでしょうか?
それには『自分に自信をつけること』がもっとも大事です。
コンプレックスというのは、結局のところ『自分が他人より劣っていると思うところ』ということです。
ならばその劣っている部分をなくしてしまえば、コンプレックスは勝手になくなっていきます。
しかし、とはいえそれが出来れば苦労はしません。
たとえば自分の見た目がイマイチで自信をなくしてしまっているひとが、そのコンプレックスを克服しようとしたところで整形手術でもしない限り見た目を変えることはできないでしょう。
家が貧乏であることにコンプレックスを感じているからといって、お金持ちになれるわけでもありません。
そもそも、そんな簡単にコンプレックスが解消できるのならば誰も苦労はしません。
ではどうするのか?
それは『自分の長所を伸ばす』ということです。
自分の長所を伸ばせば、それだけ自分の欠点には目がいかなくなります。
つまりそれだけ自信がつくのです。
たとえば、顔がブサイクな男のひとでも、勉強をがんばって有名大学に入ったり、仕事をがんばって大きな会社の社長になったりして、自分に自信を持っているひとはたくさんいます。
このように、『コンプレックスとは別の場所で自分を伸ばすことによって、コンプレックスが気にならなくなる』という心の働きが人間にはあるのです。
ですので、コンプレックスが強すぎて悩んでいるひとは、『何か一つでも良いので自分の長所を伸ばすために努力してみる』ことをオススメします。
自分に自信がつけば、それだけで傷ついたり悩んだりする数は減っていきますので。
もっと具体的な自信をつける方法は?
ここまで読んだあなたは、もしかしたら『そんなありきたりなこと言われたって、自信なんて持てないよ! もっと具体的ですぐに効果のある方法を教えてくれ!』と反発したい気持ちが生まれたかもしれません。
確かに、自分に自信をつけろと言われたって普通の人間は困ってしまいますよね?
自分の長所を伸ばせなんて言われても、自分の長所がなんなのかがそもそも分からないというひとも多いと思います。
特に中学生では、自分の長所に気づいているひとの方が少ないでしょう。
そこで、そんなひとのためにもっと簡単に自分に自信をつける方法をご紹介します。
それは『自己暗示法』です。
自己暗示とは読んで字のごとく、自分にかける暗示のことです。
これを使えば、簡単に自分に暗示をかけることができます。
やり方は簡単です。
毎日、寝る前と起きた直後に、鏡に映る自分に向かって自分の良いところをほめるだけ。
ただこれだけです。
これは一流のビジネスマンがよく使っている方法で、自己暗示の方法としては非常に有名です。
なぜ鏡に映る自分をほめると効果があるのかというと、鏡に映る自分をほめると『心のブロック』が効きにくくなるからです。
みなさんも覚えがあると思いますが、たとえば自分の暗い性格を直そうとして『私は明るい性格だ! 私は明るい性格だ!』と思い込もうとしても『…でも、そんなわけないし…』と、自分で自分の暗示を打ち消してしまうことがあります。
これは人間の心に備わっている『心のブロック機能』のためで、これがあるからこそひとは簡単に他人の言葉を信じないし、騙されたりしにくくなっているのです。
しかしこのブロックは、鏡に映る自分を見つめながら言葉を発すると効きにくくなるという特性があります。
さらに寝る前と起きた直後はさらにブロックがゆるくなっているので、昼間の目が覚めているときにはまったく効果がなかった暗示が、すっと心に染み込むように脳にインプットされます。
その結果、だんだんと自分にかけた暗示を信じられるようになり、いつのまにか自分に自信がついていきます。
コツとしては、自分の良いところを具体的にほめる方が効果があります。
たとえば、
『わたしはかわいい!』
ではあいまいすぎていまいち効果がありませんが、
『わたしは目がかわいい!』
ならば具体性もあり、まったくのウソでもないので心のブロックも効きにくくなり、暗示が心に届きます。
するとその言葉を何日も続けて自分に浴びせていると、次第に『わたしは目がかわいいんだ』と自分の容姿に自信を持てるようになります。
結果、その他のコンプレックス(たとえば鼻が大きいなど)はあまり気にならなくなり、自分に自信を持てるようになって、傷つきにくくなるのです。
鏡の自己暗示法、ぜひ試してみてください!
まとめ
いかがでしたか?
『傷つきやすい中学生の為のコンプレックス克服法!』
というお話をしてみました。
なにかの参考になれば幸いです。
それでは、また。
(なお、このブログでは他にも劣等感の克服法や心を前向きにする方法を紹介していますので、現在の自分の人生を変えたいと思っている方はぜひ読んでみてください。知識もなくただ悩んでいても絶対に現状を変えることは出来ませんよ! オススメはこちら↓↓
『劣等感を克服!人に対する嫌悪感で攻撃する?嫌悪感の原因と対策も』)
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