『20代のころは痩せていたのに、30歳を過ぎたら急に痩せなくなってきた…』
『30代になったら体型が崩れてきた…』
『20代と同じ量を食べているだけなのに、どんどん太っていく…』
このような悩みを抱えている30代の女性、多いと思います。
そう、世の中でも言われているように、『30代に入ると痩せにくくなる』『太りやすくなる』というのは本当のことなのです。
ですので、20代と同じような食生活をしていたり、『20代のころは効果があったダイエット法』をいくらがんばってみても、体重は増える一方になってしまいます。
このまま放っておけば、ダイエットしてスリムになるどころか、太り続けて『20代の服は全部、着られない!』なんてことにもなりかねません。
ですので、ぜひともここで『30代女性のダイエット方法』を学んでおきましょう。
『痩せない理由』と『正しいダイエット方法』を知れば、30代でもよりスリムに、より美しくなることが可能になりますよ!
目次
30代女性が痩せない理由
『20代のころは、食べ過ぎてもちょっとご飯を減らせばお腹が元に戻ったのに、30代になったらちっとも戻らなくなった…』
みなさんのなかにも、同じような経験をされている人がいるのではないでしょうか?
『30代になると、20代のころのようなダイエット法は通じなくなる』
と言われています。
実際、女性誌のアンケートなどでも、約70%の女性が『30代になったら痩せにくくなったと感じている』と答えているほどです。
では、いったいその理由は何なのでしょうか?
実は、30代になると痩せにくくなるのには、以下の3つの原因があるのです。
〇基礎代謝量の低下。
〇運動量の低下。
〇ストレスによる過食。
一つずつ説明していきます。
基礎代謝量の低下。
30代になると基礎代謝量が落ちてしまいがちです。
基礎代謝量とは、内臓を動かしたり、体温を調節したりする、人間の基本的な生命活動に使われるエネルギー量のことです。
運動によって消費されるエネルギーよりも、基礎代謝で消費されるエネルギーの方が何倍も多いとされています。
しかし、基礎代謝量は30代になると下がってしまいやすいため、多くのひとが30代になるとエネルギー消費量が下がってしまいっます。
それでいて、摂取するエネルギー量(すなわち食べる量)は20代のころと同じなので、太ってしまいます。中年以降になると多くのひとが太ってしまい、いわゆる『オジさん体型・オバさん体型』になってしまうのはこのためです。
運動量の低下。
30代といえば、仕事にも慣れてきて管理職に上がったりなど、まさに働き盛りの年齢です。
そのため、仕事が忙しくなり、ついつい運動しない生活になってしまいがちです。
また、休日は家で寝て過ごしたり、わずかな移動にも車やタクシーを使ったりなど、生活スタイルも大きく変わってしまいがちでもあります。
その結果どうなるのかというと、筋肉が衰えていきます。
さきほど説明した基礎代謝量というのは、筋肉が多いと増え、筋肉が減ると下がってしまいますので、基礎代謝量は当然、落ちてしまいます。
運動しないだけでも消費カロリーが少なくなってしまうのに、基礎代謝量も下がってさらに太りやすい体になってしまうのです。
また、筋肉の衰えは基礎代謝量だけでなく、見た目にも大きく関わってきます。
いわゆるたるんだ二の腕、垂れ下がったヒップ、ぶよぶよの下腹などの原因の多くは、筋力の衰えです。
また、運動しないと新陳代謝も悪くなるので、肌もがさつき、実年齢よりも老けて見えてしまったりします。
ストレスによる過食。
働き盛りになると、やはりそれだけストレスも増えます。
上司や部下との人間関係や仕事の悩みなど、気の休まる暇がないといっても過言ではありません。
するとどうなるかというと、人間はストレスを感じるとコルチゾールという悪いホルモンを分泌します。
このコルチゾールは、別名『デブホルモン』などと言われており、食欲を増進させてしまいます。
ようするに、いわゆる『ストレス食い』をしてしまうというわけです。
人間は本来、ストレスがない状態ならば適度な食事しか取らないはずですが、ストレスを溜め込んでいるときはついつい食べ過ぎてしまいます。ストレスは本来、『命の危機』の際に生まれる反応なので、『たくさん食べて生存率を高めよう』とする生存本能が働くのです。
正しいダイエットをしないと絶対に痩せない
以上の原因から、30代は20代よりも痩せにくく、逆に太りやすくなってしまうのです。
なまじ20代のころにダイエットの成功体験を積んでいると、
『少しぐらい太ったって、ちょっとご飯を我慢すれば簡単に痩せる』
と思い込んでしまい、ちっとも痩せられなくて焦ってしまう…というミスを犯してしまいがちですが、30代は20代のように簡単にはいかないということをしっかりと覚えておきましょう。
特に、10代、20代のころは効果があったダイエット方法の多くは、
『実は間違ったダイエット方法だったけど、若かったから成功しただけ』
ということも非常に多いです。
特に、『ご飯を抜く』といった、
『絶食系』
のダイエットは、ほぼ9割以上、失敗します。
また、
『〇〇だけを食べ続ける系』
のダイエットも、同じくほぼ99%、失敗します。
まず、絶食系のダイエットをしても痩せられたのは、もともとの基礎代謝量が高かったからです。
また、若くて生命力も高かったために、少しぐらい絶食しても体が耐えられたからです。
しかし30代になると、基礎代謝量も減っているため絶食しても痩せることはありません。
それどころか、命の危機を感じてすぐに『飢餓モード』と呼ばれる省エネモードに切り替わってしまいます。
これは、『エネルギーの消費を抑え、脂肪を蓄えやすくする状態』のことで、食べ物があまり食べられないときに、生き残る確率を高めるために体がこのような状態になるのです。
わかりやすく言うと、『ご飯を食べなくても太る』という状態です。
さすがに何日間もまったく食べなければ限界は来てしまいますが、ちょっとの絶食では逆に太りやすくなってしまうのです。
『じゃあ頑張って何日間も食べなければ痩せていくの?』
と思うかもしれませんが、そこまでいくと今度は痩せるのではなく、やつれていきます。
筋肉が痩せほそり、肌があれて、顔は頬骨が浮き出て骸骨のようになっていきます。
そもそも、絶食系ダイエットのほとんどは、痩せるのではなくやつれるだけの間違ったダイエット方法なので、体を傷つけるだけでほとんど効果がありません。
20代のころならば、溢れる生命力でカバーすることもできたかもしれませんが、30代ではまったく効果がないのです。
また、『〇〇を食べ続ける』のダイエットも基本的には無意味です。
人間は、同じものを何日も続けて食べることはできません。
何日も同じものを食べ続けると、飽きてきますよね?
あれは、『もうこの食べ物から摂れる栄養素は十分に摂ったから、これ以上はいらないよ』と体が拒否反応を出しているからなのです。
ですので、いくら痩せる成分が含まれていようと、その食べ物を何日も食べ続けることなど不可能なのです。
無理して食べ続けても、当然、いらないエネルギーは脂肪に回されますので、太っていきます。
このように、『絶食系』『〇〇を食べ続ける系』のダイエットは、いくらがんばっても絶対に痩せないのです。
特に30代の女性となると、間違ったダイエットは体を壊し、摂食障害などの病気になったりしてしまうので、絶対にやってはいけません。
体を壊さず、しっかりと健康的に痩せるためには、次に紹介する『正しいダイエット』を実践してください。
30代女性のダイエット方法!
30代女性が無理なく痩せるための正しいダイエット方法は、
『生活習慣の改善』
以外にありません。
暴飲暴食をやめ、睡眠をよく取り、週2・3日は適度に運動する。
こういった『当たり前』のことを続けることによって、気が付くとどんどんスリムになっていきます。
特に、定期的に運動をするとストレスも発散されていくので、食べ過ぎや飲みすぎを防ぐことができます。
『それが出来ないから苦労してるんですけど…』
というひとには、以下の方法もオススメです。
よく噛むダイエット
私がもっとも推奨している方法です。
私はこれと、次に紹介する『レコーディングダイエット』を併用して、あっさりと10kg以上痩せました。
詳しいやり方は『ダイエット 食事制限なしで簡単に痩せる方法は?』のなかで説明していますので、ぜひご覧ください。
レコーディングダイエット
こちらも、私が声を大にしてオススメしている方法です。
やり方は簡単で、毎日、今日の体重や食べたものを記録していくだけです。
ただこれだけのことで、食事に関する意識が代わり、どんどん痩せていきます。
さらに詳しいやり方やオススメのアプリなどは『レコーディングダイエット ノートの書き方や作り方は?おすすめアプリも』でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ジムで強制的に痩せる
『ダイエットしたいけど、どうしてもモチベーションが上がらない…』
というひとは、ジムに通うことをオススメします。
ジムに通うとお金がかかるため、『投資した分、回収しないと!』という意識が高まります。
つまり、自然とやる気が高まります。
それでもモチベーションが続かないというひとは、他のさらに裏技をご紹介します。
それは、『ジムのなかで、目標の人物を作る』という方法です。
たとえば、ジムで見かける同じ年齢ぐらいのスリムな女性を見つけたら、勝手に彼女を目標に設定してしまいましょう。
こうすることでライバル意識が生まれ、やる気が勝手に高まります。
また、人間は漠然と『痩せてキレイになりたいなぁ』と思っているだけではモチベーションが上がりにくいという性質があります。
なぜなら、イメージが曖昧だからです。
しかし、実際の身近な人間を目標にすえることで、イメージがより具体的になり、『あの人みたいになりたい!』という気持ちが沸いてきます。
多くのスポーツ選手や、夢を叶えた人が『憧れのあの人みたいになりたい!』『将来はこうなりたい!』と、具体的なイメージをしているのは、そうすることでモチベーションが上がり、やる気や行動力が上がることを知っているからです。
リバウンドしない食事は?
正しいダイエットをするためには、正しい食事をすることが最も大切です。
では正しい食事とはどんなものなのかといえば、
『栄養が高いもの』
です。
たとえば、豆腐や納豆、サラダや焼き魚などです。
反対に、お菓子やジュース、菓子パン、ファストフードなどの外食は、おいしいだけで栄養はほとんどありません。
こういった『娯楽の食べ物』を食べていると、『お腹はいっぱいなのに栄養不足』という状態になってしまいます。
いわゆる、『食べても食べてもお腹が空く』というのは、これが原因です。体にとって必要な栄養を補給できていないのですから、お腹がすいて当然なのです。
こういったことを知らずに、『とにかく食べなければ太らないはず』と決めつけて、食べ物を我慢しても、最初は痩せて(やつれて)いくかもしれませんが、結局は限界が来てドカ食いをしてしまうだけです。
そうならないためにも、栄養価が高く、カロリーの低い食事をキチンと摂るようにしましょう。
基本的には、日本人が昔から食べていた和食を食べるのがオススメです。
その国の料理というのは、その国の人々の体にあったものなので、必要な栄養をキチンと摂ることができます。
反対に、ほんの百五十年ほど前に入ってきたばかりの洋食は、じつはオシャレなだけで体に合っていないことも多いです。
(東洋人は牛乳を消化できない、という説もあるくらいです)
和食ばかりを食べ続けるのは難しいでしょうが、『家では基本的に和食』ということを意識するだけでも、今よりずっと痩せやすく、リバウンドしないでダイエットすることができるようになります!
まとめ
いかがでしたか?
『30代女性のダイエット方法』
を、ご紹介しました。
正しいダイエット方法を理解すれば、30代でもスリムな体型を維持することは十分に可能です。
理想のプロポーションを手に入れ、もっともっと自分に自信を持つためにも、ぜひ正しいダイエットを続けてみてください。
半年後、1年後には、20代のころよりもスラッとした体型が手に入っているかもしれませんよ!
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