こんにちは、天田です。
今日は
『やる気が出ない原因はセロトニン不足?』
というお話をしてみようと思います。
勉強や仕事など、
やる気を出さなくちゃいけないのにどうしてもやる気が出ないと
悩んでいるひとは、ぜひ参考にしてみてください!
目次
やる気が出ない原因はセロトニン不足?
みなさんはセロトニンという体内物質をご存知ですか?
情報系テレビ番組などで聞いたことがある方も
多いかもしれませんね?
でも、そういう番組って観てるときは
『なるほど~』
と思っても、
終わってしまうとすぐに忘れてしまいますよね?
『なんか大事な物質らしいけど、なんだったっけ』
という具合に(^ω^)
情報があふれかえっている今の社会では、
テレビ番組の知識なんていつまでも覚えていられないというのが
正直なところですよね?
でも、このセロトニンはとっても大事なものなので、
ぜひとも覚えておいていただきたいです。
なぜなら、セロトニンは
『やる気の素』
であり、
さらに言えば
『幸せの素』
でもあるからです。
セロトニンの役割とは
セロトニンは
『ドーパミン』
『ノルアドレナリン』
と並んで、
『三大神経伝達物質』
と呼ばれるほどの大切な脳内物質です。
具体的にどのような役割をしているかというと、
〇怒りや不安を抑える
〇心を安定させる
〇痛みの抑制
〇血液の凝固作用
などです。
どれも生きていく上でとても大切なものばかりですが、
その中でももっとも大事なのは
『精神を安定させる作用』
です。
具体的に言うと
『ドーパミンの過剰分泌による快楽』
『ノルアドレナリンの過剰分泌によるイライラ』
を抑える働きをしています。
つまりこのセロトニンが不足すると、
『すぐにゲームやテレビ、マンガやギャンブルなどの娯楽に手を伸ばしてしまい、』
『怒りっぽくなったり、反対に不安になって傷つきやすくなる』
というわけです。
実際、引きこもりのひとやうつ病のひとなどはこのセロトニンが不足していることが多いと言われていて、
『セロトニンの不足=心が不安定になって不幸になる』
と言えます。
セロトニンが、別名
『幸せホルモン』
と呼ばれる理由もここにあります。
『セロトニンこそが人間の幸福感を作り出すのです』
そして一番大切なことは、さきほども言ったように、
このセロトニンが不足すると精神のバランスが崩れて、
『やる気が出なくなる』
ということです。
やる気と三大神経伝達物質の関係
正確に言うならば、やる気の素となるのはセロトニンだけではありません。
ドーパミンもノルアドレナリンもやる気の素になっています。
『テストで良い点とったらあのゲームが買ってもらえるからがんばろう!』
というときは、快楽のホルモンであるドーパミンがやる気を生み出していますし、
『あいつにサッカーで負けた、悔しい。次は勝ってやる!』
というときは、怒りのホルモンであるノルアドレナリンが
やる気を生み出しています。
しかしそのどちらの場合も、
セロトニンが感情のコントロールに一役買っています。
なぜならドーパミンもノルアドレナリンも過剰に分泌しすぎると
脳や心に悪影響を与えるからです。
具体的に言うと怒りっぽくなったりやギャンブル依存などになったりします。
セロトニンが適度に両者の分泌量を調節してくれるおかげで、
私たちは適度なやる気を維持できるのです。
つまりセロトニンは両者の調停役のようなものです。
しかしさきほども言ったように、このセロトニンが不足すると
感情のコントロールができなくなり、
最終的にはドーパミンやノルアドレナリンの過剰分泌などが原因で、
反対に無気力になってしまいます。
あなたも経験があるかもしれませんが、
『なんか今日はやる気が出ないな……』
『どうも気分が優れない。憂鬱だなぁ』
と感じるときは、
『セロトニンが不足している可能性があります』
このように、私たちが活力にあふれ、
やる気がみなぎる人生を生きるためには、
セロトニンが非常に大切なのです。
セロトニンは腸に多い?
三大神経伝達物質という言葉を聞くと、
セロトニンは脳内にだけ存在するものと思いがちですが、
実はそのほとんど(90%)は腸にあります。
残りの10%のうち8%が血液のなかにあり、
残りの2%のみが脳に回されます。
「たったの2%?」
と思われるかもしれませんが、
この2%が私たちの幸福感ややる気を作り出しているのですから、
あなどれません。
もちろん腸や血液内にあるセロトニンも大事な役割を果たしており、
消化作用の手助けや止血作用などの働きをしていると言われています。
このように、セロトニンは
『人間が生きていくうえでとても大切』
な物質であり、
不足することは精神だけでなく体そのものにも
様々な悪影響を及ぼします。
やる気を作るためにも、また健康的な生活を営むためにも
セロトニンが不足しないように気をつけましょう。
セロトニンを増やす運動
ではどうすれば体内のセロトニンの量を増やせるのでしょうか?
ひとつには
『運動をすること』
があります。
実は、セロトニンは運動によって増えることが分かっています。
特にウォーキングやジョギングなど、
『決まった動作をリズムかるに行う運動』
がセロトニンを増やすのに効果的と言われています。
さらに、セロトニンは
『太陽の光を浴びることで増える』
ということも判明しています。
逆に言えば
『太陽の光も浴びず、運動もしないひとはセロトニン不足になりやすい』
と言えます。
こう考えると、
引きこもりやインドア派の趣味のひとに元気がないひとが多いのは
セロトニン不足による影響という見方も出来ますね。
反対にスポーツマンに明るく朗らかな性格のひとが多い理由も、
セロトニンが十分に足りているからだと考えられます。
つまりセロトニンを増やすには、
『屋外でのジョギングやウォーキング』
がもっとも適した運動だと言えます。
私たちが子供のころから、
『天気の良い日は外で遊びなさい』
と親や先生から言われてきたのは、
太陽の光を浴びることが大切であることに、
昔の人たちがなんとなく気づいていたからなのかもしれません。
セロトニンを増やす食べ物
次にセロトニンを増やす食べ物をご紹介します。
セロトニンは
『トリプトファン』
というアミノ酸が主な原料となって生成されますので、
このトリプトファンを多く取り入れることが大切です。
以下がトリプトファンの含有率の高い食べ物です。
〇カツオ
〇まぐろ
〇鶏卵
〇いわし
〇さば
〇納豆
〇豆腐
〇味噌・醤油
〇ナッツ類
などです。
他にもセロトニンはビタミンB6などからも合成されますので、
〇サンマ
〇にんにく
などを積極的に食べることでセロトニンを増やすことが出来ます。
健康的な生活がやる気を生み出す
ここまで読んで、あることに気がつきませんでしたか?
すなわち、
『結局、健康的な生活を送ることがセロトニンを生み出し、やる気を高める』
ということです。
実際、仕事が出来るひと、勉強が出来るひとというのは大抵
『規則正しく、健康的な生活を送っている』
というひとがほとんどです。
学校の優等生を思い出してみてください。
その多くは、夜更かしなどをまったくしない健康的な生活を送っていませんでしたか?
暴飲暴食をせず、スナック菓子などの体に悪いものをあまり食べず、
夜は早く寝て、朝は太陽の光とともに早く起きる。
こういう生活を送っているからこそ、
そのひとたちは常に仕事や勉強に高いやる気を持っているのです。
そして、だからこそ大きな成果を生み出すことが出来たのです。
反対に毎日夜遅くまで起きて、
ゲームやパソコンなどを使いすぎてセロトニンを減少させ、
さらには食事も不健康なひとは、
物事に対してやる気が低いひとが実に多いように見受けられます。
『やる気を出すためには、生活を改めることが最も大事』
このことを忘れないようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
『やる気が出ない原因はセロトニン不足?』
というお話をしてみました。
私たちはやる気が出ないとき、ついつい
『自分に根性がないからだ』
『努力が足りないからだ』
などと精神論、根性論で片付けてしまいがちですが、
それは大間違いなのです。
実際は、セロトニンという
『やる気の素』
が不足していたために、
『やる気を出したくても出せない』
というのが本当の原因だったのです。
原因が分かったのならば、
あとはそれを改善するために具体的な行動に移るだけです。
もうこれ以上、
『自分はダメな人間だ』
といったムダな自己嫌悪に苦しむのはやめましょう。
それでは、また。
コメントを残す