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「長くフリーターを続けてきたけれど、そろそろ就職したい」「結婚も考えたいけれど、出会いがない」。30代・40代でアルバイト中心の生活をしている女性から、よく聞かれる悩みです。この記事では、就職を進める具体的な方法と、結婚を考えるときの出会いの探し方を、使える制度と一緒に整理してご紹介します。
30代・40代からの就職で、まず押さえたいこと
はじめに知っておきたいのは、募集や採用で年齢を理由に応募を断ることは法律で原則として禁止されているということです(労働施策総合推進法)。例外的に年齢制限が認められる場合はありますが、そのときは求人に理由を書くきまりになっています。
そのうえで効いてくるのが、「これまでやってきたことの言語化」です。アルバイトの経験でも、発注、在庫管理、レジ締め、シフト作成、新人指導、クレーム対応などは、そのまま職務経験として書けます。厚生労働省のジョブ・カードという様式を使うと整理しやすく、ハローワークで書き方の相談もできます。
もうひとつ大切なのが、条件の優先順位です。勤務地、勤務時間、休日、給与のうち「絶対に譲れないもの」を2つだけ決めておくと、求人を絞りやすくなり、面接でも希望を伝えやすくなります。
働き方から正社員につなげる方法
いきなり正社員求人に応募する以外にも、段階を踏むやり方があります。
- 派遣で働く…職種によっては未経験でも就業しやすく、一定の条件を満たせば社会保険(健康保険・厚生年金)や雇用保険にも加入できます。派遣会社が無料の研修やパソコン講座を用意していることもあります。
- 紹介予定派遣…一定期間派遣として働いたあと、本人と会社の双方が合意すれば直接雇用に切り替わる仕組みです。職場の雰囲気を確かめてから決められるのが利点です。
- 正社員登用制度を使う…アルバイト先に登用制度があるかを確認しましょう。制度の有無や実績は会社によって大きく違います。フランチャイズの加盟店のように、店舗の経営者が採用を決められる職場では話が早く進むこともあります。求人票や面接で「登用の実績は年に何名くらいですか」と聞いてみてください。
- 無期転換ルール…同じ会社で有期の契約が通算5年を超えて更新されたときは、申し込めば期間の定めのない契約に転換できます(労働契約法)。正社員化とは別の制度ですが、契約更新のたびの不安はなくなります。
資格と職業訓練で選択肢を広げる
実務経験が少ない場合、資格は応募できる求人を増やす近道になります。独学や通信講座で目指せるものも多くあります。
- 事務系…日商簿記3級・2級、MOS(パソコン操作)、医療事務、調剤事務など。
- 福祉・保育…介護職員初任者研修、実務者研修、介護福祉士(3年以上の実務経験と実務者研修で受験できます)。保育士は年に複数回の国家試験があり、養成校に通わなくても受験できる場合があります。受験資格は学歴や職歴によって異なるので、試験実施団体の案内で確認してください。
- 販売・くらし…登録販売者、宅地建物取引士など。
- IT系…ITパスポート、基本情報技術者など。
費用が心配なときは公的な制度が使えます。ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)は受講料が原則無料で、介護、経理事務、医療事務、Webデザイン、プログラミングなど幅広いコースがあります。雇用保険の給付を受けられない人でも、求職者支援制度の要件を満たせば、訓練期間中に月10万円の職業訓練受講給付金と通所手当を受けられます。また、雇用保険に一定期間加入していた人は教育訓練給付制度で受講費用の一部が戻ります。
無料で使える相談窓口
- ハローワーク…年齢や雇用形態を問わず利用できます。求人紹介のほか、応募書類や面接の相談、職業訓練の申し込み窓口でもあります。
- マザーズハローワーク・マザーズコーナー…子育てをしながら働きたい人向けの窓口です。
- 地域若者サポートステーション(サポステ)…働くことに踏み出す準備を支援する機関で、15歳〜49歳が対象です。
- 総合労働相談コーナー(各都道府県労働局)…職場のハラスメントや労働条件のトラブルを無料で相談できます。
- 自立相談支援機関…生活費や住まいの不安について相談できます。住居確保給付金などの案内も受けられます。
結婚を考えるときの、出会いの探し方
結婚を望むかどうかは人によって違いますし、望まない選択も同じように尊重されるものです。そのうえで「出会いの機会をつくりたい」という場合、いまは方法が増えています。
- 結婚相談所…担当者がつく仲人型と、データマッチング型があります。入会時に独身証明書などの書類提出を求められるため、相手の情報を確認しやすいのが特徴です。費用は入会金・月会費・成婚料の組み合わせなので、事前に総額を確認しましょう。
- マッチングアプリ・婚活サイト…月額制のものが多く、費用を抑えやすい方法です。国内のサービスは「インターネット異性紹介事業」の届出と年齢確認が必要とされており、届出済みかどうかはサービスの表示で確認できます。
- 自治体の結婚支援…多くの都道府県・市区町村が結婚支援センターやマッチングシステムを運営しています。民間より費用が安い場合が多いので、「お住まいの都道府県名+結婚支援センター」で調べてみてください。
- 婚活パーティー・趣味のイベント…短い時間で複数の人と話せます。趣味を通じたイベントは、会話の糸口ができるぶん気楽です。
相手に求める条件は、他人の基準ではなく自分の基準で決めてかまいません。年齢や年収だけで絞るより、「一緒にいて疲れないか」「お金の使い方の感覚が近いか」「困ったときに話し合えるか」を確かめるほうが、長い目で見て役に立ちます。初婚か再婚かといった経歴も、条件のひとつにすぎません。
費用と安全面で確認しておきたいこと
就職活動でも婚活でも、お金と安全に関わる部分は先に確認しておくと安心です。
- 就職支援サービスは、求職者から手数料を取らないのが原則です。費用を求められたときは内容をよく確認し、有料の講座や教材とセットになっていないかも見ておきましょう。
- 婚活サービスは、契約前に総額・期間・途中解約時の返金条件を書面で確認します。結婚相手紹介サービスは特定商取引法の対象で、一定の条件のもとでクーリング・オフや中途解約ができる場合があります。困ったときは消費者ホットライン(188)に相談できます。
- 初対面は昼間の人が多い場所で会う、個人情報や勤務先はすぐに教えない、投資や高額商品の話が出たら距離を置く。これは相手を疑うためではなく、自分を守るための基本です。
まとめ
30代・40代からの就職には、派遣や紹介予定派遣、正社員登用、資格取得と職業訓練など、いくつもの入り口があります。年齢を理由にした門前払いは原則として認められていませんし、受講料が無料の訓練や、訓練中の生活を支える給付金の制度も用意されています。
結婚についても、結婚相談所、マッチングアプリ、自治体の結婚支援など、選べる方法は増えました。大切なのは、周りの声ではなく自分の希望を基準に選ぶことです。
まずは、ハローワークで職業相談を予約する、興味のある職業訓練のコース一覧を見てみる、住んでいる自治体の結婚支援の有無を調べる。そのうちのひとつから始めてみてください。順番に確かめていけば、選べる道は着実に増えていきます。






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