いつもいつもネガティブなことばかり考えてしまい、生きづらさを感じているひとはいませんか?
かつての僕もそうだったので、その気持ちは痛いほどよく分かります。
『ポジティブなことを考えよう!』
『ネガティブ思考は悪いことばかりだから、物事の良い面を見よう!』
などと、様々な本には書いてあるものの、実際にやってみようとしてもどうしても心がしっくりこなくて、続けられない…
そんな自分に嫌気がさして、さらに自信をなくしてしまう…
そんなときは、『自分を褒める』ということを試してみてください。
実は、自分を褒めることでネガティブな性格を直し、簡単にポジティブにすることができるんです!
今回はそんな、『自分を褒める効果』についてお話してみたいと思います。
自分で自分を褒める効果がスゴイ!
『自分で自分を褒めると前向きになれる…』
このような話を聞いたことがあったり、心理学の本で読んだことがあるひとも多いと思います。
実は、これは本当なんです。
僕自身もこのことを知って、ネガティブな性格を脱出したひとりですから。
(他にもいろいろと試しましたが、この方法が特に効果抜群でした)
では、自分を褒めると具体的にどのような効果があるのでしょうか?
『自分を褒めると得られる効果』
〇マイナス思考が(勝手に)止まる。
〇物事の良い面を見られるようになる。
〇自分に自信がつく。
〇やる気が湧く。
〇未来に希望が持てるようになる。
〇「どうせ自分なんて…」という自己嫌悪や自暴自棄思考が自然と治る。
〇他人の良い面も見られるようになるので、勝手に友達が増える。
ざっと思いつくだけでもこれだけあります。
特に大きいのがやはり『マイナス思考が止まる』ということでしょうか。
この記事を読んでくれているみなさんも同じなのではと思いますが、マイナス思考になると、本当に人生がうまくいかなくなりますよね?
なにかに挑戦しようとしても、『失敗したらどうしよう…』とか、好きなひとができても『どうせ僕なんて相手してもらえないに決まってるよな…』とか、やる前からダメになる理由ばかり考えて、ちっとも前に進めない。
さらには、ちょっと嫌なことや心配事があると、過剰に心配してしまって、
『もしあれがああなったらどうしよう…もう終わりだ…』
ぐらいに思ってしまったりします。
一年中、安心して過ごせる時間なんてちょっとしかなくて、気が付けば心配、心配の繰り返し…傷ついてはかろうじて復活し、またすぐに傷つく…そんなことの繰り返しになってしまいがちです。
そうです。ネガティブ思考を直さない限り、人間は絶対に幸せにはなれないのです。
だからこそ、『自分を褒める』ことで性格をポジティブにする必要があるのです。
どうして自分を褒めるとポジティブになれるの?
なぜ自分を褒めるとポジティブになれるのか?
それにはキチンとした理由があります。
それは、『脳の仕組み』に理由があります。
人間の脳というのは、自分が発した言葉や他人から受けた言葉、読んだ文字などをきっかけにして、『それにふさわしい情報』を探し始めるという特徴があります。
分かりやすく言えば、『お前はバカだ』と言われれば、自分がバカである証拠を探そうとするのです。
もちろん、『お前は頭がいい』と言われれば、自分の頭が良い理由を探そうとします。
自分ではまったく意識していなくても、無意識ではこのような働きが起きているのです。
これを、脳の『RAS機能』といいます。
脳はこうやって、与えられた言葉から情報を探そうとするのです。
よく、『毎日、自分の叶えたい夢を書いた紙を眺めると、叶いやすくなる』と自己啓発書などに書いてあるのは、嘘でもなんでもなくこういった脳の仕組みがあるからなのです。脳科学者の先生などもまったく同じことをよく本に書いています。
そしてネガティブな性格の人というのは、子供のころから『お前はバカだ』『劣っている』『いらない人間なんだ』というような言葉を浴びせられたり、そういった経験を多くしてきたせいで、常に心のなかで、
『自分は劣っている』
『どうせ何をやってもダメなんだ』
『私は嫌われる人間なんだ』
と、心のなかでマイナスな言葉を言い続けている状態になってしまっているのです。
だから、ちょっと嫌なことがあれば『やっぱり私にはできないんだ…』『私は幸せにはなれないんだ…』とさらに悪く解釈してしまい、落ち込んだり傷ついたりしてしまうのです。
つまり、ネガティブな性格というのは、『ネガティブな言葉が溜まりすぎて、常に自分のダメなところを脳が探している状態』のことなのです。
では、それはどうすればやめられるのかというと、反対のことをすればよいわけです。
そう、それが『自分を褒めること』なのです。
『私は素晴らしい』
『私はよくがんばっている』
『私は努力家だ』
このようなプラスの言葉を自分に対してかけ続けることで、しだいにネガティブな言葉がポジティブな言葉に上書きされて、気が付くと『RAS機能』により、自分の良いところを見るようになっていくのです。
そうなると、『なんであんなにネガティブなことばっかり考えていたんだろ?』と不思議に思うほど、心が前向きになっていきます。
僕自身も、心がポジティブになってからは、
『あのネガティブ思考だった時間がムダすぎた…もっと早くポジティブになっていればよかった…』
と後悔してしまうぐらい、人生が変わりました。
だって、世の中の見え方がまったく違うんですから。
ですので、ネガティブ思考を卒業したいひとは、ぜひとも自分を褒めてポジティブ思考を手に入れてみてください。
自分を褒めてネガティブを治す方法!
では具体的に、どんなふうに自分を褒めれば良いのでしょうか?
実は、これにはいくつかのコツがあります。
『自分を褒めるコツ』
1、必ず声に出す。
2、他人と比べて褒めない。
3、なにかをするたびに褒める。
4、寝る前と起きたあとは特に褒める。
この四つが大切です。
まず、褒めるときは必ず声に出して褒めましょう。
さきほどの脳の説明のところで説明したとおり、これは別におまじないでもなければ気休めでもありません。脳みその仕組みを利用した、いわば裏ワザみたいなものです。
ですので、しっかりと自分の脳に自分の褒め言葉を聞かせてやらなければいけないのです。
そうすることによって、脳のRAS機能が働きやすくなり、自分の良いところを探し始めるからです。
自分に自信があるとか、ないとか、過去に失敗ばかりしてきたとか、そういうことは一切、関係ありません。水を飲めばトイレに行きたくなるのと同じ、体の生理現象のようなものなのです。
次に、『決して他人と比べて褒めない』ということも大事です。
たとえば、『私は頭がいい』『私は美人だ』など。
これらは、『頭が悪い人』『美人じゃない人』がいるからこそ成立する言葉ですよね?
こういう言葉は、正直あまりよくありません。
特にネガティブ思考のひとは、こういう言葉を受けるとすぐに無意識で否定してしまうクセがあります。
『そんなこと言ったって…私なんて美人じゃないし…』
みたいな感じです。
自分の褒め言葉を自分でかき消してしまっているので、効果が弱くなってしまいます。
そうではなくて、もっともっと素朴で、他人と比べないものを褒めましょう。
『今日もしっかり朝起きられたね、偉い』
『今日もちゃんと会社に行けた、すごい!』
『部屋の片付けをがんばったね。偉い』
などなど。
まるで子供を褒めるように、ささいな、小さなことを褒めてあげましょう。
また、一日のうちになるべく多く褒めてあげることも大切なので、掃除をしたり、食器を洗ったり、仕事が終わったりするごとに褒めてあげましょう。
よく勘違いしているひとで、
『私はすごい、私はすごい、私はすごい…』
と、念仏のように褒め言葉をブツブツ連続でつぶやいているひとがいますが、それは間違いです。
まったく効果がないわけではありませんが、たいていはすぐに飽きてしまいますので、意味がありません。
それよりも、なにかしたあとにしっかり褒める、それを毎日繰り返した方がはるかに効果的です。
『疲れてるのに買い物に行けた、えらい!』
『同僚の悪口大会に参加しなかった。立派!』
などなど。
そして、一番大事なのが、『寝る前と起きたあとに特に褒める』ということです。
実は、寝る前と起きた直後というのは脳がぼんやりしているので、言葉による暗示にかかりやすいのです。
ですので、自分への褒め言葉がダイレクトに心に入ってくるので、自信がつきやすくなるのです。
これはRAS機能とはまた違う心の仕組みを利用したテクニックですが、とにかく効果が高いのでぜひとも試してみてください。
イメージとしては、自分に催眠術をかける感じですね(笑)
ネガティブ思考は百害あって一利なしですので、本気で人生を変えたいひとはぜひとも試してみることをオススメします。
まとめ
いかがでしたか?
『自分を褒める効果がすごい!』
というお話をしてみました。
自分を褒めるというと、どうも気恥ずかしいというか、心理的な抵抗が強いと思います。
特にネガティブ思考のひとは、自分なんて褒めるところがない…と思い込んでしまっていることが多いです。
でも、自分を褒めるというのは何も頭が良いとか、才能があるとか、他人より優れているところがある人だけが褒められるわけではないのです。
本当にささいな、『掃除を5分した』だけでも褒めて良いのです。
そして自分を褒めれば褒めるほど、RAS機能が働き、脳が勝手に自分の良いところを探してくれるようになります。
すると、気が付けば劣等感が和らぎ、ネガティブ思考も止まります。
是非この機会に、自分の心を作り替えてみてください!
※僕が劣等感を克服した方法はこちらで詳しく説明しています! ↓↓
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