傷つきやすい(打たれ弱い)男の特徴と心理!攻撃的になる理由と対処法

 こんにちは、天田です。
 今日は傷つきやすい(打たれ弱い男)の特徴と心理について説明したいと思います。
 こういう男性が身近にいて困っているひとだけでなく、
 自分自身が傷つきやすい男である場合も、
「なぜそうなのか?」
 を知ることで付き合い方や性格の治し方を知るきっかけになるはずです。
 ぜひご一読ください!

傷つきやすい男(打たれ弱い男)の特徴

 まずは特徴を列挙していきます。

 〇声が小さい
 〇オドオドしていつも下を向いている
 〇自分は他の連中と違うという勘違いをしている男が多い
 〇自分に酔っているナルシストが多い
 〇口は達者なのに何もできない
 〇基本的に上からモノを言う
 〇ニヤニヤした笑い方をする
 〇自慢が多い
 〇権力志向が強い
 〇学歴・年収を自慢する
 〇ちょっと褒められるとすぐに浮かれて調子に乗る
 〇理屈っぽい。何にでもすぐに理屈をつけて結局『自分が正しい』と主張する
 〇悪い意味で子供っぽい
 〇頼りない
 〇攻撃的であり、ムダに競争意識が強い。
 〇すぐに他人に優越しようとする。そのくせ負けるとすぐに落ち込む

 ネットで調べてみるとざっとこのような特徴があります。
 みなさんの体験からもいくつか納得できるものがあるのではないでしょうか?

 なかには『オドオドしていつも下を向いている』と『攻撃的であり、ムダに競争意識が強い』のふたつのように、一見すると正反対な特徴のものもありますが、
普通はこれらすべてが当てはまるというわけではなく、このなかのいくつかの特徴を少しずつ持っている場合がほとんどです。
 
 ただし、普段はオドオドしているけど実は攻撃的なひと、というのも実際はかなり多いです。


 

傷つきやすい男の心理

 では傷つきやすい男の心理はどういうものなのでしょうか?
 
 それは一言で言えばズバリ、
『自分に自信がない』
 です。

 また別の言い方をするならば
『他人を恐れている』
 という言い方も出来ます。

 自分に自信がないからこそオドオドしていていつも下を向き、
 他人を恐れているからこそあえて攻撃的になり、競争意識むき出しになって、『オレの方が強い! オレの方が優れている!』とアピールするのです。
 弱い犬ほどよく吠えると言いますが、まさにあれと同じ心理です。

 理屈っぽいところもまったく同じです。
 こういう男性が口にする理屈というのはほぼそのすべてが
『ただの屁理屈』
 でしかありません。
 
 自分に自信がないから、自分の強さ、賢さ、正しさを理屈で証明しようとしてしまうのです。
 
 たとえば面白い映画を観たとき、自分に自信のある男性ならば、
『昨日、すごい面白い映画を観たんだ!すごく良かったから君も観てみなよ』
 と笑顔で勧めて終わりです。
 
 しかしこれが自分に自信のない男(傷つきやすい男)の場合、
「昨日、すごい面白い映画を観たんだ! 〇〇が〇〇なところが良くってさ~。演出や脚本が〇〇で〇〇〇〇で、他にもキャストの演技が〇〇〇〇……」
 と理屈が続きます。
 自分に自信がないひとは『面白かった!』と断言する勇気がないので〇〇だから面白かった! と理屈をつけることで自分の感想を正当化してしまうのです。

 その理屈の裏には『~という理由があるんだから、これを面白いと思っているオレは間違っていない』という安心を得たいという心理が働いています。

 これだけならまだ話が長いだけの人、という評価で済みますが、さらに自信がないひとはここに『攻撃性』がプラスされます。

『昨日の映画に比べて最近のハリウッド映画はクソだよ。薄っぺらいしパクリばっかりだしさ。人気俳優ばっか使ってるからどんどんつまんなくなるんだよ。ハリウッド映画なんて観てるやつはセンスが無さすぎるよね』

 という具合に。

 ただ単に『昨日面白い映画を観た』という話をしていただけのはずなのに、なぜか何の関係もないハリウッド映画批判が始まってしまいます。
 それだけでなく、ハリウッド映画が好きなひと批判まで始まります。

 
 自分に自信がないがゆえに、なにかをけなさないと自分の好きなものを肯定できないのです。
 アニメオタクや映画オタクなどに多く見受けられる特徴です。
 (もちろん、それらに詳しいからこそウンチクが出やすくなるという理由もありますが、攻撃的になるのはすべて自信のなさや他人の意見への怯えが原因です)

 このように、傷つきやすいひと、落ち込みやすいひとというのは同時に攻撃的になりやすいひとでもあるのです。

 そして言うまでもなく、そういう人間は男女を問わず嫌われます。
 他人を攻撃するひとがひとに好かれることはまずありません。
 
攻撃的な人間が好かれるのは、テレビのタレントや政治家批判する評論家など、メディア越しに存在する人間の場合だけです。
 それらは『自分に直接関わりのない人間』が『自分に直接関わりのない人間』を攻撃しているからこそ、楽しんだり好きになったり出来るのです。

 自分の身近にいる攻撃的なひとは必ず嫌いになります。
 つまり、攻撃的なひとは必ず嫌われるのです。

 

攻撃的になる理由

 ではなぜ傷つきやすいひとは攻撃的になりやすいのでしょうか?

 これも一言で説明出来ます。
『自分を守るため』
 この一言がすべてです。

 さきほども説明したとおり、傷つきやすいひとというのは同時に他人に怯えているひとでもあります。

 だからこそすぐに競争して他人に優越しようとするし、見下したり上から目線で物を言ったりするのです。

 他人を恐れている人間が安心を得る方法は三つしかありません。

〇他人にまったく無関心になること。
〇他人に受け入れてもらうこと。
〇他人より自分の方が優位に立つこと。

 他人にまったく無関心になれれば他人を傷つけることも、競争意識を持つこともありません。もちろん劣等感を持つこともありません。
 しかし現実には他人にまったく無関心になるというのは非常に難しいことであり、ほとんど不可能です。

 たまに『自分は他人になんて興味ない』ということを主張するひともいますが、ほとんどの場合それは強がりでそう言っているだけです。

 その証拠に、そういう主張をするひとは全身から『構って欲しい』オーラが出ていたり、チラチラと周囲に視線を向けていたり反対に無理して視線を向けないようにしていたりします。
 またたまに話しかけられたときなど妙に嬉しそうだったり、反対に動揺していわゆるキョドったりしてしまいます。
 本当は他人を意識して生きている証拠です。

 では他人に受け入れられれば良いのかというと、そもそもそれが出来ないから傷つきやすかったり落ち込みやすい性格になってしまったわけで、ことはそう簡単ではありません。

 結果、自信がないひとの多くは『他人に優越すること』でどうにか安心を得る生き方をいつの間にか身につけてしまうのです。
 
 もちろん実際にケンカを売るようなひとはごく一部だけで、大半は『言葉や社会的な成果』を盾にとって他人に優越しようとします。

 なかでも言葉による優越は誰でもすぐに出来るので、気が付くと
『上から目線の物言い』
『批判的な言葉』
『評論家きどりの講釈』

 をしてしまうのです。

『攻撃性=傷つきやすい自分を守るための防御行動』
 
 このことをしっかりと理解することが大事です。

対処法

 以下のふたつのパターンに分けて対処法を紹介します。

〇自分の周りに攻撃的なひとがいる場合
〇自分自身が攻撃的な性格の場合

 まずは『自分の周りに攻撃的なひとがいる場合』の対処法について。

 大事なのはそのひとが『傷つきやすいひと、自分に自身がないひと』であることを忘れないようにすることです。
 そして傷つきやすいからこそ攻撃をしてくるのであり、他者を攻撃することで自分の心を守ろうとしているのだということを常に意識して接触しましょう。

 可能ならば距離を取ることが望ましいですが、職場の上司など、距離を取れない場合はとにかく相手の『自尊心』を刺激しないように心がけることです。
 
 コツとしては『そのひとが特に攻撃的になることがそのひとのコンプレックスである』ということを意識することです。

 たとえばあなたの身近にいる嫌なひとが、
『恋愛できないやつは負け犬だよ~! 人生終わってるね』
 などと言っていた場合は、そのひとは良い恋愛をしてこなかった可能性が非常に高いです。

 離婚経験があるか、過去に恋人にひどい振られ方をして傷ついているか、または自分自身が何股もかけてまともな恋愛をしていないか……おそらくそんなところでしょう。

 つまり相手はそのコンプレックスに触れられることがもっとも苦痛であるというわけなので、そのひとの前では間違っても恋人自慢などをしてはいけません。
 そっとしておくのがベストです。

〇自分が攻撃的な性格の場合

 これも基本は同じです。
 自分が攻撃的な性格なのは、本当は他人に怯えているからだという自覚をしっかりと持ちましょう。

 つまり自分のイライラや怒りの原因が他人のミスや行動のせいではなく、すべて自分の弱さから出ているものだとしっかり理解することです。

 そうすれば小さなことで怒ることはなくなります。
 また自分の欠点が分かれば、そこからは『いかに自分の欠点を直すか』に意識が向くようになります。
 
 性格をすぐに直すことはできませんが、『治そう』と意識するだけでも改善の一歩を踏み出したことにはなります。

 傷つきやすいひと、落ち込みやすいひと、もしくは攻撃的なひとはそれだけでも人生に生きづらさを感じていることが多いので、たとえ小さな一歩でもまずは改善に向けて踏み出すことが大切です。

 そうすれば、少なくとも五年後、十年後は今よりもずっと気楽で楽しい人生を生きているはずですから。

まとめ

 いかがでしたか?
 傷つきやすい男性、落ち込みやすい男性の特徴と、攻撃的になる理由や対処法について説明してみました。
 傷つきやすいと人生は本当に辛いものです。
 この辺りで思い切って自分を変える決意をしてみるのも良いのではないでしょうか?
 この記事が少しでもそのお役に立てたのなら幸いです。

 なお、『自分に自信がない』よりもさらに深刻な『自分が嫌い』の治し方について知りたい方は、ぜひ下記に記事も読んでみてください。自分を好きになって自信をつける方法がより具体的に解説してありますよ!
 
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