こんにちは。天田です(^ω^)
最近、日本でアドラー心理学が大ブームなのをご存知ですか?
関連書籍もベストセラー連発ですし、
2017年にはフジテレビでドラマ化までしてしまいました!
ここまで大流行した心理学というのは
間違いなくアドラー心理学だけです!
ではなぜこんなにも日本でアドラー心理学が人気なのか、
その理由を僕なりに説明してみたいと思います!
アドラー心理学が日本で大人気な理由
アドラー心理学が日本で大流行している理由。
たくさんありますけど、
僕は一番の理由は
『他人の顔色をうかがわなくていいんだ』
ということを教えてくれるからだと思います。
というのも、
日本という国は他の国に比べて、
『他人の顔色をうかがう』
ことが非常に多い文化だからです。
いわゆる
『空気を読む』
というやつですね。
なぜなら僕ら日本人は、
『自分が相手にどう思われるか』
『相手が自分をどう思うか』
『こんなことをしたら笑われるんじゃないか?』
『こんなことをしたら恥ずかしい思いをするんじゃないか?』
ということを常に意識しながら生活しているからです。
『みんながスマホを持っている⇒だから私もスマホを持たなきゃいけない』
『友達みんな彼女(彼氏)がいる⇒だから自分も作らなきゃバカにされる!』
などのように、
『他のみんなが〇〇だから、私も〇〇じゃなきゃいけない』
みたいな考え方が頭にすり込まれているのです。
よく外国の人たちが日本人の悪いところを指摘するとき、
『日本人はひとりじゃ何も決められない』
というようなことを言うことがありますけど、
まさにそのとおりだと僕は思います。
だって、僕らは
『和を大切にしなさい』
と教えられてきたからです。
もうちょっとやさしく言うと、
『自分だけわがまま言っちゃいけません』
『他人様に迷惑をかけちゃいけません』
と教えられて成長してきたからです。
ようするに自分より他人の意見を大事にしなさいということです。
(ちなみにこの『和を大切にしなさい』というのは
日本史にも出てきた憲法十七条の一番最初にも出てくるんですよ。
なんて千五百年近く前から日本人は他人の意見を尊重する国民性だったんですね!)
もちろんわがままを言わなかったり、
争いを避けて仲良くすることはものすごく大切なことです。
だから僕ら日本人はよく
『海外のホテルが選ぶありがたいお客さんランキング』
とかで一位に選ばれたりするんです。
これも
『他の国のひとに迷惑をかけちゃいけない』
『お金を払っているからってえらそうにしてはいけない』
というような『思いやり』の心が働いているからです。
でも、
物事には必ず良い一面と悪い一面があります。
それは最初に説明したように、
僕らは自分より他人の意見を大切にする国民性であるがゆえに、
『すぐに他人の顔色をうかがってしまう』
という悪いクセがついてしまっているのです。
『自分は本当は〇〇が食べたいけど、あのひとがこっちがいいと言うからそうする』
『本当はカラオケになんて行きたくないけど、みんなが行くっていうから私も行く』
『本当はひとりで本が読みたいけど、仲間ハズレは嫌だからクラスメイトとおしゃべりする』
みたいな感じで、
すぐに自分の気持ちを押し殺して相手に合わせてしまいます。
その結果、
僕らはいつもきゅうくつで、疲れてしまいます。
最近、若者を中心に
『友達も恋人も捨てて、ひとりでイナカに住みたい……』
という願望を持つひとが増えているのも、
無理して友達に話を合わせる日々に疲れてしまったからでしょう。
(ちなみに「イナカに住みたい……」という意見は、
何年か前にテレビのインタビューで観ました)
ようするに、日本というのは自分を出せない文化なんです。
だから僕らはたとえ友達や恋人がいたとしても、
なんだかふと疲れてしまい、
「ひとりになりたいなー……」
とか思ってしまったりするんです。
だけどアドラー心理学は
そんな僕らに
『他人の顔色をうかがう必要なんてない!』
ってことを教えてくれるんです。
アドラー心理学の創設者であるアルフレッド・アドラーはそれを
『嫌われる勇気』
と名づけました。
アドラー心理学は嫌われる勇気を教えてくれる
嫌われる勇気とはなにかと言うと、
『嫌われる勇気』
です(笑)
読んで字のままなので他に説明のしようがありません(^ω^)
しかしさすがにそれだけではダメなので、
もうちょっと具体的に説明してみますね。
アドラー心理学では、
『自分の人生を生きることが大切なんだ』
と主張しています。
「え? 誰だって自分の人生を生きてるでしょ?」
と思ったひともいるかもしれませんが、
本当にそうでしょうか?
自分がやりたくないことをイヤイヤやっていたり……
正しくないと思っていることをやらされたり……
他のひとに遠慮して言いたいことが言えなかったり、
そんな毎日を過ごしていませんか?
これがアドラー先生の言う、
『自分の人生じゃない人生』
という意味です。
つまり他人の目を気にしてやりたいことをやってない、
言いたいことも言わない人生はダメ!
ってことですね。
なぜダメかというと、
そういう人生を生きると
『疲れて』
しまい。
『むなしくなって』
しまうから。
だから他人の目を気にして、
「こんなことをしたらバカにされるんじゃないだろうか?」
「笑われるんじゃないだろうか?」
「嫌われてしまうんじゃないだろうか?」
なんて考えて、ちっとも素直に生きられない人生は
『今すぐにやめなさい!』
と、アドラー心理学は言ってくれるわけです。
嫌われる勇気で性格が変わる?
そして一番大事なのは、
『嫌われる勇気を手に入れれば性格が変わり人生が変わる!』
ということです。
(正確にはアドラー心理学では『性格』ではなく
『ライフスタイル』と呼んでいますが)
どういうことかというと、
今まで僕らは常に他人の目を気にして生きていました。
だけど
『誰にどう思われたっていい。
私は私がやりたいことをやる。
言いたいことを言う!』
と決意できれば、
今までとまったく違う人生が手に入るのは当然のことです。
会社に行かず絵の練習がしたいなら、
『就職してないと笑われる……』
なんて怯えてないで思うぞんぶん、絵を習うことです。
進学しないで海外を一人旅したいなら、
誰に反対されようともするべきです。
なぜなら他人の目を気にして
やりたいことから目を背けると、
一生、後悔し続けるからです。
『あのときああしてれば、もしかしたら……』
『どうしてあのとき勇気が出なかったんだろう……』
こういう後悔にさいなまれ続ける人生になってしまいます。
それは自分の人生ではありません。
他人の人生です。
他人によって操作された、
『みんなと同じ』
という仮面をかぶっただけのニセの人生です。
そんな人生で幸福になれるはずがありません。
その証拠に、
今の日本では大人も子供も
『人生があんまり楽しくない』
と嘆いています。
僕はそういうひとを何十人も見てきました。
その人生から抜け出す手助けをしてくれるのが
アドラー心理学というわけです。
(ただし、嫌われる勇気は他人の迷惑を考えずに
好き勝手に生きれば良いというわけではありません。
そのあたりはまた別の記事で紹介しますね)
まとめ
いかがでしたか?
アドラー心理学が日本で大ブームになっている理由を
僕なりに説明させていただきました。
これはあくまで僕の個人的な見解なので、
必ずしもこの考えが正しいとは言い切れませんが、
参考になれば幸いです。
そして出来れば読者のあなたが、
この機会にアドラー心理学を学んで
人生を幸福に変えてくれれば幸いです。
(アドラー心理学の詳しい内容はまた別の記事で紹介します!)
それでは、また。
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