最近、なにかと耳にする『JK』という言葉。
特にネットで見かけることが多いと思いますが、最近では日常用語として使うひともちらほら出てきています。
けど、このJKの意味が分からないひとも意外と多いと思います。
なぜかというと、実はこのJKにはいくつもの意味があるから。
元々はネットで生まれたネットスラングなので、ハッキリとした正しい意味が決まっているわけではないのです。
というわけで、今回はJKの意味と、ネットスラングとは何か?ということをご説明してみたいと思います。
JKの意味1 女子高生
もっとも広く使われている意味がこれでしょう。
『女子高生』
女子=J 高校生=K
ということで、JK=女子高生というわけです。
『JKってかわいいよね』
『今、JKに流行りの服』
という感じで使われます。
ちなみに、同じような言葉でJCというのもあります。
J=女子 C=中学生
そう、
『女子中学生』
のことです。
ちなみに、ふたつまとめてJCJKなんて言う時もあります。
『最近のJCJKときたら…』
などのように、女子中学生と女子高生をまとめて言いたいときに使ったりするようです。
この他にも、JSなんて言葉もあります。
もう分かりますよね(笑)
『女子小学生』
のことです。
『なんで女子ばっかりで男子はないの?』
と思われるかもしれませんが、理由は簡単。
これらがネットで生まれた言葉だからです。
ネットにはロリコンの中年男がたくさんいますので、
『JKかわいい! ハアハア』
などのように、女子学生をいやらしい目で見たりネタにすることが多いので、これらの言葉が生まれました。
ようするに、元々は一部の変な大人たちが使っていた言葉だったのです(笑)
JKの意味2 常識的に考えて
こちらは女子高校生ではなく、
『J=常識的に K=考えて』
という意味です。
こちらも、女子高生の次くらいに多く使われる意味です。
『それくらい分かるだろJK』
『〇〇に決まってるだろJK』
などのように使います。
つまり、『こう考えるのが当たり前だろ?』的なことが言いたいときに使っています。
女子高校生のときと違い、ほとんどの場合、言葉の最後につくので区別しやすいですね。
JKの意味3 冗談は顔だけにしろ
こちらはあまり使われる回数は少ないですが、
『冗談は顔だけにしろ』
という意味で使われることもあります。
『そんなわけないだろJK』
『勘違いしすぎJK』
などのように使われるようです。
こちらも、さきほどの『常識で考えて』と同じく文章の最後につくことが多いので、たまにどっちの意味で言っているのか分からなくなるときがあります。
なかには『常識で考えて』と『冗談は顔だけにしろ』という意味があることをしらずに、どちらかの意味しかないと思って使い続けているひともいます。
とはいえ、冗談は~の方が、使う人はまれです。
JKの意味4 自宅警備員
こちらも一部のひとしか使っていませんが、
『JK=自宅警備員』
という意味で使われることがあります。
自宅警備員とは、ようするに引きこもりのニートのことです。
引きこもりの人は家から全く出ないため、まるで自宅を警備しているようだ、ということで、自宅警備員というちょっとバカにした呼び方をするひとがいます。
または、引きこもりをしている本人が、
『オレはちゃんと仕事してるよ! 自学を警備してるんだよ。だから自宅警備員』
などのように、ふざけて使うこともあります。
どちらにせよ、普通はあまり使うことのない言葉です。
JKの意味5 実は巨乳
これもごく一部の、2chなどでしか使われない意味です。
『J=実は K=巨乳』
『アイドルの〇〇はJK』
『女性タレントの〇〇はJK』
などのように使われています。
繰り返しますが、一般人はおそらく人生で一度も使わずに終わる言葉です。
ネットスラングって何?
スラングとは、ある地域や身分の人しか使わない言葉です。
…と言われてもいまいち分からないと思いますので、簡単に言うと、
『不良しか使わない言葉』
『オタクしか使わない言葉』
『ヤクザしか使わない言葉』
『貧乏な人たちしか使わない言葉』
などのことです。
基本的には、汚い言葉とか、下品な言葉、という意味で使われます。
たとえば、ヤクザが小刀のことをドスと言ったりするのもスラングです。
不良が先生のことをセンコーと言ったりするのもスラングです。
オタクが使っている『萌え~』ということばもスラングです。
そしてネットスラングというのは、ネットで生まれたスラング、という意味です。
なので最初に書いたとおり、JK・JCといった言葉は本来、ネットでごく一部の人間しか使っていなかった言葉だったのです。
ですが、言葉の響きがよくて使いやすかったからか、それとも誰もがインターネットの掲示板を利用するようになったからか、テレビや雑誌でも使われ始め、今では日常でも耳にするようになりました。
まとめ
JKに限らず、ネット発祥の言葉は他にもたくさんあります。
たとえば、チート、デフォ、中二病など。
ちなみに、
チート=卑怯技。転じて卑怯なぐらい強い、などの意味。
デフォ=デフォルトの略。基本、基本の設定、といった意味。
中二病=中学二年生がやりがちな恥ずかしい言動を大人になってもやるひと。
中二病に関しては、正確にはネットから生まれたわけではなく、タレントの伊集院光さんがラジオで使い始めたことがきっかけですが、ここまで広まったのはネットの効果です。
あと、ちょっと前にはやったKY=空気読めない人というのも、元々は女子高生のスラングでしたね。
スラングは知らなくても人生で困ることはありませんが、参考までにどうぞ。
ちなみに、中二病の意味や『どうして中二病になるの?』『中二病を治したい!】という方は、こちらの記事もどうぞ!
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