こんにちは、天田です。
今日は『やる気が出ない原因はマイナス思考のせい?』という
お話をしてみたいと思います。
(なお、その他のやる気が出ない原因はこちらをご覧ください)
マイナス思考がやる気を下げる原因?
やる気が出なくて辛いとき、ありますよね。
『もうすぐ期末テストだから勉強しなきゃ。でも、どうしてもやる気になれない……』
『もうすぐ会議だから資料をまとめなきゃ。だけど……』
こんなふうに、やらなきゃいけないことは分かっているのにやる気が出ないということはよくあることです。
僕も学生時代は何度も経験しました(^ω^)
そしてやる気が起きなくなるたびに
『なんて自分は根性がないんだ……』
『なんてだらしない人間なんだ……』
と、自分を責めたりしました。
だけど、ちょっと待ってください?
本当にやる気が起きない原因は根性がないからとか、だらしない人間だからなんでしょうか?
実は、違うんです。
やる気が出ない原因は根性がないからでもなんでもなく、
こういった
『マイナス思考』
や
『自分を責める性格』
が原因だったんです。
なぜかというと、マイナス思考の人間はすぐに
『このまま勉強しても成績が上がらないんじゃないだろうか……』
『資料を作っても失敗して上司に怒られるんじゃないか……?』
といったぐあいに、すぐに悪い結果を考えてしまいます。
これがやる気を削ぐ原因なのです。
なぜならいくら行動してもその先に悪い結果が待っていると思ってしまったら、
『行動しても無意味』
と思ってしまうからです。
または
『悪い結果がやってこないように、あえて行動しない』
という心理が働いてしまうからです。
つまりこのマイナス思考こそがやる気が出ない大きな原因のひとつだったのです。
(他にもやる気が出なくなる原因はたくさんありますので、
気になる方はコチラの記事をどうぞ)
マイナス思考が無気力と無力感を生み出す
やる気が出なくなるだけでも大問題なのに、
マイナス思考になるとさらに恐ろしいことが起きます。
それは無気力や無力感を生み出すことです。
『どうせ自分はなにやってもダメなんだ……』
『勉強もダイエットも続かなかったし、今回もダメに決まってる……』
というように、
『すべての物事に対してやる気を失う』
という状態になってしまう危険があります。
「そんなの一部の鬱病のひとだけじゃないの?」
と思われるひともいるかもしれませんが、違います。
私たちの多くは多かれ少なかれこういったマイナス思考や無力感を抱えて生きています。
考えてみてください。
もしも仮に、
『この勉強法を続ければ100パーセント志望校が上がる』
『このダイエット方を実行すれば100パーセントやせられる』
といったものが存在していたとしたら、ほとんどのひとが続けられると思いませんか?
なぜなら、それらは100パーセント効果が出ることが保証されているからです。
私たちがやる気を失う最大の原因は成果が実感できないときです。
『これだけ勉強してもちっとも成績が上がらない』
『あんなに走ったのに体重が減らない』
そんな状態になったときに、私たちの頭には
『もう、やめた方がいいのかも……』
という考えが浮かんでしまうのです。
なぜなら人間は無意味な行動ができない生き物だからです。
たとえば一生懸命、大きな穴を掘って、翌日にまた元通りの埋めるといった行為はまず出来ません。
なぜなら意味がないからです。
それと同じように、人間は無意味な行為を避けるように出来ているのです。
そしてマイナス思考のひとというのは、すぐに自分のなかで
『このままやっても意味ないんじゃないか……?』
と、悪い結果を考えてしまうため、心のなかで、
『なら、やらない方がいい……
と思ってしまいます。
だからやる気がなくなり、やがては無気力や無力感を生み出すのです。
私たちは気づかない間に物事の考え方がマイナスに傾いてしまっているため、
すぐにやる気をなくしてしまうのです。
無理なポジティブ思考は失敗の素
マイナス思考がやる気をなくす原因なら、今日からポジティブ(前向き)思考になればいいのか!
と、思ったひともいるかもしれませんが、残念ながらそんなに簡単ではありません。
性格が簡単に変わらないように、マイナス思考の癖もなかなか変えられないのです。
たとえば今から十年ほど前にポジティブ・シンキング信仰ともいうべき
『人生はポジティブに生きさえすれば幸せになれる!』
という考え方がブームになりましたが、
結局、いっときのブームで終わってしまいました。
なぜなら頭のなかだけで、
『今日からポジティブになろう!』
と考えただけで明るくなれるほど、人間の性格というのは簡単ではないからです。
むしろそういう無理なポジティブシンキングは悪い結果になることが多いです。
本当はマイナス思考なのに見せかけだけポジティブな態度を取っても、
結局は自分自信を騙せなくなってしまって限界がきます。
それどころか
『やっぱり自分にはポジティブ思考なんて無理なんだ……』
と自信をなくす結果になってしまいかねません。
繰り返しますが、
『今日からマイナス思考をやめよう!』
と思っただけではマイナス思考は止められないのです。
マイナス思考の解消法
ではどうすればマイナス思考をやめることが出来るのでしょうか?
それには自分の達成記録をつけることがとても有効です。
達成記録というのは、文字通り自分がやり遂げたことを記録していくメモのことです。
なぜマイナス思考を直すのに達成記録をつけるのが効果的なのかというと、
人間は良いことよりも悪いことばかりを記憶してしまう生き物だからです。
たとえば楽しい思い出よりも、辛い思い出や傷ついた出来事の方が頭に残っていることが多いですよね?
なぜかというと、楽しい思い出よりも辛い思い出の方がインパクトが大きく、印象に残りやすいからです。
そして十年、二十年、三十年と人生を重ねていくと、
頭のなかは嫌な思い出、辛い思い出ばかりの大人になってしまいます。
世の中の多くの大人がしかめっ面をして生きているのはそのためです。
もちろん大人ではなく思春期以降の子供でも同じです。
しかしそんな脳の機能を持った人間でも、
キチンと記録をつけて何度も読み返していけば、良い思い出もちゃんと記憶に残せます。
特に自分が達成したこと、やり遂げたことなど、自分の自信に繋がる出来事を何度も何度も読み返して再確認すれば、自然と
『自分はこんなにもいろんなことを達成したんだ』
と自信が沸いてきます。
そうなればもはやマイナス思考による無気力、無力感にさいなまれることはありません。
これこそがやる気を出すコツです。
『私の知る限りにおいて、なにかを成し遂げた人間の共通点は日記だった』
これはかのアインシュタインの言葉です。
実際、世の中で大きな成果を出したいわゆる偉人といわれるひとたちは、
日記を書く習慣を持っていたひとが実に多いです。
本屋に並んでいる自己啓発書を読んでも、
記録をつけることの効用や大切さがかなりの確立で書かれています。
それぐらい、人間が前向きに生きるためには記録をつけることが効果的だということですね。
ちなみに達成記録に書く内容はささいなことでOKです。
『〇月〇日、世界史の教科書を何ページ勉強した』
『〇月〇日、数学のテストで80点を取って先生にほめられた』
この程度でOKです。
これを毎日一個ずつメモしておけば、
三ヶ月後には約100個、一年後には365個もの達成記録が残ります。
そうなればあなたが嫌でも自分に自信がついてマイナス思考とおさらばしているでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
やる気を下げる原因であるマイナス思考と、無気力・無力感の解消法についてご紹介しました。
記録をつけることでマイナス思考を解消し、心が前向きになれば自然とやる気が湧いてくる。
このことを知っているだけで、人生の悩みの多くが解決することでしょう。
それでは、また。
(ちなみに、さらに具体的にやる気を上げる方法もあります。
気になる方はこちらの記事をご覧ください)
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