『どうしても学校に行きたくない…』
『学校に行かなきゃいけないのはわかってるのに、行こうと思うと不安になる…』
『学校にいると疎外感を感じてしまう』
このような悩みを抱えている高校生の方はいませんか?
現代の日本では、不登校の子供が年々増え続けています。
『学校が嫌で嫌でたまらない』という人もいれば、『行かなきゃいけないことはわかってるのに、どうしても行く気になれない』というひともいます。
他にも、『学校にいると疎外感を感じて苦しくなる』という高校生も多いです。
そういう人は学校に行けない自分を責めたり、将来に不安になったりして苦しんだりしてしまっています。
では、どうして学校にいけないのでしょうか?
また、学校に行けるようになるにはどうすれば良いのでしょうか?
そこで今回は、
『学校に行きたくない高校生の原因とアドバイス』
をしてみたいと思います。
目次
学校に行きたくない学生が急増中!
今、学校に行けない、いわゆる不登校の生徒は年々増え続けています。
『小学生・中学生・高校生の不登校生徒の数』
小学生…約 35万人(前年比約15%増加)
中学生…約 11万人(前年比約5.5%増加)
高校生…約5万人(前年比約2.2%増加)
文部科学省 「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査(平成29年度)
このように、小学生・中学生・高校生全てで不登校が増え続けています。
特に増加率が高いのが小学生で、1年で約15%も増加しています。
高校生は2.2%と微増ではありますが、やはり増え続けています。
『学校に行きたくない』
『学校に行けない』
と いうのは、決して珍しいことではないのです。
学校に行きたくない理由は?
では、なぜ学校に行きたくないのでしょうか?
学校に行きたくない理由をいくつかご紹介します。
いじめ
学校でいじめにあい、そのことが原因で学校に行けなくなってしまうパターンは多いです。
子供にとっては、学校の人間関係がそのまま交友関係のほとんどになってしまいますので、学校内でいじめを受けるともはや頼れる友達や心を通わせられる友達がいない、ということにもなってしまいます。
そのため、心も体も受けるダメージが大きく、学校というものそのものに嫌悪感や恐怖心を覚えてしまうのです。
人間関係
決していじめを受けているわけではないけれど、人間関係に疲れてしまったり、心を通わせられる友達がいない場合、疲れてしまうことがあります。
何でも本音で語り合える友達がいれば別ですが、表面的な友達ばかりだったり、友人間の人間関係で疲弊してしまったりすると、学校に行くことそのものが苦痛になってしまいます。
教師との関係
学校の先生が怖い、担任の教師との仲が悪いなどの理由で学校に行きたくない生徒も多いです。 教師の中にはまだまだ高圧的な人がいるので、気の弱い生徒などは萎縮してしまい、学校に行くことそのものを恐怖してしまいます。
友達がいない
友達がいないという理由で不登校になる人も多いです。
友達がいないと休み時間も一人で過ごさねばならなかったり、クラスメイトにからかわれたりすることもあります。
まだまだ日本では『集団で過ごすことが良いこと』という価値観があるため、一人でいる人間は馬鹿にされやすく、疎外感や屈辱感を感じてしまう機会が多いのです。
勉強についていけない
勉強についていけない、というわけで学校が苦痛になっていくこともあります。授業が全く理解できないと学校に行く意味を見出せず、次第に学校に行くことそのものが嫌になってしまうのです。
自分でも理由がわからない
そして意外に多いのがこちらです。
『自分でも理由がわからない』
どうして学校に行きたくないのか、行けないのか、自分でも分からないという生徒も多いです。
その場合、実は教師のことが嫌いだったり、心を通わせられる友達がいなかったりすることが原因だったりするのですが、はっきりとした嫌な出来事があったわけではないので自覚しにくいのです。
周りの人間に対し、なんとなく嫌い、なんとなく苦手…ということは実際にあるものですが、 そのことに自分で気が付いていないことも多いのです。
疎外感に苦しむ高校生はどうすればいい?
では、友達がいない、もしくは、友達はいるけれどもなんだか疎外感を感じる。寂しい、つまらない…と感じて学校に行きたくない人はどうすればいいのでしょうか?
無理に友達を作る必要はない
一番大事なのがこちらです。
『無理に友達を作る必要はない、と理解する』
学校に行っても疎外感を感じるという人は、友達がいなかったり、いても本当はそれほど仲が良くなかったりすることが多いです。
つまり、本当の意味での友達がいません。
友達というのは一緒にいて安らげる関係の人間のことを言うので、一緒にいると疲れてしまうという時点で、その人は本当の友達ではありません。
ですので、そういう人と無理に付き合う必要はないのです。
『この人とは表面的に仲良くすればいい』
と割り切ってしまい、自分の趣味ややりたいことに集中しましょう。
友達がいない人も、友達を作らなければいけないなどと思う必要は全くありません。
いなければいないで、自分なりに学校生活を充実させればいいのです。
おすすめは勉強すること
では、どうすれば友達がいなくても学校生活を充実させることができるでしょうか。
個人的なおすすめは、勉強することです。
授業をしっかり聞き、休み予習や復讐をすれば、寂しさを感じることはありません。
何より、勉強をすれば将来の役に立ちます。
レベルの高い大学に行けば、つまらないことでバカにしてくるような人も少なくなりますし、向上心の高い気の合う友人もできるかもしれません。
なにより、大学に行けば友達がいなくても誰もバカにしたりはしません。大学生になれば周りもみんな大人になってくるので、友達がいなければダメなどという幼稚な発想をする人も少なくなってくるからです。
ですので、『友達がいない』とか『疎外感を感じで苦しい』と悩んでいるよりは、『別に友達なんかいなくても構わない』と開き直ってしまって、将来の自分に役立つことをやっていた方がはるかに気楽で有意義に過ごすことができます。
『不安を紛らわすコツは、なにかに熱中すること』
と心理学者の先生もよくおっしゃっていますが、まさにその通りです。
人間はふたつのことを同時に考えることはできないので、悩み事があるときは別のことに意識を向けるようにすると、自然と悩みを忘れることができます。
そのさい、マンガやゲームなどの娯楽よりも、『やればやるほど、将来の自分に役に立つ』というものに時間を使うようにすれば、気が付けばどんどん成長し、将来が幸福なものに変わっていきます。
友達がいないことや疎外感に苦しんでいることに悩みすぎないで、『だったら将来の役に立つことをやろう』と、開きなおって、時間を有効に使うことをオススメします!
それでも学校に行きたくない場合は…
『そうは言っても、やっぱり学校に行きたくない…』
という場合は、無理して学校に通う必要はありません。
今は通信制の高校など、学校に通わなくても勉強する方法がいくらでもありますから、ご両親に相談してそちらの道を選ぶのもアリでしょう。
もちろん、大学も通信で受講できます。
『学校に行かなければ将来が大変になる』
と不安になってしまうかもしれませんんが、道はたくさんあるのです。
仕事だって、人とあまりかかわらずにできる仕事がたくさんあります。
たとえば、配送業。
長距離トラックの運転手さんなどは、仕事時間の99%が個人作業です。
車のなかでラジオを聴いたり、音楽を聴いたりしながら、ひとりでトラックを運転するだけなので、誰とも会話しませんし、誰にも怒られません。人間関係で悩むことは皆無です。
また、インターネットのライター業なども、基本はひとりで作業するのでコミュニケーション能力は必要ありません。
他にも、コミュニケーション能力がなくても出来る仕事はいくらでもあります。
学校に行かなければ人生が終わる…などということは絶対にないのです。
また、『高校では友達ができなくて孤独だったけど、大学では普通に友達ができた』というパターンも非常に多いです。
人間は環境が変われば性格や行動も変わる生き物なので、中学や高校で孤独だったからといって、大学や社会人になっても孤独とは限らないのです。
特に大学は高校までとはだいぶ違いますので、友達ができやすく、またできなかったとしても別に苦しむことはありません。
ですので、学校に行きたくない、というひとも、試しに大学に進学してみることをオススメします。
そして少しでも将来の足しになるように、今のうちに勉強しておきましょう。
友達を作ることだけが学校の目的ではないのです。
極論すれば、友達がいなくてもまったく問題ないのです。
私自身も高校時代は友達がおらず、クラスメイトたちから『暗い奴』『キモい奴』扱いされて悩んだ時期もありましたが、そのころにしっかりと将来の夢を叶えるための努力をした結果、今では夢を叶え、幸せな毎日を生きています。
友達がいるのは確かに良いことですが、友達がいないことを悩む必要などまったくないのです。
それよりも、自分にとって一番良い時間の使い方をすることの方が大切なのです。
まとめ
いかがでしたか?
『学校に行きたくない高校生へのアドバイス』
をしてみました。
学校に行きたくないと、どうしても悩んでしまいますよね?
でもそんなとき、『学校に行かなきゃいけない』と必要以上に悩む必要はありません、
通信制に切り替えてもいいし、『学校には勉強だけしに行く』と気持ちを切り替えるのも良いでしょう。
どうしても耐えられなくなったら、『学校に行きたくない』という気持ちをご両親に打ち明けて、どうしたいのかを相談してみてください。
きっと状況が変わっていきますよ。
それでは、また。
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