『勉強しなきゃいけないのに、どうしてもやる気が出ない…』
『机に座りたくなくて、ついダラダラテレビを観ちゃう…』
こんなときって、誰にでもありますよね?
でも、定期試験や受験が大変な中学生は、やる気が出ないからって勉強しないわけにもいきません。
そこで今回は、
『やる気の出し方!中学生のモチベーションup術!』
を、ご紹介します!
やる気が出なくて困っているひとは、ぜひこの機会に『やる気の出し方のコツ』を理解して、効率よく勉強する方法を身につけてみてください!
目次
やる気の出し方1 ご褒美を設定する
やる気が出ないときは、ごほうびを用意するのがとても効果的です。
人間、『これをやっても何も良いことがない…』と思うことには、なかなかやる気が出ないものです。
たとえば、あなたは『誰にも褒められないし、なんの報酬もない行為』をやる気になれるでしょうか?
楽しいとか、お腹がいっぱいになるとか、そういう満足感もなく、『どう考えても、やっても無意味なだけ』という行為が出来るでしょうか?
できないと思います。
なぜなら、人間は基本的に『無意味な行為』ができないからです。
特に、『面白さ』や『喜びを感じられる』という報酬がない場合は、やる気はほとんど湧きません。
勉強もこれと同じです。
勉強は将来に役立つと言われても、それはずっと先のことなので、勉強自体が楽しいという人以外は、なかなか喜びや報酬を実感できないのです。
ですので、自分でご褒美を設定してしまいましょう。
『この問題集を5ページ進めたら、チョコレートを食べていい』
『英単語を100個覚えたら、あのゲームを1時間やっていい』
『次のテストで90点以上とれたら、あのマンガを買っていい』
など、勉強という行為に対して報酬を設定するのです。
こうすることにより、『勉強=報酬がもらえる行為』と脳は理解するので、やる気が湧いてきます。
ちなみに、報酬を設定するときは、『自分が本当に好きなもの』を設定することが大切です。
日々の小さな勉強には、食べ物やゲームを1時間などの小さな報酬を、
テストや受験などの大きな目標には、『〇〇を買っていい』などの大きな報酬を設定するのがコツです。
やる気の出し方2 競争相手を設定する
人間は、競争相手がいるとやる気が出る生き物です。
逆に言うと、競争相手がいないと、なかなかやる気が出ないこともあります。
この心理を利用して、勝手に競争相手を設定してやる気を出すことができます。
たとえば、自分と同じくらいのクラスメートを勝手にライバル設定して、『あいつには勝つ!』と自分に言い聞かせることで、やる気が出てきます。
さらに、ライバル設定したクラスメートが勉強している姿をイメージすると、置いていかれている気がしてきて、同じくやる気が湧いてきます。
人間は『自分だけが遅れている、負けている』と思うと焦る気持ちが生まれやすい生き物なので、あえて自分を焦らせることでやる気を生み出すのです。
とはいえ、勝手にクラスメートをライバル設定しただけでは、なかなか焦りの気持ちや競争心は生まれにくいこともあります。
そのときは、友達に『今度のテスト、勝負しよう!』と持ちかけるのも良いでしょう。過度な競争はギスギスしてしまうのでよくありませんが、スポーツ感覚で勝負をするぐらいなら、お互いに良い刺激になるのでモチベーションを上げることが出来ます。
『自分ひとりじゃ、どうしてもやる気が出ない…』
という場合は、ぜひ試してみてください。
やる気の出し方3 5分だけルールを使う
『今すぐやる気を出す方法』でも説明しましたが、人間はほんのちょっとでも作業をすると、しだいに脳が興奮してきてやる気が湧いてくるように出来ています。
これを作業興奮と言い、『最初はやる気なかったのに、やり始めたらいつの間にか集中して勉強していた』という現象が起きるのも、このためです。
これを利用して、『5分だけ勉強してみる』というのも非常に効果があります。
はじめから『今日は〇時間勉強するぞ!』と高いハードルを設定すると、気後れしてしまってなかなかやる気が出ないものですが、『5分だけやればいい』という目標設定をすると、やる気も出やすくなります。
そして実際に5分だけ勉強をしてみると、どんどん脳が興奮してきて、気が付くとやる気がみなぎってきます。
このように、最初は5分だけ勉強するつもりで、とにかくやってみるというのもとても良い方法です。
ある予備校の先生も、『やる気が出たから勉強するんじゃなくて、勉強しているうちにやる気が出てくるんだよ』とおっしゃっていました。まさにその通りです。
やる気の出し方4 理想の未来をイメージする
スポーツ選手や一流企業の社長などがよくおっしゃっていることですが、
『人間は、自分がイメージした通りに人間になる』
と言っています。
これは脳科学的にも証明されていることで、だからこそ社会で大きな成果を出すひとの多くは、日常的にイメージトレーニングを行っています。
これを利用して、『受験に受かって最高に幸せな自分』をイメージすることで、やる気を生み出すことができます。
もちろん、定期テストでも同じです。良い点をとって、親や先生に褒められたり、大喜びしている自分の姿をありありとイメージすると、『絶対に実現しよう!』という気持ちが生まれてきて、やる気が湧いてきます。
人間は、『なんとなくこうなったらいいな』や『こうしなきゃいけない』という気持ちだけでは、なかなかモチベーションは上がりません。
ですが、『絶対に〇〇したい!』『〇〇したら最高に嬉しい!』という気持ちが生まれれば、勝手にやる気が燃え上がり、行動できるようになります。
最高の未来をハッキリとイメージすればするほど、『早く実現したい!』という気持ちが沸き上がってくるので、やる気が生まれるのです。
具体的な目標設定で、モチベーションup!
なかなか勉強のやる気が出ないひとには、ひとつの共通点があります。
それは、『目標が具体的でない人』です。
たとえば、テストまでに『数学を頑張る!』『日本史をたくさん勉強する!』など。
これらはまったく具体的ではないので、実際に勉強しようとすると、『何をどれだけやればいいのか?』が分からないため、ほとんどやる気が湧きません。最初の1日、2日はがむしゃらに勉強することもできますが、具体的な目標がなかったので達成感も生まれにくく、しだいにやるのが億劫になってしまいます。
反対に、勉強ができる人というのは、『今日からテストまでの一週間、毎日数学の問題集を10ページずつ進める』という風に、とにかく具体的に目標を設定しています。その方がやるべきことが明確になるので、やる気が湧きやすいことが分かっているからです。
ビジネスの世界では、『具体的に数値化できない目標は、達成不可能』と言われています。なぜなら、数値化できてきない目標はそもそも『何を、どれだけやればいいのか?』が分からないからです。何をどれだけやればいいかが分からないと、『今日は何をすべきか?』ということも分からなくなってしまいます。
がむしゃらに頑張ろうとして、すぐに息切れしてしまわないためにも、目標は具体的に数値化しましょう。
やり方が分からないから、やる気が湧かないことも
よく、勉強のやる気が湧かないと、
『どうして自分はこんなに根性がないんだろう…』
と自己嫌悪してしまう人がいますが、実はそれは『やり方が分かっていないだけ』ということも多いです。
たとえば、数学の基本的なやり方が分かっていないのに、いきなり応用問題をやろうとすると、まったく解けなくてやる気がなくなります。
これと同じで、『やり方が分からないものを、無理にやろうとしてもムダ』ということをしっかりと理解すれば、対処法が分かります。
そういう場合は、『分かるところまで戻る』ということが大切です。
人間は、『ちょっと頑張れば出来る』という難易度が一番やる気が出ると言われています。今の自分でもギリギリ解ける問題まで戻って、それを積み重ねていった方が、はるかに成績も上がるし、やる気も湧きます。
ですので、どうしてもやる気が出ないときは、『そもそも、今やろうとしている勉強は、まったく理解できていないんじゃないか?』『もっと前の部分から勉強しなおした方がいいんじゃないか?』と、自分を見つめ直してみましょう。
無理をして自分の実力以上の勉強をやろうとしても、結局理解できずに時間を浪費するだけです。
でも、自分の実力に合った進め方で勉強し直せば、今よりもはるかに成績が上がっていきますし、なによりやる気が湧いてきます。
勉強のやり方が分からないなら…
勉強のやり方が分からないなら、まずは『どうやって勉強するべきか?』を学ぶことが必要です。
学校の先生や塾の講師などに、この教科はどうやって勉強すべきなのか教えてもらいましょう。
勉強が苦手な子に限って、『とにかく根性で暗記する!』というような、無謀なことをやってしまいがちです。
しかし、理解もせずに暗記したものはすぐに忘れてしまいますし、時間をかけたわりにはちっとも先に進めないことが多いので、効率が悪いです。
なにより、そういった辛い作業を何日も続けていると、すぐに嫌になってきてやる気が湧かなくなってしまいます。
キチンと勉強のやり方を教わって、無理のないやり方を身に付けることが、モチベーションを維持するのにもっとも効果があるのです。
まとめ
いかがでしたか?
『中学生の勉強のやる気を出す方法』
を、ご紹介してみました。
やる気を出すには、コツがあります。
根性だけではどうにもならないので、しっかりとやる気の出し方やモチベーションを上げる方法を身につけて、効率よく勉強していきましょう!
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