仕事の効率がちっとも上がらない。
ひとより努力しているのに成果が出ない。
何をやっても人並み以下の結果しか出せない。
仕事が出来ないひとって、どこの職場にもいますよね?
もしかしたらあなた自身がそのひとりかもしれません。
今日はそんな『仕事が出来ない人間の特徴』をまとめてみました。
このなかで自分のあてはまるものがあったら、この機会に改善してみてはいかがでしょうか?
段取りが悪い
仕事の効率を上げるにはキチンと段取りを決めることが必要不可欠です。
どんなに頭が良かったり、仕事に情熱を持っていたとしても、段取りが悪ければ成果をあげることは不可能でしょう。
たとえばA・B・Cと仕事があったとして、AとBが同時にこなせる内容なれば(A+B)⇒Cと仕事を片付ければ効率はあがります。
しかしこれをA⇒Cという順番でやってしまうと、A⇒C⇒Bという三つのステップが必要になってしまい、無駄に時間がかかって非効率的です。
たとえばA=取引先に電話をかける、B=上司に取引先との電話の報告をする、C=営業に出かける、とすれば分かりやすいと思います。
取引先との電話が済んだ直後に上司に報告すれば、AとBをほとんど同時に終わらせることが出来ます。しかし営業に行ってから報告するとなると、上司が会議でいなかったり、取引先との電話の内容を確認し直す必要があったりと、時間と労力をロスしてしまいます。
このようなささいなことが積み重なり、気が付けば『段取りが悪い人』『仕事が出来ない人間』のレッテルを貼られてしまうのです。
締切を守らない
社会人にとって締切を守るというのは常識中の常識です。
しかし、なかにはこれがまったく出来ていないひともいます。
そういうひとはいつも『前もってやっておかなければいけない仕事』を後回しにするので、締切間際になって慌てて作業に取り掛かります。
それでギリギリ間に合うときもありますが、当然、ときには間に合わないこともあります。
仕事はひとりでやるものではありませんから、誰かが締切を遅れればそれだけ多くの人間に迷惑がかかります。業務は停滞し、全体の業務にさえ支障が出ます。
このように、締切を守らないひとというのは本人だけでなく会社全体にまで悪影響を及ぼしてしまうのです。本人の評価が低くなるのは言うまでもありません。
締切を守らないひとというのは、心の底で『面倒くさいことを避けたい』『他人に迷惑をかけたっていい』と思っている節があります。
つまり『怠け者』と『自分勝手』のふたつを併せ持ったひとが、『締切を守らないひと』なのです。
なかにはまれに『最高の成果を出すために締切を破ってでも仕事のクオリティを上げる』という職人気質なひともいますが、その手のタイプのひとは迷惑がられることはあっても一応は『スペシャリスト』という評価を得ます。
これに対し、成果も凡庸なのに締切も守れないひとは単に『仕事が出来ない人間』という評価を受けるだけです。
数値で考えられない
ビジネスの世界は『数値』がすべてです。
利益はいくらなのか、コストはいくらなのか、などなど。
仕事に関わることはすべて数値で考えることができます。
仕事のできるひとほど『このプロジェクトで〇億の純利益を作る』『今月中に〇〇件の新規顧客を獲得する』というように数字で目標を定めます。
反対に、仕事ができないひとほど『とにかくたくさん売る』『がんばって新規顧客を増やす』などのように、あいまいな目標を立てたりします。
日産のカルロス・ゴーン社長は『数値化されていない目標は、実現不可能』という名言を残していますが、まさにその通りなのです。
コミュ二ケーション能力が低い
先日、インターネットの掲示板で興味深い書き込みを見つけました。
『学生時代に友達がいなかった奴は大抵、仕事ができない』
『声が小さくていつもオドオドしてるような奴で、仕事ができるやつはひとりもいなかった』
これはつまり、『コミュ二ケーション能力が低い人間は仕事ができない』ということを表していると思います。
そして実際、コミュ二ケーション能力が低いひとは仕事ができないひとが多いです。
なぜなら芸術家などの完全な個人作業でない限り、仕事というのは普通、共同作業だからです。多くのひとと作業を分担し、協力し合ってひとつの仕事を成し遂げます。
しかしコミュ二ケーション能力が低いと、仲間同士の連携がうまくいかなかったり、作業の一部を適任者に任せるといったことが出来ません。
また、同僚や上司から有益な情報をもらったり、アドバイスを受けたりする機会も減ってしまいます。
つまり、コミュ二ケーション能力の低いひとは、コミュ二ケーション能力が高いひとに比べて仕事の難易度が高くなってしまうのです。
よほど本人が優れた能力を持っていない限り、ムダな労力ばかり費やした割に大した成果も出せないので、『仕事ができない』という評価を受けてしまいます。
最近の企業は『学歴』と同じくらい『コミュ二ケーション能力』を求めているそうですが、それはやはり仕事を行う上でコミュ二ケーション能力は欠かせない能力だと企業が気づき始めたからでしょう。
改善法は?
では上記のような『仕事ができない人間』はどのようにしたら仕事ができるようになるのでしょうか?
まずは『段取り』ですが、これは『手帳などの外部ツール』を使うことで意外と簡単に解決します。
手帳でキチンとスケジュールを管理し、優先順位をつけてひとつずつノルマを消化していけば大抵の作業は終わらせられます。
スケジュールを決めるコツは、『優先順位が高いモノほど早く手を付ける』ということです。雑務に追われて大事な作業が後回しになるようなミスをしないように、『何が大事か』をキチンと見極めましょう。
『締切を守らない』というのも、手帳でかなりの程度改善できます。ただしこちらは危機感や職業意識が希薄なことが多いので、『自分はこの仕事で何をしたいのだろう?』と自分の仕事としっかりと向き合ったり、『もしもクビになったら再就職できるのだろうか?』と自分に問いかけて危機感を持つ必要があります。
その際にオススメなのが、紙に書く事です。頭のなかでどれだけ意識を変えようとしてもほとんど無意味ですが、紙に自分の問題点を書き、それを読み返すことで自分を客観的に見ることが出来ます。ぜひ一度試してみてください。
最後のコミュ二ケーション能力が低いタイプのひとは、とにかく少しずつでも良いので周囲とコミュ二ケーションを取り、経験を増やすことが大事です。
その勇気がでないという場合は、このブログで『人見知りを直す方法』などを紹介していますので、ぜひ一度目を通してみてください。
悩んでいるだけでは絶対に解決しません。まずは知識を身につけて、行動を起こすことが大切です。
『知るは出来るの始まり』
という言葉もありますので、まずはコミュ二ケーション能力を上げるための『知識集め』から始められたらいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
『仕事ができない人間の特徴!』
という話をしてみました。
もちろん価値観は人それぞれですので、『仕事が出来なくても趣味が充実していればそれでいい』という考えもあると思います。
それはそれでひとつの考え方、生き方ですが、それでもやはり最低限の仕事ができないと色々と苦労するのもまた現実です。
経済的にも精神的にも、余計な心配の種を増やさないためにも、他人に非難されない程度の仕事力は身につけたいですよね。
それでは、また。
(なお、仕事ができない理由はこれ以外にも『脳』が原因の可能性もあります。こちらの記事で脳を活性化させる方法を紹介していますので、ぜひご覧下さい!
ダラダラした生活を続けていると脳が腐ってしまうかもしれませんよ?
『運動で脳が活性化!仕事や勉強の成績が上がる朝ジョギングのススメ!』)
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