最近、大学内に友達がひとりもいない大学生が増えています。
理由は様々ですが、彼らの多くがその状況を『辛い』と感じているようです。
でも、なぜ友達ができない大学生が増えているのでしょう?
その理由と、友達を作るための方法をご紹介したいと思います。
大学で友達ができない理由
まず考えられるのは、友達が最もできやすい入学一ヶ月の間に友達を作る努力をしなかったことです。
以下のグラフを見てください。
引用元 http://www.kyoushi.jp/entries/3107
この図を見る限り、なんとほとんどの大学生は入学後一ヶ月で友達を作っていることになります。
逆に言うと、最初の一ヶ月でグループがほぼ出来上がってしまっているということです。
これは小・中・高と学校生活を送ってきた人間なら誰でも分かることだと思いますが、一度グループが作られてしまうとあとから仲間に入れてもらうことはかなり困難です。
大学で友達ができない人たちというのは、この『友達作りのチャンス期間』を逃してしまったひとたちではないでしょうか?
逆にこの期間をうまく捉えて友達を作ったひとたちは、卒業するまでずっと友達付きあいを続けていく傾向にあります。
友達が出来ない理由その2 元々の性格が暗い
友達作りの一ヶ月うんぬんを抜きにして、そもそも友達が作りにくい暗い性格のひともいます。
この手のタイプは、中学・高校も孤独であった場合が多いです。
または、高校ぐらいまではかろうじて少数の友達がいたものの、大学という環境の変化についていけず、本来のあまり社交的でない性格が表に出てきてしまったという場合もあります。地元に変えれば友達がいるというパターンです。
もともとの性格が暗い・非社交的な性格の場合、ヘタをすれば大学四年間をずっと孤独で過ごす可能性もあります。
友達がいないのは悪いこと?
ところでここでひとつ疑問に感じることがあります。
『友達がいないのはそんなに悪いことなのでしょうか?』
答えを先に言えば、別に悪くありません。
どのような生き方をしようとも、人に迷惑をかけなければそのひとの自由です。
なにより、世の中には『ひとりが好き』と本当に思っているひともたくさんいます。
ですので、友達がいないということ自体は別に悪くなどありません。
ただし、それは『本当に、心からひとりが好き』と思っている場合に限ってです。
『本当は友達が欲しいけど、できないから仕方なくひとりを選んでいる』という場合は、現状を改善するための一歩を踏み出すことをオススメします。
また、大学生になると友達がいないというのは単に孤独であるだけでなく、いろいろな不利益を被ることもあります。
講義の時間変更などの情報を得られにくくなったり、終活などの情報も友達からもらうことができません。
さらに、大学四年間誰とも交流せずに社会人になると、コミュ二ケーション能力が落ちている可能性もあります。社会人にとってコミュ二ケーション能力は、ある意味で学力や能力よりも重要になることもあります。
もちろん、すべてのひとがコミュ二ケーション能力を失うわけではありませんが、少しでも友達が欲しいと思っているなら、すぐにでも行動を起こしましょう。
友人を作る方法は?
では具体的にどのようにすれば友達が作れるのでしょうか?
一番てっとりばやいのは、サークルに入ることです。
スポーツでも趣味のサークルでもなんでも良いので、とにかく自分が少しでも興味あるサークルに所属しましょう。
そうすれば、それだけで『知り合い』がたくさん作れます。
その『知り合い』たちとサークル活動を通して交流していけば、そのうち知り合いの何人かは『友達』になります。
大学生活で友達を作る最も簡単な方法はサークルに入ることなのです。
他の方法としては、休み時間や移動中などに『他人を拒絶する行為』をやめましょう。イヤホンを耳につっこんだまま音楽を聴いたり、『オレに(私に)話しかけないで』オーラ全開で本を読んだりすれば、周りの人間はあなたに話しかけたくても遠慮して話しかけられなくなってしまいます。
同じ休憩時間の過ごし方でも、他人が話しかけづらくならないようになにかしらの工夫をしてみましょう。ボーッとしているのはさすがに時間がもったいないですが、話しかけやすいように柔らかい表情を作っておくぐらいの努力はしてみてください。
それでも友達ができないなら?
それでも友達ができないのなら、友達をつくることをすっぱりと諦めてしまってもOKです。
そもそも、友達というのは無理してつくるものではありません。
気が付けば一緒にいる人間が友達なのです。
ですので、友達をつくるという行為そのものがやや矛盾しているといえます。
(もちろん、その結果本当に友達ができることも多々あります)
しかし努力しても何の効果もでないようなら、さっさと諦めてしまった方が精神衛生上にも良いでしょう。
学生の本文は勉強なので、空いた時間を勉強や自己研鑽に当てれば良いのです。
たとえ今は孤独でも、自分を磨くために努力した時間は決して無駄にはなりません。
もしかしたら、自分を磨きつづけた結果、よい会社に入り、同じように自分を磨くことを生きがいとしている志の高い友達ができるかもしれません。
大学生活は友達ができなくて孤独だったけど、おかげで今はこんな幸福な人生になれた。
と、胸を張って言える可能性だってあるのです。
そしてもちろん、友達と遊んでばかりいたから将来苦労したというひとだっているのです。
何が自分にとって大切なのか、大学生ならばもう自分で判断できる年齢です。
ぜひ、自分の頭で考えてみてください。
まとめ
いかがでしたか?
『大学生だけど友達ができない。友人を作る方法は?』
というお話をしてみました。
結論を言えば、
『友達が欲しいなら作る努力をしてみる』
『欲しくないならそれでいい』
『努力をしてみたけどダメなら勉強をがんばる』
ということになります。
なにかの参考になれば幸いです。
※なお、普通のコミュニケーションが不可能なほど人見知りだったり自分に自信がないひとは、家庭環境や過去のトラウマが原因になっている可能性があります。
こちらに管理人の天田が『人見知り・自分が嫌い・暗い性格』を克服した体験記がありますので、ぜひ読んでみてください!
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