自分の話ばかりする人の心理!男も女も原因は同じ?対処法は?

こんにちは、天田です。

先日、新しくメルマガ登録してくださった読者の方から、

『私の知り合いで、すぐに自分の話ばかり(しかもほぼ自慢)してきて
めんどうくさい人がいるんですけど、ああいう人も
自分に自信があるってことなのでしょうか?
だとしたら、ああはなりたくないです…』

というような質問をいただきました。

確かに、こういうめんどうくさい人ってどこにでもいますよね。

でも、ひとつ勘違いしないで欲しいのは、

『そういう人は、自分に自信があるわけじゃなくて、むしろ逆』

ということです。

これが分かっているだけで、
この手の人とのコミュニケーションがものすごく
ラクになりますから、

ぜひ、この機会に覚えておいてくださいね!

自分の話ばかりする人間の心理

自分の話ばかりするひとって、いますよね。

特に、女の人に多いです。

たとえば、こんな感じ。

A『この間、彼氏に誕生日プレゼントもらっちゃったんだー』

B『へー、いいなー。
…でも、私も去年は彼からエルメスのバッグもらったし、
おととしはヴィトンのカバンも買ってくれたし、
今年はプラダのワンピを買ってもらおうと思ってるんだよ!
私の彼って超頭よくて仕事もできる人だからお給料もいいし、
優しくて大人だからいつも私のこと大事にしてくれるんだー。
それとね…」

…という感じで、

『聞いてもいないのに』どんどんどんどん自分の自慢話を始めるタイプです。

他にも、
『俺が若いころは~』
なんて、過去の栄光話を延々とするオジさんなんかもいますね(笑)

みなさんも一度は出会ったことがあると思います。

自分の話ばかりする人間の心理

さて、みなさんはこのタイプを見てどう思いますか?

『ナルシスト』

でしょうか?

『かまってちゃん』

でしょうか?

はい、それはどちらも正解です!

この手のナルシストな行動は、『自己愛』行動といって、

自分が好きで好きでたまらない人が、

他人にも自分を褒めてもらおうとしてついついやってしまう行動なのです!

……………

……………

……………

…と、いうのは間違いです。

『え? どこが間違い?
だってこういうひとって自分が大好きなナルシストで、
かまってちゃんでしょ?』

と、思われたかもしれませんね。

でも、間違いです。

いえ、『ナルシスト』『かまってちゃん』というのは
間違っていません。
まさにその通り、
『ナルシスト』『かまってちゃん』
です。

でも、決して
『自分が好き』
とか
『自分に自信がある』
というわけではないんですよ。

まったく逆です。

『自分のことが嫌い』
もしくは、
『自分に自信がない』

から、『ナルシスト』『かまってちゃん』なんです。

『ちょっと待って、ナルシストって自分のことが大好き人間のことでしょ?』

と、言われるかもしれませんけど、
それが間違いなんです。

世の中の多くのひとが勘違いしていますが、

『ナルシスト』というのは、自分のことが大嫌いか、
極端に自分に自信がない人間
のことのことなんです。

まれに、自分のことが本当に好きで、ナルシストのひともいますが、
そういうひとは1000人に1人、いるかいないかだと思います。

もちろん、本来の言葉の意味では、ナルシストというのは自分大好き人間のことです。

でも、私たちが普段『ナルシストだなぁ』とか『かまってちゃんだな』と思うひとたちは、

まず99・9%、自分に自信がないひとたちです。

自分に自信がないから、
先ほどの女性の会話例のように、
友達がちょっと自慢っぽいことを言っただけで過剰に反応し、
『私の方が上よ!』
と、必死にアピールをしまくるのです。

過去の栄光を延々と語るおじさんも、

本当は今現在、誰も自分を褒めてくれなかったり、
かまってくれないから、
寂しくて自慢話している人ばかりです。

その証拠に、
こういった自己愛行動を取る人に限って、

すぐに傷ついたり、
挫折したり、
落ち込んだりします。

自分に自信があるのなら、
ちょっとやそっとで傷つくはずがありませんよね?

本当は自分に自信がない人間の行動パターン

なぜこのように、
『本当は自信がないのに、自信があるように振舞う』
『自分が嫌いなはずなのに、自分大好きのような言動をする』

のかというと、これには単純なメカニズムがあるのです。

人間って、妄想しますよね?
ああなったらいいな、あそこに旅行したら楽しいだろうな、とか。

でもそれ以上に、
傷ついたときや自信がないときって、
『あんな人間になれたらなあ』
って、憧れたりしませんか?

人間は自分に足りないものがあると、それを手に入れている姿なんかを想像して、
つかの間の安心や喜びを感じるのです。

これは、ある意味で人間がストレスから逃れるために身につけた、
心を守るための防御機構のひとつだと思います。

さて、それでは『自分が嫌いな人』『自分に自信がない人』
は、どのような妄想をするでしょうか?

それは、
『自分が本当は優れている』
という妄想です。

こんな感じです。

『自分に自信がない』

『だから気が付くと『すごい自分』を妄想するようになる』

『次第にそれが本当の自分のような気がしてくる』

『その妄想が事実だと認めてもらいたいから自慢しまくる』

『周りが(仕方なく)認めてくれると、めちゃくちゃ嬉しくなる』

『(認めてもらえたので)妄想の自分が本当の自分だと思い、好きになる』

『でも心の底では妄想だと知っているから、
ちょっとでも妄想を否定されたり、批判されるとものすごく傷つく』

結果、
『本音では自分に自信が持てないまま、表面だけ自分大好き人間になる』

こんな感じです。

難しい言葉でいうと、

『肥大化しすぎた自己イメージ』
とか、
『根拠のない自尊心や仮想的万能感』

なんて言い方もしますが、

ようするに、

『自分に自信がないから、
自分に自信があって自分大好きなフリをしているだけ』

ということです。

そして、
『自分大好きなフリをしていることにも気がついていないほど重症』
な、だけなのです。

本当に自分に自信がつくと、
自慢なんてしなくなります。

また、自分のことを話すよりも、
人の話を聞くほうが楽しくなります。

なぜか?

このブログやメルマガで何度もお話しているように、

自慢なんていうのは結局、
自分に自信がないから、
相手より優位に立とうとしたり、
自分の良いところを認めて欲しくて、
『自分はこんなにすごいんだぞアピール』
をしているだけだからです。

だから、
すぐに自慢をしたり自分の話ばかりするひとは、
『すごいねー』
と言われると、子供のように喜ぶのです。

本当は、誰にも褒めてもらえていない証拠です。

対処法は『相手の本音を理解すること』

こういうことを分かっているだけで、
この手のめんどうくさい人と関わっていても、
それほどストレスを受けなくなります。

『あー、このひと、自分に自信がないんだな。
だから、こんなに必死に自慢してるんだな』

と理解できていれば、

ちょっとだけ共感することもできるし、
まるで小さい男の子が必死に
『俺強いんだぜアピール』
をしているように感じられて、
『まあ、仕方ないよね』
と、寛大な気持ちになって相手を認められるようになります。

少なくとも、
『なんでこのひと、いつもいつもすぐ自分の話ばかりするの!』

と、イライラすることは少なくなります。

こうやって人の心理を理解していくと、
コミュニケーション能力がどんどん上がっていきますので、
ぜひ覚えておいでください!

まとめ

いかがでしたか?

『自分のことばかり話す人の心理と対処法』

というお話をしてみました。

もしも難しくていまいち理解できなかったという場合は、

『結局、自分に自信がないから自分を大きく見せてるだけ』

だと思ってください。

もしくは、

『誰もかまってくれなくて寂しいから、一生懸命に自慢話をしてかまってもらおうとしているだけ』

だと思ってください。

それだけでも、この手の相手への見方が変わるはずです。

それだけで、ずいぶんと楽になりますよ!

それでは、また。

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