職場や学校で誰かの悪口が始まると、場の雰囲気を壊したくないがためについつい乗ってしまうことって誰にでもありますよね?
でも、本音では『こういうの嫌だなぁ…』と思ってしまいませんか?
その場にいないひとをみんなで悪く言って、わいわい盛り上がる…なんだかとても陰険で、表面的には盛り上がっても、胸の中ではなんともいえないもやもやした嫌な気持ちになってきたりします。
『嫌われたくないから仕方なく付き合ってるけど、本音を言えば悪口なんか言いたくない』
というひとも、私を含め多いと思います。
もしくは、頭では『悪口なんか言っちゃダメだと分かっているのに言ってしまうひと』もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、
『悪口を言わない方法』
をご紹介したいと思います!、
目次
悪口を言わない方法1 話題を変える
もしも友達や職場の人間が、その場にいない誰かの悪口を始めてしまった場合、もっとも簡単に悪口大会から抜け出す方法は、
『話題をそらす』
という方法が有効です。
たとえば職場の誰かが
『あのひとムカつかない?』
と、切り出してきたら、
『そう? それより、あの件どうなったの?』
と、さらりとかわしてしまいましょう。
ただしあまりにもわざとらしすぎると逆に反感を買ってしまうので、忙しいふりをしたり本当に別のことが気になっているふりをする必要があります。
会話が得意なひとなどはちょっと練習すればこの手の小ワザを使いこなせるようになるので、オススメです。
もしも悪口に乗ってしまったら、そこから延々と悪口大会が始まってしまうので注意しましょう。
悪口を言わない方法2 適当に流してその場を離れる
話題をそらすのとやや似ていますが、
『適当に流してその場を離れる』
というのも有効な方法です。
たとえば急用があるふりをしたり、飲み物を買いに席を外したりなど。
悪口を言い合う場には、独特の『マイナスな空気』が満ちています。
その空気のなかにいると、普通のひとでもついつい考え方がマイナスになったり、攻撃的になってしまいます。
そうならないためにも、悪口大会の場から離れることは大切です。
ただし、これもわざとらしくやると逆に嫌われてしまうので、なるべくさりげなくやりましょう。
いつでも抜け出せる用事(メール、電話等)をいつでも準備しておくと良いでしょう。
最近ではフェイク着信という便利な機能もありますので、試してみてください。
悪口を言わない方法3 悪口が好きな人間と距離を置く
『はぐらかしたら、その場を離れたりしたら、悪口が好きなひとに嫌われてしまって、自分が悪口を言われてしまう』
と心配になってしまうひともいるかもしれません。
その場合は、
『そもそも悪口が好きなひととは距離を置く』
ということを日頃から心がけておきましょう。
悪口が好きなひとというのは、どこにでもいます。
学校にも、会社にも、近所にも、悲しいことですが必ずいます。
でも、そういう人たちが誰にでも悪口を言ってくるのかというと、そうではありません。
『悪口が大好きなひとは、悪口に付き合ってくれるひとにしか悪口を言わないのです』
ですから、あなたがそういうひとと距離をおき、表面的な浅い付き合いに徹していれば、悪口大会に誘われることも少なくなります。
仮に誘われても、話題をそらしたりその場を離れるようにすれば、『このひとは悪口に乗ってこないひとだ』と相手に分からせることができるので、悪口大会に誘われることもなくなっていきます。
そうすれば、あなたも言いたくない悪口を言って気分を悪くすることもなくなります。
『朱に交われば赤くなる』
といいますが、まさにそのとおりです。
悪口が好きなひとと関わるから、こちらも悪口を言ってしまうのです。
初めから関わらなければ、悪口大会なんて時間と人生の無駄でしかない行為に付き合わされなくて済むのです。
悪口を言わない方法4 自分の人生を充実させる
こちらは自分が悪口を言うのが好き、もしくはついつい悪口を言ってしまう場合の対処法です。
悪口をやめたいのに、どうしても言ってしまうひとというのはたくさんいます。
その原因は、実はとても簡単です。
『自分の人生が充実していないから』
『コンプレックスのかたまりだから』
自分の人生がつまらないから、他人が楽しそうにしていると批判したくなるのです。
コンプレックスが多すぎるから、すぐに他人をけなして安心しようとしてしまうのです。
このふたつは結局、自分の人生を充実させることで解決します。
友達もいて幸せな結婚もしていて、お金にも恵まれて、趣味も楽しんで…それでいてつい悪口を言ってしまう人間なんてこの世にはひとりもいません。
結局、自分の人生がつまらないから、他人を攻撃するのです。
悪口を言った瞬間だけ、自分の方が優れているような錯覚に陥るからです。
ちなみに、ネットで猛烈に有名人を叩くひとにはどんな人間が多いかご存知でしょうか?
『無職』
が非常に多いそうです。
ある一流企業の社長のブログに『あいつは経営が分かっていないど素人だ』『トラブルばかり起こしている無能だ』などとさんざん書き込みしていた人間がいたので弁護士を雇って調べたら、単なる無職のひきこもり中年だったという事例もあります。
このように、悪口が好きな人間というのはようするに、
『自分の人生がつまらなくて、惨めでしょうがないから誰かを攻撃して自分をなぐさめているだけ』
なのです。
自分より優れた成功者を叩くのも、自分よりも立場が下の人間を攻撃するのも同じです。
悪口を言った瞬間だけ、かりそめの優越感に浸れるから叩くのです。
つまり悪口を言うのを本気でやめたければ、自分の人生を充実させるのが一番だということです。
悪口を言わない方法5 悪口は毒だと理解する
悪口をやめるのに有効な方法にはもうひとつあります。
それは、
『悪口を言うと不幸になる』
という法則をしっかりと理解することです。
これは別に非科学的な迷信などではまったくなくて、正真正銘の科学的な話です。
というよりも、脳科学を勉強した人間ならば誰でも知っている常識です。
なぜなら、人間は悪口を言うと、悪口を言われたのと同じようにストレスを受けるからです。
『人間の脳は、一人称を理解できない』
と言われています。
つまり、『あいつはバカだ』と口に出して言えば、『お前はバカ』と言われたのと同じか、『オレはバカだ』と言ったのと同じように脳は受け取るのです。
その結果、脳は『私はバカである』と記憶してしまいます。
するとどうなるか?
そのひとは、しだいに『自分はバカである』という思い込みに支配されてしまいます。
結果、新しいことに挑戦する勇気が湧いてこなくなったり、仕事で工夫する意欲が沸いてこなくなります。
『自分はバカだから、新しいことに挑戦してもどうせ失敗する。ならやらない方がいい。新しいことに挑戦するのは恐い』
と、無意識で思ってしまっているからです。
これは、悪口が好きな人をよく観察すると分かります。
そのひとたちは、いつもなにかに怯えていませんか?
新しいことに挑戦するのも、誰かに評価されることにも、怯えていると思います。
口では強がっていても、いざ大きな仕事を任されそうになると逃げますよね?
それはそのひとが元々強いコンプレックスを抱えていたからでもあり、悪口を言い続けてきたせいでコンプレックスがさらに強くなってしまったせいでもあります。
このように、
『悪口を言うと、結局自分が不幸になる』
という法則をしっかりと理解していれば、自然と悪口を言う回数は減っていくのです。
まとめ 悪口は甘いものと同じ
いかがでしたか?
『悪口を言わない方法』
というお話をしてみました。
嫌われることなく悪口をやめるのは、確かに難しいことです。
でも、悪口が好きなひとと最初から距離をとっておけば、そもそも悪口大会に誘われることもなくなるので、自然と自分も悪口を言わなくて済むようになります。
反対に自分が悪口好きな人間の場合は、
『悪口は甘いものと同じ』
だと理解しましょう。
甘いものは確かに口に入れた瞬間はおいしいですが、肥満や糖尿病などの元になるだけです。
その瞬間だけ幸せになって、あとは人生を不幸にする効果しかありません。
食べ過ぎればなおさらです。
悪口を言い続けて幸せになれた人間など、この世にひとりもいません。
たまに毒舌を売りにして売れている芸人や作家などもいますが、そういうひとはお金だけは確かに儲かっていますが、心のなかは不安と寂しさと怯え、そしてむなしさで一杯です。
その証拠に、そういうひとたちはいつも表情が寂しそうで、つまらなさそうにしています。
『人生なんて別に楽しくない』
なんて、平気で言っていたりします。
本当は、悪口を言いすぎたせいで自分で自分を苦しめているだけだと気がついていないだけなのに、です。
自分の人生を不幸にしたくなければ、悪口はいますぐやめましょう。
悪口は毒物です。
それを忘れないようにしてください。
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