こんにちは、天田です。
最近、『イクメンという言葉が大嫌い!』という投稿をネット上でよく見かけるようになりました。
そこで今回は、イクメンが嫌われる理由について調べてみました!
親が子育てするのは当たり前
『親が育児をするのは当たり前なのに、父親だけイクメンとかいってチヤホヤされるのに違和感』
『なんで男だけ育児してほめられるの?』
イクメンという言葉が嫌われる理由の一つ目がこれです。
『イクメン=特別なことをしている偉い男』
のような風潮が気に食わないということのようですね。
確かに、女性は『育児をして当たり前』で、男性が育児をすると『偉い!』と褒められるというのはどう考えても不公平です。
テレビやマスコミで『イクメンが急増中!』みたいな特集を観るたびに『この程度の育児(家事)をやってるだけで、何で褒められてるの?』と、彼らの何倍も家事や育児をこなしている女性たちは不満を抱いているのかもしれません。
イクメンアピールがウザイ
イクメンが嫌われる理由の二つ目としては、過剰な『イクメンアピール』があるようです。
たとえばちょっと子供のオムツ替えを手伝ったりしたら即フェイスブックに投稿するなどして『イクメンがんばってまーす』とアピールしたりなど、『普段は大して手伝ってもいないのに、たまにやると『いつもイクメンがんばってます』みたいな顔をする』男性が急増していいるようです。
SNSの普及により誰でも情報発信できるようになったことが背景にあるのでしょうが、そばで見ている奥さんたちからすると『ウザイ』『全然やってないけど?』といったところ。気まぐれのお遊び程度に手伝っただけで『オレ、イクメンでーす!』とばかりに得意顔になっている夫に反感を持つのも当然かもしれません。
もちろん反感を抱いているのは奥さんだけでなく、フェイスブックに溢れている過剰なイクメンアピールの数々に「イラっ」としているひとは男女問わず多いようです。
実際、本当に育児をキチンとしている男性はそんなことをいちいちネットで発表したりしません。育児が日常の出来事ではない男性(=普段から育児を手伝っていない男性)だからこそ、『たまの手伝い』を大げさに捉えてネットで自慢するのでしょう。
イクメンという言葉自体が嫌い
イクメンが嫌われる理由の三つめは、そもそもイクメンという言葉自体が嫌い、というものです。
マスコミによる過剰な『イクメン推し』や『イクメン賛美』に対して、アレルギー反応を起こすひとが増えてきているのでしょう。
実際、『タレントの〇〇さんはイクメン!』、などの見出しを見ると、『そんなに騒ぐことか?』と冷ややかな目で見てしまうことが多いひとは私を含めて多いと思います。
男性も育児に参加する社会を作ろう、という意気込みはすばらしいと私も思いますが、いきすぎた『イクメン賛美』は男性の育児参加を促すどころか逆に男性側のハードルを上げてしまったり、女性の反発を受けてしまうだけなのではないでしょうか?
背景には「なんちゃってイクメン」の増加も?
イクメンが嫌われる原因のもっとも大きいものは何でしょうか?
私は『なんちゃってイクメンの増加』だと思います。
本当は大して育児をしていないのに、さも自分はイクメンであるような顔をしてフェイスブックに投稿する男性や、イクメンであるかのように周りに見せかけているだけの父親が増えているからこそ、これほどまでにイクメンが嫌われるのだと思います。
このような『なんちゃってイクメン』は、実際には大して奥さんの役にも立っていないのに『自分はイクメン』というオーラを出しているために、世の中のお母さん方から毛嫌いされるのではないでしょうか?
男もイクメンが嫌い
イクメンという言葉が嫌いなのは女性だけではありません。男性の間でもイクメン嫌いが急増しています。
これはもちろん育児が嫌いという意味ではなく、『イクメンを賛美する風潮』が嫌いという意味です。
そういう父親たちに言わせれば、父親が育児をするのは当たり前であり、わざわざイクメンなどという言葉を持ち出す必要はない、といったところでしょう。
また、人気タレントなどがイクメンと公言するとそれだけで好感度が上がってしまうというのも原因のひとつにあるかもしれません。
わざわざイクメンなどという言葉を作り、タレントを使ってまで『イクメンになりましょうアピール』をしなくても、やっているひとはとっくに育児をしています。
また、イクメンという言葉が一人歩きしすぎたせいで、『イクメン=良いこと』『イクメンじゃない=悪いこと』という図式が出来上がってしまっていることも見逃せません。
本来、家庭や仕事の環境は様々です。仕事が本当に忙しくてまったく育児に時間をさけない父親もいれば、仕事をやめ主夫になり家事や育児に専念している男性もいます。『父親』としてのあり方は千差万別なのです。
もちろん、家庭としてのあり方も家庭それぞれ違います。
『父親も家事や育児を手伝うべき』という考えの女性もいれば、『家事や育児を手伝うよりも仕事をがんばって収入を増やしてくれて方がいい』と考える女性もいます。答えなんてないはずなのに、マスコミは『これからはこれが正しい父親像、家庭像』とばかりにイクメンを推しています。
そういった『価値観の押し付け』に、反発するひとが増えているのではないでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
『イクメン嫌いが急増中』
というお話をしてみました。
共働きが普通になりつつある現在、男性も育児に協力するのはごく当然のことですが、だからといって過剰な『イクメンになろう!』『イクメンはすばらしい!』というマスコミのアピールは反感を招いて当たり前かもしれません。本文でも書きましたが家庭のあり方はそれぞれ違います。
価値観が多様化している現代において、『イクメンじゃなきゃいけない』という、たったひとつの価値観を押し付けることそのものに無理があるのではないでしょうか?
最近流行りの『イクメンブルー』という問題も、こうした価値観の押し付けから生じたものではないかと私は思います。
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