おどおどしているのに攻撃的な人の心理!気が弱い=良い人ではない?

 こんにちは、天田です。
 今日は
『おどおどしているのに攻撃的な人の心理!』
 について書いてみたいと思います。

『あのひと、気が弱そうなのにどこか態度が攻撃的』

 というひとが周りにいる場合や、
 自分自身に当てはまるひとは、
 ぜひ読んでみてください!

おどおどしている人は攻撃的?

 みなさんはオドオドしている人に対してどのようなイメージを
 持っていますか?

 一般にオドオドしている人というのは

〇気が弱い
〇他人に怯えている
〇自分の意見を言えない
〇他人と争うことを避ける
〇優しい

 といったイメージを持っていると思います。

 
 しかし、実を言うとこれは
『大間違い』
 であることの方が多いです。

『オドオドしているひとは他人に攻撃的な場合の方が多いのです』

 こういうと、
「オドオドしているのなら、そもそも攻撃的じゃないってことじゃないか。
 それは矛盾しているぞ!」

 と反論したくなるかもしれませんが、
『まったく矛盾していません』

 むしろ、
 オドオドしていることこそが
『他人への攻撃欲求を隠している』
 証拠であるのです。

気が弱い=良い人ではない

『投影』
 という心理学の用語があります。

 これは簡単に言えば、
『自分が胸の底に隠して思っていることは、他人もそう思っているように感じる』
 というものです。

 ちょっと分かりにくいですか?
 もっともっと簡単に説明するならば、たとえば、

『お金が欲しい、お金が欲しいと思っているひとは、世の中のひとみんながお金が欲しいと思っている』

『自分はダメな人間だ、自分はダメな人間だと思っているひとは、他のひとも自分(こちら)のことをダメな人間だと思っている、と感じる』

 二つ目のやつは一般に
『被害妄想』
 と呼びますね。

 こんな具合に、
『心の底に隠して思っていることは、相手も思っていると錯覚してしまう』
 という心の働きが人間にはあるのです。

 俗に言う鏡の法則などというのも大きく分ければこれに当てはまりますね。

『自分が相手を好きならば、相手も自分を好き』
『自分が相手を嫌いになれば、相手もこちらのことを嫌いになる』

 もちろん、必ずしも人間関係がこの通りにいくわけではありませんが、
 大事なのは、
『本人がそう感じる』
 ということです。

 つまり相手が本当は自分のことをどう思っているかではなく、
『こう思っているだろう』
 と感じてしまうのです。

 これが投影です。

 そして、いつもオドオドしているひとというのは、
 心の底に他人への憎悪や攻撃欲求を隠しているのです。
 
 するとどうなるか。
 さきほどの投影を思い出してみてください。

『自分が相手を攻撃したいと思っているから、相手もこちらを攻撃したいと思っている』

 と、感じてしまうわけです。

 つまり、オドオドしているひとというのは自分の心の底に他人への攻撃欲求を隠しているからこそ、
 他人が自分を攻撃してくるような気がして、オドオド、ビクビクと怯えているのです。

気が弱いのは憎悪を隠している証拠?

 気の弱いひとが攻撃欲求を隠していることは、
 身の回りにいる気の弱いひとを観察すればすぐに分かります。

 たとえば、アニメオタク

 アニメオタクといえば一般のイメージは
『気の弱いひと』
 の代表のような感じがしますね。
 
 気が弱く、コミュ二ケーションが苦手だから家のなかでひとりで楽しめる
 アニメという娯楽に熱中しているのだと。

 実際、それはそのとおりであることが多いです。
 アニメ好きの大半はコミュ二ケーションが苦手であり、
 共通の趣味を持っているひと以外とはあまり打ち解けないことが多いです。
 気が弱いひとも多い。

 だけど、アニメオタクに対する世間の評判は『気が弱い』というものの他にも、

『上から物を言ってくる』
『すぐに理屈で他人を攻撃してくる』

 というものもあります。
 
 これは、アニメオタクのひとの心に隠された攻撃欲求の表れです。
 
 私自身も職場で何人かアニメオタクのひとと一緒になりましたが、
『全員、他人に対して密かに攻撃的』
 でした。

 最初は従順なフリをしているのですが、
 環境になれてくると
『ムダに口答え』
 したり、
『チクチクと上から他人のミスを指摘して攻撃したり』
 というような言動をとり始めました。

『ひとりの例外もありません』

 そして、その結果、
『周りのひとから虫けらのように嫌われていました』
(私は最後まで仲が良かったですけど)

ひきこもりが内弁慶なわけ

 同じような例が
『引きこもり』
 のひとたちです。

 彼らは他人に対しては非常におとなしく、
 話しかけられると目を伏せてボソボソと気弱そうに話しますが、

『家族に対しては非常に尊大で、攻撃的です』

 このように、
 オドオドしているひと、気の弱いひとというのは基本的に他人に攻撃的なのです。

 なぜなら他人を信用しておらず、
 心を許せる友達もおらず、
 他人はみんな自分を傷つける存在だと錯覚しているからです。

 だけど出会うひと全員にケンカを売るわけにもいきませんし、
 そもそもそんな度胸はありませんので、
 普段はビクビクと大人しい振りをしてごまかしているのです。

 ただしちょっと仲良くなってきたり、
 環境になれてきたりすると、
 次第にその攻撃性があらわになってきます。

 ネットで他人を攻撃しているひとなどがその最たる例でしょう。
 彼らは普段、人前では音無かったり、
 人畜無害を装って生きています。

 だからこそ、その隠された攻撃欲求をネットに吐き出すのです。


 

隠れ『攻撃型人間』との付き合い方

 基本的には
『浅い付き合い』
 に徹すれば問題ありません。

 さきほども説明したように隠れ攻撃型人間は基本的に
『内弁慶』
 です。

 家族や、ある程度親しくなったひとなど、
『こいつなら攻撃しても反撃してこない』
 と見極めたひとにしか攻撃してきません。
 反撃が恐いからです。

 ですので、
 攻撃欲求を隠してそうな人間と一緒になったら、
『必要以上に仲良くならない』
 ということにだけ気をつけておけばOKです。

 また、仕事などで仕方なく隠れ攻撃型人間と接触する場合も、
『あなたとは仲良くなるつもりはない』
 という態度を出しておけば、
 攻撃される心配はまずありません。

 冷たいようですが、
 心のなかの憎悪を治すのはあくまでそのひと本人の課題であって、
 こちらの課題ではないからです。

 もちろん、社会人として最低限のマナーを守る必要はありますし、
 露骨に避けたりすることは決してしてはいけませんが、
 無意味に不快な思いをしないためにも線引きは必要です。

『気の弱いひと、オドオドしているひとは実は攻撃的なひとが多い』
 このことを覚えておくだけでも、
 世渡りは少し、楽になるはずです。

まとめ

 いかがでしたか?
『オドオドしているのに攻撃的なひとの心理』
 を私なりに説明してみました。

 もちろん、気の弱いひとが100%、攻撃的であるとは言い切れませんが。
 私の経験上では、少なくとも内弁慶である可能性は非常に高いです。

『このひとは気弱そうに見えるけど、実は身内には怒りっぽいのかも』 
 と気に留めておくだけでも、人生には役立ちます。

 人間関係の参考にどうぞ。

 それでは、また。

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