中学生の恋愛に親は干渉しちゃダメ?息子や娘に恋人が出来たら?

突然ですが、中学生の息子(娘)に恋人がいるとしたら、どうしますか?

『さすがに早すぎるので別れるよう注意する』
『節度を持って交際するのなら容認する』 
『個人の自由なので一切干渉しない』

などなど、いろいろな考え方があると思います。

いったい、どれが正しいのでしょうか?

そこで今回は、

『中学生の恋愛に親は干渉しちゃダメ?』

という話をしてみたいと思います。

中学生の交際率

中学生の恋愛に親が干渉すべきかどうかの話に入る前に、

『そもそも中学生で男女交際している子供はどれくらいいるのか?』

ということをご紹介してみたいと思います。

データによって様々ですが、おおむね、

『1割~2割』

程度だと言われています。

仮に30人のクラスだとしたら、3~6人ほどが彼氏持ち・彼女持ちだということです。

ちなみに、以前とあるテレビで、

『小学生の男女交際率は90%以上!』

という衝撃のデータがあると放送されて、一時期ネットで話題になったこともありましたが、さすがにこれは大ウソです。

そのテレビでは、小学校高学年の女子が『うちのクラスで付き合っているひとは、40人中36人くらい。付き合ってないひとは2、3人かな』と言ったことが根拠とされていましたが、ほとんど当てにならないでしょう。

そもそも、小学生の『付き合う』というのは名前ばかりで男女交際の範囲に入らないレベルのものが大半です。

また、様々な性格や家庭環境の生徒がいるなかで40人中36人以上が交際しているなどというのは、どう考えてもありえません。そもそも恋愛に興味がない生徒が山ほどいるのですから。

中学生は1~2割、小学生はそれ以下と考えるのが妥当でしょう。

中学生の恋愛に親は干渉しちゃダメ

さて、交際率が分かったところで本題に入ります。

『中学生の恋愛に親は干渉すべきか、否か』

という問題です。

答えを先に言ってしまえば、

『健全な範囲内であれば、容認するべき』

『ただし、学業に差し支えが出たり、生活習慣が乱れたりするようならば、干渉すべき』

というのが、一番無難かつ合理的な考えではないでしょうか?

思春期になれば、異性に興味が出てくるのは当然のことです。

その気持ちを無理やり力で押さえつけて、『そんなことはまだ早い!』と頭ごなしに叱ってしまっては、反発を招くのは目に見えています。

ただでさえ、中学生は反抗期で親の干渉を嫌う時期なのに、親子とはいえごく個人的な恋愛のことにまで口を出されたら必ず反発したくなります。

ですので、あくまでも健全な範囲内ならば容認して良いでしょう。

ただし、限度を超えそうになったり、勉強や生活面に悪影響が出始めている場合は、その限りではありません。

たとえどれだけ反発されようと、全力で叱り、改善させるべきです。

たとえば、勉強の大切さを教えたり、やるべきことをやらないと将来どんなに苦労するかをキチンと説明したり、などです。

健全か不健全かの見極め方

『そうは言っても、健全か不健全かをどうやって見分けたらいいの?』

と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、見分けることは決して難しくありません。

生活面の乱れをチェックすればすぐに分かります。

たとえば、夜遅くまで遊んでいてちっとも帰ってこない。

お金使いが荒い、親からの電話やメールを無視することが多くなった。成績が下がってきた…など。

心の乱れは必ず生活面の乱れとなって現れます。

少しでも生活面の乱れが目立ってきたら、そのことを理由に恋愛のことにも触れ、襟を正させるしかありません。

そもそも男女交際させなくするには…?

『たとえ健全な付き合いでも、やっぱり我が子が中学生で男女交際をしているのは不安』

『そもそも中学で男女交際なんてしないで欲しい』

という方もいると思います。

その場合は、『男女交際よりも大事な夢や目標』を持てるように日頃から教えておくことが大切です。

勉強でも習い事でもなんでも良いので、

『私(ボク)はこれをがんばる!』

というものがひとつあれば、それだけで人生における『恋愛の重要度』が下がります。

東大を目指している生徒のなかに、男女交際にうつつを抜かしているひとはほとんどいないのと同じです。

逆の見方をすれば、『これといって打ち込むものがないから、恋愛をしたがる』という面もあります。

つまり恋愛が、ゲームや漫画などの娯楽の延長になっている場合です。

夢や目標や、向上心のない子供ほど、恋愛という強い刺激に逃避する傾向があります。

ですので、『中学生の子供が男女交際している』ということで悩まないようにするためには、そもそも『恋愛をする気が起きないほど打ち込めるもの』を見つけてあげることが最も効果的なのです。

ピアノや水泳、絵や勉強など、夢や目標を持てば子供はいくらでも熱中します。

寂しさが原因のことも

もうひとつ大事なのが、

『小学生・中学生で恋愛に対して強い興味を持つ子は、心に寂しさを抱えている場合が多い』

ということを理解することです。

たとえば、両親が共働きで子供にあまり構ってあげられなかったなど、子供に寂しい思いをさせてしまうと、その子はその寂しさを恋愛の刺激によって満たそうとしてしまいます。

『お父さんやお母さんが与えてくれなかったものを、恋人に与えてもらおうとうする』のです。

これは中学生だけでなく、大人になっても同じです。

子供が不健全な恋愛に足を踏み入れてしまわないように、日頃から十分なコミュニケーションを取っておきましょう!

まとめ

いかがでしたか?
『中学生の恋愛に親は干渉すべき?』
という話をしてみました。

学生の恋愛というのは、初々しくて微笑ましいものがある反面、親からしてみれば『大丈夫かな…』と心配になるものでもあると思います。

あくまで健全な範囲の交際であるなら容認し、そうでない場合は、キチンと正してあげるのが親の務めです。

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