中学生の反抗期男子が母親にする行動や特徴!親の接し方のコツ!

『中学生の息子が反抗期になって困っている…』
『前までは優しい子だったのに、どうしてこんなに変わってしまったの…?』
『反抗期の息子との接し方を教えて欲しい…』

このような悩みを抱えているお母さんも多いと思います。

確かに、反抗期に入った男の子って、手がつけられなくて困ってしまいますよね?

いったい私の何がそんなに気に食わないのか、ささいなことで怒鳴ったり、怒ったり、部屋に閉じこもったり、乱暴な言葉遣いになってきたり、などなど、小学生までとは別人になったのかと思うほど態度や性格が豹変してしまうことも珍しくありません。

でも、『そもそもなぜ反抗期になるのか?』その原因と対処法を理解すれば、関係を改善することもできます。

ぜひこの記事で、『思春期男子の心』を理解してあげてください。

どうして反抗期が来るの? 反抗期の原因はこの3つ

そもそも、どうして反抗期というものが来るのでしょうか?

これには、大きく分けて3つの理由があります。

原因1 ホルモンバランスの乱れ

まずもっとも大きいのが、このホルモンバランスの乱れです。

思春期というのは、子供が大人に変わる移行期です。

そのため、体のなかが凄まじい勢いで作り替えられています。そのためのホルモンが大量に分泌され、男子なら男性ホルモン、女子なら女性ホルモンなどが爆発的に増えます。

しかしこの状態は、実は子供の心をひどく不安定にさせるのです。

大人でも、たとえば寝不足になればイライラしたり、お酒に酔えば上機嫌になったりと、体の状態が心の状態に影響を与えることは経験したことがあると思います。風邪を引けば元気がなくなるのも、体が快適なら気分が良くなるのも同じです。

このように、体と心というのは密接に繋がっています。

そして思春期、つまり成長期の子供は、体のなかで大量のホルモンが分泌されたりしているため、精神がものすごく不安定になります。

友達といると妙にハイテンションになったり、かと思えば小さなことでクヨクヨしたり、いきなり怒ったり、悲しんだりするのはそのためです。体のなかが目まぐるしく変化しているので、落ち着くことができないのです。

もちろん、子供によって症状に差はありますが、大事なのは『体の問題でもあるので、精神論だけではどうしようもない部分もある』ということを理解することです。思春期というのは性格の問題だけではなく、生理的な症状なのです。

原因2 自立心の芽生え

こちらは、動物としての本能が関係しています。

動物を見れば分かるとおり、犬や猫などもある程度成長すると親元から離れて自立していきます。

人間も本来はそうで、成長すれば親元から離れて自立して生きようとします。少なくとも距離を取ろうとするのが自然です。

しかし、狩りをして暮らしていたころならそれで良いでしょうが、現代ではそうはいきません。大人になり自立して生きていくためには、もっともっと勉強したりして、知識や経験を積まなければ現代社会では生きられませんよね?

すると、『本能では自立したいのに、社会が自立させてくれない』というジレンマが生まれます。これがストレスと不満を生むのです。特に男の子はその傾向が強いです。

『自分の力で生きていきたいのに、どうしてさせてくれないんだ!』という、自分でもよく分からない不満が爆発し、親に対して反抗的になってしまうのです。

また親離れしたい気持ちが強くなるため、勝手に部屋に入ったり、自分の物を触られたりするとひどく怒ったりもします。特に母親に対してはつらく当たります。

『母親に干渉される=子供扱いされる』

と感じてしまうからです。ですので母親をババアと呼んだりして、遠ざけようとします。

原因3 両親への恨みを爆発させている

これはすべての子供に当てはまるわけではありませんが、子供時代に親に冷たく扱われたり、理不尽に怒られ続けてきた子供などは、思春期になるとその恨みと怒りを爆発させて反抗的になることもあります。

イライラして子供に当たったり、自分の理想を子供に押し付けて育てたりすると、子供は体が大きくなるにつれてその恨みやストレスをふくれあがらせ、思春期のころに爆発させます。

このタイプは思春期が過ぎても両親を嫌うことが多く、思春期による反抗期というよりも、『それまで溜まっていた不満が思春期をきっかけに爆発した』と言えます。ですので、思春期が終わっても回復することはありません。

中学生男子が反抗期に母親に見せる行動や特徴

中学生男子が反抗期になると、以下のような行動をとり始めます。

〇母親をババアと呼ぶ。
〇残酷なゲームなどを楽しみ始める。
〇親と話すのを嫌がる。
〇すぐに不機嫌になり、怒鳴る。
〇趣味に没頭し、勉強がおろそかになる。

細かいものを上げればキリがありませんが、特にこのような行動が目立ちます。

特に母親に対しては、ババアと呼んだり、ろこつに反抗的な態度を取ったりすることが多いです。

これは、『母親に甘える=かっこわるい』という考えがあることが原因のひとつです。母親と仲良しだということは、まだまだ自分が子供であると認めてしまうことになる。だからあえて母親を突き放すことで、『オレはこんなに大人なんだ!』と感じて喜んでいるのです。

また、恋愛に興味を持ち始めた結果、『女性』というものを意識してしまい、身近にいる母親とどう接して良いのか分からなくなってしまった…という面もあります。別に母親に恋愛感情を抱いているわけではありませんが、それまで意識してこなかった、『母親は女性であり、自分とは違うんだ』ということに気がついて戸惑ってしまっているという面もあります。

親の接し方はどうすればいいの?

では、そんな複雑な反抗期の中学生男子に、母親はどう接すれば良いのでしょうか?

一番大切なのは、『放っておくこと』です。

反抗期というのは、自分でもどうすることもできない辛い時期でもあります。

感情がコントロールできず、ハイテンションになったりひどく落ち込んだり…ニキビや人間関係など、大人になれば他愛もないようなことでもひどく傷つき、悩んでしまったりもする時期です。

つまり、苦しんでいるのは子供も同じなのです。

ですので、『そういう時期なんだ』と割り切って、距離をとって生活するのが一番です。

といっても、何も無視したり、話しかけないわけではありません。挨拶や日常会話などをなくす必要はありません。

ただ、小学生のころのようにいつも仲良し、なんでも話してくれる関係を期待するのはやめたほうが良いでしょう。少なくとも、反抗期が終わるまでは諦めましょう。

反抗期や思春期というのは、親の手を半分だけ離れて、自分なりに好きなことや興味のあることを見つける時期です。

だからこそ、反抗期まっただ中の中学二年生ごろに夢を見つけたというひとが多いのです。この時期に自分を発見するのです。

ですので、心配でしょうが、子供が悪いことをしていない限りはそっと見守ってあげましょう。

早ければ高校生、遅くても大学生になるころには反抗期は終わります。

その間は辛いかもしれませんが、半分、子離れする時期だと割り切って自分なりの楽しみや生きがいを見つけるのも有意義です。

ただし繰り返しますが、悪いことをした場合はどんなに反抗してこようとも、しっかりと叱る必要があります。思春期のころは感情の高ぶりに任せてとんでもないことをしでかしてしまうこともありますので、その点だけは注意が必要です。

まとめ

いかがでしたか?

『反抗期の中学生男子の特徴と、母親の接し方のコツ』

を、ご紹介しました。

反抗期、と一口に言っても、その現れ方は子供によって違います。

最近は反抗期がこない子供も増えているので、必ずしも『反抗期は必ずこうなる!』とは断言できません。

こっそり勉強をサボるなど、親には分からないぐらい静かに反抗する子供もいます。

いずれにせよ、反抗期は特殊な場合を除いて、時間が経てば治ります。

あまり思いつめず、時間が過ぎるのを待ちましょう。

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