『傷つきやすい自分の性格が嫌だ…』
『傷つきやすい性格を変えたい』
『そもそも、どうしてこんなに傷つきやすい性格なんだろう?』
こんなふうに思ったことはありませんか?
かつての私もそうでしたが、世の中には他人のちょっとした言葉ですぐに傷ついてしまう性格の人がいます。
別に相手は悪気があって言ったわけでもないのに、自分を否定されたような気がして傷ついてしまい、落ち込んでしまう。
そして、そんな自分に自己嫌悪がして、さらに自信をなくしてしまう…。
心当たりはありませんか?
そこで今回は、
『傷つきやすい人の性格と特徴・原因や直し方』
を、ご紹介したいと思います!
傷つきやすい人の特徴
まずは、傷つきやすい人の特徴を見てみましょう。
〇他人の言葉に一喜一憂しやすい。
〇精神的に幼い。
〇自分に自信がなく、コンプレックスが強いことが多い。
〇暗い、もしくは人見知り。
〇友達が少ない。
〇得意なものがない。
〇基本的に自分に自信がない。
〇すぐに他人の顔色を伺ってしまう。
〇完璧主義が多い。
いかがでしょうか?
自分が『傷つきやすい』と思っているひとは、いくつか自分に当てはまっているものがあるのではないでしょうか?
ちなみに、『他人の言葉に一喜一憂しやすい』というのは、ほめられればすぐに舞い上がってしまったり、批判されればすぐに落ち込んでしまったりすることです。
傷つきやすいひとにはこのタイプがとても多いです。
つまり、他人の言葉を重く受け止めすぎるのです。
また、『自分に自信がない』というのも大きな特徴のひとつです。
傷つきやすいひとは大抵、自分に自信がないです。
というよりも、自分に自信があって、『傷つきやすい』というひとはまずいないでしょう。
『傷つきやすい=自分に自信がない』
ということだと言えるかもしれません。
自分に自信がないから暗いひとが多く、また、見た目や能力にコンプレックスを抱いていることも非常に多いです。
たとえば、今ここで、
『あなたの良いところを言ってみてください』
と言われても、すぐには出てこなかったりします。
自分には何も良いところがない、と思っているからです。
また『すぐに他人の顔色を伺ってしまう』というのも非常に多い特徴です。
『みんなに笑われてないかな…?』
『あのひとに嫌われてないかな…?』
『暗いやつだと思われてないかな…?』
というように、すぐに周りを気にしてしまうひとが多いです。
傷つきやすい人は好かれたい人
なぜこんなにも周りを気にしてしまったり、他人の言葉にすぐに影響を受けてしまうのでしょうか?
それは、実をいうとあなたのなかにこのような願望があるからです。
『みんなに好かれたい』
みんなに好かれたい、もしくは、好かれなければいけない。
このような考えや願望が心の底にあるがために、ちょっとでも嫌なことを言われたり、批判されるとすぐに傷ついてしまうのです。
なぜなら、悪口を言われたり批判されると、
『嫌われた』
と思ってしまうからです。
傷つきやすいひとは、他人から嫌われることがもっとも恐ろしいのです。
たまに、『他人に嫌われてもどうでもいい』『他人の評価なんか気にしないし』というように、
『他人に興味なし』
という態度を見せるひとがいますが、まず99パーセントぐらいはただの強がりであり、本当は他人が自分をどう思っているか非常に気にしています。
その証拠に、このように言う人ほど、ちょっと他人のほめられるとすぐに大喜びしたり、仲間はずれにされると傷ついたりします。
本当は認めて欲しくてたまらないけど、誰もほめてくれない、認めてくれないから、『そんなもの興味ねーよw』という態度を取って自分を慰めていることがほとんどです。
(これをすっぱいブドウの法則と言います。)
傷つきやすい人というのは、極端に言えば、
『あなたは最高に優れたひと!私たちはみんなあなたに憧れています!世界中のひとがあなたのことを尊敬しています!』
という状態を求めているのです。
だからこそ、
『きみって、ここがダメだよね』
と、言われただけで、傷ついてしまうのです。
完璧な自分になりたいと思っているからこそ、ちょっとの欠点でも重大な欠点のように感じてしまうのです。
傷つきやすい人に完璧主義が多い理由は、このためです。
原因は?
それにしても、どうして傷つきやすいひとはこんなにも他人に好かれようとしてしまうのでしょうか?
その理由は、実は子供のころの経験によります。
傷つきやすいひとというのは基本的に、
『親に十分に甘えられなかったひと』
です。
子供というのは、とにかく親に甘えたいという本能を持っています。
好きなだけ抱きしめて欲しいし、頭をなでて欲しいし、構って欲しいし、笑いかけて欲しいのです。
これを愛情欲求といいます。
そして、この愛情欲求が十分に満たされたひとが、いつもニコニコしていて、傷つきにくい性格になるのです。
『自分は他人に愛されている。受け入れられている』
と、揺るぎない自信になっているからです。
反対に、親が冷たかったり、怒りっぽかったり、仕事が忙しくてあまり構ってくれなかったりした場合は、この愛情欲求が十分に満たされません。
すると、どうなるか?
その子供は、
『もっと甘えたい、もっと大事にされたい、もっとチヤホヤされたい』
という欲求だけ心のなかに持ったまま、大人になってしまいます。
すると、その欲求不満を周りの人間に満たして欲しいと、無意識で思ってしまいます。
ようするにこれが、
『好かれたい』
という気持ちであり、
『受け入れて欲しい』
という願望であり、
『親が子供を甘やかすように、100パーセントの愛情を注いで欲しい』
という、欲求になるのです。
しかしもちろん、もう赤ん坊ではないので、親にしてもらうように『いい子いい子』してもらいたいわけではありません。
この愛情欲求は、少しだけ形を変えて、
『尊敬されたい』
とか、
『ちやほやされたい』
とか、
『好きになってもらいたい』
と、なるのです。
これを、『承認欲求』と言います。
傷つきやすいひとの多くは、この承認欲求が強すぎるせいで、
『他人に好かれること』
『他人に嫌われること』
が、自分のなかでとても大きな問題になってしまうのです。
当たり前ですが、他人に好かれたいと思っているひとが、他人に嫌われればショックを受けるのは当然です。
そして他人に好かれるためには、『欠点のない人間』にならなければいけないと勘違いしてしまっていることが多いので、ちょっとでも自分の弱さや欠点を指摘されると、『もうダメだ…』と思ってしまい、傷ついてしまうのです。
コンプレックスが心を弱くしている場合も
もちろん、親の愛情不足だけが原因ではありません。
子供のころにイジメにあった、見た目をバカにされたなどのコンプレックスが原因になることもあります。
この場合は、他人に拒絶された『痛み』が心に刻まれているため、他人からバカにされたり批判されるとそのときの痛みを思い出してしまい、すぐに傷ついてしまうのです。
直し方は?
では、傷つきやすい性格はどうすれば直せるのでしょうか?
一番効果的なのは、
『運動すること』
です。
『傷つきやすいのと、運動することに何の関係があるの?』
と思われるかもしれませんが、大アリです。
実は、運動をすると脳内にセロトニンという神経伝達物質が分泌されます。
これは別名『幸せホルモン』とも呼ばれるホルモンで、このセロトニンが多く分泌されていると、心が傷つきにくくなり、不安を感じたりしにくくなります。
スポーツマンの多くがいつもニコニコしていて、明るいのはそのためです。
心というのは体の影響を強く受けるのです。
ですので、定期的に運動をすればそれだけで心が明るく、傷つきにくくなります。
特に、日光を浴びるとセロトニンが分泌されやすくなるので、朝や昼間にジョギングするのがオススメです。
真っ黒に日焼けしたスポーツマンって、なんだかいつもニコニコ朗らかに笑っているイメージがありますよね?
あれはセロトニンが増えているために、勝手にいつも心がポジティブになっているのです。
また、勉強でも運動でもなんでも良いので、なにかひとつ努力して、自分に自信をつけるのも良いでしょう。
自分に自信がつけばそれだけで傷つきにくくなりますし、たくさんのひとに自分の能力を認めてもらえれば、『受け入れてもらえた』と感じられるので、これまた傷つきにくくなります。
私の知り合いに東大卒業・スポーツ万能、一流企業に就職したひとがいますが、それはそれは自信満々で性格も明るく、そのうえ優しいという、最高の人間になっています。人生も本当に楽しそうです。(私も楽しいですが 笑)
他にも、自己暗示を使って自分の性格を変える方法もあります。
興味のある方はぜひこちらの記事もご覧下さい。
自己暗示で人見知りを治す!自分に自信をつける鏡の暗示の効果と方法
ネガティブな性格を直したい!傷つきやすい心をポジティブにする方法
まとめ
いかがでしたか?
『傷つきやすい人の特徴と性格』
というお話をしてみました。
本文では、『傷つきやすい人の原因は親の愛情不足がほとんど』と書きましたが、もちろんそれ以外にも理由は様々です。
しかし、どのような理由にせよ傷つきやすい性格を治すことは可能ですので、ぜひ試してみてください。
それでは、また。
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