こんにちは、天田です。
今日は
『ネガティブな性格を直したい!傷つきやすい心をポジティブにする方法!』
というお話をしてみたいと思います。
『私はすぐにネガティブなことを考えてしまう』
『ネガティブな性格を直したい……』
と悩んでいるひとは、ぜひ読んでみてください!
ネガティブな人は絶対に幸せになれない
ちょっとしたことで傷ついてしまう……
一度落ち込むとなかなか立ち直れない……
そういうひとっていますよね。
かくいう私がそのひとりでした(笑)
悪口を言われたわけではないのに、『悪口に聞こえる』ことを言われただけでもズキっと傷ついてしまい、家に帰ってからも引きずる……
もしくは、勉強にしろ仕事にしろ、ちょっと上手くいかないと
『自分には才能がないんじゃないか』
『自分はダメなんじゃないか……』
『やってもムダなんじゃないだろうか』
と、すぐに過剰にマイナスに考えてしまって、自信をなくしていました。
その結果、人生がどんどん上手くいかなくなりました。
実は、ネガティブな性格のひとというのは
『絶対に幸せになれない』
のです。
残酷なようですが、これは真実です。
考えてもみてください。
すぐに傷ついて、落ち込んでしまう人間が、人に好かれるでしょうか?
すぐに自信をなくして、自分はダメなんじゃないか、自分には出来ないんじゃないかと思ってしまう人間が、仕事で大きな成果を残せるでしょうか?
残念ながら、答えは『NO』です。
ネガティブな人間がひとに好かれることはないし、仕事で結果を出すこともまずありません。
運良く才能に恵まれて、仕事や勉強だけは上手にこなせても、身の回りの人間に好かれることはありません。
家庭を持つことができても、心の底から満ち足りた暖かい家庭を作ることは困難です。
そうでなくても、『ネガティブな性格である』というだけで、人生のあらゆる面で損をしてしまいます。
何の悩みもなく楽しい日というのは稀で、常に傷つき悩む毎日になってしまいます。
このように、ネガティブな人間というのはただそれだけで、
『幸せになれる確率が限りなく低いのです』
ネガティブになる原因
でも、どうして世の中にはネガティブ(悲観的)なひととポジティブ(楽観的)なひとがいるのでしょうか?
同じような出来事を経験しても、「もうダメだ……」と、すぐに傷ついて落ち込んでいるひとと、『どうにかなるさ』と、対して気にもせずあっけらかんとしていられるひとがいるのはなぜでしょうか?
それはひとつには、
『物事に対する解釈の違い』
というものがあります。
ネガティブなひとというのはすべてをマイナスに解釈しています。
たとえばあなたが女性で、それまで長かった髪をバッサリ切ったとします。
次の日の朝、あなたの新しい髪型を見た友人がマジマジとあなたの頭を見て、
友人『髪切ったんだ。へえ~』
と言ったきり、感想を告げずにスマホをいじり始めてしまったとしましょう。
これだけで、ネガティブな女性は傷ついてしまいます。
あなた 『なんで感想を言わないんだろう……もしかして、似合ってないから気を使って言わないのかな……』
という具合に。
女性にとって髪型を変えるというのは大きな出来事ですので、このように考えてしまうひとは大きいのではないでしょうか?
しかし一方で、もしもあなたがポジティブな思考の持ち主ならば、
あなた 『ありゃりゃ、感想を聞く前にスマホ見ちゃった。タイミングよくメールが来ちゃったのかな? 早く似合ってるって言ってくれないかな~。よし、メールが終わったら『どう、似合ってる?』って聞いてみよっと。きっと似合ってるって言ってくれるだろうし』
という具合に、まったく傷つきません。
同じ出来事なのに、解釈がまったく違うのです。
ネガティブな性格の女性は『似合ってないから気を使って感想を言わないに違いない』と考え、
ポジティブな性格の女性は『たまたまスマホに連絡が入っちゃっただけ』と考えます。
そして実際、その女性の新しい髪型は似合っていた場合、
ポジティブなひとは素直に喜んで終わりです。
しかしネガティブな女性の方は、もしかしたら『聞くのが怖い……』と思い、永久に真実を知ることなく落ち込んでいたかもしれません。
そして、二度とその髪型にはしないかもしれません。
本当は似合っていたのに、真実を知る勇気が出なかったために、人生の喜びをひとつ、取りこぼしてしまったのです。
どうでしょうか?
解釈の仕方が違うだけで、こんなにも結果が変わってきてしまうのです。
つまり、ネガティブな性格の人というのは、『物事にマイナスの意味付をする』のがクセになっているひとのことなのです。
友達が『今日遊べない』と言えば『嫌われたかも……』と考え、恋人が『仕事でしばらく会えそうない』と言えば『もう私のこと好きじゃないんだ……』と考える。
仕事で大きなミスをしたら『もう出世できない……』と考え、学校の成績が悪ければ『オレは頭が悪いんだ……』と解釈する。
本当は、まったく違うかもしれないのに。
友達が『今日遊べない』と言ったのは、単に用事が入っただけかもしれないし、
恋人が『しばらく会えない』と言ったのは、本当に仕事が忙しくて会いたくても会えないだけかもしれない。
仕事でミスをしても出世にはなんら響かないかもしれないし、
学校の成績が悪いのも、効率的な勉強法を知らなかっただけかもしれない。
事実はまったく違うのに、いつも悪い方、悪い方に考えてしまう。マイナスの解釈をしてしまう。
人間が出来事に自分なりの解釈をつけることを、
『意味付け』
と言います。
事実はひとつなのに、ネガティブなひとはそれらのすべてに、基本的に『マイナスな意味付け』をしてしまうのです。
これでは人生がうまくいくはずありませんよね?
反対にポジティブなひとは『物事に対してプラスの意味付けをする』というのがクセになっています。
良いことはキチンと良いこととして受け止めて喜び、仮に悪いことが起きても『嫌なことがあったけど、どうせすぐに解決するに決まってる』『次、失敗しなければいい!』『良い勉強になった』と、前向きに受け止めます。
だからこそ、喜びは倍になり、辛いこともすぐに乗り越えられるのです。
このように、ネガティブなひととポジティブなひとの差は
『出来事に対する解釈の仕方の違い』
なのです。
ネガティブな性格を直す方法
それさえ分かれば、ネガティブな性格を直す方法は簡単です。
『解釈の仕方を変えれば良いのです』
「そんなの、口で言うのは簡単だけど、それができないから苦労してるんじゃないか!」
という反論が聞こえてきそうです(笑)
私もかつてはそう考えていました。
しかし、ハッキリ言いましょう。
『それは、方法を知らないから出来ないだけです』
意味付けを変える正しい方法を知れば、実はネガティブの解釈グセを直すことは簡単に出来るのです。
ではどんな方法があるのでしょうか?
それは
『声に出して、その出来事の良かった点はどこか、自分に質問する』
というものです。
声に出すというのが非常に大切です。
というよりも、これをしないとまず効果はありません。
多くのひとが『ポジティブに考えなきゃ、マイナスに考えるのをやめなきゃ』と思っても出来ないのは、頭のなかだけで考えているからです。
それでは、どれだけ『ポジティブに考えろ、ポジティブに考えろ』と自分に言い聞かせたところで、悪いことばかりがグルグルと頭のなかを回るだけでちっとも明るいことは考えられません。
そうではなく、声に出して自分に質問するのです。
『この出来事の良い点はなんだ?』
と、自分に質問するのです。
すると、『脳はそのことについて考え始めます』
辛い出来事のなかの『良かった点』を勝手に探し始めるのです。
あなた自身の意識も、その出来事の『良かった点』を探す方に向きます。
傷つきやすい性格をポジティブに変えるには?
そして次に大事なことは、
『無理矢理にでも良い点を見つけ出して、これも声に出す』
ということです。
たとえば『財布を落とした』ならば、
『何十万円も落としたわけじゃなくて良かった。お財布なんて落とすわけないと思っていたけど、自分でも落とすことがあるんだと学習できた。これを教訓に、お財布は落としにくい形のものに買いかえて、大金が入っても決して持ち歩かないようにしよう。将来、大きなミスを犯す前に気づけて良かった』
という具合に。
あとはこれを傷ついたり、落ち込んだりするたびに繰り返せば、自然とその出来事に対する解釈が変わってきます。
繰り返すということも大切なのです。
勉強と同じで、一度や二度、その答え(意味付け)を見たり聞いたりしただけでは、頭のなかにはちっとも定着しません。
しかし、それを何度も何度も繰り返し口に出したり、耳で聞いたりすれば、いつの間にか覚えてしまいます。
この場合は、『良い意味付けした解釈』を何度も、何度も声に出し、耳に入れるのです。
すると、最初は強引に『良い解釈』をしただけの内容が、いつのまにかすんなりと頭に入ってきます。完璧に丸暗記した英単語のように、すっと思い出せるほど定着するのです。
するとどうなるか。
その『嫌な出来事』を思い出しても、もう嫌な気持ちにはならなくなっている自分に気がつきます。
『ああ、お財布落としたことね。あれは良い勉強になったな』
という具合に。
あなたにとって、『もはやその出来事は、嫌な出来事ではなくなっているのです』。
多くの人は、その意味付けをネガティブにしてしまいます。そして、ネガティブにしてしまうことで痛みを感じてしまうのです。これがすべての問題の始まりです。
すべての痛みの感情は、ネガティブな意味付けからきています。
痛みの99%ではありません。100%がそうなんです。これさえ分かっていれば、人生をマスターしたも同然です。
ハッピーという意味付けも、成功という意味付けも出来ます。マイケル・ボルダック 著 目標達成する技術 フォレスト出版
これは世界的に有名なコーチ(ひとを成功に導くインストラクターのような職業)であるマイケル・ボルダック氏の言葉です。
ボルダック氏は七歳のときに実の母親を実の父親に殺されるという、これ以上ないほどの不幸に見舞われ、イジメや親戚に捨てられるなど、不幸のどん底のような青年時代を送っていましたが、物事に対する意味付けや見方を変えたことにより、大成功を収めたひとです。
彼や数多くの偉人が言っているように、私たちに起こる出来事には、本来『良い事』も『悪いこと』もないのです。
ただ、私たちがその出来事に対して『良い事』か『悪いこと』かの意味付けをしているだけなのです。
ネガティブに物事を考えてしまうひとは、この意味付けがすべて『悪い解釈』になってしまっているだけなのです。
ですので、そのクセを治しましょう。
最初はなかなかうまくいかなくても、嫌な出来事が起こるたびに、『この出来事の良い点はなんだろう?』と声に出して自分に問いかけ、その答えを自分にいい気変えていれば、次第に自分のなかでその出来事に対する解釈が変わっていきます。
そして、こういった『良い意味付けをする』ことを何度も繰り返せば、しだいにあなた自身も『物事の良い面を見つける』ことが習慣になっていきます。
そのような習慣を持っている人間を、私たちは『ポジティブな人間』と呼ぶのです。
まとめ
いかがでしたか?
『ネガティブな性格を直したい!傷つきやすい心をポジティブにする方法』
というお話をしてみました。
ネガティブな性格は生まれつきだから直せない、と思っているひとは、ぜひ今回ご紹介した方法を試してみてください。
直せない、と思っていたことが、結局はただの『悪い意味付け』でしかなかったことに気づきますよ。
それでは、また。
※こちらの記事も人気です!
心理学おすすめの本!僕の人生を変えた最高の一冊を本気で紹介!
Twitterで自分の悪口を見つけた時の対処法!傷つかなくなる方法は?
『自己暗示で人見知りを治す!自分に自信をつける鏡の暗示の効果と方法
コメントを残す