夫婦喧嘩の原因は遺伝子のせい?夫と妻がすれ違う理由と仲直りの方法

 こんにちは、天田です。
 今日は
『夫婦ゲンカの原因は遺伝子のせい?』
 というお話をしてみたいと思います。

『最近、夫婦ゲンカが増えた……』
『付き合ってたころはあんなにラブラブだったのに、今はケンカばかり……』

 と悩んでいる既婚者の方は、ぜひ読んでみてください。

 もちろん、未婚者の方も将来の備えとしてぜひ読んでください(笑)

夫婦ゲンカの原因は遺伝子のせい?

 兄弟ゲンカ、カップルのケンカ、夫婦ゲンカ……
 人間がふたり以上集まれば、必ずいつかはケンカが起こるものです。
 もちろん中には
『子供のころからずっと仲良し』
 といように、一度もケンカすることなく一緒にいられる関係もありますが、
 残念ながらそれは極少数です(^_^;)

 しかもそれが、
『一緒の空間で生活する関係』
 であるならば、ケンカをしたことがない方がおかしいくらいです。

 前置きが長くなってしまいました(笑)
 なにが言いたいかというと、
『恋人や夫婦がケンカするのは当たり前』
 ということです。

 家事の分担や育児の方針の食い違いなど、夫婦の間にはケンカの原因となる要素がてんこ盛りです。

 だけど、実は夫婦ゲンカのそもそもの原因が、
『遺伝子』
 にあるかもしれないという話をご存知でしょうか?

 私もつい最近この説を知ったのですが、知った瞬間、
『なるほど~』
 と、思わずうなってしまいました。

 ……あんまり勿体ぶると読者の方がイライラしてしまうかもしれませんね(^_^;)
 結論から先に言いましょう。

『夫婦や恋人は、そもそも自分がケンカしやすい相手をパートナーに選んでいる』

 ええっ? どういうこと? という感じですよね(^ω^)
 だって普通、好きになる相手というのは
『自分のことを大切にしてくれそうなひと、愛してくれそうなひと』
 ですよね。

 それは言い換えれば、
『ケンカしなさそうなひと』
 ということでもあるわけです。

 誰だって、自分と性格が合わないひとを恋人や結婚相手に選びませんよね?
 私もそう思っていました。

 だけど、そうでもないらしいのです。

 その鍵は『遺伝子』にあります。

男と女は自分にない遺伝子を求めている

 ここであなたに質問です。
 あなたは今までに、誰かを好きになったことはありますか?

 まずほとんどのひとがYESと答えると思います。

 では次の質問です。
『どうしてその人のことを好きになったのですか?』

 この質問にはきっと、たくさんの答えが返ってくると思います。

『優しかったから』
『顔が好みだったから』
『スタイルが良かったから』
『趣味が合うから』
『ママに似ているから』

 最後のは問題ですね(笑)
 このように、『好きになった理由は?』と聞かれると人それzれたくさんの答えを口にします。

 だけど、実はそれは
『後付けの理由かもしれないのです』
 
 優しいとか、顔が好みとか、趣味が合うとか、実はそれは『自分の理性がそう思っているだけ』であって、本当はあなたの本心じゃない可能性があります。

 では本当の理由はなにかというと、
『あなたの遺伝子が、相手の遺伝子を欲しがったから』
 かもしれません。

 当然ながら、人間だって動物です。生物です。
 生物の最大にして唯一の目的は、
『子孫を残すこと』
 です。

 すべての生き物はこの目的のためだけに生きているのです。
 少なくとも、本能のレベルではそうです。

『子供がいなくても幸せに生きられればそれでいい』
『結婚し子供を育てるだけが人生じゃない』

 という価値観もありますが、それはあくまでも理性で考えた価値観であって、生物としての目的はあくまでも子孫を残すことです。

 考えてみれば恋をすることだって、本来は子孫を残すための過程でしかないのです。

 そして、このような『理性による理屈づけ』をすべてとっぱらって、本能で人間の恋愛や結婚を考えてみたとき、男や女が異性を好きになる本当の理由というのは、

『子孫を残すのに有利な遺伝子を持っているから』

 というものなのです。

風邪を引きやすい遺伝子、引きにくい遺伝子

 たとえばここにAという女性がいます。
 彼女は職場のBという男性を好きになりました。

『優しいし、見た目も好みだし、頼りがいもあるから』

 と自分では思っていますが、
『実は彼女は彼と出会った瞬間に好きになっていた』
 のです。

 性格が優しいとか、頼りがいがあるかどうかなんて知る前に好きになっていたのです。
 
 なぜなら、彼は自分が持っていない遺伝子を持っているから。
 そのことに本能が気づいたからです。
 
 実はAさんはとても風邪をひきやすい遺伝子の持ち主なのです。
 幸い、今までは大きな病気にかかることはありませんでしたが、
 自分と同じ遺伝子のままでは、いつか生まれてくる自分の子供も健康に長生きできる保証はありません。
 
 子供の生存確率を上げるためには、『風邪を引きにくい遺伝子』が必要です。
 では、それはどこから手に入れてくるか?

 簡単です。
 風邪を引きにくい遺伝子を持っている男性と結ばれれば良いのです。
 風邪を引きにくい遺伝子を持つ男性と子供を作れば、
 その子供は当然、父親の遺伝子を受け継ぎますから、
 風邪を引きにくくなります。

 だから、AさんはBさんと出会った瞬間に、
『私が持っていない遺伝子を持っている!』
 と気づき、恋に落ちたのです。
 Aさんの遺伝子が、
『あのオスの遺伝子を手に入れろ!』
 と騒ぎ始めたのです。
 
 このように、恋愛感情というのは実を言うと、
『子孫を残すのに有利な遺伝子を手に入れようとする、生物としての体の仕組み』
 であると考えることが出来ます。
(だから、遺伝子の近い兄弟や両親に恋をすることがほとんどないのです)
 
 そして子孫繁栄のためには、
 パートナーとなる異性はなるべく自分と異なる遺伝子を持った相手の方が良い。

 たとえば、

『自分が暑さに弱いなら、相手は暑さに強い遺伝子の持ち主』
『自分が寒さに弱いなら、相手は寒さに強い遺伝子の持ち主』
『自分が運動能力が低いなら、相手は運動能力が高い遺伝子の持ち主』
『自分がすぐお腹がすく遺伝子なら、相手はあまりお腹が減らない遺伝子』

 というように。まるで自分の弱点を補うように、自分にはない遺伝子を求めるのです。
 それもこれも、すべては強い子供を生むため。生き残れる子孫を残すためです。

 だけど、ここで困った問題が起こるのです。
 なんだか分かりますか?

 そう、自分にはない遺伝子をたくさん持っている相手を恋人や結婚相手に選ぶのならば、

『性格や生活習慣も正反対である可能性が高くなってしまうのです!』

夫と妻がすれ違うのは仕方がないこと?

 たとえば、あなたは寒さに弱い遺伝子の持ち主だとします。
 自分の弱点をカバーするために、あなたは自分でも気づかないうちに、結婚相手に寒さに強い遺伝子の持ち主を選びました。

 確かに遺伝子の組み合わせとしては問題ありません。
 あなたも彼も、お互いに好きあっています。遺伝子が惹かれあっているから当然です。

 でも、『寒さに弱いひと』『寒さに強いひと』が一緒に暮らしたらどうなるでしょうか?

あなた『ねえ、もうちょっと暖房強くしてよ』
相手 『なんで、これくらいでちょうどいいだろ? むしろ暑いくらいだよ』
あなた『でもまだ寒くて……』
相手 『もっと厚着すればいいだろ』
あなた『厚着すると動きにくいんだもの……』
相手 『俺だって暖房強くしたら暑くて我慢できないよ』

 というように、
『見事に生活が食い違ってしまいます』

 上の例は分かりやすいように『寒さに弱い、強い』という例を取り上げましたが、
 実際にはもっともっとたくさんの細かい食い違いが起こります。

 夫は几帳面なのに、妻は大雑把だったり、
 夫は運動好きなのに、妻は運動嫌いだったり、
 夫は甘いものが苦手なのに、妻は甘いものが大好きだったり、
 夫は夜型なのに、妻は朝方だったり、

 たくさんの『食い違い』が起こります。

 そして、これが夫婦ゲンカのもとになるのです。
 さきほどの『夫は几帳面なのに、妻が大雑把』なんて、
 いかにもよくあるケンカの原因ですよね(^_^;)
 
 こう考えると、
『遺伝子の組み合わせとしては最高だけど、生活の組み合わせとしては最悪な相手』
 を、私たちは選んでしまっていると言えるのかもしれません。
(ちなみに、相手がどんな遺伝子を持っているのかは、フェロモンで分かると言われています。私たちは自分でも感知できない『遺伝子の匂い』を嗅いでいるのです)

 

夫婦円満の秘訣と仲直りの方法

 遺伝子、もしくは脳が同じ相手に『恋愛感情』を抱くのは三年が限界だと言われています。
 つまり出会ってから三年ほどは、
『多少の生活の食い違いはあっても、好きだから許せちゃう』
 という状態になっているのです。

『あばたもえくぼ』
 というやつです(^ω^)

 だけど、その期間がすぎて脳が冷静になってくると
 途端に相手との生活にストレスを感じ始めます。

『すぐに部屋を散らかすのが嫌』
『片付けをしてくれないから嫌』
『ちっとも話を聞いてくれないから嫌』
『休日も家でゴロゴロしているのが嫌』

 などのように。
 でも実は、相手が、

『部屋の掃除が苦手な遺伝子』
『片付けがうまくできない遺伝子』
『話を聞くのが苦手な遺伝子』
『疲れやすく休日は体を休めていないと持たない遺伝子』

 
 の、持ち主である可能性もあります。
 部屋の掃除が苦手、片付けが苦手というのも、性格ではなく脳の空間認識能力や段取りを決める能力が劣っているだけなのかもしれません。

 だけど、そんなことは普通知らないので、
『性格が怠け者だから』
『自分だけ楽をしている』
『家族のことを大切に思っていない』

 と考えてしまいがちです。

 もちろんそういうこともたくさんあるでしょうが、
 そうでない場合もたくさんあります。

 怒らないコツ、ストレスを溜めず夫婦ゲンカをしないコツは、
『このひとは自分とは遺伝子が違うんだ』
 と、理解することです。

『寒さに強い遺伝子の持ち主』
 と分かっていれば、暖房を強くしていないことも前よりは腹は立たなくなります。
『遺伝子なら仕方ない。私が厚着をして我慢しよう』
 と思えるかもしれないし、別の方法を考えることも出来ます。
 
 
 仲直りもそうです。
 自分と相手の違いを素直に受け止め、よく理解すること。
 そして、誤解であったことを素直に謝れば、仲直りすることが出来ます。

 自分とまったく違う遺伝子を持った人間が一緒に暮らせば、
 生活に食い違いが起きるのは当然です。
『どうしてこんなこともしてくれないの?』
 と、あなたが思うことが、実は相手にとっては非常に難しいことである可能性もあるのです。
 その違いを素直に認めて、お互いを尊重しあえれば、夫婦ゲンカをする機会は激減するでしょう。

まとめ

 いかがでしたか?
『夫婦喧嘩の原因は遺伝子のせい?』
 というお話をしてみました。

 あなたの悩みを解決する役に立ったのなら幸いです。
 それでは、また。

(なお、男と女が食い違う原因は、遺伝子の他にも『脳の仕組みの違い』があります。
 くわしく知りたい方はコチラの記事をどうぞ(^ω^))

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