悪口を言われたら?傷つかない方法や気にしないための対処法!

誰でも、学校や職場で誰かに悪口を言われることってありますよね?

特に最近では、SNSの普及によりまったく知らない人間から悪口を言われる機会さえ増えてきました。

そんなとき、ついつい怒ったり、傷ついてしまったり、落ち込んでしまったりして嫌な気分になることがあると思います。

そこで今回は、

『悪口を言われたら?傷つかない方法や気にしないための対処法』

を、ご紹介します。

悪口を言われて悩んでいるひとは、ぜひこの『悪口を気にしない技術』を身につけて、ストレスのない人生を生きられるように努力してみてください。

悪口の対処法1 無視する

悪口の対処法としてもっとも一般的なのが、

『無視する』

というものです。

これは特にtwitterやフェイスブックなどのSNSに寄せられる悪口に対して有効的です。
もちろん、学校の知り合いや職場の同僚が悪口や陰口を言っていた場合にも有効です。

悪口を言ってくるひとというのは、心のどこかで『構ってもらいたい』という願望を持っています。

ですから、悪口を言われてすぐに反応すると、相手は喜んでしまいます。

小さい子供で、何度母親が注意してもイタズラをやめない子供というのは、心の底で『もっと親に構ってもらいたい』という願望を持っているといいます。

イタズラをすれば、親は怒って自分に構ってくれる。
そう思っているから、何度注意しても、キツく叱られて泣いても、またイタズラをするのです。

悪口を言う人の多くも、これと同じです。

『あいつってバカだよな』
『あのひとって性格悪いよねー』

などと聞えよがしに悪口を言って、あなたが反応してくれるのを期待しているのです。
ですので、へたに構ってしまうと相手の思うツボです。

そうならないためにも、徹底的にスルーしてしまうのがもっともよい方法です。

『悪口? へー、どうでもいい。あなたは私に興味があるかもしれないけど、私はあなたにまったく興味ないので』

という態度を取り続ければ、しだいに相手も自分の行為の虚しさに気づいて、やめます。
もしくは、『悪口ばっかり言う人』と周囲から嫌われて孤立していきます。

ポイント
悪口はスルーが一番

悪口の対処法2 自分の価値を再確認する

悪口を言われると、たいていのひとは多かれ少なかれ傷ついてしまいますよね?

でも、あまり傷つかないひともなかにはいます。

それは、

『自分に自信があるひと』

です。

たとえば、あなたが東大を首席で卒業した経歴の持ち主だとします。

そのあなたが、他人から『きみって頭悪いね』と言われても、傷つくことはないと思いませんか?

なぜなら、あなたには東大を首席で卒業したという確固とした実績と自信があるからです。

このように、自分に対して揺るぎない自信があると、他人の悪口で傷つかなくなるのです。

『でも、自分は東大なんて出てないし、人に誇れるようなすごい結果も出したことないから、自信なんてつかない…』

と思われるかもしれませんが、大丈夫です。

なにも社会的にすごい成果を出していなければ自信がつかないというわけではありません。

自分で自分の価値をしっかりと認識できていれば良いのです。

たまに、

『社会的にすごい成果を出したわけではないけど、いつも自信有りげにニコニコしていて明るいひと』

って見かけませんか?

ああいうひとが、自分に自信があるひとです。

他人からどう言われようと、『自分は価値が有る人間だ』と強く確信している人たちです。

こういうひとは、子供のころから両親に、

『あなたは尊い存在なのよ』
『(勉強や運動ができなくても)私たちの子供だからパパとママにとっては大切なのよ』

と、自己肯定感を高める言葉をかけてもらってきた人たちです。

これを真似て、

『自分で自分を褒める』

ということを習慣にすると、しだいに自信がついていきます。
その結果、誰に何を言われても傷つかない心が出来上がっていきます。

これはアファメーション(つぶやきの自己暗示)といって、一流のスポーツ選手や大会社の社長などがよく使っているメンタルテクニックですので、ぜひ試してみてください!

ポイント
自己暗示で自己肯定感を高める

悪口の対処法3 相手の弱さを見抜く

悪口を言われても傷つかなく方法の3つ目は、

『相手の弱さを見抜く』

ということです。

みなさんは、なぜ人間が悪口を言うのか、その理由をちゃんと理解しているでしょうか?

『嫌いな人を攻撃するため?』
『自分の思い通りにするため?』
『自分の強さを主張するため?』

いいえ、全然違います。

『自分を守るため』

です。

悪口というのは、すべて、ただ単に自分を守るために言うのです。

自分より劣っているひとをけなすのは、自分は優れた人間だと主張するため。
(劣等感の裏返し)

自分より優れたひとを攻撃するのは、自分は劣っていないと自分に言い聞かせるため。
(劣等感の隠蔽)

有名人を馬鹿にするのは、ちやほやされているのが悔しいから。
(孤独感の裏返し)

このように、悪口というのはすべて、

『劣等感にまみれた自分を守るため、慰めるため』

に発せられるのです。

だから、悪口を言った瞬間というのはどこか『ほっ』とするのです。

まるで、うまい言い訳を言ったあとのように。

それはすべて、遠まわしに、

『私は劣ってない! 負けてない! 悔しくなんかない! あいつなんか怖くない!』

と、周囲の人間と自分に言い聞かせられたと思うからです。

昔から、

『悪口はその人の弱点そのもの』

『悪口=自分のコンプレックス』

『バカという奴がバカ』

と言われているのはそのためです。

このことを分かっているだけでも、悪口を言われたときのダメージは激減します。

『ああ、このひと、強がってるけど劣等感だらけなんだな』

と分かれば、まるで弱い犬が必死に吠えているように見えてきて、腹も立たなくなります。

※悪口の種類や悪口を言う人の心理についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事をどうぞ!

→悪口の種類は3つだけ?他人をバカにして攻撃する心理と理由!

ポイント
悪口を言う人は、劣等感を隠そうとしている人と理解する

悪口の対処法4 言い返す

悪口を言われたときの対処法の4つ目は、あまりオススメできませんが、

『言い返す』

というものです。

これは、基本的にはやらない方が良いです。

なぜなら対処法1でも書いたように、悪口を言う人間の動機の大半は『構って欲しい』からです。

特に、twitterなどに書かれる悪口はその傾向が強いです。

ですので、言い返せば相手を喜ばせることになってしまい、逆にもっと悪口を言うきっかけを与えてしまいかねません。

また、実際の学校や職場などでも、下手に言い返せばケンカに発展してしまう危険性もあります。

…が、なかには『黙っていればさらに付け上がる』という困った人も確かに存在します。

特に学生のころなどは、相手が無抵抗とみるとますます調子に乗って、エスカレートしてくる子が少なからず存在します。

いわゆるいじめっ子という奴です。

こういう相手に対して、ひたすら『スルー』を繰り返すと、『こいつは何をしても反撃してこない奴だ』と判断され、より過激なイジメなどに発展することもあります。

ですので、スルーしてもどんどんエスカレートして嫌がらせや暴力などに発展しそうな場合は、反撃することも必要です。

ちょっとでも反撃すれば、いじめっ子は元々、親の愛情に恵まれず精神的に弱い子がほとんどですから、反撃が怖くなってもうちょっかいをかけてくることはなくなります。

あくまでも最後の手段ですが、反撃した方が良い場合は、思い切って反撃するのも手です。

ポイント
悪口がエスカレートしてきたときは、反撃するのもアリ

悪口の対処法5 そういう人もいると納得する

悪口を言われたとき、私たちはどうしても、

『悪口をやめて欲しい』

と考えてしまいます。

だけど、残念ながらこの世のなかには、

『息をするように悪口を言う人間』

というのが確かに存在しています。

ですので、どれだけあなたが『悪口をやめて!』と願ったところで、決して悪口がなくなることはありません。

そうすると、ただでさえ悪口で傷ついているのに、

『悪口をやめて欲しいのに、やめてもらえない』

というストレスまで抱え込んでしまいます。

ではどうすれば良いのかというと、

『どこにだって、悪口を好むひとはいる』

と、最初から割り切ってしまうことです。

『どこの職場だろうと、学校だろうと、国だろうと、悪口を言う人は必ずいる』

そのように世の中を理解しておけば、『やめてもらいたいのにやめてもらえない!』というストレスから解消されます。

また、悪口も『自然災害』のように感じられて、受け流しやすくなります。
自分が正しかろうとなんだろうと、悪口を言う人は必ずいるのだと分かっているからです。

ちなみに、悪口は日本人の性根が『弱いものイジメ体質』だからとか、または『現代がネット社会だから』多いのだと思っているひとがいますが、それは大間違いです。

どこの国に言っても同じように悪口はありますし、ネット社会になる前から人間の社会には悪口が山ほどありました。

たとえば、これはある歴史学者が言っていたことなのですが、江戸時代の化政文化は今の日本のテレビ・ネット文化と非常に似ているのだそうです。

すぐに文句を言う、皮肉を言う、有名人をけなす、スキャダルを好む…などなど。

人間がいる限り、悪口や陰口というものは未来永劫なくなることはないのです。

ならば、最初からそういうものだと諦めていた方が、余計なストレスを抱えずに済むのではないでしょうか?

ポイント
悪口を言う人はどこにでも必ずいると理解する

悪口の対処法6 自己暗示で受け流す

『悪口を言う人が減らないのはしょうがないけど、やっぱり傷つきたくない!』

というひとは、悪口を受け流す自己暗示を使うと良いでしょう。

たとえば、誰かに悪く言われたあと、トイレに行って鏡の自分を見つめ、

『大丈夫、傷つかない』

『私は間違ってない』

『あのひとは間違っている』

と、呟いてみてください。

これも、さきほど紹介したアファメーションと同じく有名な自己暗示法で、『鏡の暗示』と言います。

鏡に映る自分に向かって暗示をかけ、悪口によるダメージを打ち消すのです。

コツは、鏡のなかの自分の目をしっかり見つめることと、心の傷が癒えるまで一日に何度も繰り返すこと。

そのうちに、自分の心が強くなってきて、悪口を言われてもすぐに回復できるようになります。

関連記事『自己暗示で人見知りを治す!自分に自信をつける鏡の暗示の効果と方法

ポイント
鏡の暗示でダメージを消す!

悪口の対処法7 みんなに好かれる努力をやめる

悪口を言われても傷つかなくなるためには、コミュニケーションに対する意識も変えていかなければなりません。

それはズバリ、

『みんなに好かれる努力をやめる』

というものです。

悪口を言われてすぐに傷ついてしまうひとというのは、『みんなに好かれようとしてしまう』という特徴があります。

みんなに好かれよう、好かれなければいけないと思っているから、自分のことを嫌ってくる相手がいると戸惑い、傷つくのです。

でも、『嫌われてもいいや』と思っていれば、そんな悩みは消えてなくなります。

『みんな仲良く』

というのはとても美しいですが、実際にはとても難しいことです。

どれだけこちらが仲良くしようと思っても、敵意を向けてくる人というのはいます。

ならば、最初から『この人とは仲良くならなくていい』と割り切ってしまえば、余計なダメージを受けずに済みます。

ポイント
みんなに好かれようとするのをやめる!

悪口の対処法8 時間が解決してくれることを意識する

悪口を言われると、傷ついたり落ち込んだりしてしまうことは誰にでもあります。

しかし、多くのひとは、

『ずっとこんな苦しみが続くのなんて耐えられない…』

と思ってしまい、元気をなくしてしまいます。

でも、それは間違いです。

どんなに落ち込んでも、たいていの心の傷は時間が経てば直ってしまいます。

嫌なひとも、いつまでもそばにいるわけではありません。

進学や転職などで、いずれはいなくなってしまいます。

『この苦しみは永遠ではない。必ず時間が解決してくれる』

と理解するだけで、悶々と同じことを悩み続ける苦しみから脱出できます。

ポイント
時間が解決してくれることを理解する!

悪口の対処法9 自分の悪いところは改善する

最後は、そもそも悪口を言われないための方法です。

『自分の悪いところは改善する』

これです。

実は、悪口にも『根拠のない悪口』『根拠のある悪口』があります。

根拠がある悪口というのは、ようするにあなたに原因があるということです。

『わがまま・自分勝手・だらしない・協調性がない・やる気がない』

などなど。

自分ではちゃんとしているつもりでも、実は他人から見たら自分こそが一番の迷惑人間だった、ということもよくある話です。

ですので、明らかに自分に非がある場合は必ず直しましょう。

そうすれば、悪口を言われることもなくなります。

『私はちゃんとしているのに、周りが私を悪く言う!』

と、主張している人ほど、ちっともちゃんとしていないことが多いです。

客観的に自分を判断し、直すべきところは直すように努力しましょう。

ポイント
自分の悪いところはキチンと直そう!

まとめ

いかがでしたか?
『悪口を言われたときの対処法』
を、ご紹介しました。

今回の内容をまとめると、このようになります。

1、無視する
2、自分の価値を再確認する
3、相手の弱さを見抜く
4、言い返す
5、そういう人もいると納得する
6、自己暗示で受け流す
7、みんなに好かれる努力をやめる
8、時間が解決してくれることを意識する
9、自分の悪いところは改善する

誰だって悪口を言われれば良い気はしません。
しかし、だからといって必要以上に傷ついたり、落ち込んだりして人生を辛いものにしてしまうのはあまりにももったいないです。

『この人に嫌われたって構わない』

ぐらいに割り切ってしまった方がはるかに気楽に生きられます。

ぜひ参考にしてみてください!

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