ひとりがどうしても寂しくてたまらないときって、ありますよね?
私も、20代の前半ぐらいまではありました。
一人暮らしをしているアパートのなかで、ふとした瞬間に、
『寂しい…』
という感情に襲われるのです。
それはときには耐え難いほどの恐怖や不安となって、私の心を苛んできました。
寂しい、寂しい、寂しい、寂しい。
『このまま、誰にも知られず死んでいくのかな…?』
なんて、思ったこともありました。
そう、当時の私は寂しさのあまり、
『生きる意味』
さえ見失いかけていたのです。
今回は、そんな私の実体験も踏まえて、
『寂しい人間の特徴と、その原因』
を、考えてみたいと思います。
目次
コミュニケーション能力が低い
寂しい人間の多くは、コミュニケーション能力が低いです。
周囲の人間とうまく話せなかったり、表面的にはうまく話せても、心を開いて話をするのは苦手だったり…。
寂しい人間というのは、たとえ友達がいても寂しいです。
なぜなら、本音で付き合うのが苦手だから。
たとえ友達がいても、親がいても、それは結局、形だけの友達だったり、ただの血縁の繋がりがあるだけのような関係だったりして、『心の繋がり』は希薄だったりします。
すると、ふとした瞬間に寂しくなります。
最近の若い人たちに多いという、いわゆる、
『恋人も友達もいるけど、なんか寂しい。虚しい』
という感情は、まさにこういった表面的な繋がりのみの人間関係が増えているからだと思います。
コンプレックスが強い
かつての私はコンプレックスが強かったです。
そのせいで、人とうまく接することができませんでした。
結果、私は孤立していきました。
なぜなら、人と関わると傷ついてしまうからです。
自分の弱さや、劣っている部分を見られてしまうのが怖くて、私はどんどん一人になっていきました。
このように、孤独な人というのはコンプレックスが強いことが多いです。
むしろ、コンプレックスはそんなにないけど孤独なひと、というのはあまりいないのではないでしょうか?
孤独な人間というのは、コンプレックスが強い人間と言い換えても良いのかもしれません。
無駄にプライドが高い
孤独な人間というのは、プライドが高いことが多いです。
『私はあんな奴らとは違う』
『あんな無意味な遊びはしたくない』
『あいつらは馬鹿だ。付き合ってられない』
などなど。
とにかく、『自分は他の奴らとは違う』というような考えをどこかに持っていることが多いです。
しかし、孤独と劣等感を克服するために心の勉強をした今となっては、それらが結局、
『劣等感の裏返し』
でしかないことが分かります。
ようするに、
『強がり』
です。
本当は自分に自信がないから、バカにされるのが怖いから、『自分は特別』と思い込んで、自分を慰めているだけなのです。
自分は特別、というのは、裏を返せば『比べられるのが怖い』ということです。
成績も大したことない、友達も少いない、収入も多くない、など、他人と比べれば自分が劣っていることは一目瞭然です。
そんなとき、自分を慰めるために持ち出す理屈が、『自分は特別』という理論です。
特別だから、友達なんていなくてもいい。
特別だから、成績なんて関係ない。
特別だから、収入が低くても偉い。
このように遠まわしに自分に言い聞かせることで、不安や劣等感をごまかすのです。
ひとりぼっちの人のなかに無駄にプライドが高いひとが多いのは、本当は、それだけ劣等感を抱えているというだけのことなのです。
かつての私が、まさにそれでした。
自己否定のクセがある
無駄にプライドが高いくせに、本当は自分に自身がないのが『孤独人間』の特徴です。
ですので、気が付くとなんでも自己否定してしまっていたりします。
自分にはあれが足りない、これもできない…。
いつもいつも、気が付くと『自分の欠点』ばかり見てしまって、長所はまったく見ようとしません。
たまに何かがうまくいっても、
『たまたま運が良かっただけだろう』
と、すぐに否定してしまいます。
結果、やっぱり自分に自信がなくなり、他人を避けるようになってしまうのです。
夢中になれるものがない
夢中になれるものがない、というのも寂しい人間の特徴です。
友達もいる、結婚もしている、それなのに妙に寂しい、虚しい…というひとは、たいていの場合、夢中になれるものがありません。
そのため、自分が生きている意味を見失いがちです。
『仕事もしてる、結婚もしてる。お金の心配もない。…でも、なんか虚しい。寂しい』
このような感情がふいに湧き出てきます。
これは、人生に『主体性』がないことが原因です。
なんとなく就職し、なんとなく結婚し、なんとなく生きている。
それ自体は決して悪いことではありませんが、このような生き方を続けていると、しだいに何のために生きているのか分からなくなってきます。
反対に、夢中になれる趣味を持っているひとは、いくつになっても楽しそうです。
この間、テレビで昆虫採集が趣味のお年寄りが出てきましたが、目がキラキラしていて、本当に幸せそうでした。
夢中になれるものがあると、こんなにも幸せそうな顔になれるのか、と思いました。
『100歳までに〇〇をしたい、〇〇もしたい。何年あっても足りない』
と、おっしゃっていたのを覚えています。
反対に、夢中になれるものがないひとは、表情も冴えなくて、人生という名前の消化試合をなんとなく消化しているだけのような日々を送りがちです。
当然、虚しく、寂しくなっていきやすいです。
被害妄想が強い
孤独なひとは被害妄想が強い傾向にあります。
たとえば、
『私だけが孤独』
『私だけが世間に取り残されている』
『他のみんなは全員、幸せそうなのに、私だけこんなに孤独』
というように、自分ひとりが虚しい人生を生きているように錯覚していることが多いです。
でも、実際は孤独に苦しんでいるひとは山ほどいます。
虚しさを噛み締めながら生きているひとも数え切れないほどいます。
でも、孤独な人間にはそれが分からなかったりします。
親子関係が希薄
これは私の実体験から自信を持って言えることですが、
『孤独なひとの大半は、親子関係が希薄です』
たとえば、親とあまり連絡を取らない、悩み事があっても親に相談できるような関係じゃない、など。
孤独なひとの多くは親や家族との関係が薄いです。
なぜかというと、親や家族に対してあまり愛情を感じていないからです。
極端な言い方をすれば、親さえも他人だと思っているからです。
なぜ親子関係が希薄だと、孤独になってしまうかというと、
『親=最初に接する他人』
だからです。
最初に接する他人である親と、どのように関わってきたか。
信頼し、打ち解けていたか。
失望し、嫌悪感や恐れを抱きながら接していたか。
の違いで、『自分以外の人間全体』に対するイメージがなんとなく決まってしまうのです。
私はよく、孤独になりがちなひとに、
『自分の親に対する接し方が、大人になってからの他人への接し方だよ』
と教えてあげますが、かなり多くのひとが、
『本当だ!』
と、びっくりしながら納得してくれます。
孤独な男女は自分が嫌い?
一人で寂しい人生を送っているひとというのは、自分に自信がないひとが多いです。
それは言い換えると、
『自分が嫌い』
ということなのかもしれません。
自分が嫌いだから、何事も楽しめない。主体的になれない。
生きているのもなんだか虚しいし、他人と心から打ち解けることもいまいちできないのではないでしょうか?
私も20代の前半ぐらいまでは、自分が嫌いで嫌いでたまりませんでした。
しかし、その理由や解決策を自分なりに学び、実践していった結果、今ではすっかり寂しさも虚しさもなくなりました。
私が自己嫌悪や寂しさを克服した詳細についてはこちらをぜひご覧下さい。
まとめ
いかがでしたか?
『一人が寂しい!助けて欲しいと思うひとの特徴』
というお話をしてみました。
寂しい人というのは基本的に、
『自分がどうして寂しいのか?』
を、理解していないことが多いです。
コミュ力がないから寂しいのか?
熱中できるものがないから寂しいのか?
他人とうわべだけの付き合いをしているから寂しいのか?
自分の『寂しさ』の原因をしっかり突き止めれば、改善のために行動できるようになります。
まずは一歩立ち止まって、冷静に自分を見つめ直してみてはいかがでしょうか?
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