集中力を上げるには空腹が一番!やる気が続かない原因は満腹のせい?

 こんにちは、天田です。
 今日は、
『集中力を上げるには空腹が一番!』
 というお話をしようと思います。

 受験勉強や仕事などを、
『もっと効率よく終わらせたい!』
 と思っている方はぜひ読んでみてください!

空腹の方が集中力できる?

 突然ですが、あなたは空腹と満腹のどちらの方が集中できますか?

『どっちもあまり集中できない』
 と答えるひとが多いと思います(笑)

『満腹だとボーッとするし、空腹だとイライラするし……結局、普通が一番』

 こういう意見が多数だと思います。

 しかし、実はこの考えは大間違いかもしれないのです。

 最近、様々な勉強本やネットの体験談では、
『空腹の方が集中できる!』
 という意見が急激に増えてきているのです。

 実際、私自身も空腹の方が作業がはかどると確信している一人です。

『でも、お腹がすいてイライラするし、脳に糖分が回らないから集中なんか出来るわけない』

 と反論したくなるひともいるかもしれませんが、
 前半はともかく後半は間違いです。

 確かに空腹状態だと人間はイライラしますし、
 それによって集中力が下がるように感じることもあります。

 しかし、実際は糖分が足りなくなるということはまずありません。
 なぜなら人間には
『脂肪』
 があるからです。

 よほどガリガリなひとでない限り、
 現代人の体には脂肪がついています。

 人間には血液中の糖が不足すると、脂肪を分解してブドウ糖を作るという機能があるのです。
 
 なので、よほどの絶食状態が続かない限り、
『空腹が糖分が足りなくなる』
 などということは起こらないのです。

空腹=狩りの状態=集中力が爆発

 空腹時にイライラする。
 これは確かに本当です。
 
 しかし、このイライラは実を言うと
『集中力を増すためのイライラ』
 なのです。

 なぜなら、空腹時のイライラというのは
『血糖値が減ってきたぞ! 狩りをしろ! 獲物を探せ!』
 と脳が命令している状態だからです。

 つまりイライラして気が散るのではなく、
 イライラしているからこそ、
『ひとつのこと=獲物を捕まえること』
にしか集中出来なくなっている状態なのです。

 その証拠に、空腹時にダラダラマンガを読んだりは出来ませんよね?
 どんなに面白いテレビを見ていても、空腹になれば
『食べる』
 ことを優先して行動します。
 
 それこそ、強い空腹になればテレビを消してコンビニに買い物に出てしまうほどの
 行動力を生み出します。

 つまり空腹時のイライラは集中できなくなるのではなく、
『獲物を捕まえることに全力で集中している』
 状態なのです。

満腹はやる気を奪う

 反対に、満腹は最悪なほど集中力を下げます。
 なぜなら、獲物を捕まえて食べてしまった状態だからです。

 動物を見れば分かりますが、
『すべての動物は食べたあとに寝ます』
 
 つまり、
『もうこれ以上、活動する必要はない。寝ろ寝ろ』
 と脳が命令を出しているのです。

『動物にとって、食後は寝ること(休むこと)が正しいあり方なのです)』

 つまり、食後はやる気も集中力も、行動力も下がるのが当然だということです。

 
 仮に無理して勉強や仕事をしようとしても、
 胃に入ってきた食べ物を消化するために血液が胃の方に集中しているため、
 脳へ回される血液が減ってしまい、集中力は下がってしまいます。

 満腹まで食べたあとはなおさら脳の機能は低下しています。

 おなかいっぱい食べたあとにぼーっとするのはそういった理由からです。

 満腹でなくても、
 食後は少なからず胃に血液が取られているので、脳の昨日は低下します。

『空腹時に勉強したら難しい数学の問題がスラスラ解けた!』
 という体験談があちこちで聞かれるのは、そういう理由からです。

上手な空腹の使い方

 空腹時の爆発的な集中力を利用する方法は極めてシンプルです。
『この作業が終わるまで食べない』
 と思いながら作業をすれば良いのです。

 さきほども書いたように、
『空腹というのは獲物を捕まえようとしている状態』
 なのです。

 つまり、体全体が
『食べ物』
 を手に入れるためにフル稼働している状態なのです。

 この状態で、たとえば勉強しながら、
『この問題集を10P終わらせたら、食事にする!』
 と決めたら、どうなると思いますか?

 答えはもちろん、
『すぐに終わらせてごはんを食べる!』
 と、なります(笑)

 これが、
『空腹時に集中力が増す理由』です。

 ある調査によると、
 年収が高い人のほうが
『空腹の方が仕事がはかどると思う』
 と答え、

 年収が低いひとの方が、
『空腹だと集中できない』
 と答えたそうです。

 これは年収の高いひと(仕事のできるひと)のほうが、
『ここまで仕事を終わらせたら食事にしよう』
 と決めながら仕事をしているということだと思われます。

 反対に年収の低いひとたちは、
 お腹が減ったらすぐに食べ物を食べてしまうから、
 仕事の能率が悪くて収入が減ってしまうのです。

 つまり、
『空腹をうまく利用しているか、否か』
 が年収の差をなって現れているのです。

 さきほども書いたように、空腹によって集中力を爆発させるコツは、
『この作業を終えるまでは食事はしない。作業を終わらせれば、食べられる』
 と、固く自分に言い聞かせることです。

 つまり、作業(勉強・仕事)が狩りのようなものなのです。
 空腹時は狩りをすることしか考えられないので、
 その集中力は凄まじいものになるのです。

私の体験談

 最初に書いたように、
 空腹時の集中力UP効果は私も体験済みです。
 
 というよりも、今現在もこの効果を利用して仕事の生産性を上げています。
 
 私は三十歳を超えるころまでは
『お腹が減ったらすぐに食べる』
 というごく普通に生活を送っていたのですが、

『どうも食後は集中力が下がるなあ……』
 と思い、
 試しに朝ごはんを抜いて作業してみたところ、
『それまでの倍』
 の仕事量をこなすことが出来ました!

『おかしいな。空腹だと糖分が足りなくて集中できないんじゃなかったのか?』
 と思ったものの、
 また翌日も試したみたら仕事がスイスイはかどる。

 さらにネットで調べてみると私と同じように
『朝食を抜いた方が頭が冴える』
 という意見が山のようにあることに気づき、

『おいおい、仕事をするためには朝飯をしっかり食べようって話はなんだったんだよ』

 とちょっと現代栄養学に腹が立ったりもしました(笑)
 
 しかし、医者がなんといおうと世の中は論より証拠、やったもん勝ちですので、
 私はそれ以来、毎日朝食抜きの二食生活にすることにしました。

 その結果、三食食べていたころとは比べ物にならないほど仕事が出来るようになり、
 ストレスの少ない毎日を送っています。

『この方法を学生時代に知っていればなあ……』
 と後悔することもありますが(笑)


 

早朝効果と組み合わせれば効果は倍増

 最後に、この空腹効果をさらに高める方法をご紹介します。
 それは
『早朝効果と組み合わせること』
 です。

 勉強は早朝にするのが一番効率が良い、
 という話は聞いたことがありますか?

 これまた勉強本には必ずと言って良いほど書いてあることです。

『早朝の一時間は、昼間の三時間に匹敵する』
 とまで断言する科学者や塾講師までいるくらいです。

 科学的にはまだまだ未解明ですが、
 早朝に頭が冴える、集中力や記憶力が増すのは私も経験上、断言できます。
 勉強だけでなく、ひとと会話していても妙にハイテンションになったりします。

 早朝の時間帯が、脳になにかしらの影響を与えていることは間違いありません。

 そして、この早朝効果と空腹効果の組み合わせは最強の集中効果を生み出します。
 どうするかというと、答えは簡単です。

『早起きして、ごはんを食べずに作業する』
 ただこれだけです。
 さきほどの空腹効果に早朝効果まで加わるので、
 勉強や仕事の効率は跳ね上がります。

 それこそ、満腹まで食べて、昼間や夕方以降に作業していたころとは雲泥の差です。

 世の中の多くの成功者が朝に仕事をすること、いわゆる
『朝活』
 を勧めているのも、
 これらの効果を経験で知っているからではないかと私は思っています。

まとめ

 いかがでしたか?
『集中力を上げるには空腹が一番!』
 という話をしてみました。

 食後に勉強や仕事をするとどれだけ効率が下がるのか、
 または、早朝に作業をするとどれだけメリットがあるのか
 お分かりいただけたと思います。

 受験勉強や仕事の能率を上げたいと思っているひとは、
 ぜひ試してみたください。

 それでは、また。

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