人見知りを克服する方法!コミュ障の心理と原因を知れば改善できる!

突然ですが、人見知りで悩んでいませんか?

クラスのみんなに馴染めない、
会社の仲間たちの輪に入れない、
初対面の人とどう話せばいいか分からない…
など。

重度の人見知りになると、いつまでたっても周囲になじめず、気が付けば孤立してしまったりしますよね?

かくいう私もかつて人見知りだったので、その辛さはとてもよく分かります。
そこで今回は、

『人見知りを克服する方法!』

として、人見知りの克服方法や、人見知りの原因などをご紹介してみたいと思います!

人見知りってそもそもどういうこと?

人見知りの克服方法をご紹介する前に、そもそも人見知りというのはどういう意味なのかをハッキリと理解しておきましょう。

『人見知りの意味』

〇赤ちゃんが知らない人を怖がること。

〇初対面の人間に対して緊張してしまい、うまく打ち解けない気質。

元々、人見知りというのは赤ちゃんが母親以外の人間に怯えることを指していたようですが、今では『初対面の人間に打ち解けられない人』のことも指すようになりました。

しかし最近では、初対面でなくても緊張してしまい、いつまで経っても周囲の人間と打ち解けられないことも『人見知り』と言われるようになってきたようです。

つまり、

『人見知り=緊張して他人とうまく打ち解けられない人(特に初対面)』

ということになりますね。

最近では人見知りなどのコミュニケーションが苦手な人のことを『コミュ障』などと読んだりしますが、同じようなものだと考えて良いでしょう。
(厳密には違うのでしょうが、細かいことは気にしなくて良いです)

ちなみに、日本で『自分は人見知りだと思う』というひとは、男女ともに約70パーセントもいるというデータもあります。程度の差はあるにせよ、日本人の大多数が人見知りだということになりますね。

どうして人見知りになるの?

人見知りになる原因は主に3つあります。

『人見知りになる主な原因』

1、子供のころの愛情不足

2、容姿や能力のコンプレックス。

3、コミュニケーションの経験値不足。

ひとつずつ説明していきます。

『子供のころの愛情不足』というのは、子供のころ、両親から十分に愛情を注いでもらえなかったために、不安の強い人間になってしまったことが原因です。

子供は、親に守られてはじめて安心感を得ます。しかし、親が十分に自分に愛情を注いでくれなかったり、忙しくてちっとも一緒にいられなかったりすると、その子供は不安が強くなり、自分に自信がなくなっていきます。

自信がない人間は当然、他人を恐れるので、人見知りになるのです。

『容姿や能力のコンプレックス』
人間は、自分に自信があると性格が明るくなり、他人を恐れなくなります。
しかし、自分の見た目にコンプレックスを感じていたり、能力が劣っていると感じているひとは、どんどん自信をなくしてしまいます。

特に思春期のころは『顔がかっこよくない』『かわいくない』『太っている』『足が短い』など、容姿のことで自信をなくすことが多く、『自分の劣っている部分を見られたくない』という思いから、他人を恐れるようになります。

『コミュニケーションの経験値不足』
子供のころからひとりで遊んでばかり、または、親や兄弟としか遊んでこなかった…という子供は、家族以外の他人とどう接してよいか分からず、人見知りになったりします。
何事も経験の少ないことは緊張するのが当然だからです。

とくに、親から過保護に育てられた子供は心が自立していないことが多く、親のいない場所ではどう振舞ってよいか分からず、周囲とコミュニケーションがうまく取れないということがよくあります。

ゲームやマンガ、アニメなど、ひとりで遊んでばかりいる子と、勉強ばかりしているいわゆる『ガリ勉』の子供の雰囲気がとてもよく似ているのはこのためです。
この手の子は他人とコミュニケーションを取ることに慣れていないため、会話の間が取れなかったり、変に早口だったり、目が泳いでいたり、すぐに顔が赤くなったりします。
『何を話せばいいか分からない』
というタイプです。

人見知りのタイプって?

人見知りにはいくつかのタイプがあります。

いくつか紹介しますので、

『自分がどれに当てはまっているか』

を、チェックしてみてください。

人見知りのタイプ1 完璧主義者型

まず一つ目は、完璧主義者タイプです。

これは、『失敗するのは恥ずかしい』『なんでも完璧にこなさなければいけない』という意識が強すぎるタイプです。

このタイプは、とにかく『完璧でありたい』と思う欲求が強く、他人とのささいな会話ですら、

『ちゃんと話さなきゃ』
『盛り上げなきゃ』
『変に思われないようにしなきゃ』

と、『〇〇しなきゃいけない』と、義務感のようなものをもってしまい、それがプレッシャーになってしまって、逆に緊張してしまいます。

『自分のダメなところを見せたくない』

という、気持ちの表れです。

人見知りのタイプ2 自意識過剰型

こちらは、完璧主義とは違い、会話を完璧にしようとしているわけではありません。

ただ、

『自意識過剰』

なので『みんなが自分のことをどう見ているか』ということばかり気にしてしまい、緊張してしまうのです。

まるで自分が芸能人のようにみんなに注目されているかのように感じてしまっているため、
『変なことを言わないようにしよう』『相手に喜ばれることを言わなきゃ』と思ってしまい、逆に話しかけられなくなってしまいます。

本当は周りのひとも、それほどその人に注目なんてしていないのに、ついつい自意識過剰に物事を考えてしまい、失敗してしまのです。

人見知りのタイプ3 上から目線型

人見知りのなかの一部、とくに男性に多いタイプです。

このタイプは、とにかくプライドが高く、他人にバカにされるのが嫌いです。

ですので、スキあらば『相手より優位に立とう』とします。

具体的には、相手が何かいうとすぐに、

『でも…』

とか、

『いや…それは』

などと、相手の言葉を否定することから始めます。

これは、

『相手より優位に立ちたい』

という気持ちの現れであり、『劣っていると思われたくない』という本音の裏返しでもあります。

ですので、当然のごとく、相手から良い印象を持たれません。

この手のタイプがもっとも勘違いしていることは、

『相手の間違いを指摘すれば賢いと思われる』

『他人を論破すればかっこいいと思ってもらえる』

『他人の意見を否定すれば自分の方が優れていると証明できる』

というように、『否定=かっこいいこと』と思っていることです。

しかしこれは大間違いで、他人の意見を否定すればするほど、面倒くさいやつと思われ、嫌われていきます。

なにより、

『他人よりも優れていれば、他人から好かれる』

と思い込んでしまっているのが、そもそもの大間違いです。

『上から目線タイプ』

は、このように、基本的なコミュニケーションの方法を間違えているので、『自分を大きく見せたい、賢く見せて好かれたい』と思ってしまい、それがプレッシャーになってしまい、緊張してしまうのです。

もちろん、自分の弱さや間違った考えを見抜かれるのが怖いので、話かけることも怖くなります。

人見知りの心理

以上、代表的な人見知りのタイプを3つほど紹介してきました。

これらを見て、あることに気づいたひともいるかもしれません。

そうです。

『どれもこれも結局同じ』

ということです。

完璧主義も、自意識過剰も、上から目線タイプも、突き詰めればどれもこれも似たようなものでしかありません。

つまり、

『自分に自信がなく、他人を恐れている』

『それでいて他人からよく思われたい、評価されたいという欲求を持っている』

ということです。

人見知りというのはこのように、

『自分を評価してもらいたいけど、本当は自分に自信がない』

という状態になっているからこそ、人見知りになるのです。

特に初対面の相手に対しては、『自分を良く見せたい』という欲求と、『変に思われたらどうしよう』『バカにされたらどうしよう』という恐怖が強く働くので、緊張するのです。

歌手として有名になりたいけど、ひどい音痴のひとが、ステージに上がって歌を歌おうとしたら、緊張するのは当然ですよね?

ときには怖くなって、逃げ出したくなるかもしれません。

人見知りの人の心理は、これと同じなのです。

人見知りの克服方法

では、どうすれば人見知りを克服できるのでしょうか?

これにはたくさんの方法があるのですが、そのなかでも特に効果の高い方法を順番に紹介していきます。

次から紹介する方法を、できれば1~3の順番通りに実践してみてください。
早い人ならば半年ほどで人見知りが治ります。

克服方法1 運動する

人見知りの克服方法の一つ目は、

『運動すること』

です。

『人見知りと運動になんの関係があるの?』

と、思われるかもしれませんが、大アリです。

なぜなら、心というものは体の状態に強く影響を受けるからです。

みなさんも、お腹がすけばイライラしたり、風邪を引けば気持ちが弱ってしまうのを経験したことがあると思います。

反対に、体が快適だと心も爽快になり、別に楽しいことがあったわけでもないのに気分よく1日を過ごせた…なんて経験もあると思います。

このように、心というのは体の状態に強く影響を受けるのです。

ではどうすれば体を快適な状態にできるのかというと、運動がもっとも効果的な方法です。

特に、『朝日を浴びて有酸素運動』をすると、頭のなかにセロトニンという『幸せホルモン』が分泌されるので、どんどん性格が明るくなっていきます。

セロトニンは不安を沈め、心を明るくする効果があるので、人と話すときの緊張や不安も一気に和らぎます。

スポーツマンがいつもニコニコしていて、朗らかな性格のひとが多いのは、このためです。

反対に、引きこもりやうつ病のひとは、セロトニンが非常に少なくなっていることが分かっています。

ようするに、セロトニンを増やせば性格が明るくなりやすくなるということです。

私も人見知り時代、『ジョギングをした日はいつもよりも周りと話が弾む』ということに気がつき、どんどん性格が明るくなっていきました。

特に、土手や自然公園など、緑の多い場所を走るとリラックス効果もあるのでオススメです。

正直、軽度の人見知りならばこれだけで回復してしまいますので、ぜひ試してみてください。

克服方法2 日記を書く

日記を書くことは、不安を取り除き精神を安定させるのにとても効果的です。

一流会社の社長やオリンピックの金メダリスト、イチローやサッカーの本田圭佑選手など、日記によって心をコントロールしているひとは数多くいます。

それぐらい、日記というのは精神を安定させるのに効果があるのです。

なぜなら、文字を書き、自分を客観的に見つめられるようになると、自分の欠点を重く受け止めなくなるからです。

『私は人見知りだ。ダメな人間だ。どうせ治らないんだ…』

と、思って絶望している人間と、

『なるほど、私は人見知りなんだな。原因はこれとこれか。てことはこうすれば治るのかな?それともこうしてみようかな?試しにひとつずつ試してみよう』

と、軽く捉えて前向きに向き合っている人間、果たしてどちらが人見知りを克服できると思いますか?

言うまでもなく、後者ですよね?

悩みというのは、どれだけ深刻に受け止めてもまったく意味がないどころか、むしろ解決できにくくなるばかりなのです。

よく、有名な社長などが、

『悩んでいる時間はムダ。十年、深刻に悩み続けたって、悩んだだけじゃ悩みが解決することなんてない。むしろ自信がなくなってさらに悪くなるだけ』

というようなことを言うのは、『悩んだところでなにも変わらない』といことを経験で知っているからです。

ではどうすれば良いのかというと、冷静に分析するのです。

そしてそのために効果的なのが、日記なのです。

日記に自分の気持ちや悩みを書くと、人間は冷静になります。

『あれ? こんなことで悩んでたのか?』

なんて、人ごとのように思えてくることもあります。

『日記に悩み事を書くと、ネガティブな感情を吐き出すことができる』

と言われているように、頭のなかでウジウジ悩んでいることを外に出して、スッキリすることができるのです。

すると、しだいに『人見知りであること』がどうでもよくなってきて、気が付けば治っていた…なんてこともあります。

『自分の弱点を客観的に見つめて、受け入れる。
そのうえで長所を発見していく』

日記にはこのような効果があります。
ぜひ、寝る前に日記をつける習慣をつけてみてください。

克服方法3 表面的な会話の経験値を積む

最後は、会話の経験値を積みましょう。

といっても、今までのように、『好かれよう』と思う必要はまったくありません。

ただ単に、表面的な会話をすれば良いだけです。

表面的というのは、どうでもよい話ということです。

『それができないから苦労してるんだよ!』

と、思うかもしれませんが、日光を浴びながら運動をして、毎日日記をつけて寝るようにすれば、意外と簡単にできるようになります。

なぜなら、他人が怖くなくなるからです。

もちろん、緊張もあまりしなくなります。

特に、早朝にジョギングをすると、体がリラックス状態になるので、あがったりしにくくなります。

すると、今まであんなに緊張していた『他人とのコミュニケーション』があっさりできるようになったりします。

それでもまだ会話に自信がないひとは、コンビニなどでレジ打ちのアルバイトをするのも良いでしょう。

コンビニのレジでは、一日に何百人と会話をしますが、その内容はというと、

『いらっしゃいませ』

『〇〇円になります』

『ありがとうございました』

ぐらいなので、まったく頭を使うことはありません。
会話のセンスがゼロでも、『人と話をすること』の練習になりますので、検討してみてください。

ちなみに、私もコンビニのレジは長年、やってました(笑)

1年もやれば、お客さんに話しかけられても笑顔で答えられるようになります。
商品の場所を教えてあげるだけなので、当たり前ですよね(笑)

でも、こういう経験の積み重ねが、人見知りを改善するには効果的なのです。

まとめ

いかがでしたか?

『人見知りの克服方法』

というお話をしてみました。

人見知りというのは、当人にしてみればなかなか辛いものだったりしますが、治ってしまえば『大したことじゃなかったな』と思えるぐらいに、ささいな問題です。

私も心の勉強をするまでは、まさかジョギングで性格が明るくなるなんて夢にも思いませんでした。

でも、実際、ものすごく効果がありますので、ぜひ試してみてください。
日光を浴びながらジョギングするのがポイントです。

何度も繰り返しますが、悩んでいても何も変わらないのです。
人見知りを本気で克服したのならば、さっさと行動して、さっさと治してしまいましょう。

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